悲劇のヒロイン、「コードギアス」のシャーリーを時系列別に紹介！

シャーリー・フェネットは、アニメ「コードギアス」に登場するアッシュフォード学園の高等部2年生です。正義感が強くまっすぐな性格で、明るくちょっとドジなところがある女の子。 ブリタニア帝国の第3皇子・クロヴィスを暗殺した疑いがかかっていた枢木スザクが転校してきた時、クラスメイトはみんなスザクを遠巻きに見ているだけでしたが、シャーリーは「話してみないとわからない」と積極的に話しかけようとしていました。心優しい性格であることも彼女の魅力のひとつです。 また、水泳部での活動中に起こった非常時の際水着のまま構内を走り回るなど、ややおてんばなところもあります。

ブリタニア帝国の元第11皇子であり、ブリタニアと敵対する日本人のレジスタンスを束ねているゼロの正体でもあるルルーシュ・ランペルージ。 シャーリーはもともとルルーシュにあまり良い感情を抱いていませんでしたが、交通事故で被害者にいちゃもんをつけている加害者をルルーシュが懲らしめたことから、彼への印象が変わります。そしていつしか、ルルーシュに恋心を抱くようになりました。 ルルーシュとシャーリーは同じアッシュフォード学園の生徒会メンバーで顔を合わせる機会が多いのですが、ルルーシュは鈍感なため、シャーリーの気持ちには気づいていません。ですがシャーリーを、大切な友達のひとりだと思っているようです。

シャーリーの父親は、ブリタニアと黒の騎士団によるナリタ攻防戦の際、土砂崩れに巻き込まれ死んでしまいます。父親を失い呆然自失のシャーリーは、思わずルルーシュにキスをしてすがりつきます。 その後、黒の騎士団を率いるゼロを憎むシャーリーですが、そのゼロが思いを寄せるルルーシュであるかもしれないと聞き、ルルーシュを尾行します。結果、ゼロの正体がルルーシュがあることを知ってしまうのです。 シャーリーは、ゼロに扮したルルーシュを狙うブリタニア兵・ヴィレッタを目撃します。気を失っているルルーシュを守るために、シャーリーは思わずヴィレッタを撃ってしまいます。 黒の騎士団を率いるゼロが好きな人だったこと、思わずヴェレッタを撃ってしまったことで、シャーリーの精神状態は不安定になっていきます。

精神的に追い詰められたシャーリーは、ギアスという特殊能力の使い手であるマオという青年にそそのかされ、ルルーシュを殺そうと銃を構えます。 ルルーシュはそんなシャーリーを見て、シャーリーから自分に関する記憶を失うようにギアスをかけます。ギアスにかかったシャーリーはその後、ルルーシュのことを忘れ、平穏な学生生活に戻ります。 記憶を失ったものの、シャーリーは再びルルーシュに恋に落ち、学園のイベントの際、学園公認カップルとしてルルーシュの恋人になりました。 その後記憶を取り戻し、ルルーシュの正体を再び知ることになりますが、「ルルを守りたい」とルルーシュを支えていくことを決めます。

シリーズ2期である『コードギアス 反逆のルルーシュR2』シャーリーだけでなく、ルルーシュもゼロとしての記憶を失います。そのルルーシュを監視するためにブリタニアから放たれたのがロロ。ロロは「弟」という立場になり監視をはじめますが、監視対象であるルルーシュを何よりも大切に思うようになり、ルルーシュとともに戦うことを決めます。 そんなロロに対し、シャーリーは「私も仲間に入れて欲しい」と言います。その際、ルルーシュの本当の妹であるナナリーの名前を口に出してしまいます。 ルルーシュに対する異常な独占欲を持っているロロは、実の妹の名前を聞き、シャーリーのことを銃で撃ってしまいます。 倒れているシャーリーを見つけたルルーシュは、シャーリーに何度も「死ぬな」というギアスをかけますが、その甲斐なく、シャーリーは息を引き取ります。

シャーリー・フェネットを演じたのは、声優の折笠富美子です。折笠富美子は1999年から声優として活動しているベテランです。 折笠富美子が演じてきたキャラクターは、『GTO』の冬月あずさ、『ONE PIECE』のミス・バレンタイン、『明日のナージャ』のシルヴィー・アルテ、『金色のガッシュベル!!』のシェリー・ベルモンド、『BLEACH』の朽木ルキア、『銀魂』の柳生九兵衛、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のリザ・ホークアイなどが挙げられます。