2024年4月1日更新

『PICU 小児集中治療室』最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末で起こった奇跡とは?

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月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』は吉沢亮が主演を務める医療ドラマ。「PICU」という小児専門の集中治療室がテーマになっています。 2024年4月13日には土曜プレミアム枠でのスペシャルドラマ放送が決定し、これまでのあらすじが気になっている人や振り返りたい人もいるのでは? そこでこの記事では、本作のあらすじやネタバレ、キャストについて丸っと紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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【ネタバレなし】『PICU 小児集中治療室』のあらすじ

小児専門の集中治療室である「PICU」は、子どもの命を救うために欠かせない場所。小児集中治療専門の医師や看護師が時間と戦いながら、一丸となって治療にあたっています。 物語の舞台となる北海道は、広大すぎるせいで「大規模なPICUを運営することは困難」と言われてきた土地です。そんな中主人公の小児科医・志子田武四郎は、自身が働く病院に新設されたPICUに異動することに。 そこで武四郎が出会ったのが、小児集中治療に並々ならぬ熱意を持つPICU医・植野元でした。彼は北海道で“どんな子どもも受け入れられる”PICUを作るという大きな夢を持っており、そのためには努力を惜しまないという強い意志を持っています。 武四郎は植野をはじめとした仲間たちとともに、子どもたちの命と懸命に向き合っていくことに……。

第1話のあらすじ・ネタバレ

第1話のあらすじ

2019年。医師を目指す武四郎(吉沢亮)は、友人たちと北海道でキャンプを楽しんでいる最中に、車の中で苦しんでいる女の子を見かけました。 その後、人気子役の沙羅(諏訪結衣)が亡くなったとニュースが入ります。武四郎はそれがキャンプの時に車ですれ違った女の子だと気づき、生死に関わる恐怖に感じながら医師になりました。 その頃北海道知事の鮫島(菊地凛子)は、PICUの植野(安田顕)の元を訪ねていました。 2022年。武四郎は丘珠病院の小児科で働いていましたが、急にPICUへ異動となります。そこで小児集中治療のパイオニアである植野と出会い、他には医師・綿貫(木村文乃)と看護師の仁子(高梨臨)のみ。たった4人でPICUはスタートし、沙羅ちゃんはなぜ亡くなったのか3年前のことを議論しました。

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第1話のネタバレ

植野は、北海道中の55万人の子供の命を預かることを宣言。鮫島が、近々ドクタージェットを設置してくれると約束してくれたとのこと。 その時、5歳の鏡花(磯村アメリ)が急性腹症で4時間待機した後、PICUに搬送の連絡が入ります。武四郎は初めてのことで身動きが取れず、植野たちが必死に対応しますが亡くなってしまいました。 武四郎は、目の前で鏡花が亡くなったことに大きなショックを受けます。すぐメンバーでミーティングが行われますが、武四郎は涙を流しました。植野はPICUが周知されていれば、ドクタージェットがあれば鏡花は亡くならなかったかもと悔やみます。 植野と武四郎は、鏡花のかかりつけ医・山田(イッセー尾形)の元へ。山田は誤診を謝罪しますが、植野は山田に「何でも相談してください」と優しく名刺を渡しました。 植野は、北海道中にPICUを周知するのも仕事だと武四郎に告げます。そして植野は、3年前武四郎が鮫島に送った手紙を出しました。武四郎は当時沙羅ちゃんの件で鮫島に熱い思いを書き、その熱意を知った植野がPICUに引き抜いたのです。 武四郎は「あの日、初めて医師になりたいって思ったんです」と植野に伝えたのでした。

第2話のあらすじ・ネタバレ

第2話のあらすじ

武四郎(吉沢亮)は休日を返上して仕事を行うも、周りからは「ギリギリ半人前かどうか」であるとあしらわれてしまいます。そんな時、姉弟の子供2人が緊急搬送されてきました。姉の莉子(田中乃愛)は軽傷、しかし弟の理玖(中村羽叶)は右肩に火傷を負い重傷。武四郎は、莉子の治療を担当します。 しかし莉子はずっと痛みを我慢しており、本当は気道熱傷で声が出せませんでした。さらに武四郎は、莉子がお腹をすかせた理玖のためにチキンナゲットを揚げようとして、火傷を負ったことにも気がつきました。 莉子は手術をすれば声は出せるようになりますが、歌うことはできないとのこと。合唱をしている莉子のことを思い、母の京子(紺野まひる)と担当医の植野(安田顕)は、莉子に歌えなくなることは伝えないと決めました。

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第2話のネタバレ

しかし莉子は、武四郎に「本当のことを教えて」と筆談。武四郎は葛藤するも、「前のように歌うことはできない」と伝えてしまいました。莉子は「ありがとう」と言うも、その後医療器具を自分で外し床に倒れてしまいます。 莉子のメモには、「歌えないなんて死にたい」と書かれていました。植野は武四郎に事の重大さを伝え、「帰ってください」と告げます。家に帰ると母の南(大竹しのぶ)が、好物をたくさん用意してくれていました。 翌日京子にビンタされた武四郎ですが、莉子は「私のせいでごめんなさい」とかすれた声で武四郎に謝ります。武四郎も涙ながらに、莉子に謝罪しました。 麻酔科医の今成(甲本雅裕)は、武四郎が落ち込んでいたと植野に報告。植野は「落ち込んで立ち上がる、その繰り返し」と言いました。そして今成はPICUのメンバーに入ることを決意。 その頃武四郎の元には、幼馴染で医師の悠太(高杉真宙)から「武四郎、俺……」と電話が入っていたのでした。

第3話のあらすじ・ネタバレ

第3話のあらすじ

武四郎(吉沢亮)の元に、悠太(高杉真宙)から電話が入ります。しかし、悠太は「何でもない」と電話を切ってしまいました。心配になった武四郎は、悠太のいる網走へと向かいます。 するとその時、悠太の元に7歳の淳之介(松野晃士)が緊急搬送されてきます。淳之介はトラックにはねられて大腿骨骨折の他、肺の損傷も疑われました。他の医師はオペ中で、悠太は別の病院への搬送を試みますが濃霧がひどくヘリコプターを飛ばせないとのこと。 ちょうど居合わせた武四郎は、植野(安田顕)に連絡しドクタージェットを要請。しかしドクタージェットも出払っており、札幌から防災ヘリを出すことに。そしてようやく、丘珠病院に到着しました。

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第3話のネタバレ

淳之介は一命は取り留めましたが、植野は右肺の全摘を決断。武四郎は診断に疑問を感じますが、植野は過去に同じような患者の肺を温存して、術後管理中に患者を亡くしたことがありました。 武四郎は淳之介の術後管理を徹底するため、各科や知人を当たって人を集めます。すると医師や看護師が徐々にPICUに集まり、淳之介は全摘ではなく温存治療で進められることになったのです。 手術も無事成功し、淳之介は回復。淳之介は、麻酔で寝ている間に隣の患者の理玖(中村羽叶)が、ずっと自分に話しかけてくれていたのが聞こえていたとのこと。理玖の母の京子(紺野まひる)は、ずっと武四郎を拒絶していましたが、理玖の大好きなヒーロードラマを録ってくれていたことに感謝を伝えました。 一方植野は、ドクタージェットが北海道に常駐するよう、改めて訴えることを誓います。 その頃綿貫(木村文乃)は、医師が医師を訴えるという裁判に挑もうとしていたのでした……。

第4話のあらすじ・ネタバレ

第4話のあらすじ

武四郎(吉沢亮)の元に、生後7日でRSウイルスに感染し重症化した赤ちゃんが運ばれます。赤ちゃんの母親は20歳の大学生。両親から反対され、赤ちゃんを出産後乳児院に預けていました。 名前すらない赤ちゃんを、武四郎は綿貫(木村文乃)とともに担当。武四郎は何度も赤ちゃんの母親・奈美(中田乃愛)に連絡をするも、「もうかけてこないで」と言われます。 武四郎は、赤ちゃんが母親に会いたがっていると感じていました。そして赤ちゃんが人工呼吸器をつけることになったと奈美に連絡した時、電話の音で奈美が近くにいることに気づきます。しかし「私は母親になれない」と奈美は泣くばかり。

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第4話のネタバレ

すると奈美の父親から武四郎を訴えると言われ、武四郎は奈美と距離を取ることに。落ち込む武四郎は綿貫と言い合いになり、綿貫は赤ちゃんの担当を外れると言い出しました。 ある日、植野(安田顕)は武四郎を連れて裁判所に行きます。原告は綿貫。武四郎はずっと綿貫が患者に訴えられていると思っていましたが、綿貫が原告であることを初めて知ったのです。 綿貫は不妊治療の末、妊娠。36週で異変を感じましたが、医師に異常がないと帰されました。その後大量出血し、赤ちゃんは死亡。2510gの娘は、異変を感じたときに帝王切開していれば助かったかもしれない。綿貫は病院を訴えていました。 綿貫は子宮を失い、母親になることはできません。1億円の損害賠償請求を行ったものの、帰り際「金目当てだろ……」と呟かれた綿貫。それを聞いていた武四郎は「謝ってください!」と猛抗議しました。 居酒屋でPICUの歓迎会が開かれ、植野は綿貫に「辞めないで下さい」と伝えます。綿貫は赤ちゃんの担当に復帰し、綿貫が連絡したことで奈美も赤ちゃんに会いに来ました。赤ちゃんは「あおい」と名づけられていました。 武四郎は綿貫に謝罪。奈美の父親も訴えを取り消し、綿貫は引き続き武四郎を指導していくことに。 そんな中、武四郎の病院に運ばれてきた青年。その青年は、なんと悠太(高杉真宙)だったのです。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

第5話のあらすじ

悠太(高杉真宙)が武四郎(吉沢亮)が病院に運ばれ、悠太が発見されたホテルには大量の睡眠薬が置かれていたとのこと。武四郎は仕事をこなしつつ、悠太が自殺するはずないと信じていました。 一方、入院している淳之介(松野晃士)を網走に帰したいと考える植野(安田顕)。他の子を札幌に移送するタイミングで、淳之介を逆搬送することを鮫島(菊地凛子)に頼みます。しかし鮫島に断られ、植野と武四郎は直接鮫島の元へ。植野は「信じています」と鮫島に伝えました。 そんな時、南(大竹しのぶ)が家で倒れてしまいます。ちょうど桃子(生田絵梨花)がフラダンスの迎えに来ていたところで、桃子は驚きました。南は「腰痛がひどくて」と言い、明るく振る舞います。しかし南は朝武四郎が作ってくれたお弁当を、食べずに捨てていたのでした。

第5話のネタバレ

その後、武四郎の家に宅急便が届きます。送り主は、悠太。慌てて開けた武四郎は、悠太からの手紙に衝撃を受けました。悠太は「俺が死んだ後に、お前にお願いしたいことがあるんだ」と綴っており、武四郎は怒りを抑えきれません。 武四郎は悠太が自殺未遂をしたと知り、「見損なった」と言います。それを聞いた南は、「悠太の命は悠太のものだよ」と伝えました。 悠太はようやく目を覚まし、武四郎に「ごめん、疲れちゃった」とこぼします。武四郎は気づいてあげられなかったことを謝り、「死なないでよ、悠太」と涙を流しました。 その姿を見ていた植野は綿貫(木村文乃)に、「一人で抱えないでね」と声をかけます。その頃南は、武四郎の部屋にある本を取り出し「すい臓がん」のページを見ていたのでした。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

第6話のあらすじ

PICUに入院中の、圭吾(柊木陽太)が目を覚まします。拡張型心筋症の圭吾には心臓移植が必要でしたが、圭吾は移植を拒んでいました。そんな圭吾は12歳。年頃ということもあり、武四郎(吉沢亮)たちにも心を開きません。 そんな圭吾の元に、幼馴染の優里(稲垣来泉)が修学旅行のお土産を持ってきます。しかし圭吾はお土産も投げ捨てて、色紙も破いてしまい……。武四郎は圭吾の本心を聞くために寄り添うことに。 すると圭吾は、「子供が死ぬのを待つのが嫌だ」と移植を拒む理由を話します。圭吾は自分より辛い子供のことを考えられる、優しい子でした。

第6話のネタバレ

そこで武四郎は、圭吾が行けなかった「修学旅行」を提案。3時間というタイムリミットで、圭吾を修学旅行に連れていくことにしました。武四郎は、そのバスガイドとして母の南(大竹しのぶ)を誘います。 しかし当日バスガイドにやってきたのは、桃子(生田絵梨花)。圭吾はバスで、札幌ドームを東京ドーム、札幌のテレビ塔を東京タワーに見たてて観光しました。 そして最後、サプライズで圭吾の同級生たちが集まります。同級生の1人である優里は「早く元気になって一緒に東京タワー登ろう!」と言い、圭吾も「大好き!」と自分の気持ちを叫びました。 その後圭吾は、移植を受ける決意をします。優里と同じ大学に行って、結婚するという夢を見つけました。その後武四郎は、桃子にバスガイドのお礼をします。しかし桃子は、涙を流していました。 桃子は体調の悪い南が苦しむ姿を見ていましたが、「武四郎には言わないで」と止められていました。そんな武四郎も、南が最近顔色が悪くご飯も全然食べていないことに気づきます。そして武四郎は、南に「ねぇ、母ちゃん」と問いただしたのでした。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

第7話のあらすじ

武四郎(吉沢亮)が南(大竹しのぶ)を問い詰めると、南は「膵炎」と答えます。ほっとした武四郎ですが、圭吾(柊木陽太)の心拡大が悪化してしまい、病院に寝泊りするように。 一方植野(安田顕)は、悠太(高杉真宙)を丘珠病院に誘います。悠太も植野に相談しようと思っていたところで、武四郎と悠太は同じ病院で働くことになりました。 武四郎は圭吾につきっきりとなり、見かねた植野は武四郎に家に帰るよう指示。武四郎が家に着くと、テーブルの上には「モルヒネ」の薬が置かれていました。

第7話のネタバレ

武四郎は、南と向き合います。そして南もようやく、「すい臓がんステージ4」であることを武四郎に打ち明けました。しかし南は治療はしないと頑なに断り、武四郎の病院にも行かないと告げます。 翌朝、圭吾が発熱。武四郎は圭吾のこと、南のことで頭がいっぱいで植野に相談します。すると植野は、武四郎とともに家へ。植野も一緒に南に向き合いました。 南は、がんの治療に嫌な思い出があるとのこと。詳しいことは言いたくないようですが、痛みや苦しみを取り除く治療もあるから病院に来てほしいと、植野は説得しました。南はようやく、武四郎の病院に行くと首を縦に振ったのです。 武四郎は、植野に感謝を伝えます。医者なのに、母を救えない自分を情けなく感じていた武四郎。植野は武四郎に、「泣いてもいいんですよ」と微笑みました。 そんな植野は知事の鮫島(菊地凛子)に、裏方ではなく医師を続けながらドクタージェットの推進を図りたいと伝えます。その時、圭吾の病状が急変したのでした……。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

第8話のあらすじ

圭吾(柊木陽太)は一命を取り留めたものの、かなり危険な状態。そんな時、男児2名の受け入れ要請が入り武四郎(吉沢亮)たちはドクターカーで現地へ。光(寺嶋眞秀)は心停止、大輝(森島律斗)も手術が必要で、2人は急いでPICUに搬送されたのです。 手術は無事成功しましたが、光は10分心停止していたため脳死の危険性が……。大輝は無事目を覚ましたものの、光の母親は大輝に怒りをぶつけます。 そして圭吾の容体も再び悪化し、全ての感染症の原因を調べたものの特定することができません。武四郎は、圭吾の両親に終末期について説明をすることに。

第8話のネタバレ

圭吾の両親は、圭吾を函館に帰したいとのこと。そんな圭吾は目を覚まし、もし自分が亡くなったら、自分の体をまだ目覚めない光に提供したいと想いを明かします。その翌日、光は無事目を覚ましました。大輝や圭吾の願いが通じたのです。 圭吾は函館に帰ることになりましたが、武四郎に不安を明かします。それは、函館に帰るということは自分は死んでしまうのではないかということ。圭吾は武四郎に、真実を教えてほしいと頼みます。 しかし武四郎は、「函館の病院でも治せるから、函館に帰るんだよ」と嘘をつきます。植野(安田顕)は、武四郎の嘘を「正しかった」と称え、圭吾の両親が終末期を受け入れられたのは、やれることは全てやったからだと説明。武四郎は涙を流します。 武四郎は帰宅後、南(大竹しのぶ)に土下座をします。植野の言葉を思い出し、南に「母ちゃんを諦められる時間がほしい、東京の病院に行こう」と伝えました。南は「いいよ」とあっさり。武四郎の目から、涙がこぼれ落ちたのでした。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

第9話のあらすじ

武四郎(吉沢亮)は、南(大竹しのぶ)とともに東京の病院へ。植野(安田顕)に紹介された医師に検査結果を聞きますが、寛解は難しいとのこと。死期をどれだけ伸ばせるかと言われ、武四郎は他の病院に行こうとします。 しかし南は、「せっかくだから東京観光を楽しもう」と言います。夜旅館で、武四郎は「俺を一人にしないでくれよ」と南に治療することを頼みました。しかし南は、頑なに治療を拒否したのです。 それは、南の夫、武四郎の父が肺がんで大変な思いをし、その後亡くなったという理由があったからでした。南は「病院じゃなくてあの家で逝きたい、自分の死に際は自分で決めたい」と覚悟を伝えます。そして「武四郎愛してるよ」、武四郎も「俺だって大好きだよ」と言い合いました。

第9話のネタバレ

南はその後、札幌に戻って1週間もしないうちに、亡くなりました。 武四郎はすぐにPICUの勤務に復帰。紀來(阿部久令亜)という喘息の患者が運ばれてきます。紀來は24時間、苦しい発作に耐えていました。シングルファーザーで父の虐待が疑われますが、武四郎は紀來の本当に気持ちに気づきます。 紀來は忙しい父親に心配かけないと、苦しさを我慢していました。武四郎は紀來に、「苦しいときは苦しいって言ってくれたほうがお父さんは嬉しいよ」と寄り添います。 そんな時、優里(稲垣来泉)が武四郎の元に1人でやってきます。圭吾(柊木陽太)は函館の病院で、もう話せないほど病状が悪化していました。優里は、武四郎が圭吾を見捨てたと責めます。 武四郎は「医者って何なんですかね……」と思いつめるように。翌日、植野のデスクの上に退職願を出し、そのまま病院を去ってしまったのでした。

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第10話のあらすじ・ネタバレ

第10話のあらすじ

病院を辞めた武四郎(吉沢亮)は、「1人にしてほしい」と悠太(高杉真宙)たちにも会おうとしません。そんな武四郎の元に、稚内の病院の医師・山田(イッセー尾形)から連絡が入ります。山田は気になる患者のことを、武四郎に相談しました。 武四郎は翌日、稚内へ。山田の仕事を手伝い、夜は鍋を囲みます。武四郎は母が亡くなったことや病院を辞めたことを打ち明け、山田は武四郎を抱きしめました。そして山田は「大丈夫、立派な医者だよ」と寄り添い、武四郎は涙を流します。 翌日、悠太が武四郎の元にやってきます。悠太は圭吾(柊木陽太)が武四郎に書いた手紙を見せました。そこには、「函館まで会いに来てください」の文字が……。武四郎と悠太は運転を交代しながら、函館へ。

第10話のネタバレ

その頃札幌共立大の医師・渡辺(野間口徹)は、武四郎から圭吾の病状を聞き丘珠病院までやってきていました。丘珠病院には医師たちが集まり、圭吾を救うために情報交換を始めたのです。 圭吾は武四郎に、「絶対死にたくない。先生の病院に帰りたい」と言います。その後武四郎は丘珠病院に復帰し、圭吾の受け入れ準備へ。その頃桃子(生田絵梨花)は無事赤ちゃんを出産。武四郎たちは、命の誕生に感動したのでした。 武四郎は植野(安田顕)に、「先生のような医者になりたい」と話します。その植野は、知事の鮫島(菊地凛子)に自分がPICU辞めても、今いるスタッフは誰もクビにしないことを約束させていました。植野はドクタージェットを常駐させるため、PICUを辞める決断をしていたのです。 その後圭吾が丘珠病院に戻り、補助人工心臓の植え込み手術をすることに。しかしその瞬間、地震が発生。しばらく余震が続いていたのでした……。

第11話(最終回)のあらすじ・ネタバレ

最終回のあらすじ

圭吾(柊木陽太)の手術は、地震の影響で3日後に延期に。そんな中植野(安田顕)の元に、地震でトンネルが崩壊してスキー旅行に来ていた小学生が被害に遭ったと連絡が入ります。武四郎(吉沢亮)は目覚めた圭吾を励まし、小学生の受け入れを担当。 東上(中尾明慶)、綿貫(木村文乃)、悠太(高杉真宙)の医師3人は現地へ向かい、処置に当たります。あっという間に丘珠病院は満床となり、5人目の搬送希望者の連絡が……。植野は、受け入れ拒否を決断しました。 しかし武四郎や河本(菅野莉央)は、子供を見捨てたくないと反発。武四郎は子供たちの命を繋ぎ留めたい、最後まで何かしたいと訴えますが、植野は圭吾たちのことも考えて、受け入れ拒否の考えを徹底しました。

最終回のネタバレ

電話でこのことを聞いていた綿貫は、自ら渡辺(野間口徹)に連絡し子供を受け入れてもらいました。実は渡辺のいる札幌共立大は、PICU設立の準備をしているところ。綿貫は裁判を終え、子供たちのために渡辺に頭を下げたのでした。 結果、石川蛍ちゃんという子供が残念ながらトンネル事故で亡くなってしまいました。PICUではミーティングが行われ、どうしたら蛍ちゃんを救えたか考えます。そして植野は、来年には丘珠空港にドクタージェットが常駐され、丘珠病院のPICU科長には渡辺が就任することを皆に伝えたのです。 植野は、北海道のことは北海道の人がやるべきという理由でPICUを辞めることに。武四郎たちはもちろん反論しました。するとそこに渡辺がやってきて、札幌共立大は「自らのPICUを作る、丘珠病院は好きにやっていい」と告げたのです。 こうして植野は辞めずに済み、安堵します。圭吾の補助心臓植え込み手術も成功し、圭吾は武四郎のような医者になりたいと伝えました。武四郎は父のような人になりたい、この家で家族を作りたいと抱負を語り、今日も病院へ向かったのでした。

最終回の結末を予想!

第5話時点でのciatrの最終回の結末予想は以下の通りでした! 植野の最終目標は"北海道に医療用ジェット機がある日本屈指のPICUを作る"こと。ドラマ「PICU」が目指す結末も、同じような内容になるのではないでしょうか。 医療用ジェット機の運用は、医師ではなく病院経営者や行政の領域。一筋縄ではいかない困難はありつつも、医療用ジェット機の常駐が認められるかもしれません。これにより、それまでなら取りこぼしていた多くの命が救われ、最後はPICUメンバーあるいはその関係者を搬送する展開になると予想します。

キャスト一覧

ドラマ『PICU 小児集中治療室』のキャストを紹介していきます!

志子田武四郎役/吉沢亮

27歳の小児科医

吉沢亮 

志子田武四郎は北海道生まれ・北海道育ちの27歳。幼い頃に父親が亡くなって以来、母親の南と2人で暮らしています。心優しく母親想いな青年で、料理や掃除、洗濯など家事全般が得意です。安定志向の持ち主でもあり、実家から通える病院を選んだ結果として小児科医になりました。 そんな武四郎を演じるのは俳優の吉沢亮。「国宝級イケメン」と呼ばれるほど整った顔立ちの人物で、実写映画『銀魂』(2017年)の沖田総悟役や『ママレード・ボーイ』(2018年)の松浦遊役など、漫画のイケメンキャラを演じたことでも知られています。また大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)では主演を務め、平成生まれ初の大河主演俳優となりました。 今回が月9初出演・主演、しかも医師役も初めて演じるとのことで、本作は彼にとっても非常に意味のあるものとなるでしょう。

綿貫りさ役/木村文乃

木村文乃

綿貫りさは武四郎とともにPICUに配属された救命医。もとは優秀な医師でしたが、とある事件をきっかけに横柄な性格になってしまいました。武四郎のことも医師として認めておらず、「使い物にならない」とキツイ言葉を浴びせることすらあります。 しかしそんな態度とは裏腹に、小児医療に対する想いは人一倍です。 りさ役の木村文乃は、本作で初めて月9ドラマのヒロインを務めます。『七人の秘書』(2020年)や『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』(2021年)の演技で注目を集めた彼女ですが、本作ではどんな表情を見せてくれるのでしょうか。 本人は出演にあたって、「もがいたり苦しんだりしながら、綿貫と一緒に成長していけたら」とのコメントを発表しています。

PICU医・植野元(うえのはじめ)/安田顕

安田顕

北海道にPICUを設立するため東京からやってきた小児科医・植野元。小児集中治療の整備をすすめてきた人物で、心優しい性格の持ち主です。時には残酷な経験もしてきた彼は、未熟な武四郎を指導し導いていきます。 演じる安田顕は、本作が月9初のレギュラー出演。多くのドラマに出演し、北海道出身でもある彼が植野元をどのように演じるのか期待が高まりますね。 PICUのパイオニアである埼玉県立小児医療センター小児救命救急センター長・植田育也医師がモデルとなっていて、安田は実際のPICUを見学後「実際に子どもたちの命と向き合う方々がいらっしゃることを忘れず、その想いが届けられるよう取り組ませていただきます」とコメントしています。

涌井桃子役/生田絵梨花

生田絵梨花

涌井桃子は主人公・武四郎の幼なじみで、武四郎が長年想いを寄せているクラスのマドンナ的存在です。 実家が旅行バス会社を経営しており、涌井桃子もバスガイドとして働いています。武四郎の母親とはバスガイドの同僚で仲が良く、武四郎とは家族のような関係です。 涌井桃子を演じるのは生田絵梨花で、乃木坂46に所属していた当時はセンターを務めていました。ミュージカル女優として活動しながらテレビ番組にもコンスタントに出演しており、2022年のテレビドラマ出演本数は、ゲスト出演を含み本作で6作目です。

矢野悠太役/高杉真宙

高杉真宙

主人公・武四郎の幼なじみで大親友の矢野悠太。大人になった現在も同じ医療の道に進み、網走の病院で救命医として働いています。失敗続きの武四郎を励ます良き理解者で、幼少期から頼りになる存在でした。 矢野悠太を演じるのは、主演の吉沢亮とは初共演の高杉真宙。2022年後期の朝ドラ『舞いあがれ!』への出演も決定しており、注目の若手俳優のひとりです。 高杉真宙は本作への出演にあたり、「子どもたちと一緒に向き合うPICUを多くの人に知ってほしい」とコメントしています。

河本舞役/菅野莉央

河本舞は涌井桃子、矢野悠太と同じく武四郎を幼少期から知る幼なじみです。武四郎と同じ病院で小児外科医として働いており、頼りない武四郎にツッコミを入れています。 武四郎と比べると優秀なタイプですが、まだまだ医師としての経験が浅く仕事の悩みは尽きないため、武四郎とビデオ通話で励まし合うことも……。 河本舞を演じるのは、2歳の頃から芸能活動を続ける菅野莉央です。初めての医師役に向けて病院を見学したりと、リアルな医療現場を再現するために役作りに励んでいます。

今成良平役/甲本雅裕

今成良平はベテランの麻酔科医で、PICU科長・植野元からの呼びかけに応じ、人手不足のPICUの助っ人として力を貸してくれる人物です。PICUに必要不可欠な人材であり、植野からは度々オファーを受けていますがなかなか応じてくれず……。 若手医師だけでなく、PICU科長の植野にとっても良き相談相手となる重要な人物。不器用ながらも真っ直ぐな武四郎のことを気にかけており、PICUとの関係がどのように変化していくのかにも注目です。 演じる甲本雅裕は、名バイプレイヤーとして数多くの作品に出演しています。頼れるベテラン麻酔科医として、ドラマにリアリティーや説得力を与えてくれること間違いなしです。

東上宗介役/中尾明慶

中尾明慶

東上宗介は主人公・武四郎と同じ病院に勤務する救命救急医です。冷静な判断力と優秀な腕を持っており、重症患者にも全力で対応します。 演じる中尾明慶は、2022年放送ドラマへのレギュラー出演は本作で3作目です。演技力にも定評があり、若手医師たちの手本となる救命救急医としても期待が高まっています。 実際に子どもを持つ父親でもある中尾明慶は、「台本を読んでいてすごく心が揺さぶられた」と本作に対する気持ちをコメントしており、救命救急医の立場から小児医療とどう向き合っていくのか注目です。

「PICU」の口コミ・感想

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しこちゃん先生が医者になった理由こんな序盤で明かしちゃうんだ……。後半までずるずる引っ張らなかったのはむしろ好印象だし、やっぱり「朝顔」のスタッフ最高。キャラクター造形も丁寧で、こういう人かな?って思ったら違う一面が出てきてびっくりする。台詞は説明っぽくないし、状況や人間関係がわかりやすくて心に染みますね。

(20代男性)

吹き出し アイコン

日常パートがほどよく癒やしてくれる上で、自分の想像よりずっとずっと重いドラマでした。子どもや動物に弱いから毎話のように涙腺が緩んでいる……!それだけ、命と向き合って作っているんだと思います。吉沢亮のご尊顔(と美しい涙)が救い。まだまだ技術が追いついていない感じだけど、新人医師がどう成長するのか楽しみです。

(30代女性)

「PICU」は完全オリジナル脚本

ラヴソング

『PICU 小児集中治療室』に原作はなく、完全オリジナルのストーリーです。脚本を担当するのは倉光泰子。ドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』(2020年)の脚本を手がけた人物で、その他には『ラヴソング』(2016年)や『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(2019年)などの代表作があります。 人の内面を細やかに描く脚本家として知られていて、過去には「アライブ」で「市川森一脚本賞」を受賞した経験も。同賞は新進気鋭の脚本家に与えられる賞ということで、今後数多くの名作を生み出していくことが期待されます。

『PICU 小児集中治療室』最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで!

本記事では10月から放送がスタートしたドラマ『PICU 小児集中治療室』のあらすじやネタバレ、キャストについて紹介してきました。 北海道を舞台にした本格医療ドラマである本作。医師役初挑戦の吉沢亮の演技にも、ぜひ注目してみてくださいね。