2018年5月18日更新

二ノ宮隆太郎監督、映画『枝葉のこと』に業界内から絶賛の声が上がる

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枝葉のこと
(C)Kurinke

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世界も絶賛!『枝葉のこと』って?

世界で最も歴史のある映画祭の一つであるロカルノ映画祭で日本映画で唯一正式出品され、批評家からも絶賛された『枝葉のこと』が現在公開中。監督と主演を務める二ノ宮隆太郎の劇場デビュー作ながら、数多くの著名人がコメントを寄せ、話題沸騰となっています。 関東圏では一館での公開の為、まだまだ知名度が低い本作。では本作は一体どのような映画なのでしょうか?

『枝葉のこと』あらすじ

枝葉のこと
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自動車整備工場で働く主人公の隆太郎は、退屈な毎日に鬱屈した思いを抱えて過ごしていました。そんな中、幼馴染の裕佑の母・龍子がC型肝炎で余命数日に迫っており、隆太郎に会いたいとの一報が入ります。 幼少期に母を亡くした隆太郎は龍子にお世話になっていたのですが、7年前から病気を知っていたのに一度も顔を出さずにいました。余命数日と知った隆太郎は龍子に会いに行くことを決意。果たして隆太郎の“けじめ”とは一体何なのでしょうか?

中には映画初出演も!主要キャスト一覧

監督・脚本・編集も兼任!二ノ宮隆太郎

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主人公の隆太郎を演じるのは本作で監督・脚本・編集も兼任している二ノ宮隆太郎。俳優としては今泉力哉監督作『サッドティー』や豊島圭介監督作『ヒーローマニア-生活-』に出演しています。 本作の不器用でぶっきらぼうな演技はリアルかつ人間臭くて素晴らしい、と大変高い評価を受けています。

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次世代の名優として話題、木村知貴

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隆太郎の友人役を演じたのは、近年徐々に注目が集まってきている木村知貴。長編初主演を務めた永山正史監督作『トータスの旅』にて、第10回田辺・弁慶映画祭男優賞、第17回 TAMA NEW WAVE ベスト男優賞を受賞し、2018年には吉田恵輔監督の話題作『犬猿』にも出演しました。 2016年にはなんと「木村知貴映画祭」という彼が出演する計16本を上映する映画祭までもが開催され、益々目が離せない存在となっています。

過激な舞台で活躍!堀内暁子

本作をぴあフィルムフェスティバルで上映した際、脇役ながら一際評判のよかったという堀内暁子。実は彼女はまだ2013年公開の『実芭蕉(バナナ)』での主演以外映画には出演していませんが、ゴキブリコンビナートという名の劇団で活躍しております。 劇団では、虫や吐瀉物が宙を舞うという本作での演技からは想像できないような過激なパフォーマンスで熱狂的なファンを獲得。劇団から派生したアイドルグループ「BBG48」でも活動しています。

ピンク映画の巨匠、いまおかしんじ

1995年からピンク映画の監督として数多く製作し、「ピンク七福神」の一人としてピンク映画界で知られるいまおかしんじも俳優として参加。芥川賞受賞作の映画化『苦役列車』の脚本家としても有名です。 2018年現在も監督として精力的に活動を続ける彼の演技にも要注目です。

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まさに新進気鋭!監督は一体どんな人?

本作の監督は主演・脚本・編集も務める二ノ宮隆太郎。監督を志して自主映画を撮る傍ら、俳優業でも活躍しています。 監督作では2012年の『魅力の人間』で第34回ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを獲得。その他バンクーバー国際映画祭やロッテルダム国際映画祭に出品されたことで話題になりました。 本作『枝葉のこと』は何と長編2作目ということで、これからの活躍がますます期待されます。

数多く寄せられる絶賛の声!

観客のみならず業界人からの評価が高い本作。『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘監督は「主演の佇まいが“一人初期北野映画”のよう」と絶賛しています。 その他にも『ヘヴンズ・ストーリー』の瀬々敬久監督や『溺れるナイフ』の山戸結希監督、女優の間宮夕貴も本作が気に入りコメントを寄せています。作品の完成度の高さは保証されていると言っても過言ではないでしょう。

新世代の傑作をぜひ劇場で!

そんな『枝葉のこと』は現在絶賛公開中。5月24日までは日替わりでゲストと監督のトークショー付きの上映も開催されているようです。 関東ではシアター・イメージフォーラムのみでの公開と館数は少ないですが、新しい日本映画の傑作の誕生をぜひ劇場で見届けてはいかがでしょうか?