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雪平夏見(篠原涼子)は、警視庁の刑事部捜査一課に所属する美人刑事です。高い検挙率を誇りますが性格に少々難ありで、その大胆な行動や発言からマスコミの標的になることもしばしば。新聞社勤務の夫(香川照之)とは離婚していて、一人娘の美央(向井地美音)は夫が育てています。 そんな雪平の下に、新米刑事・安藤一之(瑛太)が赴任してきました。彼は雪平の行動を監視する、いわゆる「お目付け役」として配属されますが、行動が読めない雪平に四苦八苦。しかし徐々に、不器用な彼女に好意を抱いていきます。 そんな中、警察とマスコミへ不審な小説が届きます。それは小説の内容通りに殺人が起こるという恐ろしいもので、現場には「アンフェアなのは誰か」という謎のメッセージも栞に残されていました。前代未聞の事件に、雪平と安藤は捜査を進めていくのですが……。

雪平夏美は警視庁刑事部捜査一課殺人犯捜査四係主任の警部補です。警察署きっての美人で、大酒呑み。実はこう見えて娘もいます。父親も有能な刑事でしたが原因不明の死を遂げ、その解決のために自身も刑事を目指すことに。 大雑把な面があリますが、検挙率は捜査一課でトップ。捜査のためなら不眠不休で働きます。 そんな雪平を演じたのは、女優の篠原涼子です。アイドルグループ・東京パフォーマンスドールメンバーとしてデビュー後、バラエティ番組でそのキャラクターが注目されるように。その後1994年に小室哲哉プロデュースのシングル曲「恋しさと せつなさと 心強さと」を発売し、大ヒットを記録します。 それからは女優業に力を入れるようになり、クールでかっこいい女性役を多くこなし、ドラマ・映画と多くの作品に出演。その存在感を発揮しています。

安藤一之は警視庁刑事部捜査一課に配属された新人刑事です。配属早々、雪平とコンビを組むことになります。雪平の無鉄砲で大胆不敵な捜査についていけず戸惑っていました。しかし徐々に彼女を理解し、好意寄せます。警察学校では首席で卒業する非常に優れた頭脳の持ち主です。 安藤を演じたのは、俳優の瑛太です。1999年に雑誌「ホットドッグプレス」でモデルデビューを果たし、2003年のドラマ『WATER BOYS』に出演し、一気に注目を集めます。2010年には歌手の木村カエラと結婚したことでも話題となりました。

警視庁刑事部鑑識課検視官の警視・三上薫。雪平の良き理解者で、鋭い洞察力を生かし事あるごとに彼女に協力します。しかし、その事で上司からは少し疎ましく思われているところも。 そんな三上薫を演じたのは、俳優の加藤雅也です。人気雑誌「メンズノンノ」の創刊号でファッションモデルを務め、その後は俳優としてのキャリアをスタートさせます。1998年に映画『マリリンに逢いたい』で主役を演じました。ハリウッド俳優を目指し渡米した経歴もあり、英語が堪能です。 日本に帰国してからも、数々のドラマや映画に出演し精力的に活動しています。

「アンフェア」シリーズの魅力は、主人公・雪平夏見の捜査スタイルではないでしょうか。安藤とコンビを組んだ最初の事件で残されていた「アンフェアなのは誰か」という言葉。それをきっかけに、彼女のスタイルも確立していきます。 捜査をしていく中で裏切りや組織の陰謀、刑事としての正義だけではどうにもならない理不尽さにぶつかります。そんな「アンフェア」な状況や事態に、彼女自身も「アンフェア」で対抗しようと心に決めるのです。 刑事を目指すきっかけとなった父の死。その死の真相にすら不公正さが蔓延していて、知れば知るほど彼女は葛藤することになります。

本作のもう1つの見どころは、何と言ってもその豪華すぎる俳優陣たちの共演です。連続ドラマ『アンフェア』では、相棒役の瑛太や寺島進、香川照之、さらに西島秀俊など主役級の俳優たちが作品を盛り上げます。 さらに続編の映画版では椎名桔平や佐藤浩市など、豪華な面々が登場。 雪平の初代相棒・安藤を演じた瑛太の実の弟・永山絢斗が、映画『アンフェア the end』で共演するなど、色々な縁も感じさせ、共演する華やかな面々から目が離せません！

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