2021年5月24日更新

映画「トランスフォーマー」シリーズを時系列・観るべき順番と共に解説!撮影裏話などトリビアも

トランスフォーマーリベンジ
© Paramount Pictures

日本で生まれ、アメリカで爆発的なヒットとなり人気シリーズとして愛されている映画「トランスフォーマー」シリーズ。今回はこの大人気シリーズのあらすじと見どころを時系列、観るべき順番を追って紹介します。最後には監督の紹介やトリビアも紹介!

映画「トランスフォーマー」シリーズを観るべき順番と時系列とは?

日本生まれの変形ロボット玩具がアメリカで実写化された映画「トランスフォーマー」シリーズは大ヒットを記録。その後公開された続編も大成功を収め、世界中に熱狂的なファンを生み出しました。 この記事ではそんな人気シリーズ全作品の見どころ・あらすじを解説!どの順番に見たら良いのか、そしてマイケル・ベイ監督や撮影裏話も紹介していきます。

公開日順がオススメ!

タイトルに明確な数字が入っていない「トランスフォーマー」シリーズは、どれから見ればいいのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか?そんなあなたの為に、まずはシリーズを公開順に並べて紹介します。 ①『トランスフォーマー』(2007年) ②『トランスフォーマー/リベンジ』(2009年) ③『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011年) ④『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014年) ⑤『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017年) 基本的にはこの順番で見れば間違いありません。しかし2019年3月に公開されたシリーズのスピンオフ『バンブルビー』は、時系列的には2007年の『トランスフォーマー』より前になるので注意してください。 ①~③までは、主人公がサム・ウィットキー少年の物語で正義のトランスフォーマー集団「オートボット」と悪の「ディセプティコン」の戦いが描かれます。④~⑤からは、主人公が発明家のケイド・イェーガーに変わり、トランスフォーマー登場の謎が暴かれる新シリーズです。

カタカナ用語が多くてややこしい?トランスフォーマーの基礎知識を解説!

トランスフォーマー
©DREAMWORKS/PARAMOUNT

変身シーンや迫力のアクションがワクワクさせてくれる「トランスフォーマー」シリーズ。しかし初心者にとっては、カタカナ用語ばかりで設定もややこしく、少し難しいかもしれません。 そんな人のために、あらすじ紹介を理解する上で知っておくべき基本情報を説明します。

舞台設定、そもそもトランスフォーマーって?

トランスフォーマーとは、タカラトミーとハズブロによって展開されている、変形ロボットの玩具・アニメーション・コミックシリーズです。 元々タカラトミー(当時の株式会社タカラ)が販売していた変形合体ロボット玩具を、業務提携したアメリカのハズブロ社が新たな設定を加えて「TRANSFORMERS」として販売。それが大ヒットし、その後日本に「トランスフォーマー」として逆輸入されてきました。 初期は主にマーベル・コミックの編集者兼ライターだった、ボブ・バディアンスキーが世界観やキャラクターの設定を作成。アニメや漫画として展開されてきました。 彼らは宇宙からやってきたロボット生命体で、地球に溶け込むためにロボットの姿から乗り物や動物の姿に変形(トランスフォーム)することができます。

オートボットとディセプティコン

「トランスフォーマー」には、正義の軍団「オートボット」と悪の軍団「ディセプティコン」に分かれ抗争を繰り広げるという基本設定があります。 日本では元々、オートボットは「サイバトロン」、ディセプティコンは「デストロン」と呼ばれていました。しかし2007年の映画からは、英語版の呼称「オートボット」がそのまま日本語としても使われるようになっているので注意が必要です。 ややこしいことに玩具の段階では、「オートボット」と「ディセプティコン」という呼称を使っています。オートボットは民間用ロボットを祖先とする種族、ディセプティコンは軍事用ロボット群「ミリタリー・ハードウェア」を祖先とする種族で、約1000万年前から対立しているという設定でした。

主人公は新旧シリーズでそれぞれ違う!

『トランスフォーマー/最後の騎士王』 マーク・ウォールバーグ
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本シリーズは、『トランスフォーマー』(2007年)から『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011年)までの初期3部作を旧シリーズ、4作目の『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014年)と5作目の『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017年)を新シリーズに別れています。 そして新旧シリーズでそれぞれ異なる人物が主人公です。旧シリーズの主人公は、シャイア・ラブーフ演じる高校生のサム・ウィットキー。そそっかしい少年ですが、図らずも巻き込まれたトランスフォーマーの抗争の中で成長を見せていきます。 新シリーズからは、マーク・ウォールバーグ演じるケイド・イェーガーが新たな主人公になりました。修理解体工を営み、ロボット工学を専門分野とする発明家です。

トランスフォーマー全作品のあらすじ&見どころを時系列順に紹介!

実写版トランスフォーマーは、新旧2つのシリーズに分かれています。時間がある人は旧シリーズの1作目から順番に、サクッと最新版に追いつきたい人は新シリーズの1作目である4作目から鑑賞してみてください。 それでは以下で、旧シリーズから順に作品のあらすじと魅力を紹介していきます!

旧1『トランスフォーマー』(2007年)

すべては1897年から始まる

主人公は探検家の先祖をもつアメリカの少年サムという人間です。ある日念願叶って手に入れた中古車が、真夜中に変形するところを目撃します。 彼らは「トランスフォーマー」と呼ばれ、金属体に命が宿り生まれた戦士でした。彼らを生み出した「オールスパーク」という生命体を生み出すことができる物質を奪い合い、正義の戦士「オートボット」と悪の軍団「ディセプティコン」に分かれて戦争が勃発します。 サムは先祖の探検家がかつて発見していたオールスパークを、ディセプティコンから守り切ることができるのでしょうか。

見どころ

日本の玩具が元となり製作された本映画。同作をきっかけに、特撮映画というジャンルに注目が集まるようになります。全編CGではなく実写での撮影もあるため、臨場感溢れる映像となっており、一躍人気作品となりました。

旧2『トランスフォーマー/リベンジ』(2009年)

リベンジ戦はさらに白熱した戦いへ

ミッション・シティでの戦いから2年後の物語。正義の戦士「オートボット」は、アメリカ軍と協力し、未だ残っている悪の軍団「ディセプティコン」を倒し続けています。 大学に進学したサムは寮生活を送っており地元を離れていましたが、あるとき手にしたオールスパークの欠片の力によって「古代サイバトロン語」が頭の中に浮かぶようになりました。 注意すべきなのは、同じトランスフォーマーでも名前が変わっていたり、もしくは同じ名前なのに見た目が変わっていたりする点です。キャラクターをよく確認しながら鑑賞してください。

見どころ

前作から2年を経て待望の続編公開となりました。一部では制作費が3億ドルとも言われていましたが、実際は2億ドルと言われています。 前作を上回る大ヒットを記録し一般はウケは良かったものの、なぜか評論家などの評価は低いものとなっています。前作では13体からだったトランスフォーマーが同作では約60体の登場となり注目されました。

旧3『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011年)

月に隠されたトランスフォーマーの存在が明らかに

アポロ計画以前に月に降り立ったものがいるという情報があり、その真相を突き止めるべく行われていた調査が、突如打ち切りになりました。 サムは新しいガールフレンド、カーリーと同棲生活を送っていましたが、宇宙開発計画中止の資料を手にしたことで「ディセプティコン」に命を狙われることに。実は月の裏側には、命を落としかけていた「オートボット」のセンチネル・プライムがいて、それをアメリカ政府の一部の人間が隠していたのです。 センチネル・プライムはオプティマスによって救われますが、実は裏ではメガトロンと取引しており、悪に寝返っていました。 センチネルの企てによって月から「ディセプティコン」軍団は地球へ。サムは人質となり、「オートボット」へスパイとして派遣されました。

見どころ

3作目にして初めて、全世界興行収入10億ドルを突破する快挙を達成しています。本作から全てCG映像になりましたが、都会の街の景色がどんどん破壊されていく様子は、リアルすぎて迫力満点です。 ヒロイン役のミカエラを演じたミーガン・フォックスは、監督のマイケル・ベイとのトラブルが原因で出演しなかったのだとか。そのためヒロインがカーリーに代わり、劇中でサムはミカエラに振られたという設定になりました。

新1『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014年)

前作『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の戦争から5年後の物語

シカゴの惨劇から5年後の世界、人類は「ディセプティコン」が全滅した今、「オートボット」も不要となったため「オートボット」狩を行っていました。 ある日発明家のケイドはトレーラートラックを見つけ自宅に持ち帰り、解体しようとしたときそれは「オートボット」のオプティマスだと気がつきます。 一命を取り留めたオプティマスは他の「オートボット」たちと合流し、「オートボット」狩りをしているテクノロジー企業に乗り込みましたが、しかしそこで人造トランスフォーマーから襲撃を受けるのでした。 賞金稼ぎトランスフォーマーのロックダウンが登場し、彼の宇宙船に乗せられたオプティマスたちはそこで捕われたほかのトランスフォーマーを発見します。 狩りをしていたテクノロジー企業は、周辺を金属に変えてしまう爆弾「シード」でトランフォーマーを量産しようとしていました。しかしメガトロンの頭部から採取したDNAから作られた、ガルヴァトロンが暴走し、シードを狙いはじめたことで、計画は失敗に終わるのでした。

見どころ

スピルバーグからの強い希望により、同作もまたマイケル・ベイがメガホンを取っています。また登場するトランスフォーマーの多くは一新され新しいキャラクターが多数登場。主演もマーク・ウォールバーグに代わり、新たなストーリーが展開されていきました。

新2『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017年)

トランスフォーマー地球来訪の謎が明らかに

オプティマスが宇宙へ旅立ってから数年後、人類VSトランスフォーマーの戦いは激化していました。新たに「オートボット」のリーダーになったバンブルビーで、「オートボット」はメガトロン率いる「ディセプティコン」と戦いを続けています。 ディセプティコンには人類が作った対トランスフォーマー部隊“TRF”も加わっていました。 苦戦を強いられる「オートボット」の元に、破壊者ネメシスプライムとなったオプティマスが帰還します。 「オートボット」と共に戦うケイドは、オックスフォード大学の教授ヴィヴィアンとイギリス貴族のエドモンドと出会い、共にトランスフォーマーが地球にやってきた理由を探ることにあるのでした。

見どころ

幾度か降板の噂が囁かれつつも、本作でもマイケル・ベイが監督を続投しています。主演は前作から変わらず、マイケル・ウォールバーグ。これまでのシリーズで明かされなかったトランスフォーマー誕生の謎が明かされていきます。

スピンオフ『バンブルビー』(2018年)

新作スピンオフはバンブルビーが主役!

「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ映画『バンブルビー(原題)』は2018年12月に全米で、2019年3月に日本で公開されました。 本作の主人公は、タイトルのとおりシリーズ通しての人気キャラクター、バンブルビー。実写版では黄色いビートルに変形するオートボットの斥候として知られています。地球に来る前に音声機能を破損しており、ラジオやSiriを介してコミュニケーションを取るのが特徴です。 本作の舞台は1987年のカリフォルニアに遡り、バンブルビーと10代の少女チャーリーの出会いを描きます。

映画「トランスフォーマー」シリーズを支えた名監督マイケル・ベイ

マイケル・ベイ
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映画「トランスフォーマー」シリーズを5作目まで全て監督しているのは、名監督マイケル・ベイ。1995年にウィル・スミスとマーティン・ローレンス主演の映画『バッドボーイズ』(1995年)で監督デビューしました。 映画『アルマゲドン』(1998年)、『ザ・ロック』(1996年)で見られるようにド派手な演出のアクションシーンが特徴的です。 その結果アメリカでは、非現実的なほどのド派手な演出のことを「マイケル・ベイ」と「Mayhem(破壊)」から生まれた造語の「ベイ・ヘム(Bay-hem)」と言うようになったそう。 プロデュース業にも力をいれており、大ヒットしたホラー映画『クワイエット・プレイス』(2018年)や「パージ」シリーズ、「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ映画『バンブルビー』(2019年)などの製作も務めています。

トランスフォーマー」シリーズのトリビア5選!最低評価ゴールデンラズベリー賞を受賞した作品も!?

VFXチームは『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を蹴っていた

シリーズ第1作目の映画『トランスフォーマー』(2007年)は、アカデミー視覚効果賞ノミネートされています。流れるようなロボットの動きや、細部まで作り込まれた変形シーンは見事。 実はCGを担当したILMのVFXチームのメンバーのほとんどがトランスフォーマーのファンだったそうで、同時期に依頼されたCG予算が倍以上の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007年)を蹴って製作に当たってくれたのだと、監督がインタビューで明かしています。 しかし『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』も、ILMの、恐らく別のチームが担当し、アカデミー視覚効果賞ノミネートされています。

制作中にはファンから脅迫も……

『トランスフォーマー』(2007年)製作中にオプティマス・プライムの実写用のコンセプトデザインがネットに流出してしまい、そのデザインに不満を抱いたファンがマイケル・ベイを脅迫するという出来事がありました。 また2作目の『トランスフォーマー/ロストエイジ』を香港で撮影している際には、撮影現場で襲撃されマイケル・ベイ監督は顔を負傷しています。

複雑な変形シーンのアニメーション担当は日本人

『トランスフォーマー』(2007年)で、最大2万個以上の部品が動くという複雑な変形シーンを担当したのは、ILMに所属する日本人の3DCGクリエイター・山口圭二です。 このシーンに関してマイケル・ベイ監督はインタビューで「(変身の)ワンカットは意識してやった。観客にはごまかしナシで変身のすべてを見せたかったからだ。それを可能にした影の功労者はILMの日本人スタッフ、ケイジ・ヤマグチ(山口圭二)だよ。彼はオプティマス・プライムのデザインで行き詰っていた僕たちに“こんなの日本人に対する侮辱だ!オレが全部やり直す!”と叫んで、実際やり遂げたんだ。あのルービックキューブのようなトランスフォーム・シーンは全部ケイジの功績、彼は天才だよ。」と語っています。 監督も認める天才・山口圭二は、映画『タイタニック』(1997年)や『アイアンマン』(2008年)、『アベンジャーズ』(2012年)、『パシフィック・リム』(2013年)などの作品のCG製作にも参加しています。

『トランスフォーマー/リベンジ』は最低評価ゴールデンラズベリー賞

『トランスフォーマー リベンジ』
© Paramount Pictures/zetaimage

毎年アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰される、不名誉なゴールデンラズベリー賞。 シリーズ2作目の『トランスフォーマー/リベンジ』は、興行収入では成功した一方で、第30回ゴールデンラズベリー賞で最低スクリーンカップル賞、最低主演女優賞など7部門にノミネートされました。そのうち最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞を受賞。 マイケル・ベイ監督や主演を務めたシャイア・ラブーフも今作を失敗作であると認めています。

よく見るとオマージュやパロディが?

「トランスフォーマー」シリーズは、よく見ると映画のオマージュやパロディがたくさんあります。 シリーズ1作目の『トランスフォーマー』だけでも、バンブルビーが新型カマロをスキャンした場面は『キルビル』(2003年)のオマージュであったり、たくさんのパロディが見つかるのです。 オートボッツ集合シーンでアイアンハイドがサムに言うセリフは、『ダーティーハリー』(1971年)の名ゼリフで、他にも『スター・ウォーズ』(1977年)や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)のオマージュまで見つかるのだとか。 2作目『トランスフォーマー/リベンジ』の中にも、「007」シリーズ第10作『007 私を愛したスパイ』(1977年)へのオマージュが見つかります。映画ファンは楽しめそうですね!

映画「トランスフォーマー」シリーズの観るべき順番まとめ

実写版トランスフォーマーは、新旧2つのシリーズに別れています。 時間がある人は旧シリーズの1作目から順番に、サクッと最新版に追いつきたいという人は新シリーズ第1弾の4作目から鑑賞してみてください。 また鑑賞の時には見どころポイントやトリビアを頭に入れておくと、もっと深くトランスフォーマーの世界を楽しめますよ!