2026年9月20日更新

『タコピーの原罪』東くん(東直樹)は最後どうなった?魔性の女に振り回された少年を解説

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タコピーの原罪
(C)タイザン5/集英社・「タコピーの原罪」製作委員会

東くんこと東直樹(あずまなおき)は『タコピーの原罪』に登場する少年です。しずかちゃんに頼られたことをきっかけに、まりなちゃん殺害の隠蔽に加担してしまう彼は、最後にどんな結末を迎えたのでしょうか。 東くんは自首したのか、最終話でどうなったのか、しずかちゃんやまりなちゃんとの関係、アニメ版の声優や劇場版の情報までまとめて解説します。 ※この記事は『タコピーの原罪』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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東くんは最後どうなった?先に結論をまとめて解説

最終話の東くんは、いじめに踏み込まず、クラスメイトとゲームの話をするごく普通の小学生として描かれます。タコピーが自分の命と引き換えに時間を巻き戻したことで、まりなちゃんが命を落とす事件そのものが起きなかったからです。 一方、事件が起きてしまった時間軸の東くんが自首したのかどうかは、原作でも描かれていません。兄の潤也に打ち明けたあと、最終話でタコピーが時間を巻き戻し、その世界ごと消えてしまうためです。 つまり「東くんはどうなったのか」への答えは、罰を受けたかどうかではなく、しずかちゃんと関わらない道にたどり着いたことにあります。ここから先で、その結末に至るまでの流れを順番に見ていきましょう。

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『タコピーの原罪』東直樹(あずまなおき)のプロフィール

タコピーの原罪 

東直樹(あずまなおき)は、主人公の久世(くぜ)しずかや彼女をいじめる雲母坂(きららざか)まりなの同級生です。医者の家庭に生まれ、潤也(じゅんや)という高校生の兄がいます。 東くんはクラスの学級委員長を務める、眼鏡をかけた優等生。真面目な性格ですが、優秀な兄に対して強い劣等感を抱えています。作者のタイザン5は、『ドラえもん』の出木杉英才をイメージしたキャラクターだと語っていました。 周りが見て見ぬふりをするしずかちゃんへのいじめを、唯一気にかけていたのがこの東くんでした。自分なら何とかできるという使命感から彼女に関わり、次第に惹かれていくことになります。

項目 内容
名前 東直樹(あずま なおき)
呼ばれ方 東くん
学年 2016年の時点で小学4年生
立場 久世しずか・雲母坂まりなの同級生で学級委員長
家族 医者の家庭に生まれ、高校生の兄・潤也がいる
性格 成績優秀な優等生だが、兄への劣等感を抱えている
アニメ版の声優 永瀬アンナ

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東くんがしずかちゃんを求めるのは家庭環境が原因?

タコピーの原罪
(C)タイザン5/集英社・「タコピーの原罪」製作委員会

東くんの母親は教育ママです。要領が良く人格者な兄・潤也と比較されて育った東くんは、母親から名前で呼んでもらえず、やがて期待もかけてもらえなくなりました。彼が唯一母親から自分のために与えてもらった眼鏡も、度が合っていません。 不出来ゆえに母親に振り向いてもらえない。くわえて母に関心を向けられている兄は自由に生きているのに、当然成績は優秀。そんな環境の中で、東くんは精神的に追い詰められていました。 そんな折、しずかちゃんから頼ってもらえたことが東くんの救いとなり、次第に彼女にのめり込んでいくようになります。

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兄・潤也の存在が東くんに与えたもの

東くんの劣等感は、兄の潤也と比べられ続けたことで形づくられました。要領が良く成績も優秀な潤也は、母親の期待を一身に受ける存在。同じ家で育ちながら、向けられる言葉の量が弟とはまるで違いました。 しかも潤也は、弟を見下すわけでもなく自由にふるまっています。憎み切ることもできない相手が常に上にいる状況は、東くんから「今の自分でいい」と思える余地を静かに奪っていきました。 だからこそ東くんにとって潤也は、単なる兄ではなく自分に足りないものそのものでした。この距離感が、のちに事件を抱え込んだ彼の行動を左右していきます。

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東くんは自首した?しずかちゃんと共犯関係になった理由

タコピーの原罪
(C)タイザン5/集英社・「タコピーの原罪」製作委員会

原作は、東くんが自首したのかどうかをはっきりとは描いていません。まりなちゃんの遺体を見てしまった東くんは、しずかちゃんから「助けて」と請われ、事件の隠蔽に加担してしまいます。共犯者となった東くんの目にハートが浮かぶ描写からも、彼がしずかちゃんに陶酔していたことが読み取れます。 やがてしずかちゃんは、東くんに罪をかぶって自首してほしいと持ちかけました。断れない東くんは一度は自首を決意しますが、向かおうとしたところで兄の潤也に呼び止められます。 潤也が弟の話を黙って聞き、責めずに受け止めたことが東くんの転機になりました。後日、兄から受け取った善意を東くんはタコピーにも伝え、それがタコピーの選択を大きく変えることになります。

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高校生の東くんはまりなちゃんと付き合う?タコピーとの関係についても

タコピーの原罪
(C)タイザン5/集英社・「タコピーの原罪」製作委員会

2022年の世界線で、高校生の東くんはまりなちゃんと交際します。しかし、地元に戻ってきたしずかちゃんに一目惚れ。孤独な彼女には自分しかいないという思いに駆られた東くんは、まりなちゃんと別れてしずかちゃんを選びました。 この東くんの選択が、まりなちゃんの家庭崩壊を決定的なものとしてしまいます。破局が原因で口論となったまりなちゃんと母親は、揉めたすえにまりなちゃんが母親を殺してしまったのです。 そこでまりなちゃんが言った「小学4年生の頃にしずかを殺しておけば……」という言葉が、タコピーを2016年に向かわせました。

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東くんとしずかちゃんの関係を時系列で整理

場面 東くんとしずかちゃんの関係
いじめを見かけていた頃 唯一いじめを気にかけるが、しずかちゃんからはあまり相手にされない
まりなちゃんの事件 現場を見てしまい、しずかちゃんに頼られて隠蔽に加担する
隠蔽が続く日々 必要とされる喜びから、しずかちゃんにのめり込んでいく
自首を求められる しずかちゃんの願いを断れず、一度は自首を決意する
兄に打ち明けたあと 潤也に受け止められ、しずかちゃんと距離を取る
2022年の時間軸 まりなちゃんと交際するが、再会したしずかちゃんを選んで別れる
タコピーのいない2016年 いじめには踏み込まず、クラスメイトとゲームの話をして過ごす

最終話の東くんが選んだ道

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最後のタイムリープでタコピーのいない2016年に戻ると、東くんはしずかちゃんへのいじめに気づきながらも、そこへ踏み込まないという選択をします。おそらく他の2人同様、タコピーとのかすかな記憶が彼をそうさせたのでしょう。 もとの時間軸ではできなかった兄弟喧嘩もしている東くんは、以前とは違ってクラスの男子ともゲームの話で打ち解けていました。皮肉にも彼にとっての正しい道はしずかちゃんたちと関わらないことだった、という終わり方になっています。

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東くんが魔性の女に振り回された少年と言われる理由

東くんの行動は、しずかちゃんへの恋心というより「必要とされたい」という飢えから生まれています。家庭で誰からも求められなかった彼にとって、しずかちゃんの「助けて」は生まれて初めて自分だけに向けられた強い要求でした。 この飢えは、しずかちゃんにもまりなちゃんにも同じ形で表れます。しずかちゃんに対しては、遺体の隠蔽も自首の決意も断れませんでした。彼女を守るためというより、求められる立場を手放したくなかったからです。2022年の時間軸でまりなちゃんと別れたのも、まりなちゃんへの気持ちが消えたからではありません。「彼女には僕しかいない」と思える相手のほうへ引き寄せられた結果でした。 ただし、しずかちゃんが計算ずくで男を操っていたわけではありません。悪意のない要求が、満たされていない少年をいくらでも動かしてしまうという残酷さこそが、この呼ばれ方の正体だといえるでしょう。

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東くんを演じるのは声優・永瀬アンナ

アニメで東くんを演じるのは永瀬アンナ(ながせあんな)です。『サマータイムレンダ』のヒロイン・小舟潮役で注目を集め、第17回声優アワードで新人声優賞を受賞。『呪術廻戦』の天内理子役や『全修。』の広瀬ナツ子役などでも知られています。 配信開始後も彼女の芝居を絶賛する声が相次ぎました。追い詰められていく東くんの声の震えは、原作を読んだ人ほど耳に残るはずです。なお、兄の潤也役は逢坂良太が担当しています。

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アニメ第4話は東くんの救済がタイトルに

アニメ版では第4話のタイトルがそのまま「東くんの救済」となっており、彼をめぐる物語に1話分がまるごと充てられました。配信は2025年6月28日にスタートし、同年8月2日配信の第6話「2016年のきみたちへ」で全6話が完結しています。 さらに、この全6話を再編集して新たなシーンを加えた劇場版『タコピーの原罪 -ありがとう、また明日-』が2026年11月27日に公開されます。原作を読み終えた人にとっても、東くんの表情や間の取り方を大きな画面で確かめ直せる機会になりそうです。

項目 内容
原作 タイザン5『タコピーの原罪』
掲載媒体 少年ジャンプ+(集英社)
連載期間 2021年12月10日から2022年3月25日・全16話
単行本 上下巻の全2巻(上巻は2022年3月4日、下巻は2022年4月4日発売)
アニメ 2025年6月28日配信開始・全6話
アニメ制作 ENISHIYA
東直樹役 永瀬アンナ
東潤也役 逢坂良太
劇場版 『タコピーの原罪 -ありがとう、また明日-』2026年11月27日公開

『タコピーの原罪』東くんに関するよくある質問

東くんは自首したのですか?

原作には、東くんが自首する場面も、罪に問われる場面も描かれていません。しずかちゃんに頼まれて一度は自首を決意しますが、その直前に兄の潤也と話したことで、向かう前に立ち止まります。そこから先、東くんが実際に自首したのかどうかは描かれません。 やがてタコピーが時間を巻き戻すため、事件が起きた時間軸そのものが失われてしまいました。結果として「自首したのか」という問いには、作中で答えが出ない形になっています。

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東くんとしずかちゃんは付き合っていたのですか?

小学生時代のふたりは交際関係ではありません。東くんが一方的に強い思いを寄せ、しずかちゃんはその思いを頼る形で隠蔽に協力させました。 2022年の時間軸では、再会したしずかちゃんのために東くんがまりなちゃんと別れています。ただし、しずかちゃんとの交際が成立したかどうかまでは作中で明言されていません。

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原作とアニメで東くんの結末は変わりますか?

アニメは全6話で原作を最後まで映像化しており、東くんの結末も原作と同じです。第6話のラストでは、兄と喧嘩したという話題でクラスメイトと盛り上がる東くんの姿が描かれます。 一方、劇場版は全6話の再編集に新規シーンを加えた構成のため、東くんに関する描写が増える可能性はあります。ただし、結末そのものが変わるという発表は出ていません。

『タコピーの原罪』しずかちゃんに翻弄された東くんを待つ結末は?

タコピーの原罪
(C)タイザン5/集英社・「タコピーの原罪」製作委員会

『タコピーの原罪』の東くんについて、人物像から結末までを解説しました。兄に受け止められた東くんの言葉は、タコピーをしずかちゃんとの「おはなし」に向かわせる大きなきっかけとなります。 最終話の彼は、しずかちゃんを助ける役目から解放されるかわりに、ようやく自分の居場所を手に入れました。救えなかったことが救いになるという皮肉こそ、この作品らしい後味だといえます。 2026年11月27日には劇場版も公開されます。改めて原作漫画を読み返してみると、東くんの表情に新たな発見があるかもしれませんね。