ドラマ「silent(サイレント)」最終回までのネタバレあらすじ!紬と想の恋の結末は……?
ドラマ「silent(サイレント)」は川口春奈×目黒蓮のオリジナルラブストーリー。本記事では本作品の最新話のあらすじネタバレを毎週更新!キャスト、見どころなどについても詳しく紹介していきます。 ★12月22日放送の最終回のネタバレ ★最後に想が囁いた言葉とは?
タップできる目次
- ドラマ「silent(サイレント)」のあらすじ
- 第1話:大切な人は音のない世界で生きていた
- 第2話:好きになれてよかった…そう思いたい
- 第3話:今はもう、佐倉くんのこと好きじゃない…
- 第4話:戻れると思う。元に戻れたら嬉しいなぁって
- 第5話:無意識に名前出ちゃうくらいほんとに好き
- 第6話:音のない世界は悲しい世界じゃない。
- 第7話:自分にだけ飛んでくるまっすぐな言葉
- 第8話:一緒にいたくているだけなのに
- 第9話:誰がどうやって力になってくれるの?
- 第10話:また何も伝えずにいなくなるのは許さない
- 最終回:変わったもの、それでも変わらないもの
- 青羽紬役/川口春奈
- 佐倉想役/目黒蓮(Snow Man)
- 戸川湊斗役/鈴鹿央士
- 想の母親・佐倉律子役/篠原涼子
- 桃野奈々役/夏帆
- 春尾正輝役/風間俊介
- 想の妹・萌役/桜田ひより
- 紬の弟・光役/板垣李光人
- 「silent(サイレント)」の脚本は若手脚本家が大抜擢
- 主題歌はOfficial髭男dismの「Subtitle」
- ドラマ「silent(サイレント)」のあらすじネタバレを最終回まで
ドラマ「silent(サイレント)」のあらすじ
青羽紬はCDショップでアルバイトとして働く女性。彼女は8年前、何より大切だった恋人・佐倉想との別れを経験し、いまだに彼のことを忘れられずにいました。 2人が出会ったのは高校2年の秋のことです。紬が想の声に惹かれたことがきっかけで仲良くなり、いつしか恋人同士として付き合うように。お互いに音楽好きということもあり、2人は気が合いお似合いのカップルでした。しかし卒業後、当然これからも一緒にいるつもりだった紬に対し、想は一方的に別れを告げて去ってしまいます。 そんなある日紬は街で想を見かけ、きちんと話をするために彼を追い始めます。やがて彼女は、想が病気で聴力をほとんど失っていたという現実を知り……。
ドラマ「silent(サイレント)」の見どころは?
「silent(サイレント)」は切なくもあたたかいラブストーリー。最愛の人を忘れられずにいる女性・紬と、彼女の想い人・想の再会によって物語は動き出します。 思いがけない現実に翻弄されながらも、お互いを大切にし、前に進み続ける2人の姿を見ていると、心がじんわりあたたかくなります。
第1話:大切な人は音のない世界で生きていた
あらすじ
紬(川口春奈)は高校3年生の時、想(目黒蓮)と同じクラスになりました。幼馴染である湊斗(鈴鹿央士)の紹介で、2人は音楽を通して楽しい時間を過ごします。そして、2人は付き合うことに。 しかし大学進学で離れ離れになり、紬は想からいきなり別れを告げられてしまいます。当時から今まで、なぜフラれたのか分かっていない紬。ですが8年という時が過ぎ、現在紬はCDショップで働きながら湊斗と交際していました。 紬と湊斗は、一緒に住む新居を探すことに。すると偶然、紬は駅で想に似た人を見つけたのです。すぐに声をかけますが、想は気づかずにどこかへ行ってしまいました。
ネタバレ
そのことを聞いた湊斗は、想が今どこで何をしているか同級生に尋ねますが、誰も知りません。紬は親友の真子(藤間爽子)にもこのことを話し、真子は「待ち伏せしたら会えるんじゃない?」と助言しました。 紬は想の声がずっと好きで、駅で想に会えないか待ち伏せするようになります。その頃湊斗は、想の実家へ。すると想の妹・萌(桜田ひより)から、想の耳が聞こえなくなったと衝撃的な事実を聞かされたのです。 湊斗は激しく動揺し、萌も勝手に耳のことを湊斗に勝手に伝えてしまったことを後悔します。後日再び家の内見に行くことになった紬は、駅で偶然想に出くわします。紬は必死に話しかけるも、想は一言も話さず逃げ出してしまいました。そしてついに、想は手話で自分の気持ちを訴え始めたのです。 紬は何が何だか分からず、想の手話も理解ができませんでした。想は手話で、病気で耳が聞こえなくなったことを必死に訴えます。そして、「お前うるさいんだよ……、俺たち、もう話せないんだよ!」と伝え、その場を去っていったのでした。
第2話:好きになれてよかった…そう思いたい
あらすじ
8年ぶりに紬(川口春奈)と再会した想(目黒蓮)は、紬と別れたあとも涙が溢れます。そんな想に、同じく耳の聞こえない奈々(夏帆)は寄り添ったのでした。 想は高校を卒業する頃から耳に違和感を感じ、医師に遺伝の可能性があると告げられます。想の母・律子(篠原涼子)は、自分に責任があると自分を責めていました。想は徐々に耳が聞こえなくなる中、上京を決意。 そして紬になかなか耳のことを打ち明けられない中、紬に「想の声が好き」「いつでも電話して」と言われます。想は当たり前のことができなくなるとを感じ、紬との別れを決意したのでした。
ネタバレ
そして現在、想は紬にイヤホンを返したいと連絡します。2人はカフェで改めて再会し、笑顔で近況を語ります。会話は、音声アプリを利用。紬は想との再会を湊斗(鈴鹿央士)にも話し、湊斗が先に想の耳のことを知っていたことに驚きました。 湊斗は紬に手話教室を紹介し、紬は春尾(風間俊介)から手話を学びます。そして紬は再び、想とカフェで待ち合わせ。想は紬が手話を使うことに喜び、紬も病気のことを聞きます。紬は別れ際、声が好きや電話のことで嫌な思いをさせたと、当時を詫びました。 しかし想は、「悲しませたくなかった」と当時の複雑な気持ちを伝えます。想は「今、紬を泣かせない優しい人がいるの?」と聞き、紬は「いるよ」と告白。紬は「今度会ってよ」と笑顔を見せました。 そして別れ際、紬は湊斗からの電話に出ます。紬が振り返ると、湊斗が2人を見て立ち尽くしていたのでした……。
紬の誕生日は4月28日、誕生花は「サクラソウ」
第2話で紬の誕生日が4月28日だとわかりました。そしてなんとその日の誕生花は「サクラソウ」!サクラソウの花言葉が「初恋」「あこがれ」であることや、佐倉想役を演じる目黒蓮の誕生日2月16日の誕生花も「サクラソウ」であることが発覚! 偶然とは思えない制作側の仕込みにSNSでは大きな反響がありました。
第3話:今はもう、佐倉くんのこと好きじゃない…
あらすじ
湊斗(鈴鹿央士)は、紬(川口春奈)と想(目黒蓮)が一緒にいるところを目撃してしまい、ショックを受けます。そして、紬と付き合い始めたころを思い返しました。 数年前、同窓会で再会した紬と湊斗。紬は仕事に追われ追い込まれていたところを、湊斗に助けられました。それから2人は付き合い始め、紬は何かを思い出したかのようにCDショップで働き始めます。 当時を思い出した湊斗は、複雑な気持ちを抱えたまま紬の手を振り払います。 後日、想は紬のバイト先へ。想は湊斗のことを心配していて、紬に「2人で会うのは辞めよう」と言います。しかし紬は「佐倉くんのこともう好きじゃない」と言い、想は紬が湊斗のことを名前で呼んでいることを知ったのでした。
ネタバレ
想は家族の前では声を出して話します。妹の萌(桜田ひより)から「湊斗くん大丈夫?」と聞かれ、病気のことを隠して心配かけたことを湊斗に謝るべきと、指摘されたのでした。 紬の家に湊斗がやってきたタイミングで、想が紬に「家の近くにいる」と連絡してきます。湊斗はベランダで想を見つけ、紬の家で2人で待つことに。 湊斗は聞こえない想に戸惑い、後ろから何度も声をかけます。反応がなく、涙が溢れる湊斗。湊斗は「何で俺に言ってくれなかったの……?」と涙を流し、そこに紬と紬の弟・光(板垣李光人)が帰宅しました。 紬は出ていく湊斗を追いかけ、湊斗は高校時代想とじゃれあっていたことを思い出します。湊斗は「想に紬を取られるんじゃないかイライラしていたほうが楽だった、想のこと悪く思えば楽だった」と涙。湊斗はまだ、想の病気を受け入れられずにいたのでした。
第4話:戻れると思う。元に戻れたら嬉しいなぁって
あらすじ
紬(川口春奈)の家で鉢合わせた、湊斗(鈴鹿央士)、想(目黒蓮)、光(板垣李光人)。紬は光とファミレスに行き、湊斗と想をあえて2人きりにします。 湊斗は8年ぶりに想と話し、当時と何も変わっていないことに気づきます。湊斗は、「紬もちゃんと楽しそうだから、心配しないで」と想に伝えました。想も「病気のこと黙っててごめん」と湊斗に謝り、2人は離れていた分の距離を縮めます。 ある日道で偶然、湊斗は想と奈々(夏帆)が歩いているのを見かけます。湊斗はLINEで「彼女?」と聞き、想は「友達」と回答。その後湊斗は周りの友人にも声をかけ、想とフットサルをしようと動き出します。
ネタバレ
想は迷いながらも、フットサル場へ。紬は通訳として参加し、想の楽しそうな姿を見ています。想は耳が聞こえないとは思えないほど、フットサルで大活躍。久しぶりの仲間と盛り上がり、真子(藤間爽子)もその姿に感激していました。 紬は湊斗に、これまでの想のサッカーに対する気持ちを話しました。そして想と離れていた3年間、想がどんな気持ちだったかを紬は語りだしたのです。 すると湊斗は紬に、「別れてほしい。好きな人がいるから」と突然の別れを宣言。その直前、湊斗は想と飲み物を買いに行き、「紬、想の隣にいる時が1番可愛いんだよ」と意味深な発言をしていました。 湊斗は、想は耳が聞こえていないこと以外何も変わっていないと気づきました。紬のため、そして自分のために別れを選んだのです。想は声を出して、「湊斗……」と話します。 すると湊斗は想に、「言ってあげて。紬にも紬って。喜ぶから」と涙ながらに伝え、その場を去っていったのでした。
第5話:無意識に名前出ちゃうくらいほんとに好き
あらすじ
湊斗(鈴鹿央士)に別れを告げられた紬(川口春奈)は、なかなか気持ちを整理することができません。その頃想(目黒蓮)も、湊斗と紬が別れたのは自分のせいではないかと考えていました。 紬は春尾(風間俊介)の手話教室で、湊斗と別れたことを伝えます。春尾に湊斗のことを話しているうちに、紬は本当に湊斗のことが好きだったんだと気づき始めました。 紬は、湊斗の部屋に荷物を取りに行きます。しかしそこでも、紬は湊斗の決断が固いことを確認します。湊斗は紬のことを、「紬」ではなく「青羽」と呼ぶようになっていたのです。
ネタバレ
想は、紬の職場まで会いに行きます。「顔見て話したい」という想ですが、紬は「今佐倉くんの顔見て話すの辛い」と言いました。しかし想はそれでも、「明日カフェで待ってるから」と紬に伝えます。 その夜、ハンバーグを作っている紬に、湊斗から着信が入ります。髪留めを持ち帰り忘れているという連絡でしたが、実は湊斗は紬と「ちょっと話したかっただけ」で、髪留めはその口実でした。 紬は「戸川君のこと、本当に好きだったよ」と言い、2人は泣きながら会話をします。湊斗には、紬とはじめて下の名前で呼び合ったときの思い出が蘇ってきました。 次の日、紬は想とカフェで会います。想は紬に、今の気持ちをノートに書いて見せました。「再会しなければよかったと思った、ごめん」と言いつつ、「8年分の思ってたこと、今伝えたいこと、これからは全部言葉にしようと思ってる」と素直な気持ちを打ち明けます。 紬は「うん、分かった。私もそうする」と、2人はご飯を食べに行くことに。その時紬は早速、「ハンバーグ以外にして」と自分の気持ちを伝えたのでした。
第6話:音のない世界は悲しい世界じゃない。
あらすじ
想(目黒蓮)は大学時代を思い出します。徐々に耳が聞こえなくなる中、想は奈々(夏帆)に出会いました。奈々は耳が聞こえなくなっていく想の不安を静かに聞き、「音のない世界は悲しいことじゃない」と伝えます。その後奈々は、想に手話を教えてくれる唯一の友人となるのでした。 奈々は想に新たな友達を作ってあげようと、ろう学校の友人を呼びます。しかし想は、そこで改めて直面した、自分が聴覚を失うという事実を受け入れきれず、「完全に聞こえなくなったわけではない」と奈々に告げ突然帰ってしまいました。 こうして想は聞こえる人とも聞こえない人とも距離を取り、そんな時に紬(川口春奈)と再会したのでした。 時は現在に戻ります。紬とお好み焼きを食べていた想に、奈々から連絡が入ります。紬は想と奈々の関係が気になるように……。
ネタバレ
そんな奈々も偶然想を見かけ、「今度ご飯行かない?」とメールで誘います。しかしそこに紬が現れ、奈々はショックを受けてしまいました。 その後想は湊斗(鈴鹿央士)と焼肉へ。湊斗も想と奈々の関係が気になるようで、大学時代に手話を教えてもらった関係と説明。 紬も想に、奈々のことを「どんな人?」と聞いてみます。想は「すごく大事な人。だからちゃんと向き合おうと思っている」と告げました。 想は奈々を呼び出し、紬のことを打ち明けます。しかし奈々は、なぜ想が耳が聞こえる紬と親しくなるのか理解できないと、気持ちをぶつけました。その後奈々は、手話教室から出てきた紬を呼び止め、2人でカフェへ。 奈々は想への気持ちと、想とだけ分かりあってきた手話を紬に取られた悔しさを紬にぶつけます。奈々はカフェを飛び出し、想と手話で話していた日々を思い返し涙。そこに、想から電話が……。 離れたところにいた想が奈々に気づいて電話をかけたのですが、奈々はスマホを耳に当てます。スマホからの音が聞こえることは奈々にはありえません。しかしそれには、想と電話をしたい、声が聞きたいという思いがあふれ出ていたのでした。
第7話:自分にだけ飛んでくるまっすぐな言葉
あらすじ
想(目黒蓮)は、奈々(夏帆)が泣いていたのは自分のせいだと思っていました。想は紬(川口春奈)に心配かけたくないと、奈々の涙は「紬とは関係ない」と言ってしまいます。紬は想に、少し壁を感じるようになりました。 その後紬は、想とファミレスへ。想は珍しく仕事の愚痴をこぼしますが、紬は手話が難しく理解できません。すると紬は、なぜ想は声を出さないのかと問います。想は「声が好きだもんね」とスマホに1度打ちましたが、紬には見せませんでした。 紬は湊斗(鈴鹿央士)に、想が声を出したことがあるか聞いてみることに。湊斗は普段は文字だが、声で呼ばれたことがあったと明かします。湊斗は「顔見て話せば、大丈夫だよ」と励ましますが、紬は「気になっちゃって。やっと目の前にいてくれるようになったのに」と不安を口にしました。
ネタバレ
その後紬は、「奈々と話したい」と想に連絡。紬は手話教室の春尾(風間俊介)に訳してもらった手話で、奈々に気持ちを一気に伝えます。紬は「今の想がいるのは、奈々さんのおかげ」と言い、「この8年間想に笑って過ごしていてほしいと思っていた、ありがとうございました」と奈々に感謝をしました。 奈々は紬に「手話下手くそだね」と言うも、「想くんとたくさん手話で話したほうがいい」とアドバイス。そして奈々は想に、「紬に8年間どれだけ心配していたか熱弁された」と明かします。奈々は手話を紬に取られたと思っていましたが、「今はおすそ分けした気分」と心境の変化を伝えました。 後日、想は紬の家に高校時代の作文を見に行くことに。その頃、奈々は春尾と偶然再会。2人は知り合いだったのです。 紬の家で、想は紬の手を握ります。紬は無神経な質問をしたことを謝るも、手話で話していないから伝わっていないと思っていました。しかし、想は紬を抱きしめます。言葉がなくても、気持ちは伝わっていたのでした。
第8話:一緒にいたくているだけなのに
あらすじ
想(目黒蓮)は、声を出すことに恐怖を感じていました。紬(川口春奈)にはそのことを打ち明け、紬も想の気持ちを受け入れます。しかし想は、紬が自分と会話をすることに疲れていないか、心配するように。 紬は春尾(風間俊介)に、「手話疲れるって思ったことないですか?」と質問。紬は疲れるとは思ったことがないのに、全然伝わらないと春尾に相談していました。そんな春尾は、奈々(夏帆)との過去を思い返します……。 大学時代。春尾はパソコンで、耳の聞こえない人に講義の文章を打つボランティアをしていました。そこで奈々と知り合い、徐々に仲良くなります。奈々は「授業サボりたいです」と言い、パソコンを使って2人は会話を楽しみました。
ネタバレ
奈々との距離が縮まった春尾は、友人を集めて手話サークルを作り、奈々を呼びます。しかし奈々は、「手話を遊び道具にされた」と不快な顔。奈々は春尾に、「私といると、無条件でいい人って思われるもんね」と伝えてしまいます。そんな奈々に、春尾もつい「めんどくさい」と手話をせず言ってしまうのでした。 ここから2人は気まずくなり疎遠に。時が経って現在。2人は久しぶりに春尾の手話教室の前で再会しました。奈々は、春尾が手話の仕事をしていることを喜びます。そして紬と想の2人について、「うまくいってほしい、聞こえるとか聞こえないとか関係ないって思いたいから」と話すのでした。 紬は実家に帰り、母・和泉(森口瑤子)に湊斗(鈴鹿央士)と別れたこと、想が耳が聞こえないことを話します。プリンを食べながら、和泉は「お母さんがダメって言ったらダメなの?お母さん、別に関係ないもん」と、笑顔でした。 紬と想は、お互いの家族のことを話します。紬は、「想に何かしてあげたいって思って一緒にいるんじゃない、いたいから一緒にいるだけ」と伝えました。 そして、想も久しぶりに実家へ。家の前で、母・律子(篠原涼子)と再会したのでした。
「高崎プリン」は実在する?
第8話に登場し、萌(桜田ひより)も紬(川口春奈)と紬の母(森口瑤子)も食べていた「高崎プリン」。紬と想の実家がある群馬県高崎市のご当地プリンかと思いきや、実在はしないようです。
第9話:誰がどうやって力になってくれるの?
あらすじ
想(目黒蓮)は久しぶりに実家に帰ります。実家では、徐々に耳が聞こえなくなっていた当時の辛い過去を思い返してしまいました。 当時、想は丁寧に並べていたCDをぶちまけ、自分の話す声が聞こえないと家族の前で号泣したのでした。その頃、佐倉家では想だけでなく、皆がつらい気持ちを抱えていました。 想の姉・華(石川恋)は妊娠しますが、遺伝でお腹の子の耳が聞こえなかったらどうしようと悩んでいました。結果的に耳は聞こえていたものの、想は甥っ子が成長した今も、耳が聞こえているか気にします。 湊斗(鈴鹿央士)は想が実家に帰ってきていると聞き、想にあるものを返します。河原で想が湊斗と話しながら笑っている姿を見て、想の母・律子(篠原涼子)は安心したのでした。
ネタバレ
以前はぎくしゃくしていた律子と想。想は「何か話すと心配されるから、大丈夫だと何も言わなかった」とのこと。律子も、「親だから何でも話さないといけないわけではない、でも心配はする」とお互いの本音を打ち明け笑顔に。 想の妹・萌(桜田ひより)は、律子が捨てようとしたCDをずっと保護していました。想は萌、華とともにCDを部屋に並べることに。佐倉家は、以前の明るさを取り戻したのです。 想は東京に戻り、バイト終わりの紬(川口春奈)を待ちます。想は湊斗に返してもらったものを紬に見せます。それは高校時代、紬が想に「佐倉くんとは音楽の趣味が合うから嬉しい」と書いた手紙でした。想は紬に、おすすめのCDを貸してほしいと頼みます。 2人は今度、どこかに遊びに行こうと話します。そして想は、「ずっと」と示した紬の手を取り、正しい手話の形に直します。紬は「ずっと!」ともう一度手話をし、想に笑顔を見せたのでした。
第10話:また何も伝えずにいなくなるのは許さない
あらすじ
紬(川口春奈)と想(目黒蓮)は徐々に距離が近づきつつも、なかなか付き合うまでには至りません。想は紬の笑顔に顔がほころぶも、つい声が聞こえないことを寂しく感じてしまいます。 そんな想は自宅で、「若年発症型両側性感音難聴 遺伝」と検索します。将来のことを考えると、やはり想は紬とのことに後ろ向きになってしまうのでした。 その頃春尾(風間俊介)は奈々(夏帆)からの手紙を読み、そこには電話番号が書かれていました。一方紬は奈々を自宅に呼び、奈々が春尾と連絡を取り始めたことを知ります。しかし奈々は、春尾とは友達でいられればいいと伝えるのでした。 想は紬に、「手話してる時、声出してるよね」と確認します。その後紬が手をつなごうとするも、想はふりほどいてしまいました。紬は徐々に、ふと寂しそうにする想のことが気になるように……。
ネタバレ
想が紬と付き合うことにあまり乗り気ではないと知った湊斗(鈴鹿央士)は、「2人に付き合ってほしいとも、付き合ってほしくないともどっちとも思ってないよ。俺もう部外者だから」と言います。しかし、「また青羽に何も伝えないで勝手にいなくなるとかは、絶対に許さないから」と釘を刺しました。 想は紬の家に行き、「青羽、どんな声してる?」と問います。そして「青羽があの頃のままだって分かるほど、自分が変わったことを思い知る……」と本音を吐露。想は高校時代、紬に名前を呼ばれたくてわざとイヤホンをつけ、聞こえないふりをしていたことを思い返します。 想は涙を流しながら、紬に「声が聞きたい、聞こえないなら好きにならなければよかった」と伝えたのでした。
最終回:変わったもの、それでも変わらないもの
あらすじ
紬(川口春奈)は想(目黒蓮)に、「一緒にいたい」と気持ちを伝えます。しかし想は、付箋に自分の気持ちを書けず去ってしまいました。2人は気持ちがすれ違うようになり、心配した光(板垣李光人)は湊斗(鈴鹿央士)に紬と会うよう頼みます。 湊斗は、「紬を高校生のままだと思っていること、想だけ8年分ずれていること」を指摘。奈々(夏帆)も想と紬の関係を気にしていて、自分と春尾(風間俊介)がうまくいかなかったのは聴者とろう者だからじゃない、と改めて想に伝えたのでした。
ネタバレ
紬と想は、母校で会うことに。紬は自分の気持ちを黒板に書き始めました。想も「耳が聞こえないことを受け入れ始めていたのに、紬の声が聞こえないことだけは受け入れることができなかった」とのこと。紬はそれを見て、想が辛くなるのなら「声出さない、笑わない、電話しない……」と黒板に書き綴りました。 想は紬の黒板の文字を手で消し、「それでも今は一緒にいたい」と本音を伝えます。帰り道、2人は手を繋いで歩きました。想は実家から音楽プレーヤーを持ってきて、紬に聞かせます。そこからは思い出の曲、スピッツの「魔法のコトバ」が流れてきたのでした。 奈々は花屋さんで花束を買い、偶然会った湊斗におすそ分けと1本のかすみ草を渡します。奈々は花束を、春尾にプレゼント。湊斗は紬の前に現れ、奈々にもらったかすみ草をおすそ分け。想も奈々からかすみ草をおすそ分けされていて、紬と想はお互いのかすみ草を「おすそ分け」し合いました。 イルミネーションを見る紬と想。手をつないで、想は「青羽の声はもう聴けないけど、言葉が見えるようによかった」と笑顔。紬は「私も」とうなずきながら、想に「何か言いたいことある?」と尋ねます。 想は紬を呼び寄せ、耳打ちで何かを伝えるのでした。2人で同じように耳打ちで囁き合い、笑い合った高校時代を思い返した紬の目には、涙が光りました。
最終回の視聴率は番組最高となる9.3%でした。
最後に想が囁いた言葉はなに?
最後に耳打ちで想が紬に囁いた言葉は、物語中では明らかになりませんでした。 高校時代の回想を踏まえると、想は「紬」と名前を呼んだようにも思えます。また、ようやく思いを伝え合い通じ合うことができたからこそ、愛の言葉を囁いたのかもしれません。何が囁かれたのかは、「魔法のコトバ」の歌詞にあるように、「2人だけにはわかる」のです。 タイトル通り『silent』で終わらせる結末には唸ってしまいますね。
青羽紬役/川口春奈
青羽紬は地元の短大を卒業後に上京し、現在はCDショップでアルバイト中です。大好きな音楽にまつわる仕事をし、正社員登用の誘いも受けるなど、充実した毎日を送っています。明るく元気な性格ですが、周りに合わせすぎてしまう一面も。大学生の弟と仲良く2人暮らしをしています。 紬役を演じるのは2022年にデビュー15周年を迎えた女優・川口春奈。彼女がフジテレビ系連続ドラマで主演を務めるのははじめてです。 代表作には大河ドラマ『麒麟がくる』(2020-21年)やドラマ『着飾る恋には理由があって』(2021年)などがあり、正統派ヒロインから悪女までさまざまな役柄をこなしてきました。本作の紬というまっすぐで朗らかなキャラクターは、彼女自身のイメージにもぴったりだといえるでしょう。
佐倉想役/目黒蓮(Snow Man)
佐倉想は紬の元恋人で、高校時代はサッカー部のエースでした。18歳のときに「若年発症型両側性感音難聴」を患い、聴力をほとんど失うことに。現在は在宅で校閲の仕事をし、人とのコミュニケーションを避けて生きています。 そんな想を演じるのは、ジャニーズのアイドルグループ・Snow Manに所属する目黒蓮です。川口春奈とは過去に『教場II』(2021年)で共演したことがあります。 その他の代表作にはドラマ『消えた初恋』(2021年)や映画『おそ松さん』(2022年)などがあり、アイドルとしてだけでなく俳優としての活躍も期待されています。本作の出演が決まってすぐに手話の勉強を始めており、その真摯な姿勢にはスタッフも感心しているそうです。
戸川湊斗役/鈴鹿央士
戸川湊斗は紬が現在付き合っている恋人です。中学時代の同級生であり、想とも親友同士でした。昔から紬のことが好きだったものの、想と想い合っているのを見て身を引いたという過去を持ちます。2人が別れた後、同窓会での再会を経て紬と付き合い始めました。 湊斗役の鈴鹿央士は、映画にエキストラとして出演した際、広瀬すずの目に留まったことをきっかけにデビューしたという、異色の経歴の持ち主です。 映画初出演作『蜜蜂と遠雷』(2019年)では天才ピアニスト役を好演し、日本アカデミー賞やキネマ旬報ベスト・テンなどの新人賞を軒並み受賞しました。そのほかのおもな出演作には、ドラマ『MIU404』(2020年)や『ホリミヤ』(2021年)などがあります。
想の母親・佐倉律子役/篠原涼子
ある日突然、息子の聴力が失われてしまうという現実を突きつけられる母親・佐倉律子。娘2人と比べると、優しい性格から本音を話してくれることも少なく寂しい気持ちもあります。想の病気は遺伝の可能性もあるため責任を感じつつも、病気と向き合う覚悟を決めます。 演じるのは、女優の篠原涼子です。木曜劇場の出演は、2015年に放送された『オトナ女子』以来で7年ぶり!Netflixのドラマ『金魚妻』(2022年)では岩田剛典と不倫に陥る平賀さくら役を演じました。
桃野奈々役/夏帆
桃野奈々は大学時代に想を支えた人物。彼女自身も耳が聞こえません。周りを遠ざけていた想に寄り添い続け、彼が笑顔を見せる数少ない相手になりました。思ったことははっきり伝える性格で、おちゃめなところが愛らしい女性です。 奈々を演じる夏帆は、映画『天然コケッコー』(2007年)での演技が高く評価され、日本アカデミー賞をはじめとした数々の新人賞を受賞しました。その他の代表作には『海街diary』(2015年)や『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(2019年)などがあります。
春尾正輝役/風間俊介
春尾正輝は紬が通うことになる手話教室の教師です。穏やかで優しそうな雰囲気ですが、実はあまり人に興味を持てないタイプでもあります。しかし大切な相手のため手話を学ぶ紬を見ているうち、忘れていた感情を思い出し始め……。 そんな春尾を演じるのは、ジャニーズ事務所所属の俳優・風間俊介。ドラマ『それでも、生きてゆく』(2011年)でザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞した経験もあり、演技力には定評があります。
想の妹・萌役/桜田ひより
萌は想のことが大好きなお兄ちゃんっ子で、現在は大学生です。高校時代は、紬の弟である光の同級生でもありました。想のために一生懸命手話を勉強したため、佐倉家で一番手話を得意としています。 萌役を務める桜田ひよりは、子役出身の若手女優。ドラマ『明日、ママがいない』(2002年)で大きく注目されて以来、数々の作品に出演してきました。おもな代表作にはドラマ『ワイルド・ヒーローズ』(2015年)や『彼女、お借りします』(2022年)などがあります。
紬の弟・光役/板垣李光人
光は紬の弟で、優しく面倒見のいい姉のことが大好きです。東京の大学に通っており、姉とアパートで2人暮らしをしています。湊斗とも仲が良く、いつか紬と結婚してほしいとひそかに願っています。 そんな光を演じるのは俳優の板垣李光人。幼い頃からモデル活動をしており、10歳のときに俳優デビューを果たしました。映画『約束のネバーランド』(2020年)やドラマ『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』(2021年)など、幅広いジャンルの作品で活躍しています。
「silent(サイレント)」の脚本は若手脚本家が大抜擢
脚本は「フジテレビヤングシナリオ大賞」受賞・生方美久が担当
本作の脚本を務めるのは、「フジテレビヤングシナリオ大賞」で2022年に大賞を受賞した生方美久。本賞は若手脚本家の登竜門としても知られており、野島伸司や坂元裕二などの人気作家を輩出してきました。 そんな名誉ある賞を与えられたばかりでなく、いきなり木曜劇場、しかも完全オリジナル作品でデビューという異例の大抜擢です。出演者が脚本を絶賛していることもあり、一体どんな物語で魅せてくれるのか期待が高まります。
演出は「ちぇりまほ」の風間太樹が担当
本作の演出を担当するのは「ちぇりまほ」で知られる風間太樹。ゴールデン・プライムタイムの連続ドラマを手がけるのは今回がはじめてです。 美しい映像や繊細な感情表現に定評がある演出家なので、本作の切なくあたたかいストーリーをさらに魅力あるものへと仕上げてくれることでしょう。
主題歌はOfficial髭男dismの「Subtitle」
ジャニーズのSnow Man所属・目黒蓮が出演していますが、主題歌はOfficial髭男dism!ジャニーズが出演しているドラマは主題歌もそのまま所属グループが担当することが多いけど、「サイレント」はヒゲダンを起用したとこもSNSでは好評です!
ドラマ「silent(サイレント)」のあらすじネタバレを最終回まで
本記事では、ドラマ「silent(サイレント)」のあらすじやキャストなどについて紹介してきました。過去に共演経験もある川口春奈と目黒蓮が、一体どんな恋物語を紡いでくれるのか楽しみですね。