『海月姫』の配信動画を観られるサブスクまとめ【ドラマ&映画】
2014年に能年玲奈主演で映画化され、2018年には芳根京子主演で月9ドラマ化された『海月姫』。本作は「女の子は誰だってお姫様になれる」をテーマに、コメディタッチでオタク女子のシンデレラストーリーを描き、注目を集めました。 本記事では映画、ドラマともに評価の高い実写『海月姫』のフル動画を無料で視聴できるサービスを紹介します。dailymotionやpandora、フリドラなどにアップされている違法動画に手を出さずに、合法的に無料で視聴できる方法を活用しましょう。
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映画&ドラマ『海月姫』のあらすじ
鹿児島からイラストレーターを目指して上京した倉下月海(くらしたつきみ)は、大のクラゲ好き。彼女は、ペットショップでクラゲの飼育方法を見かねて店員を注意するのですが、逆に店から追い出されてしまいます。そんな時、長身の美女が通りがかりそのクラゲを買ってくれたので、揉め事は万事解決しました。 月海はその美女を自分のアパート・天水館へ泊めますが、翌朝その人物は女装趣味のある鯉淵蔵之介(こいぶちくらのすけ)という男性だと判明。オタク女子たちが集う男子禁制のアパートから、どうにか彼を連れ出します。 月海に興味を持った蔵之介は、彼女に化粧を施してドレスを着せてみました。すると、蔵之介の弟・鯉淵修が月海に惚れてしまい……。
ドラマと映画『海月姫』の違いは?
映画とドラマの具体的な違いは、映画版の月海の方が、ドラマ版と比べるとオタク度が低くてポップな印象を受ける点。 さらに、ドラマ版では蔵之介が兄ですが、映画版では原作コミック通り彼の方が弟という設定になっているなど、細かい違いもありその比較も楽しいですよ!
主な登場人物&キャストを紹介
倉下月海(くらしたつきみ)役/芳根京子
倉下月海は、鹿児島から上京してきたイラストレーター志望のオタク系女子。彼女は天水館というアパートで、オタクグループ・尼~ずの一員として定職に就かず、ダラダラと暮らしています。 そんな彼女は、クラゲが大好きなクラゲオタク。クラゲやイラスト以外のことに興味がないので、化粧もせず、服はいつも上下スウェットです。クラゲを好きになった理由は、幼少期に大好きだった母親と水族館で見たことがキッカケ。しかし、ほどなくして母親が病死してしまい、それ以来クラゲに母親への想いを重ねています。 倉下月海を演じるのは、女優の芳根京子。彼女は、2016年に放送されたNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』のヒロイン・坂東すみれ役を演じ、一気に知名度を上げた人物です。本作では、田舎から出てきたオタク系女子を、仕草から言葉の訛りまで完璧に演じており、視聴者を驚かせました。
鯉淵蔵之介(こいぶちくらのすけ)役/瀬戸康史
鯉淵蔵之介は、女装が趣味の美男子。彼はファッションが大好きで、付き合った女性は数しれずというプレイボーイでもあります。ひょんなことから彼は月海と知り合い、芯がある彼女の言動に対して興味を抱くように。 鯉淵蔵之介を演じるのは、俳優の瀬戸康史。彼は、2008年に放送された特撮ドラマ『仮面ライダーキバ』の主人公・紅渡役を演じたことで有名です。本作では、ロングヘアーの女装姿が似合いすぎているということで、放送時にSNSで大きな注目を集めました。ドラマ内での仕草や座り方は、女性そのものです。
鯉淵修(こいぶちしゅう)役/工藤阿須加
(写真左) 鯉淵修は蔵之介の腹違いの弟で、国会議員である父・慶一郎の秘書として働いています。修は蔵之介とは対照的な超がつく真面目人間で、女性との交際経験もないため「童貞エリート」と呼ばれることも。彼は化粧をした月海に出会い、彼女に一目惚れします。 鯉淵修を演じるのは、俳優の工藤阿須加。彼は2014年公開の『百瀬、こっちを向いて。』で、主人公の高校時代の先輩であり、恋敵でもある宮崎瞬を演じて注目され、第24回日本映画批評家大賞新人男優賞を獲得しました。
映画に登場する主なキャストを紹介
倉下月海/能年玲奈(のん)
映画版で倉下月海に扮したのは、能年玲奈です。2013年の朝ドラ『あまちゃん』で主人公・天野アキを演じ、若手女優として広く知られるようになりました。 本作出演後の2016年に、事務所から独立し「のん」に改名。その年に公開されたアニメ映画『この世界の片隅に』では、主人公すずの声優を務め、邦画史に残るロングランヒットとなりました。
鯉淵蔵之介/菅田将暉
映画版でイケメン女装男子・鯉淵蔵之介を演じたのは菅田将暉です。原作漫画に忠実な設定で、修の弟として登場します。 映画『海月姫』で演じた菅田将暉の女装男子ぶりは、美しすぎると話題になりました。映画『帝一の國』や『火花』、ドラマ「3年A組」などで主演を務める日本を代表する俳優です。
鯉淵修/長谷川博己
映画版で蔵之介の兄・鯉淵修を演じたのは、俳優の長谷川博己です。2020年には大河ドラマ『麒麟がくる』で主人公・明智光秀に抜擢された実力派俳優。 本作の他にも、ドラマ『家政婦のミタ』や映画『シン・ゴジラ』などの代表作で知られています。
映画&ドラマ『海月姫』の見どころ!
個性が豊かすぎる登場人物たち!
個性的なキャラクターが登場する作品はたくさんありますが、それでもこの『海月姫』に勝る作品はなかなかないでしょう。まず、主人公の月海はクラゲにゾッコンのクラゲオタクです。 そして、そんな月海の相手役は女装趣味があるプレイボーイ・蔵之介と、真面目すぎて女性との交際経験ゼロのエリート・修という、これまた極端な個性を持つ二人。 さらに、天水館に住む尼~ずのメンバーは、猫背で中年男性が好きな枯れ専・ジジ様(篠原ともえ/木南晴夏)、アフロで鉄道オタク・ばんばさん(池脇千鶴/松井玲奈)、赤いジャージ姿で三国志オタク・まやや(太田莉菜/内田理央)、和服を着た和物オタク・千絵子(馬場園梓/富山えり子)という、見た目も嗜好も超個性派揃い。※(映画版キャスト/ドラマ版キャスト) 本作の一癖も二癖もある登場人物を眺めているだけで、自分の中の世界観が広がるようなとっても楽しい気分になれます。
超地味な「尼~ず」が土地開発の問題に立ち向かう!
『海月姫』の魅力は、個性が強すぎるキャラクターたちのドタバタ劇だけではありません。ドラマの中盤回から尼~ずが住む天水館がある地域に、開発計画が持ち上がるのですが、自分たちの居場所を奪われたくない尼~ずは、彼女たちなりの方法でその計画を阻止しようとします。 その方法とは、月海がデザインしたクラゲのドレスを販売して利益を出し、天水館を買い上げ建物の買収を阻止しようというもの。もちろん、この方法がストレートにいくわけではないのですが、対人関係が苦手な彼女たちが、彼女たちなりの方法で状況を打破しようとする姿に感動します! 正攻法じゃなくても、自分たちが今できることを精一杯やればいいのだと視聴者に教えてくれますよ。
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マニアックな化学反応が魅力!アニメ版『海月姫』
2010年に放送されたアニメ『海月姫』。本作は、東村アキコの同名コミックの世界観により近い、シュールでキャッチーな表現が存分に楽しめます。実写版と見比べてみるのも面白いですよ。 実写では表現が難しいオタクのハジけた心情を、より色濃く描写しているのがアニメ版だといえるでしょう。アニメ版のサブタイトルですが、第1話は「セックス・アンド・ザ・アマーズ」、第5話は「私はクラゲになりたい」など、名作ドラマや映画のタイトルをもじっている所にも注目!
震災から一年後、織りなされるメロディ 映画『物置のピアノ』
2014年公開の映画『物置のピアノ』は、東日本大震災から1年後の福島県の桃農家を描いた切ない物語。 主演はドラマ『海月姫』で月海を演じた芳根京子で、心に陰りのある高校三年生の少女・宮本春香を演じています。透明感があり、心の奥に葛藤を抱えるような彼女の演技に感情移入してしまうこと間違いなし。 本作は、音楽でしか安らぎを得られない春香の心の葛藤や、弟を失った家族の胸中を綴ったヒューマンドラマが描かれています。震災後の福島の風評被害も大きなテーマとなっており、農家の悲痛を感じ取ることができることでしょう。
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