『ライアーゲーム』で行われた心理戦ゲームを徹底ネタバレ解説!【このゲームには必勝法がある】

2017年8月25日更新

甲斐谷忍の代表作となった同名漫画が戸田恵梨香、松田翔太らの共演で実写化され、大ヒットを記録した『ライアーゲーム』シリーズ。ゲーム展開は複雑ですが、奥深い駆け引きが話題となった嘘と裏切りの心理戦をネタバレ解説します!

『ライアーゲーム』の心理戦ゲームを徹底解説

2005年12号より、週刊ヤングジャンプで不定期連載された『LIAR GAME』。甲斐谷忍の代表作で、戸田恵梨香、松田翔太ら出演による実写化も高い評価を得ました。 本作はお人好しの女子大生・神崎直が、謎の「ライアーゲーム」に巻き込まれ、元天才詐欺師・秋山と共にゲームに挑む物語です。金に目が眩んだ参加者が疑心暗鬼に陥る"囚人のジレンマ"の中で、信頼を貫く直の姿が作品のテーマでした。 巨額のマネーを巡って、嘘と裏切りが交錯するゲームの数々は必見です。奥深い駆け引きが話題となった、オリジナルの心理戦ゲームを解説します!

『ライアーゲーム』全体のルール

作中におけるライアーゲームとは

ライアーゲームは、「ライアーゲーム事務局」によって開催され、プレイヤー間で億単位の現金や相応の物を奪い合うゲームです。 つまりギャンブルの一種で、トーナメント方式で勝者を決定します。奪ったマネーは賞金となる一方、損をした分は借金として換算されるのだとか。金銭的な損得と勝敗は必ず一致する訳では無く、敗者が大金を得る場合もありました。 大きな特徴として「ルールに反しない限り、どんな手段を使っても良い」という暗黙の了解があり、プレイヤーは様々な策を巡らせます。ある意味では何でもありで、趣旨も"最強の嘘つきを決めるための戦い"とされているのです。

ライアーゲームへの参加と離脱

ゲーム開始の段階で、事務局からプレイヤー候補に招待状が届きます。一応は自由参加ですが、金銭的な事情や事務局の説得でほぼ強制参加のようです。また、一度でも参加の意思を表明すると取り消しは出来ません。 離脱方法は2つあり、1つ目は勝利したプレイヤーのみに許され、次のゲーム開始まで行使可能な「ドロップアウト」。賞金の半額を必要としますが、賞金が0あるいはマイナスの場合は支払う必要が無く、負債の返済義務のみ生じます。 2つ目の「棄権」は、負けと見なされる代わりに任意で離脱が可能です。棄権したゲームの貸付金額は借金となり、さらに直前のゲームでの賞金も半額支払わなければいけません。

現金の貸し出しについて

各ゲーム開始時、事務局はプレイヤーへ強制的に現金を貸し付けます。貸付金は全額返却の義務があり、基本的に賞金がマイナスになる敗者は返却が困難に……。しかし、敗退が決定するとあらゆる手段で全負債を回収され、逃れることは出来ません。 仮にプレイヤー全員が結託した上で、勝者が離脱を選ばず賞金を分配すれば、誰も得せず損もしない状態でゲーム終了は可能です。 それではドラマ『ライアーゲーム』で実践されたゲームの解説をしていきます。

第1回戦:マネー奪い合いゲーム

マネー奪い合いゲームの基本ルール

ゲーム開始時、プレイヤーに現金が1億円ずつ与えられます。事務局が指定する相手と戦い、1対1で2億円を奪い合うシンプルなゲームです。 設定期間は30日間で、終了時により多くの現金を持つ方が勝者です。同時に貸付金も回収され残った金額は賞金に、不足した分は借金になります。終了まで1円も奪い合わなかった場合は、両者が負債を抱えずにゲーム離脱が可能です。

【ネタバレ注意】ライアーゲームスタート!対戦相手は中学校時代の恩師!?

"馬鹿正直の直"こと神崎直(かんざき なお/戸田恵梨香)が、拾った100円玉を交番に届けて帰宅すると、部屋に黒い封筒と1億円が入ったケースが置いてありました。 直は封書をよく読まなかったため、"ケースを開けた時点で、参加を了承する"ルールが適用されることに……。2通目の封書で対戦相手が中学校時代の恩師・藤沢だと判明し、直は貸金庫で保管すると言う彼を信じてマネーを預けます。 しかし、藤沢は懲戒解雇された不良教師で、賞金で借金を返済する算段だったのです。藤沢に騙されたと気付き、直は警官から聞いた天才詐欺師・秋山深一(松田翔太)を頼ります。秋山は賞金の半額を条件に、協力することを約束しました。 残り1週間となり、次の日曜日の17時で終了だと封書が届きます。秋山は2億円が貸金庫では無く藤沢宅にあると確信し、火事を装い自宅に乗り込みました。直は返してくれと懇願しますが、事務局の男性が貸付金の回収に来てしまい、敗北が決定……。 そこへ、事務局の女性3人がやって来て「1億円の回収に来た」と言うのです。実は封書と男性は秋山によるダミーで、本来の終了時刻も18時でした。 直は2億円のマネーを手にし、事務局に1億円を返却、残りを藤沢に譲渡します。

第2回戦:少数決ゲーム

少数決ゲームの基本ルール

第2回戦は多数決ならぬ少数決ゲーム。指名された出題者がYESかNOで回答する質問を1つ出し、多数派に投票したプレイヤーが脱落します。これを何度か繰り返した後、残り人数が1人か2人になった時点でゲーム終了です。 回答時間は1問につき6時間で、質問に対し真実を答える必要はありません。YES/NOが同数になるか、全員が片方に投票すると無効になります。 今回の貸付金は、時価1億円の宝石が付いたネームプレートです。敗者はプレートをそのまま置いて会場を去り、事務局が宝石を賞金に換金するとのこと。参加プレイヤーは22名なので賞金総額は21億円で、勝者が2人の場合は山分けをします。

謎のXがゲームを混乱させる波乱の展開

藤沢を救済した直は、ドロップアウトのための賞金半額を用意出来なくなり、次の第2回戦へ進むことになります。直を心配する秋山は、前回の賞金を"X"に奪われたという女性に出会い、彼女の代理として参加を決めました。 例題が出された後、全員と接触を図った直はある共通点に気付きます。それは直と同じく、棄権に必要な5千万円を用意出来ないということ。秋山はこの報告を聞き、"賞金山分けを前提に8人で組み、両方の選択肢にメンバーを残す"作戦を立てます。 例のXが女性ということは分かっていたため、男性6人に声をかけ秋山が契約書を書かせました。6人の名前はツカハラユウ、槙田友幸、佐島憲太、木下啓吾、菅原裕二、花山哲夫です。1問目では10人が残りましたが、「もし次で4対6になれば、最悪のシナリオだ」と言う秋山……。 続く2問目、秋山は直に回答の入れ替えを指示します。開票の結果は4対6で、残ったのは秋山とツカハラ、直がXと疑う石田梨恵と江藤光一の4人。3問目の開票で石田と江藤のNOが続くと、YESに投票したツカハラが「勝つのは俺だ!」と笑い出しました。

【ネタバレ注意】ついに判明したXの驚きの正体とは!?

彼は自分こそXであり、女性と思われていたのは女装したからということ、偽名でサインした契約書も無効だと語ります。本名は福永ユウジと言い、福永は秋山を真似て8人チームを2つ作り、同時に全チームに所属していました。 福永がいる方が自然と少数派になり、最後に1人勝ちする計画でした。秋山もNOのはずなので勝負はついてしまうのですが、投票していたのは何とYES!彼は脱落した者たちの落ち着きぶりを見て、他チームの存在に気付いていました。 さらに、とある一言で福永がXだと確信し、様子を伺っていたのです。3問目は無効となり、次の出題者の秋山は「人生に最も必要なのは金だ」と出題後、NOに投票します。焦る他3人は様々な案を出し合い、今回は引き分けることにしますが……。 石田が代表で3人分の投票を行い、結果は3対1で秋山の勝利となりました。秋山と石田は事前に取引し、賞金で両チームを救済する話を付けていたのです。 しかし、離脱に必要な10.5億円が秋山の手元には残りません。巻き込んだことに責任を感じる直に、事務局員の谷村が敗者復活戦の招待状を渡します。

第3回戦:密輸ゲーム

密輸ゲームの基本ルール

ゲーム初の団体戦で、10人が「水の国」と「火の国」に分かれて戦います。両チーム交互に"密輸側"と"検査側"を担い、ダウトの一種を計30ゲーム行うとのこと。検査官の目を欺き、敵国の口座から自国の財産をより多く密輸した国の勝利です。 密輸人が最大1億円を引き出した後、検査ルームで質疑応答を行います。検査官はトランクが空だと思えばパスし、ダウトの場合は密輸額以上の金額をコール。ダウト成功で検査人の勝利、パス失敗やコールが密輸額以下だと密輸人の勝利です。 今回は各個人口座に4億円、自国の財産として1億円ずつ貸付られるため、終了時の返済額は1人当たり5億円となります。 また、獲得したマネーは個人口座に振り込まれ、チームの損得には影響しません。

新プレイヤーのヨコヤノリヒコが参戦

直は敗者復活戦を勝ち上がり、秋山たちが待つ第3回戦へ連行されます。新たなプレイヤー・ヨコヤノリヒコも合流し、リハーサルの結果でチーム分けが決定。直と秋山に加え、福永ユウジ、大野亘、麻生ひろみが水の国になりました。 対する火の国は、木田典之、岡野健也、野添慶子、土田靖史、ヨコヤノリヒコです。密輸人の直は「検査側ならパス、密輸側では密輸しない。ダウトされたら勝てる」と話します。これは相手に見透かされていた上に、1億円を密輸されてしまいました。 火の国優位の中、3ゲーム目で秋山がダウトを成功させ流れが変わります。火の国では負ける恐怖から土田が逃亡しますが、新プレイヤーのヨコヤが本領を発揮!自分には透視能力があると言い、直の密輸額を端数まで言い当てたのです。 すると、必勝法を見つけたと言う大野が、連続でダウトを成功させます。全体では水の国が劣勢ですが、個人で最も稼いでいたのは大野でした。秋山の策で大野とヨコヤの共謀が発覚し、気にした様子も無いヨコヤは衝撃の事実を語り始めます。

【ネタバレ注意】最終ゲームは秋山vsヨコヤ!

ヨコヤによると、秋山の母を自殺させたマルチ組織の代表は彼でした。母を侮辱された秋山は激怒し、これ以降は1人で戦うと言い出します。冷静さを欠いた秋山は負け続けるも、20ゲーム後の中間発表では水の国が追い上げていました。 実は救済を見返りに火の国の3人と共謀し、ヨコヤ潰しを画策したのです。直の返済額を密輸すれば勝利という所で、直は両国のドローで終わろうと提案。それに乗る振りをしたヨコヤの作戦を、土田を呼び戻した秋山が阻止し、ゲームは終盤を迎えます。 ここで福永が裏切り、最初からヨコヤと組んでいたと判明。しかし勝利を確信するヨコヤの横で、福永はこれまでの直の言葉を思い出します……。最後の最後でヨコヤを裏切り、火の国はほとんど負けが確定した状態です。密輸人・秋山vs検査官・ヨコヤによる最終ゲームの開始です。 秋山は"密輸額は1億円"だとヨコヤに教え、「最終判断はお前がしろ」と言います。秋山はヨコヤを許したのです。最終的には勝利した水の国が25億円を獲得。 火の国も協力して個人口座の残高を調整したため、全員が5億円返済に成功しました。

第4回戦その1:24連装ロシアンルーレット

第4回戦の全体ルール

6人が2チームに分かれ、「太陽ノ国」と「月ノ国」で戦います。1人ずつ1億5千万円分のチップ(1チップ100万円)が貸し付けられ、3ゲームを1対1で行うとのこと。先に2勝したチームが勝利し、終了後に1億円のみ回収、残り5千万円はボーナスとなります。 最終的な賞金はチームで合算されるため、自分はゲームに勝ったとしても、他のメンバーが負けた場合は負債が残る仕組みです。

24連装ロシアンルーレットの基本ルール

殺傷力の無い特注リボルバー式ピストルを使い、ロシアンルーレットを行います。秘密裏に全24発のうち3発ずつ弾の位置を指定し、事務局員が別室で弾を装填。相手が指定した位置は知らないため、被った場合はやり直しです。 ディーラーがリボルバーを回転させ、6発の弾の位置をシャッフルした後、それぞれ交互にトリガーを引いていきます。発砲音が鳴ると被弾になり、相手にペナルティチップ50枚を支払いますが、チップの枚数自体は勝敗に影響しません。 チップと引き換えにパスも可能で、連続すると1、2、4…と賭ける枚数が倍増。5回連続パスでゲームが"流れ"、ディーラーが発砲しチップを回収します。 6回目の発砲音を合図にゲームが終了し、被弾数の少ない方が勝者です。

【ネタバレ注意】秋山の考えた必勝法!?先鋒戦の勝者は……?

第3回戦から2年後、直と秋山に第4回戦の招待状が届きます。2人はそれぞれの目的で参加を決め、前回ゲームで知り合った福永ユウジと再会。福永を加えた太陽ノ国と西田勇一、菊池翔、小坂妙子ら月ノ国チームに分かれました。 直vs西田でリハーサルが行われた後、福永vs西田の先鋒戦が始まります。秋山は必勝法として、"弾の位置を3連続で指定しろ"と指示しました。位置が偏るとシャッフルで重力の影響を受け、弾が自然に下になると見抜いたのです。 最初の数発は空なので初回はパスし、相手が2回パスした段階で撃ちます。西田を巧みに操り、パスのチップを着実に勝ち獲っていく福永。9発目でついに西田が実弾に当たり、福永はペナルティチップ50枚を手に入れました。 今回は相手に弾の位置を教えたため、次2回は実弾だと考えた2人は連続でパスし、事務局に次々とチップが流れます。実弾2発をディーラーが撃ち、福永優勢は変わらないまま西田が2度目の被弾、勝利が見えたのですが……。 直はパスを続けて事務局にチップが流れるより、ドローにしようと提案します。迷う福永に直は「大儲けする方法がある」と付け加え、福永は彼女を信じて残り2発を被弾。勝負はドローになりました。ちなみに直の「大儲けする方法がある」というのは、ドローに持ち込むために福永についた嘘でした。

第4回戦その2:セブンティーンポーカー

セブンティーンポーカーの基本ルール

トランプの絵札(A・J・Q・K)とジョーカーの計17枚で行うポーカー。基本ルールはポーカーと同じですが、開始時に場代でチップを5枚ずつ出します。 ディーラーがシャッフルした後、各プレーヤーが指定する位置で上下の束を入れ替え(カット)、手札5枚の状態でゲーム開始です。その後1stベット、手札交換、2ndベット、オープンして決着という流れで進んでいきます。 先攻が5~30枚賭け、後攻は同数でコールか賭け金の釣り上げ(レイズ)を選びます。場代のチップ5枚を失いますが、勝負を降りる(フォルド)ことも可能です。 全7ゲーム行い、最終チップ数と開始時の差分がより多い方が勝者です。

【ネタバレ注意】ジョーカーの行方が勝敗を左右する中堅戦

ディーラー・ソラリオがゲーム開始を告げ、直vs菊池でリハーサルを行います。直はまたも大敗し落ち込みますが、秋山は菊池のある"クセ"に気付いた様子。秋山vs菊池の本番が始まり、立て続けに2連敗した相手チームが堪らずタイムを取ります。 ところが菊池は、落ち込むどころか「シナリオ通り」と余裕の表情です。ジョーカーを自在に操る必勝法があり、ボクシング経験者の自分しか出来ないとのこと。優れた動体視力でカードを追い、必ずジョーカーを手に入れると言います。 カードが絵札のみなので、大物役が出る確率が非常に高くなり、ワイルド扱いのジョーカーが勝敗を左右するゲームなのです。タイム後は菊池が2連続で勝利するも、直がこんな戦いはやめようと訴え、菊池は彼女の話を信じると言いました。 しかし第5ゲームの結果、秋山が負け、チップ差も逆転されます。第6ゲームは秋山が勝ちますが、勝利を確信する菊池は最終ゲームでフルハウスを宣言!しかし秋山は手札にQの4カードを揃え、最終チップ差で秋山の勝利となりました。 呆然とする菊池に、秋山はシャッフルの方法と回数を操作したと明かします。全カードの位置を記憶し、4カードの配列になるよう操っていたのです。

第4回戦その3:回らないルーレット

回らないルーレットの基本ルール

ホイールが固定され、一切回らないルーレットで行うゲームで、1対1で戦うこと以外は基本のルーレットと同じルールです。プレイヤーは「親」と「子」を交互に担い、親が玉を投入して好きな番号にチップを賭け、次に子が番号を指定します。 ポケットは1~4番まであり、玉が格納された後は見えなくなります。番号は親が決めるため、子に見抜かれないように賭けることが勝利のポイント。親は複数あるいは全部の番号にベット可能ですが、子は2つまでという制限があります。 子は親と同数以上のチップを賭ける必要があり、不足した場合は全額ベットとのこと。正解者が賭けチップを獲得し、両者共に不正解の場合は回収されます。 親を5回ずつ担当するか、片方が全てのチップを失った時点で終了です。

【ネタバレ注意】1勝1分けで大将戦に臨む大将戦の結末は?

秋山vs西田でリハーサルが行われ、心理学を使った戦法で秋山が圧勝します。持ちチップ数の多い方が有利と実証するも、月ノ国の代表は嘘の苦手な直……。ゲームエリアでは、皆を救いたいと言う直を疑う小坂が緊張した様子で待っていました。 最初の親になった小坂は、「救って欲しい」と言い直に嘘の番号を教えます。罠に掛かった直は負けてしまい、次は小坂が1点賭けを見事的中させました。実は福永が直たちを裏切り、"直は嘘を吐くと瞬きする"と教えていたのです。 直が親の時、小坂は番号を1つずつ聞き、瞬きした所に賭けていました。この必勝法で小坂が第3、4、5ゲームも連取し、再び直に親が回って来ます。 大勝負に出た直は、残りチップを全ての番号に均等に賭けます。小坂は直が瞬きをした4番に1点賭けしますが、玉が出てきたのは3番でした!小坂が福永に詰め寄ると、"裏切りは直と仕組んだ作戦で瞬きする癖も無い"と判明したのです。 直は秋山に頼らず戦ってみたかったと言い、彼に黙っていたことを謝ります。2勝1分けで太陽ノ国が勝利し、月ノ国チームの各1億円を救済しました。

セミファイナル前半戦:天使と悪魔ゲーム

天使と悪魔ゲーム(原作:感染ゲーム)の基本ルール

12名で戦うセミファイナルの前半戦は、それぞれ「天使」と「悪魔」に分かれ、"聖なる十字架"を集める天使と悪魔ゲームです。悪魔2人が指名された後、プレイヤーは腕時計式の専用端末をくっつけ合い、"接触"を行っていきます。 同じ相手との接触は1度きりで、天使は悪魔と接触すると悪魔になります。天使同士なら聖なる十字架を入手し、悪魔同士の場合は変化なしとのこと。悪魔は天使との接触で十字架を奪い取り、1つを引き換えに天使になることが出来ます。 また、互いの役名はわからないため、4つある"審判の部屋"で随時、自分が今どちらなのかを確認しなくてはいけません。ゲームは90分間行われ、聖なる十字架を4つ以上所持する天使にのみ後半戦の出場権が与えられます。 貸付金は前半と後半合わせて1億円ですが、前半戦では使用しません。脱落したプレイヤーはマネーを見ることも無く、自動的に負債を背負います。

秋山に匹敵する実力者・葛城リョウが登場

リハーサルの結果、成績上位の葛城リョウら3名に天使役が約束されました。直と秋山は天使で、前回からの仲間の福永は悪魔だと告白し合います。第1ピリオドは疑心暗鬼に陥り、天使が確定している3名以外は接触できません。 第2ピリオドでは、秋山が「振り子の揺れを利用すれば、天使か悪魔かわかる」と言い、直と福永と協力して十字架を増やします。しかし心理学教授の葛城は、秋山の言う理論が嘘だと実証し、言葉巧みにゲームを操るのです。 すると、福永を含む3名が十字架を4つ獲得し、接触を避けると宣言します。葛城は直と秋山以外を仲間に誘い、土田靖史、池沢テッペイ、佐伯ヒロカが加わることに。牧園ワタルが秋山の元に残り、彼を天使だと確信した秋山チームが接触しました。 第2ピリオドが終了し、中間発表は天使11人、悪魔1人という結果でした。 秋山チームが獲得した十字架の数は、秋山が5つ、直が3つ、牧園が3つです。葛城チームは元々のメンバー3人が2つずつで、残りのメンバーたちは0だったのです。

【ネタバレ注意】後半戦へ進むプレイヤーは果たして……。

最終ピリオド直前、直は福永以外のクリア済み2名に牧園との接触を依頼します。応じてくれず落ち込む直ですが、諦めずに必死で説得し続けました。それを見た葛城は、「チームがペアで接触し合い、元々のメンバー1人を悪魔にする」と計画します。 審判の部屋で悪魔を特定すれば、残り5名はクリアすることが可能です。悪魔は天使になった後、未接触の2人との接触で十字架が3つになります。そして、直でなく牧園と接触すれば、直以外の全員がクリア可能だと言い出しました。 秋山は先手を打っており、クリア済み3名と審判の部屋を占拠します。しかし葛城が提示した2億円の小切手に福永が釣られ、残り2人も部屋から出て来てしまいました。 安川ノリヒコが悪魔だと確定し、葛城チームの残りのメンバーは直と牧園と接触します。実はこれ、全て秋山の作戦で、葛城チームの初期メンバーを除く9名がクリアに成功。葛城ら3名は脱落かと思いきや、土田たちが接触し無事にクリアしました。 葛城はメンバーが裏切れないように、金銭的な契約を交わしていたのです。安川には直も協力し、全員がセミファイナル後半戦に進出しました。

セミファイナル後半戦:ゴールドラッシュ

ゴールドラッシュの基本ルール

12名が6人ずつ「光の国」、「炎の国」に分かれて戦います。密輸ゲームとほぼ同じ内容で、敵地にある自国の金庫から金塊(ダミー有)を持ち出すゲームです。 各国で「運び屋」と「保安官」担い、国境で保安官が"チェック"か"パス"を行います。持ち出すのは1度に1つまでで、終了時に残っている分は敵国所有に……。金塊は1人につき1億円と敵地の金庫に3億円分なので、貸付金の合計は4億円です。 密輸ゲームとの違いは、チームの運び屋を指名できる代わりに、全額を持ち出された際に負債を半分背負うリーダーがいることです。20ゲーム終了後、トータル賞金額の多い国が勝利し、獲得した金塊14個につき1人がファイナルに進出します。 ファイナルは辞退する選択肢がある上に、通常の獲得賞金の半額を支払う必要がないため、負債を背負わずに離脱することが可能です。

葛城の恐怖政治は吉と出る?凶と出る?

直と秋山、福永のほか3名が光の国になり、直がリーダーを務めます。葛城率いる炎の国は、前回から葛城と組む大塚マリエと池沢、川井タツヤらが所属。直が全員に金塊を引き出す個人カードを託したのに対し、葛城は恐怖政治を行い始めます。 一方の秋山は、「"敵地にある自国の金塊"を国境を通さずに、"自陣の敵国の金庫"に入れる」計画を立てていました。実はカードの再発行が自由な上に、他人名義でも使用でき、"貯金"機能が付帯されていると判明したのです。 作戦は協力者を作り、"炎の国にある光の国の金庫"から金塊を全て引き出し、そのまま"光の国にある炎の国の金庫"に貯金させるというもの。終了時に炎の国の金庫の金塊を獲得し、トータル賞金金額で勝利する算段だったのですが……。 何と葛城は既に実行済みで、光の国のほか3名が裏切っていたのです。炎の国にある光の国の金庫には、34本の金塊が貯金されていました!川井と大塚を仲間にした秋山は、次の池沢説得に動きますが、谷中モモコの密告で葛城にバレてしまいます。 葛城は裏切りを逆手に取り、秋山に従う振りをして光の国の金塊を持ち出し、光の国には運ばず持ち帰るように命令します。秋山と葛城の攻防が続く15ゲーム目、ディーラーから現時点で各国の金庫にある金塊数が発表されました。

【ネタバレ注意】皆を救うという直の思いは届くのか!?

光の国の密輸数が8本で炎の国は6本、しかし光の国にある金庫には1本も無く、炎の国にある金庫は34本の金塊が貯金されている状況でした。 つまり終了時の獲得数は、光の国が42本で炎の国が6本になります。炎の国のメンバーは葛城への不満が爆発し、皆を救うという直を信じて協力したのです。秋山は炎の国の密告用ボイスレコーダーで指示をしつつ、ずっと葛城を欺いていました。 その後、最終20ゲーム開始まで金塊の変動はありませんでした。このままでは、金塊を全て奪われたリーダーとして負債の半額を背負うことになる葛城。しかし、秋山が炎の国の金庫に1つだけ金塊を残しておき、葛城は負債の肩代わりを免れます。 誰も借金を背負うことなく、41本の金塊を獲得した光の国が勝利しました。ファイナル進出を希望するのは直と秋山、福永の3人なので、1本だけ不足します。そこで、直は秋山に後を託すと言い、ファイナル進出を辞退するのです。 それから3ヶ月後、事務局から「別会場で勝ち上がったヨコヤがファイナルを辞退したため、直に空席が回って来た」と連絡がありました。

ファイナル:エデンの園ゲーム

エデンの園ゲームの基本ルール

11名のプレイヤーが金・銀・真実のリンゴを使い、多数決を行うゲームです。投票では1人ずつ「投票室」に入り、焼印で記名したリンゴを投票箱に入れます。各リンゴの投票数によってマネーが変動し、13ゲーム終了時に最も賞金を得た者が勝者です。 全員が真実のリンゴを投票すれば、1人1億円ずつ獲得します。もしも、金・銀に投票した者がいる場合は真実の者が1億円を失い、金・銀の者が1億円を獲得。さらに裏切りが1人だけだった時は、何と2億円を手にすることが出来ます。 1人のみ真実を投票した場合はマイナス10億円で、"失楽園行き"のマイナス5億円を超えるため、リタイアになる可能性もあるとのこと。救済措置として、他のプレイヤーが不足分を補填してくれた場合は、再チャレンジが可能です。 真実の投票者がいない時は、少数派が1億円を失い、多数派が1億円を獲得します。また同一人物が2個以上投票した場合、最初のリンゴのみ有効です。投票1回につき1時間の時間制限があり、投票出来なかったプレイヤーは1億円を失います。 賞金総額は50億円+今回までの賞金で、今回は賞金の分配は禁止事項です。

【ネタバレ注意】全員が勝てるのに勝てない究極のゲーム

このゲーム大前提として、全員が13回とも真実のリンゴを投票すれば、各1億円を獲得した状態でゲームを終えることが出来ます。直は全員で協力しようと訴えるものの、1回目の投票結果は金のリンゴ3、銀のリンゴ4、真実のリンゴ4でした。 福永は2回目の投票を前に、多数派に所属するための工作を行います。結局は秋山の策で阻止されますが、1人勝ちする"X"や福永チームの裏切り者が発覚!7回目の投票では、正直な直が全員の焼印を預かり、代表で真実のリンゴを投票するのですが……。 投票投票は金のリンゴ1、真実のリンゴ10で、完全なる疑心暗鬼に陥りました。何者かが事前に金のリンゴに焼印し、直より先に投票していたのです。この人物は「全員の焼印を使い、真実のリンゴを作っているのでは?」という疑惑も生じました。 各プレイヤーは、知らぬ間に失楽園送りにされる可能性があります。そんな中、Xだと名乗った武田ユキナに直が狙われますが、脱落したのは何と秋山でした! 直が1人で奮闘する頃、失楽園にいる秋山の元にヨコヤが現れます。ファイナルの賞金と引き換えに、秋山の借金を肩代わりすると申し出たのです。武田は本物のXに潰され、復帰した秋山がXは仙道アラタだと突き止めました。

【ネタバレ注意】嘘つきたちによるライアーゲームの閉幕

12回目の投票が始まり、仙道は銀のリンゴを投票すれば負けないと言います。金のリンゴは仙道を炙り出す作戦で燃やされたため、銀か真実のリンゴしかありません。秋山はこれに対し、全員で銀のリンゴに投票すれば勝てると宣言しました。 投票の結果は金のリンゴ0、銀のリンゴ10、真実のリンゴ1で、仙道に10億円のペナルティが発生したと発表されます。秋山が真実のリンゴに塗られた赤い樹脂を溶かし、元の銀のリンゴの状態にして銀のリンゴの先頭に置いていたのです。 仙道は秋山に細工されないよう、必ず最初に銀のリンゴを手に取るからです。仙道は策に嵌り、銀だと思い込んで1人だけ真実のリンゴを投票してしまいました。 最終投票を前に、直は仙道のみ銀、残りは真実のリンゴを投票して欲しいと頼みます。仙道のマイナス2億円を救済するためで、直は全員の了承を得ることに成功。しかし投票の結果は金も銀も0、真実のリンゴ11という初のパーフェクト達成でした! 直に心打たれた仙道は、借金1億円を覚悟して真実のリンゴを投票したのです。一度は諦めた直の願いが叶えられ、優勝者は4億円を獲得した秋山になりました。秋山は優勝賞金54億円の内50億円をヨコヤに返済し、4億円も条件付きで渡すと言います。 その条件とは、第3者であるヨコヤが仙道の借金を救済することでした。こうして、嘘と騙し合いのライアーゲームは幕を下ろしたのです。