『タコピーの原罪』東くん(東直樹)は最後どうなった?魔性の女に振り回された少年を解説

東くんこと東直樹(あずまなおき)は『タコピーの原罪』に登場する少年です。ひょんなことからタコピーと久世しずかと関わり、人生が大きく変わってしまう東くんは、果たしてどんな最後を迎えたのでしょうか。 アニメ化で話題の『タコピーの原罪』の東くんについて、声優情報やしずかちゃんとの共犯関係、結末などについて解説します。 ※この記事は『タコピーの原罪』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『タコピーの原罪』東直樹(あずまなおき)のプロフィール
東直樹(あずまなおき)は主人公の久世(くぜ)しずかや彼女をいじめる雲母坂(きららざか)まりなの同級生。実家は「あずまクリニック」を経営していて、母は医者。潤也(じゅんや)という高校生の兄がいます。 東くんはクラスの学級委員長で眼鏡をかけた優等生です。真面目な子ですが、実は優秀な兄に対して劣等感を抱えています。 周りが見て見ぬふりをするしずかちゃんへのいじめを、唯一気にかけていたのがこの東くん。自分ならいじめもどうにかできるという使命感からしずかちゃんに関わり、彼女に惹かれていくことになります。
東くんを演じるのは声優・永瀬アンナ
6月から配信開始となるアニメで東くんを演じるのは永瀬アンナ(ながせあんな)です。『サマータイムレンダ』でヒロイン・小舟潮役を射止め一躍話題に。第17回声優アワード新人声優賞を受賞したほか、『呪術廻戦』の天内理子役や『全修。』の広瀬ナツ子役などで活躍しています。 先行上映会に参加したファンからは彼女の芝居を絶賛する声が続々とあがっていました。改めて彼女の高い演技力を実感できる作品となりそうです。
東くんがしずかちゃんを求めるのは家庭環境が原因?

東くんの母親は教育ママです。要領が良く人格者な兄・潤也と比較されて育った東くんは、母親から名前で呼んでもらえず、やがて期待もかけてもらえなくなりました。彼が唯一母親から自分のために与えてもらった眼鏡も、度があっていません。 不出来ゆえに母親に振り向いてもらえない。くわえて母に関心を向けられている兄は自由に生きているのに、当然成績は優秀。そんな環境にの中で、東くんは精神的に追い詰められていました。 そんな折、しずかちゃんから頼ってもらえたことが東くんの救いとなり、次第に彼女にのめり込んでいくようになります。
【ネタバレ注意】東くんは自首した?なぜ共犯関係になったのか
東くんは1人で罪をかぶって自首したのではなく、真相を警察に話したのでしょう。 しずかちゃんから頼ってもらえたことへの喜びから、東くんは彼女とまりなちゃん殺害隠蔽の共犯関係を受け入れます。共犯者となった東くんの目にハートが浮かんでいる描写から、彼はしずかちゃんに陶酔していたのでしょう。 彼女に陥落している東くんは、彼女からの自首してほしいというお願いに抗えず一度は自首を決意していました。しかしそこに潤也が手を差し伸べます。 後日、潤也から善意を受け取った東くんは、それをタコピーにも伝えるのでした。
高校生の東くんはまりなちゃんと付き合う?タコピーとの関係についても
2022年の世界線で、高校生の東くんはまりなちゃんと交際します。しかし、地元に戻ってきたしずかちゃんに一目惚れ。孤独な彼女には自分しかいないという思いに駆られた東くんは、まりなちゃんと別れてしずかちゃんを選びました。 この東くんの選択が、まりなちゃんの家庭崩壊を決定的なものとしてしまいます。破局が原因で口論となったまりなと母親は、揉めたすえにまりなが母親を殺してしまったのです。 そこでまりなが言った「小学4年生の頃にしずかを殺しておけば……」という言葉が、タコピーを2016年に向かわせました。
東くんは最後どうなった?
最後のタイムリープでタコピーのいない2016年に戻ると、東くんはしずかちゃんへのいじめを見て見ないふりをするという選択をします。おそらく他の2人同様、タコピーとのかすかな記憶が彼をそうさせたのでしょう。 もとの時間軸ではできなかった兄弟喧嘩もしている東くんは、以前とは違ってクラスの男子ともゲームの話で打ち解けていました。皮肉にも彼にとっての正しい道はしずかたちと関わらないことだった、という終わり方になっています。
『タコピーの原罪』しずかちゃんに翻弄された東くんを待つ結末は?
アニメ化で話題の『タコピーの原罪』東くんについて紹介しました。兄に救済された東くんの言葉は、タコピーをしずかちゃんとの「おはなし」に向かわせる大きなきっかけとなりました。 善意のバトンを渡した東くんは、しずかちゃんや潤也にどんな影響を受けたのか。改めて原作漫画を読み返してみると新たな発見があるかもしれませんね。