『マザーパラサイト』全話ネタバレあらすじ＆最終話予想！全巻無料で読む方法はある？

気に入らない母親は取り替えればいい。究極の母親を求めて他人の母親に寄生する少年を描く『マザーパラサイト』のあらすじをネタバレありで解説！ 広告で見かけて、その衝撃的なコマが印象に残っているという人も多いでしょうが、本編はその比じゃないくらい衝撃の連続です。まずは本記事で作品の狂気の片鱗に触れてみましょう。漫画rawなどの違法サイトを使わずにお得に読む方法も紹介します！

『マザーパラサイト』は胸糞悪いのになぜか続きが読みたくなってしまう、独特の作風が持ち味の佐藤洋寿によるサイコホラー作品。 施設育ちの主人公の中学生・三木涼太は、幼い頃から多くの母親の元を渡り歩いてきました。彼が求めるのは究極の母親。より理想に近い母親が見つかると、彼はあらゆる手段を使ってその母親に寄生していきます。 彼の狂気に満ちた母親への執着が巻き起こす一連の事件がドロドロと描かれていく作品です。

主人公・三木涼太は感じの良い優等生です。母の早苗と2人で仲睦まじく暮らしているように見えますが、2人の関係は歪でした。 涼太は母の至らない点を事細かにメモし、母は涼太に怯えながら「母親でいさせて」と懇願しているのです。 この最初の数ページで薄気味悪さがじわじわきますね。 涼太はある日、いじめられっ子の薫の母親・リカに遭遇。リカはかなりの過保護で、行き過ぎにも思える愛を息子に注いでいました。その言動に母のあるべき姿を見た涼太は、薫親子へと近づいていきます。 日々リカの信頼を勝ち得ていく涼太は、お泊りした日にリカの全裸を計測。リカの股を眺め、うっとりと自分がリカの子宮にいる姿を想像する様は狂っているとしか言えません。

早苗の裸もチェックした涼太は、リカこそが「本当の母親」だと確信。リカに寄生すべく準備を始めます。 テレビで流れた行方不明事件の被害者の女性は、奇しくも涼太の歴代母親の1人の様子。寄生先を変える度に、彼は物理的に元の母親を消してきたことが暗示されていてゾッとします。 リカに狙いを定めた涼太は、早苗による虐待を自演し、同時に早苗に対しては素っ気なく接するように。次第に早苗は精神を壊していきます。 涼太の変化の裏にはリカの存在があると確信した早苗は、涼太が虐待を受けていると信じ込んで彼を匿うリカの家へ。怯えたフリをしながら涼太は激昂する早苗を壺で殴りつけ、正当防衛として彼女を昏睡状態へ陥らせます。

涼太は昏睡状態の早苗に残酷な笑顔で「元お母さん」と呼びかけます。1ヶ月以上昏睡しているので彼女が目覚めることはなさそう。 薫は涼太の異常性を確信しますが、リカに忠告しても聞く耳を持たないどころか、薫を嘘つき呼ばわりします。リカはすっかり涼太に洗脳されていたのです。 涼太の異常性に気づいたのは、皮肉にも薫をいじめていた仲村聖也でした。偶然仲村の母も涼太と接触、彼の危険性を直感で悟ります。 ザ肝っ玉母ちゃんといった感じの仲村母とお調子者の聖也の登場で、家でも学校でも涼太の立場は悪くなる一方。 涼太は狂気を隠しきれない歪んだ笑顔で仲村母にこれ以上首を突っ込まないよう忠告するのでした。このときの半分笑顔、半分歪んだ顔が怖すぎます。

ついに涼太は強硬策へ出ます。仲村家に侵入、母親を鈍器で殴り監禁。さらに灯油を撒いて一家を消そうとします。 涼太が仲村母へ出した条件はリカから離れることと、謝罪文を読み上げて土下座すること。仲村母は謝罪文の中に、本気で愛されたことのない可哀想な少年像を見出し、「愛されたことある？」と涼太へ質問。涼太は感じたことのない感覚に襲われ火を放ちます。 どうやらこの瞬間、仲村母の母性スイッチが入ってしまったんでしょうね……。家は全焼するも仲村母は涼太を警察へ突き出さず、逆に「許してあげる」と涼太を抱きしめます。 命の危険を感じた聖也と薫はナイフを持ち出し涼太と対峙することに。口論の末、薫が涼太の背中を押し、涼太の腹には聖也のナイフが刺さります。

現場に現れた仲村母は、刺された涼太をまるで我が子のように介抱します。警察でのやり取りを見ていても、仲村母が少しずつ涼太に毒されているのを感じますね。 意識を取り戻した涼太は、薫が刺したと嘘の証言をします。仲村母が涼太に真意を尋ねると、涼太は事件の様子を録音したボイスレコーダーを彼女に託しました。 真実を警察に伝えるか、息子を前科者にしないためにデータを消してしまうか。答えが出せないままの仲村母は半狂乱のリカと遭遇し、ボイスレコーダーを奪われ警察へ提出されてしまいます。 釈放された薫はどこか壊れた様子で生気がありません。一方で聖也が勾留された仲村母は、聖也を救う方法を涼太に相談していました。

釈放されて自宅に戻ったものの、今までの様子とは全く違う人間になってしまった薫。実は「賄賂を渡してでも息子を返してもらわなければ」という間違ったリカの頑張りによって、彼の拘留機関が延びてしまっていたのです。 その事で腹を立てていた薫はリカを奴隷扱いするようになり、その内容は「リカを椅子代わりにする」「首に縄をつけてベランダの犬小屋に放り出す」など、まさに動物扱いそのもの。それでもリカはこれも薫のためだと自信に言い聞かせ、エスカレートし続ける要求に応えるのでした。 一方、入院中の病院で仲村の母であるはるみに「僕の非常勤お母さんになって欲しい」というとんでもない以来をする涼太。 はるみはなぜか断り切れず、涼太を自宅の離れに住まわせることにします。仲村家でも涼太は自身の存在を自然に溶け込ませていくのですが……。

薫の存在がもはや恐怖でしかなくなったリカは、涼太への盲信をさらに深めてゆくことになります。 薫は相変わらず学校で悪意の的となっていたのですが、そこに涼太が現れ「薫くんって、怒ると結構怖いよ」と薫のしたことを暴露することで、クラスメイト達の糾弾から彼を救い出すのでした。 涼太にされたことも忘れた薫は「自分がいなければママは元に戻るはず」と家出。その後涼太に身体を預けて眠るリカを見た彼は、自身の想いを確信に変えて警察に自首します。 その後病院に入院していた早苗が目を覚まします。涼太との生活を思い出し、彼と袂を分かつことを決意する彼女。 早苗はさっそくリカに涼太を養子にしてもらえるよう頼み、リカは驚きながらも幸福の絶頂へと駆け上がります。しかし涼太は、冷静に早苗の真意を探ろうとしていました。 そして彼は、早苗が着替えている最中に彼女の部屋へ忍び込み……。

「再び自分を溺愛させてから早苗を殺害する」という計画を実行しようとする涼太。まずは正攻法として、昔二人で行った遊園地へ行きたいと駄々をこねて見せます。 根負けして涼太と遊園地へ行く事にした早苗でしたが、全く気分が乗りません。作戦が不発に終わった涼太は改めて部屋で計画を練り直しますが、眠っている間にその計画が早苗にバレてしまいます。 子供の微笑ましいイタズラを見つけた時のように微笑んだ早苗は、涼太に「もう一度やり直そう」と伝えるのでした。一方、その頃涼太が帰ってこない事に業を煮やしたリカは早苗が住むマンションの周りをうろつき始め……。

涼太が自分の元に戻ってくると信じて待ち続けるリカでしたが、2週間が経っても涼太は戻ってきません。 涼太のおかえりパーティーの準備をしながら無心になろうとするも、どうしてもソワソワしてしまうリカ。「やっぱ一度様子をーー」とスマホに伸ばしてしまう手を必死で押しとどめ「涼太くんを信じるって約束したじゃない……！信じるのは誰より得意でしょ……リカ！！」と自分に言い聞かせます。 しかし、1人で家にいると飾ってある写真に写った薫が自分を責めているように感じられ、パニックになってしまうリカなのでした。そして、ついに我慢できず涼太の様子を見にいってしまいます。すると、そこには楽しそうに早苗と一緒に歩く涼太の姿が……。 涼太の顔を抱きしめ「私……涼太のお母さんなんだから」と微笑む早苗を見てめまいがするリカなのでした。

名実ともにリカの息子になった涼太は、学生証に記載された「笠井涼太」の文字を眺めながら満足感に浸ります。 リカも涼太が自分の元に帰ってきてくれたことが嬉しくて仕方なく、家族写真を撮りながら「ありがとう涼太くん帰って来てくれて……私の息子になってくれて……！」と目を潤ませます。リカのうっとりした表情を見て、カメラマンは「何だか家族写真って言うより結婚写真って感じだね……」とつぶやくのでした。 一方薫は、裁判で自分に不利な証言を繰り返し、少年院に入ることになりました。自分の願いが叶ったことを噛みしめながら歩いていた涼太は、公園でとある親子を見つけます。 派手な髪色に露出の高い服を着ている母親は幼い娘に嘘泣きの方法を教えていました。どうやら子ども相手の当たり屋をしているようでーー。

当たり屋親子こと、千葉麻帆に襲われ家事ができなくなってしまったリカ。しかし本人は犯人のことを全く覚えておらず、家事代行業者としてやってきた麻帆を迎え入れてしまいます。 それどころかリカは麻帆の働きっぷりに感心し、すっかり心を許すまでに。麻帆を警戒する涼太は何とか彼女を追い出そうと試みますが、リカには全く相手にされません。 そんな中、涼太が大事にしている鞄の中身を見てしまった麻帆。そこには大量の成人向け雑誌が入っていました。しかしよく見てみると、底の方に白い骨のかけらのようなものが。麻帆は念のため欠片を保管することにします。 一方リカは麻帆と一緒に過ごすうちに、抑え込んでいた薫への愛情を思い出していきます。そして麻帆から提案され、涼太の実母を探し出そうと決意しました。

リカとともに涼太がかつて過ごしていた孤児院を訪れていた麻帆。しかしその矢先、叔母から娘のここあがいなくなってしまったという連絡を受けます。 涼太が一緒にいたことを聞き、娘の身に危険が迫っているのではと取り乱す麻帆。バットを持って叔母の家を飛び出し、周囲を探し始めます。そして涼太を見つけると、問答無用で殴りかかったのです。 しかし実際には涼太はここあに危害を加えるようなことはしておらず、全ては麻帆の早とちりでした。 一方麻帆がバットで涼太を殴る所を目撃したリカは、自分を襲った犯人も同じバットを持っていたことに気が付きます。そして何気なく麻帆が口にした言葉から、彼女が襲撃の犯人だと確信するのでした。

涼太がした通報をリカがしたものだと勘違いし、被害届を取り下げるよう脅迫しにやってきた麻帆。一方のリカは麻帆がかつてアナウンサーをしていた頃のリカに憧れていたと知り、もっと彼女のことを理解してあげたいと思っていました。 しかしリカの気持ちはかえって逆効果だったようで、麻帆はさらに暴力的になってしまいます。あわやリカを殺しかねない状態にあった麻帆でしたが、ひょんなことから落ち着きを取り戻しリカに謝罪。2人は改めて固い絆を結びます。 2人が絆を深めていく一方で、いよいよ麻帆が邪魔になってきた涼太。これ以上リカを毒されないよう、麻帆の排除に乗り出します。そして涼太は事故に見せかけ、麻帆を階段から突き落とし……。

2025年1月現在、『マザーパラサイト』はまだ完結していません。 なお最新巻となる13巻は2025年1月20日に発売されました。これまで大体4ヶ月ごとに新刊が発売されているので、次巻の14巻が発売されるのは2025年5月20日前後だと予想されます。

13巻では涼太の実母を名乗る女性が登場しました。これまで様々な母親の元を渡り歩いてきた涼太ですが、最終的には実の母親の元へと帰るのではないでしょうか。 たとえ涼太の求めている正しい母親像に沿っていなかったとしても、本物の母親が彼の満たされなかった心を埋めてくれる可能性は充分に考えられます。 もし涼太が実母との再会で改心したならば、これまでに犯した罪を償うため少年院へ行くという結末もありそうですね。 そして罪を償い院を出た後は、普通の親子として幸せに暮らしてほしいものです。

もうひとつ考えられる最終回として、涼太がパラサイトを続けるという展開もあるかもしれません。実母と再会しても涼太の心が満たされることはなく、彼は自分の考える完璧な母親を探すため同じことを繰り返していくのです。 そして大人になるまで同じことを繰り返し、最終的には罪が明るみになって逮捕される、という結末も考えられます。サイコパスな涼太が改心できるのかは正直微妙なところなので、バッドエンドの可能性も高そうですね。 そうなるとリカも涼太の毒牙にかかり、悲惨な最後を迎えることになるかもしれません。

調査の結果、『マザーパラサイト』を全話無料で読めるアプリはありませんでした。途中まで無料のアプリはありますが、1日に読める話数に制限があるので、イッキ読みしたい人にはコミックシーモアがおすすめです。

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