2020年8月19日更新

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『プロメア』 
©TRIGGER・中島かずき/XFLAG

アニメ映画『プロメア』のあらすじ

世界で同時多発的に発生した突然変異から、炎を操る新人類・バーニッシュが出現。バーニッシュは人類と対立してしまいます。やがて全世界の半分を焼き尽くす世界大炎上が起き、人口の半分が焼失してしまうのでした。 それから30年が経った頃、自治共和国プロメポリスでは火災テロを繰り返す集団・マッドバーニッシュが突如現れます。そしてそのテロに対抗するために発足したのが、高機動救命消防隊・バーニングレスキューでした。 ある日フォーサイト研究所ビルで火災テロが発生し、バーニングレスキューが救命活動に駆け付けます。隊員のアイナ・アルデビットが、屋上に取り残された人々を発見し救援を要請。 すると新米隊員のガロ・ティモスが「俺の火消し魂に火が付くぜ!」と現場へ勢いよく飛び込んでいきます。しかしそこにマッドバーニッシュのリーダーと幹部2名が現れて……。

登場人物&キャストを紹介

ガロ・ティモス/CV.松山ケンイチ

本作の主人公の1人ガロ・ティモスは、高機動救命消防隊バーニングレスキューの新米隊員。彼は消火活動と人命救助への情熱が人一倍ある、直情型の性格の持ち主です。しかし思慮深い一面も持ち合わせている、魅力的な性格でもあります。 そんなガロ・ティモスの声優を務めたのは、実力派俳優の松山ケンイチです。映画やドラマに多く出演している彼ですが、意外にも声優として出演している作品は多くありません。にも関わらず、本作では勝気な主人公を見事に演じ切っているのはさすがと言えます。

リオ・フォーティア/CV.早乙女太一

早乙女太一

本作のもう1人の主人公リオ・フォーティアは、マッドバーニッシュのリーダー。彼は差別を受けてきたバーニッシュの現状へ激しい怒りを抱えています。そのためクールな面持ちとは裏腹に、確固たる信念を持っているのです。 そんなリオ・フォーティアの声優を務めたのは、舞台役者・早乙女太一です。彼は4歳で舞台に立ち、小学生の頃にビートたけしによって、役者としての才能を見出されました。 そして2003年公開の映画『座頭市』で映画デビューを果たし、その後女形として舞台に立ちながら俳優やタレントとして活動しています。

クレイ・フォーサイト/CV.堺雅人

クレイ・フォーサイトは、自治共和国プロメポリスの司政官です。彼はバーニッシュが起こす火災テロ用の瞬間凍結団などを開発して巨万の富を築き上げ、財団を設立しました。ガロが幼かった頃、彼の命を救うため自身の左腕を犠牲にした過去を持っていて、以降も彼を支え続けています。 そんなクレイ・フォーサイトの声優を務めたのは、実力派俳優の堺雅人です。無名の頃から声優としての活動も行っていて、現在も数は少ないものの声優としての仕事もしています。 彼の代表作は2103年に放送された連続ドラマ『半沢直樹』で、平成に放送されたテレビドラマでは歴代1位の視聴率を記録しました。

アニメ映画『プロメア』の見どころをチェック!

独特の色使いが特徴!圧巻の映像美

本作は独特の色使いが印象的で、蛍光色のようなポップで彩度の高い色が多く使用されています。中でも炎を自由に操るバーニッシュが主人公ということもあり、ピンクとエメラルドブルーという実際にはあり得ない色鮮やかな炎が出てくるのが見どころ。 また本作では陰影をつける際に白と黒は使わず、色の明度を調整しコントラストをつけることで陰影を表現しています。白と黒が作品で重要な意味を持つそうなので、ぜひ注目してください。

3DCGを使用した迫力のバトルシーン!

本作では3DCGならではのアクションが繰り広げられていて、バトルシーンが非常に長いのが特徴です。カメラワークにもこだわり、1分間の激しいアクションを全てワンカットで作り上げています。 また色は非常に特徴的ですが、画自体はシンプルで幾何学的なものを採用。例えばバーニッシュの炎は三角形をベースに作り、リオが繰り出した炎の龍はシンプルな形をしながらも、動きをつけることで躍動感を出し、バランスを整えているそうです。観る際はぜひ注目してみてください。

おすすめの関連作品を紹介

テレビアニメから待望の映画化!映画『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』

本作で監督・脚本を手掛けた今石洋之と中島かずき。この2人が同じく監督・脚本を手掛けたのが、『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』です。 劇場版第1弾の本作は、テレビシリーズからシモンの復活と四天王全員を撃破するまでの総集編。気弱な少年シモンと兄貴分カミナの友情や、指シモンの成長が中心に描かれています。 『プロメア』と同じく、誰が観てもワクワクする非常に魅力的な作品です。躍動感のあるアニメーションが好きな方にはおすすめですよ。

中島かずきの真骨頂!映画『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』

2014年公開のアニメ映画『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』は、『プロメア』と同じく中島かずきが脚本を手掛けています。父親・ひろしがひょんなことからロボットになってしまい、いつもの生活が一変。ひろしを元に戻そうと野原一家が奔走する物語です。 本作は躍動感のあるアクションシーンもさることながら、父子の絆もしっかりと描いています。恋人や家族など大切な人と観る映画としておすすめしたい、素敵な作品です。声優には旬のお笑い芸人や俳優など、様々なゲストをキャスティングしている点にも注目してみてください。

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