淑女諸君こそ見るべき!?処女を題材にした映画10選
あの頃を思い出す!?処女をテーマにした映画達
あなたがまだバージンだった頃、どんな思いを抱えていましたが?また、“それ”を失う瞬間についてどのような期待を馳せていましたか?早くバージンではなくなりたいと思ったり、もしくはずっと少女のままでいたいと思ったり……人によって思いは様々です。 そんな“処女”をテーマにした映画を10本まとめてみました。中にはあなた自身の経験と重なる作品もあるかもしれませんよ。 童貞編はこちら。
1. 本当の父を探してたどり着いたのは……
カンヌ国際映画祭やアカデミー賞での受賞歴も多い、イタリアの巨匠・ベルナルド・ベルトルッチ監督の作品です。 主人公のルーシーは19歳。母の自殺を受け、イタリアはトスカーナ地方を訪れます。彼女の目的は、母の旧友を訪ねつつ、彫刻家・イアンのモデルを勤めること。そして自分の本当の父を探すことでした。 イアンの家で、彼女は初恋の相手であるイアンの息子の親友、ニコロに再会します。すぐにルーシーに関心を示すニコロですが、その弟オズヴァルドはなぜか気まずそう……。 様々な人との出会いの中、少女が経験する一夏の出来事を描いた作品です。その“経験”の中には、もちろん初体験も含まれています。
2. 干物女の妄想は現実より強し!?
芥川賞作家・綿矢りさの小説を原作に、松岡茉優を初主演に迎えたことが話題になった作品です。 24歳OLのヨシカの趣味は、絶滅した動物について調べること。そして、彼女は中学の同級生“イチ”に10年間も片思い中でした。脳内で思い出の“イチ”を召喚しては一人盛り上がる日々……当然今まで他に彼氏がいなかった彼女は、処女です。 そんなヨシカは、ある日会社の同期の“ニ”から告白されます。理想の脳内彼氏との楽しい生活と、タイプではないリアル彼氏との初体験。果たして、ヨシカはどっちを選ぶのでしょうか?
3. 禁じられた肉食が少女の本能を呼び起こす
フランス人女性監督・ジュリア・デュクルノーの長編“処女”作となる映画。カンヌ国際映画祭で高く評価され、トロント国際映画祭の上映中には失神者を出したという問題作です。 厳格なベジタリアンの家庭に育ったジュスティーヌは、大学入学を機に寮生活を送ることになります。寮の中で、後輩は先輩に絶対服従。先輩たちは通過儀礼として、後輩に無理やりウサギの腎臓を食べさせます。すると、禁じられていた肉を口にしたことにより、ジュスティーヌに変化が……。 肉を食べたいという欲求に抗えなくなっていくジュスティーヌ。そして心身ともに野生に目覚めた彼女は、同室のアドリアンとついに初体験。しかし甘酸っぱい一夜とはいきません。彼女は彼を食べたい欲求を抑えるために、自分の手首を血が出るほどに噛んで耐えるのでした……。 禁じられた初体験が招くロストバージンは、どのような結末を迎えるのでしょうか。
4. 少女は田舎から都会へ羽ばたけるのか
舞台は2002年のカリフォルニア州サクラメント。田舎の町で、カトリック系高校に通うクリスティンは、自分のことを“レディ・バード”と名乗っていました。 ニューヨークの大学進学を夢見る彼女ですが、それに反対する母親との関係は悪化中。まだ処女である彼女の、高校生活最後の1年間を瑞々しく描いた作品です。 そんなことあったな〜、と、自分の高校時代を懐かしく振り返えることができそうな作品です。
5. 女の子だってエッチなことには興味津々!
年頃になるとエッチなことで頭がいっぱいになるのは、男の子も女の子も同じ。本作の主人公である15歳のアルマも、そんな少女の一人です。 ノルウェーの片田舎に暮らす15歳のアルマは、テレフォンセックスやエッチな妄想をしては自慰行為にふけっていました。彼女はアルトゥールという片思いの相手がおり、妄想の中には当然彼との初体験も含んでいます。 ある日、パーティーでアルトゥールから妙なアプローチを受けて興奮するアルマ。しかし彼はそのことを認めません。そして嘘をついたと思われた彼女は、クラスからも孤立し始めてしまいます。 どこまでも膨らむアルマのエッチな妄想に、くすっとさせられる性春ムービーです。
6. 姉妹が抱える現実と理想
バージンの女の子にとって、“それ”をどう失うかは一番の関心ごと。15歳のエレナと13歳のアナイスの姉妹にとっても、ロストバージンは共通の大問題でした。 美しいエレナが“愛する人に捧げたい”と思うのに対し、太った妹のアナイスは“相手は誰かは関係ない”と現実的な考え。そんな二人は夏休みに家族と出かけたバカンス先で、イタリア人大学生のフェルナンドと出会います。 チャンス到来とばかりに、彼に猛アピールをするエレナを冷めた目で見つめるアナイス。空想を追い求める姉と現実を生きる妹。二人のロストバージンを巡る物語は、どんな結末を迎えるのでしょうか? 問題作が多いことで知られるフランスの女性監督・カトリーヌ・ブレイヤがそのものズバリ「処女」を描いた一作です。
7. 真の恥ずかしさを知る実験!?
現在では映画監督として評価が高い黒澤清が1985年に発表した初期の作品。 主人公の秋子は、高校時代の先輩・吉岡を慕って田舎から上京。彼のいる大学にやってきます。しかし、そこで会った吉岡に昔の面影はなく、性に溺れる堕落した生活を送っていました。 失望した秋子に吉岡が専攻している心理学科の教授・平山が、ある実験への協力を打診します。彼のいう“恥ずかし実験”に地下の特別実験室で臨む秋子。処女であると偽っていましたが、実は違う秋子は、教授と新の恥ずかしさを発見することができるのでしょうか? もともとは日活ロマンポルノとして制作された作品ですが、一般公開用に再撮影と編集がなされ、前衛的な映画に仕上がっています。
8. 美しい5人姉妹が迎えるとんでもない顛末
“バージン”である間は、少女にとって特別な時期であることは間違いないでしょう。しかし同時に、壊れやすく危うい時期でもあるのです。 舞台は1970年代のアメリカ。郊外の静かな住宅地で暮らすリズボン家の5人姉妹は、周囲の憧れの的でした。しかし、末妹のセシルがある日、突然自殺を図ります。そのことをきっかけに、厳格な母親は姉妹を家に閉じ込めるようになり、少女たちの心はゆっくりと闇を抱えて行きます……。 ソフィア・コッポラ監督のデビュー作でもある本作。可愛らしくもどこか妖しげな少女たちの世界を、瑞々しく描きます。
9. 処女もこじらせると大変!?
バージンもこじらせると厄介なことになってしまうかも。 本作の主人公エリカは、39歳。ウィーンの名門音楽院でピアノ教師をしている彼女ですが、過干渉な母親のせいで自分の愉しみとは無縁の人生を送ってきました。当然、彼女はまだ処女です。欲求不満を晴らすために、彼女はマゾヒズム趣味に溺れています。 そんなエリカに、若くハンサムな学生・ワルターが求愛してきます。今までの人生で無縁だった出来事に、最初は拒絶反応を示すエリカ。次第に彼を受け入れるエリカでしたが、こじらせた彼女の欲望をワルターは受け入れられず……。 オーストリアの鬼才・ミヒャエル・ハネケの代表作である本作。あらすじだけ見るととんでもない話のようですが、高い芸術性が評価され、カンヌ国際映画祭で3部門受賞を達成しました。
10. 弟が見ている前でロストバージン!
『魅せられて』のベルナルド・ベルトルッチが、五月革命前夜のパリを舞台に3人の男女の危うい関係を描いた官能的な作品。 1968年、パリは学生運動の真っ只中。そんな中、アメリカ人留学生のマシューは映画を介して双子の姉弟イザベルとテオと出会います。意気投合した3人は、両親がバカンス中だという双子のアパルトマンに向かうことに。 そこから3人の奇妙な共同生活が始まります。映画クイズに明け暮れるうち、罰ゲームと称してついに弟の前でマシュー相手にロストバージンしてしまうイザベル。学生運動が激しさを増す下界と対照的に、閉鎖された一室で時を過ごす3人が迎える結末とは?
様々な“処女”のかたち
いかがでしたでしょうか?甘酸っぱい少女時代の思い出からホラーな体験、はたまたこじらせてしまった女性まで、多種多様な“処女”を描いた作品を紹介しました。 これらの映画を見て、あなたのロストバージンの思い出に浸ってみてはいかがですか?