漫画『トーキョーカモフラージュアワー』を全巻無料で読めるサイトはどこ？

大都会で織りなされる、どこかちぐはぐとした男女関係を描いたオムニバス作品『トーキョーカモフラージュアワー』。この記事では、この作品をお得に読む方法やあらすじ、口コミについての調査結果をお伝えします。 また、この記事では『ニュートーキョーカモフラージュアワー』の紹介もしていますので、そちらの方も参考にしてみてくださいね。

独自調査の結果、『トーキョーカモフラージュアワー』は上記表で挙げた全ての配信サービスで読めることが判明しました。どのサイトも価格は横ばいなのですが、コミックシーモアなら70％オフクーポンが利用できます。 新規入会のユーザーに特典として付与されるものですが、このクーポンを使えばどの作品でも1冊70％オフで読むことができるので、ぜひ利用してみてくださいね。

無料漫画アプリでも『トーキョーカモフラージュアワー』の配信状況を調査したのですが、無料配信を行っているのは「LINEマンガ」と「ピッコマ」だと判明しました。どこまで読めるのかも調査しましたが、どちらのアプリも最新話までは無料で読むことができません。 コミックシーモアでお得なクーポンを利用して購入すれば、漫画アプリで未配信の話までじっくり読むこともできますし、お得なクーポンも利用できますので、コミックシーモアでの購入をオススメします。

大都会、東京で入り乱れる様々な思惑。今日もどこかで恋の花が咲いては散っていきます。ある者は美人でよくできた恋人がいることにうつつを抜かし、恋人の気持ちを思いやれなかったり。ある者は女性を口説き落とした瞬間に冷めてしまう悪癖を友人に指摘されたり。 自分が不倫され、さらに相手には他に複数の女がいることに気づかず、相手をひたすらに想う者もいます。さらには部屋に奇妙な生物が現れ、生物の正体に苦悩しながらも一緒に暮らすことにする者も。そんなちょっと歪で、どこかほっとけない人たちのドラマが詰まった短編集です。

それぞれの物語がさらっとした絵柄と淡々とした展開で描かれているので、リラックスして読めるというのがこの作品の一つ目の魅力です。多くを語らない事で読者に想像の余地を与えてくれる作風とも言えますね。 ほとんどの物語は数ページで終わってしまうため、初めは戸惑うかもしれません。でも不思議とその読後感がクセになってしまいます。伏線が巧妙に張り巡らされたような、読むのに少し頭を使う作品の合間に読むのにピッタリな作品ですよ。

この漫画に出てくる人々はみんな人間臭くて、自分の周りにもいそうな人たちばかりです。もしかしたらそれぞれのエピソードのどこかで「自分もこんな事あったな」「そういえばこういう事相談されたな」と思った人もいるかもしれませんね。 一つ一つのエピソードは短いですが、誰もが共感してしまう内容ばかり。感覚としては「愚痴でもないし相談でもないけど、とにかく聞いて！」という女友達の話を聞く感覚に近いです。この作品の登場人物たちに共感しながら、自分の事にも思いを巡らせられるような作品に仕上がっています。

こちらの作品は、『トーキョーカモフラージュアワー』3巻、4巻の内容を再集録したものですが、挿絵や表紙が『トーキョーカモフラージュアワー』のものとは異なっています。作者曰く「3巻はコメディー、4巻は切ない」とのこと。 そんな『ニュートーキョーカモフラージュアワー』1巻の初めの話「希望的観測」には婚活女子と田舎者男子が登場するのですが、全体的に笑えるセリフ回しが多く、思わず笑みがこぼれてしまいます。一方2巻冒頭の『深く沈む好き』は切なくて重めの話でした。 物語に登場する多種多様なカップルが見せてくれるそれぞれの物語には、思わず共感してしまう事間違いなしです。

この作品を読んでいてつくづく、恋愛の形は人それぞれなんだなあと実感させられます。同じような環境にいる人でも幸福を感じる度合いが違ったり、ちょっとした要因で男女の関係が全く違う風になってしまったり。 この作品が私達読者にその事を実感させてくれるのは、間違いなく多種にわたるプロットのおかげですよね。思わずふふっと笑ってしまうような話があったかと思えば、思わず「もう別れなよ……」と言ってしまいたくなるようなカップルもいます。 そんな多種多様の物語がいい塩梅で展開されているので、最後まで飽きずに読めるのが大きな魅力ですね。

いわずもがな、物語のラストは読後感に大きな影響を及ぼす要因です。物語のラストがもし、応援してきた主人公が悲惨な最期を遂げるようなものであったとしたら、熱心に作品と主人公を応援してきた読者ほど落ち込みます。 しかし、この作品ではストーリーの結末まではあえて描かれていません。「多分この彼氏はこのあとフラれるんだろうな」と読者が想像したにせよ、作者がストーリーとして描いていない以上は想像の域を出ませんよね。 そのおかげで、読者はそれぞれのストーリーで登場人物が辿るであろう結末をいい感じに想像しながら物語を読み進めることができるので、重い話でも気分が沈みにくいのです。