漫画『王の獣～掩蔽のアルカナ～』は全巻無料で読める？アプリやサービスを調査！【藤間麗】

弟を殺された亜人の少女が復讐のために女を捨てて男装の麗人となり、皇宮で皇子に仕えて仇を討とうとする『王の獣～掩蔽のアルカナ～』。 本記事では、『王の獣～掩蔽のアルカナ～』をお得に読む方法やあらすじを紹介していきます。見どころや読者の感想についても紹介しているので、ぜひこの記事を参考に、コミックシーモアでお得に本作を楽しんでくださいね！

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漫画『王の獣～掩蔽のアルカナ～』で中心となる登場人物は、以下の通りです。

半人半獣の種族の少女。「亜人」と呼ばれており、白い髪に犬や猫のようにとがった耳が特徴です。 双子の弟である胡-蘇月が皇宮内で殺害されたことで、犯人に対する復讐のため動き出します。自分が女であることを隠し、第四皇子・天耀の従獣として潜入しました。

胡-藍月が従獣として使える皇子。亜人は人間に支配される存在ですが、天耀は亜人のことを差別しない優しい心を持っています。 自分の従獣だった胡-蘇月が何者かに殺害されたことに対し、強い憤りを覚えていました。皇室の清浄化のためにも、胡-藍月に協力しようとします。

漫画『王の獣～掩蔽のアルカナ～』は、『黎明のアルカナ』と同じ世界を舞台にした作品です。 どちらも藤間麗による作品で、世界設定は共通していますが直接の関連性はありません。 そのため『黎明のアルカナ』を読んでいなくとも『王の獣～掩蔽のアルカナ～』は十分楽しめます。

人間と亜人が存在する世界で、人間から差別され虫けらのような扱いを受けている亜人。人間と獣の特性を持つ亜人は、人間より能力がすぐれているが、数で劣るため人間の支配下に置かれていました。 幼い頃に双子の弟を人間に殺された過去を持つ、亜人の少女・藍月。亜人であるがゆえに、自分を犯した人間の男に仕える運命にありました。しかし、そんな自分の運命を変えるために、藍月は女であることを捨て去ります。 美しい男装の武人となった藍月は、弟の仇を討つため皇族に仕える従獣となり、皇宮に参内したのです。そこで弟を殺したと言われている皇子・天耀と出会い、彼に仕えることになった藍月。地獄のような世界を堪え忍び、ようやく掴んだチャンスに悦びの笑みを浮かべて……。

藍月は、亜人を虐げる人々の中で誰も信じられずに生きてきました。そんな中で、藍月が仕える第四皇子の天耀だけは、優しい手を差し伸べます。 天耀は藍月に対し「命を預ける」と誓いますが、藍月は「皇族なんて信じられない」と拒絶し逃げ出してしまいました。 しかしどれだけ逃げても追いかけてくる天耀の姿を見て、藍月は「この人は裏切らない」と考えを改め彼を信頼することに。 そんな中、天耀の従臣である太博は、藍月が女である事を知ってしまい……。

藍月がきっかけとなり、天耀は第一皇子とも心を通わせることが出来ました。一方藍月は、天耀が亜人の女を買ったことにショックを受けます。 その後、第一皇子の宴に招かれた天耀と藍月の2人。藍月は飲み過ぎで酔ってしまい、初めて人を信じて甘える姿を見せます。 翌日には藍月は自分の失態に頭を抱えることとなりますが、彼女を運んだ天耀は藍月の姿を可愛いと感じていました。 そんな中、次期後継者を見定める皇位継承戦が始まります。 藍月には、そこで茶を入れる役目がありました。しかしお茶を入れる際、茶葉に毒が入っていると気が付き……。

皇位継承戦が始まり、第四皇子である天耀と第三皇子江凱が戦うことになりました。 競技では藍月ばかりが狙われてしまい、試合は第三皇子のチームに負けることとなります。 藍月は弟の蘇月暗殺に第三皇子が関わってると考え探り始めるのですが、第三皇子の狙っているのは天耀でした。 江凱は天耀の本気を見たいため、藍月にちょっかいをかけていたのです。 藍月をかけ勝負をしようと言う江凱。2人の本気の勝負が始まります。

藍月は天耀への想いを隠せなくなっていき、そのことに気づいた太博は不安を感じていました。 そして太博が感じた不安の通り、江凱が想いを隠せないでいる藍月に興味を持ち始めたのです。 ある日藍月は、天耀の為に傘を取りに行き、濡れた姿で帰ってきました。藍月の姿を見た天耀は、傘の中に引き寄せます。 自分を気遣い優しい天耀に、藍月は「従獣に過分な優しさを見せず、皇族らしくあるべき態度をとってください」と伝えました。 すると天耀は「亜人を蔑視する人間になれと言っているのか？」「私とおまえが望む世とちぐはぐではないか？藍月」と返します。 そう言われた藍月は、表情を制しつつも大きな喜びを感じました。 その様子を見ていた太博は、藍月に蘇月がいかに残酷な殺され方をしたのか、藍月が女である事を知っていた事も伝えます。 それは早く藍月が復讐を遂げて、この針のむしろのような現状から抜け出せるようにという優しさからでした。

用事を頼まれた藍月を江凱待っていました。亜人の女にしか効かない媚薬を使われた藍月は、身体の力が入らなくなってしまいます。 そして、江凱には女だとバレてしまいますが、江凱は秘密を守ってくれる事になりました。しかし、天耀は江凱の元へ行き、藍月に手を出さないように伝えます。 天耀は、自分の気持ちが何なのか自覚し始めました。そして藍月の為に自分がすべきことは、帝位を望むことだと考えを新たにします。 さらに蘇月を襲った犯人がついに明らかに……。

藍月と天耀、大博の3人の前に第三皇子の従獣である墨が現れました。墨は「蘇月のいなくなる前の晩を知っている」と伝えてきますが、まだ何かを隠している様子。 天耀が「犯人を知っているのか？」と問いかけると、墨は『皇帝陛下』と口にします。その場に江凱も現れる中「恐らく蘇月は生きている」と、衝撃の事実を告げました。 そして、藍月の異能（アルカナ）である「不老不死」の力についても明らかになっていき……。

真相を話したことで墨の罪が明かされ、罰を与えることとなります。そこに璃琳”が現れ、天耀に「自分が悪い」と伝えました。 きっかけは天耀を好きな璃琳が、蘇月を妬んでのことだったのです。その一件もあり、協力することとなった璃琳。彼女の侍女として、藍月は後宮に入り蘇月を捜すことになります。 後宮に入り込んだ藍月は、弟・蘇月と出会えるのか……。

9巻は、皇帝と従獣である彊虎の回顧シーンから始まります。 若かりし頃の皇帝は、天耀によく似ており明るく素直。文も武も何でもうまく熟し、自身と才に溢れ名君でした。しかし病魔により身体も心も蝕まれたときに、蘇月の力を目の当たりにし、皇帝は一気に闇に堕ちてしまいます。彊虎もそれに準じたのです。 場面は変わり現代。皇帝の命により、彊虎は天耀の前で藍月を痛めつけ、彼女が「神癒のアルカナ」持ちであることを確認しました。 そして蘇月の首が皇帝によって落とされる寸前、天耀は蘇月をかばい……。

藍月たちは、皇帝により幽閉されていた双子の弟・蘇月を奪還することに成功します。そして皆のもとに帰った蘇月は、自分の居場所に悩み始めていました。 自分は皇帝の側で苦痛・恐怖に耐える為作り出した人格であり、本当の蘇月ではないと感じていたためです。一方、藍月は媚薬を嗅いでしまったせいで、乱れた姿で太博の前に出てしまいます。 しかし、それは媚薬のせいではなく、藍月が稀にいる発情期のある亜人だったことが原因でした。

皇子たちの力を借り、蘇月奪還に成功した藍月。皇宮にも平和が訪れますが、そんな中で自分と天耀の立場について気づかされます。 守られるだけの存在であること、天耀の邪魔になることを恐れた藍月は、彼の傍を離れる決断を下すのです。 藍月の自由を尊重したい天耀は、辛い気持ちを抱きながらも彼女の決断を受け入れました。皇宮を出た藍月は、彼女の監視役としてつけられた逞牙とともに、自身の故郷に向かうことに。国をしっかり見てみたい思いもあり、各地に寄りながらの旅が始まりました。

故郷で田畑を耕し無為な日々を送っていた藍月のもとに、太博が訪ねてきます。 喜びのあまり太博に抱きつく藍月。そして太博に会った藍月は「自由になったはずなのに全然自由じゃない」と思っている自分に気が付きます。その根底にあるのは、天耀に会いたいという想いでした。 国は皇子たちによって変わってきており、亜人にも職業を選択する自由が与えられることになります。そして藍月は、国で初めて試験合格した武官に。2年の歳月を経て、藍月は天耀のもとへ戻ります。

強い決意の中、藍月は天耀に求婚されました。 藍月身分の違う自分が妻になることを戸惑いますが、彼と共に並び歩く未来を目指し亜人の地位確立を目指すことにします。 そして「亜人の待遇改善」の改革を行ったことで、周辺諸国は改革を失策させるため戦を仕掛けてくるはず。 その妨害を阻止しなけれべならない天耀たちは、差し迫った戦のために皇帝直属軍を率いることができる前任の将に力を求めることとします。その将とは……。

漫画『王の獣～掩蔽のアルカナ～』の14巻は、2023年11月27日〜2023年12月30日までに発売されると予想されます。 これまでに漫画『王の獣～掩蔽のアルカナ～』は、4〜5ヵ月のペースで新刊が発売されてきました。直近10〜13巻の発売日は、以下の通りです。 ・10巻：2022年6月24日 ・11巻：2022年10月26日 ・12巻：2023年3月24日 ・13巻：2023年7月26日 上記のペースから推測すると、漫画『王の獣～掩蔽のアルカナ～』の14巻は、4〜5ヵ月後である2023年11月27日〜2023年12月30日の発売だと予想できます。 続きが読みたい場合、2023年の年末ごろまで待つ必要があるでしょう。

弟の仇を討つために男装をしている亜人の藍月。本作は、悲しく辛い人生を歩んできた主人公が、亜人を受け入れてくれる人間と出会い成長していく物語です。 差別のある歴史背景や水面下で動く宮中での争い、身分違いの恋など、大河ドラマのような壮大な世界観にのめり込みます。重たいテーマを扱いながらもコミカルなシーンもあるため、設定ほど重たい気分にはなりません。 辛い過去を持つ藍月ですが、皇子である天耀と心を通わせるうちに人間の優しさと温かさに触れて、世界が変わっていく彼女の姿に胸を打たれる作品です。

本作は、見惚れるほど綺麗な絵が印象的な漫画です。キャラクターだけではなく、衣装や装飾品まで細かく描かれており、作者のこだわりを感じます。 また、登場人物も魅力的で、芯が強く一生懸命な藍月の姿に共感します。男装の麗人である主人公が見せる、女の子らしい表情や子どもっぽい姿がかわいいです。天耀との出会いにより、だんだん感情が豊かになっていく藍月に癒やされます。 また、天耀の兄弟はイケメンだらけで個性的。意外な一面があるキャラもいて魅了されます。