実写映画『春待つ僕ら』キャスト一覧【土屋太鳳×北村匠海】

『春待つ僕ら』はあなしんによる少女漫画で、単行本の発行部数は2018年11月時点で累計380万部を突破。そんな大人気コミックが2018年12月14日に実写映画化されることが決まりました。本作品では主演の土屋太鳳と北村匠海をはじめ、小関裕太などの若手イケメン俳優が多数出演します。

今まで周囲と上辺だけの関係を続けていた春野美月(土屋太鳳)は高校入学を機に、「脱ぼっち」を目指す女子高生。『春待つ僕ら』はそんな美月と、イケメン四天王と呼ばれるバスケ部男子たちとの恋や友情を描いた青春物語です。 美月と、イケメン四天王の1人浅倉永久(北村匠海)、美月の幼馴染の神山亜哉(小関裕太)との三角関係は見どころの1つ。また、出演者たちが猛特訓しているというバスケシーンも要チェックです。

「イケメン四天王」に囲まれ、永久や亜哉と三角関係に発展していく主人公・春野美月役は土屋太鳳が演じます。 土屋はNHKの連続テレビ小説『まれ』で一躍注目を浴び、その後も数々の映画やドラマ、CMに出演。2018年日本アカデミー賞では優秀主演女優賞にも選ばれるなど、今乗りに乗っている女優の1人と言えます。 2017年に公開された『兄に愛されすぎて困ってます』でもイケメンに囲まれる役だった土屋。「兄こま」で共演した杉野遥亮とは、本作でも共演します。

浅倉永久(とわ)は「イケメン四天王」の1人で無口で天然男子。美月の事が気になり見守っています。そんな永久を演じるのは、第41回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞したばかりの北村匠海。 北村は音楽ユニットDISH//のメインボーカル・ギターとして活躍しながらも、俳優やモデルと多方面で活躍。特に最近では俳優業での成長が著しく、映画『君の膵臓を食べたい』や『勝手にふるえてろ』などに出演。ドラマ『隣の家族は青く見える』ではLGBTの役柄に挑戦し、その才能を発揮しています。

神山亜哉は美月の幼馴染であり、アメリカ帰りの有名高校のバスケ部男子。高校バスケ界のスターです。美月、永久と三角関係になる亜哉を小関裕太が演じます。 小関はNHKの教育テレビ「天才テレビくんMAX」で2006年から3年間、てれび戦士として出演していました。ドラマ『ごめんね青春！』や映画『覆面系ノイズ』などで様々な役柄をこなしていた小関が、『春待つ僕ら』ではスーパー高校生をどのように演じてくれるのでしょうか。

ミステリアスでいつも冷静なみんなのお兄さん的存在・若宮恭介を演じるのは、仮面ライダー出身俳優・磯村勇斗。磯村はNHK連続ドラマ『ひよっこ』でヒロイン・みね子の結婚相手を好演し、一躍注目を浴びました。

美月のバイト先の店長の娘・ナナセさんに恋する、やんちゃでウブな男子・多田竜二を演じるのは杉野遥亮。ドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』で俳優デビューし、ドラマ、映画だけでなくCM、Webドラマなどにも出演し活躍の場を広げています。 杉野は映画『兄に愛されすぎて困ってます』で土屋と共演。さらに『覆面系ノイズ』では小関裕太、磯村勇斗と共演しています。少女漫画の実写映画に多数出演している杉野の竜二役に注目です。

美月や永久と同級生で、永久にライバル意識を持っている宮本瑠衣役は稲葉友が演じます。稲葉は第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞。『仮面ライダードライブ』では仮面ライダーマッハ役で出演し、竹内涼真や内田理央らと共演しました。 そんな稲葉が、無邪気な笑顔を振りまきながらも腹黒で、永久にライバル心を持っているという一癖あるキャラクターをどのように演じてくれるのでしょうか。

美月がバイトをしているカフェの店長の娘、柏木ナナセを泉里香が演じます。美月と永久たちが親しくなるきっかけを作った重要人物です。 泉里香はファッションモデル、グラビアアイドルとしての活動を中心にしていましたが、2018年に入ってから『海月姫』『文学処女』『SUITS/スーツ』といったドラマに出演。女優活動に軸足を移しつつあります。

山田レイナは、美月が学校で最も仲の良い女友達。イケメン四天王たちのからみをこよなく愛するBL女子です。 佐生雪は2017年の映画『トリガール!』、2018年のドラマ『チア☆ダン』で土屋太鳳と共演しています。息のあった演技が期待できそうですね。

小関裕太演じる神山亜哉の母親役を演じる緒川たまき。近年は夫であるケラリーノ・サンドロヴィッチの舞台を中心に活躍しており、2016年には名作『カイロの紫のバラ』を翻案した『キネマと恋人』で妻夫木聡と共演し、ヒロインを演じています。

原作漫画『春待つ僕ら』はコミック誌「デザート」で2014年から連載されています。2018年11月現在、最新刊である10巻が発売中。 原作者あなしんは、これまでにも「デザート」に『ユメコイ』や『あくまで恋しよう』などを掲載してきましたが、長期連載となったのは本作が初めて。原作漫画はまだ完結していないため、映画はオリジナルの結末になるそうです。