ドラマ『忍者に結婚は難しい』のあらすじと原作小説ネタバレ！最終回の結末は？

2023年1月期のフジテレビ系木曜劇場は、菜々緒主演の『忍者に結婚は難しい』に決定！原作は「ルパンの娘」シリーズで知られる横関大による同名小説です。鈴木伸之が夫役で共演し、互いの素性を隠して結婚する夫婦を演じます。 本作は、伊賀忍者と甲賀忍者の末裔の男女が恋に落ち、正体を隠して結婚するという「忍者ラブコメディ」。この記事では、本作のあらすじや、原作小説について紹介。ドラマのネタバレも全話紹介します。

★ドラマ第1話(1月5日放送)のあらすじとネタバレ ★ドラマ第2話(1月12日放送)のあらすじとネタバレ ★ドラマ第3話(1月19日放送)のあらすじとネタバレ ★ドラマ第4話(1月26日放送)のあらすじとネタバレ ★ドラマ第5話(2月2日放送)のあらすじとネタバレ ★ドラマ第6話(2月9日放送)のあらすじとネタバレ ★ドラマ第7話(2月16日放送)のあらすじとネタバレ ★ドラマ第8話(2月23日放送)のあらすじとネタバレ ★ドラマ第9話(3月2日放送)のあらすじとネタバレ ★ドラマ第10話(3月9日放送)のあらすじとネタバレ ★ドラマ最終話(3月16日放送)のあらすじとネタバレ

ドラマ『忍者に結婚は難しい』の原作は、横関大による同名小説です。突飛な設定から考えると、漫画が原作かとも思えますね！横関大は、フジテレビでドラマ・映画化もされた「ルパンの娘」シリーズで知られる「ユーモアミステリー」の旗手として話題の作家です。

キャンプ場で“普通の女性”・蛍に出会った、伊賀忍者の末裔・草刈悟郎。一族には蛍が一般人という理由で大反対されますが、運命を感じた悟郎は結婚します。しかし正体を隠して結婚生活を送るうち、それが苦痛になっていつの間にか気持ちがすれ違うように。 しかし実は、蛍も甲賀忍者の末裔であることを、悟郎は知りませんでした。蛍もその正体を隠していたのです。夫婦仲が冷え切る中、蛍は離婚届を置いて出て行ってしまいます。

戦国時代に活躍した暗躍・隠密・戦闘のスペシャリスト「忍者」。数ある隠密組織の中でも、絶対に相容れない敵対関係にあったといわれる「伊賀」と「甲賀」がありました。そしてその末裔たちが、現代においても特殊任務を遂行していた……というお話。 “ごく普通の”男女として出会い、恋に落ちて結婚した蛍と悟郎。しかし実は蛍は甲賀忍者、悟郎は伊賀忍者の末裔でした。初めはお互いの正体を知らずラブラブでしたが、いつからか会話もかみ合わず、すれ違う夫婦生活は冷めきってしまいます。 離婚の危機に直面した2人のもとに「特殊任務」が舞い込み、それぞれの任務でニアミスする中、いよいよお互いの正体を疑い始めるのですが……。

薬剤師の蛍(菜々緖)は、夫で郵便局員の悟郎(鈴木伸之)と2年半前に結婚。しかし最近はすれ違いや言い争いが絶えず、離婚危機に陥っていました。実は蛍は「甲賀忍者」、悟郎は「伊賀忍者」という秘密を抱えて結婚。2人は夫婦でありながら、ライバル忍者同士でもあったのです。 蛍は、与党民事党の国会議員・赤巻(信太昌之)のスキャンダルを掴めという指示を受けます。一方の悟郎や幼なじみで郵便局の同僚・音無(勝地涼)は、赤巻の身辺警護を依頼されました。2人はそれぞれ仕事の合間に忍者任務をこなし、家では普通の夫婦となっていたのです。

しかし蛍は、ゲームをしながら部屋を片づけない悟郎に呆れます。最初はラブラブな夫婦でしたが、いつの間にか喧嘩ばかり。蛍は限界を感じましたが、悟郎は伊賀忍者として離婚はご法度。蛍とやり直すために、思い出のレストランを予約しました。 蛍は赤巻の自宅にドローンを飛ばし、赤巻の周辺を探ります。しかし悟郎たちの警護にバレ失敗。蛍は急いで着替え、19時にレストランに向かいました。一方の悟郎は、ドローンのせいで寝ずに警護をすることになり、蛍に「行けなくなった」と連絡。このレストランは、悟郎が蛍にプロポーズをした思い出の場所でした。 朝警護を終えた悟郎の目の前には、離婚届が……。連絡も取れず、悟郎は焦ります。夜悟郎が赤巻家を見張っていると、次々と仲間たちが倒されました。赤巻は毒を盛られて亡くなり、悟郎は黒づくめの人物を追います。その人物は、なんと蛍。果たして蛍は赤巻を殺害したのでしょうか……。

蛍(菜々緖)は任務中に赤巻(信太昌之)の遺体を見てしまったことから、早く真犯人が捕まってほしいと思っていました。その頃悟郎(鈴木伸之)は、連絡のつかない蛍を心配します。悟郎は蛍の薬局まで出向き、男として認めてもらうように頑張ると蛍に告げたのでした。 一方伊賀忍者側は、赤巻の家から出てきた黒ずくめの人物が赤巻を殺害したと睨んでいました。赤巻は解剖しても発見されない薬物で殺害されたとみられ、犯人は「薬に強い甲賀忍者」が犯人であると推測。その頃蛍は悟郎からの立て続けの連絡を見て、少しずつ家に帰る気になったのです。

しかし家に帰っても、悟郎の姿はありません。そんな悟郎は、居酒屋で初恋の小夜(吉谷彩子)に再会し、小夜と2人で帰宅。それを見た蛍は「離婚届を取りに来た」と悟郎に告げます。悟郎は離婚は本気ではないと思っていたため、驚きを隠せずにいました。 蛍は悟郎に、「分かってないのは聞いてないのと同じなんだよ！」とこれまでの不満を伝えます。すると悟郎も、蛍がこれまで話を聞いてくれなかったと反論。2人とももう結婚生活は無理かもしれないという結論に達し、悟郎が離婚届を書いて出しておくということになりました。 蛍は涙ながらに家を飛び出し、翌日キッチンカーでお昼を買うとそこには山田(遠藤憲一)の姿が。山田から次の任務である「イベント会場での爆弾テロを阻止」するという指示を受けることに。しかしこれは、伊賀が甲賀を誘き出そうとする作戦だったのでした。

蛍(菜々緖)と悟郎(鈴木伸之)が離婚の決意を固めたところ、蛍に「チャリティーイベントを狙った爆弾テロを阻止せよ」という指令が下ります。 実はこれは伊賀が仕組んだ罠で、悟郎もこのイベントでテロの阻止に来た甲賀忍者を捕まえるという指令が下りました。こうして悟郎は、チャリティーイベントに一緒に出席してほしいと蛍に頼んだのです。 蛍もどうイベントに忍び込もうか探っていたため、「仕方ない」という態度を取りつつ喜んでいました。その頃蛍や父の竜兵(古田新太)は、このイベントが伊賀の罠であると睨みます。そして家に山田(板垣李光人)という人物がやってきて、カルロスという人物が会場に爆弾を仕掛けたことが分かりました。

蛍と悟郎は正装で会場に行き、お互い伊賀、甲賀の忍者を探します。会場には、蛍の妹・雀(山本舞香)も忍び込みました。実は蛍は昨夜、爆弾の解除に成功。そして伊賀の小夜(吉谷彩子)は、今回の爆弾はフェイクではなく実際に爆発させることを悟郎たちに伝えたのです。 そして爆弾テロ予告時間となり、爆発しなかったことに安堵する蛍と悟郎。しかし小夜は「予備の爆弾が5分後に爆発する」と指令を流し、悟郎は焦ります。蛍側にもその情報が入り、蛍が間に合わない……と思った瞬間、悟郎は蛍を庇うようにして伏せます。その時、爆弾は空中で爆発したのでした。 蛍は身を挺して守ってくれた悟郎に、感謝を伝えます。実は爆弾は、雀が事前に見つけ空に投げていたのでした。しかし蛍はなぜ爆発する前に悟郎が自分を守ってくれたのか、悟郎が爆弾のことを知っていたのでは……と感じ始めます。 一方の悟郎も、蛍の鞄から2つ目の爆弾が仕掛けられた場所が書かれたメモを発見。2人とも、お互いが爆弾に関係しているのではないかと疑惑が浮かび上がったのでした。

蛍(菜々緖)と悟郎(鈴木伸之)は、お互いが忍者じゃないかと思うように。しかしお互いが質問をごまかし合い、2人ともほっとしたのでした。 そんな時伊賀の音無(勝地涼)は、イベント会場に設置した監視カメラの映像を見て何かに気づきます。妻の恵美(筧美和子)に「爆発のこと？」と聞かれた音無は、「口出しするな！」と家を出て行ってしまいました。 音無は翌日、本部の命令を無視して姿を消したことが発覚。伊賀本部では、甲賀に爆弾のことを教えたのが音無ではないかと考えるように……。その頃恵美も、夫がいなくなったことを蛍に相談。蛍も恵美とともに、音無を探すことになります。

悟郎は後輩の宇良(藤原大祐)とともに、音無を探します。すると、蛍の家に小夜(吉谷彩子)がやってきました。小夜は蛍に、「私知ってます。悟郎君の本当の姿」と言い、蛍は「喧嘩売ってます？」とピリピリムードに。そんな中、悟郎はようやく音無の居場所を突き止めました。 実は音無は、イベント当日に自分が女性に話しかけられてデレデレしているところがカメラに映っていたため、姿を消していました。元々音無は喧嘩も嫌いで、普通の家に生まれたかったと嘆きます。 その後、伊賀本部では内通者はいなかったことが分かり、音無の疑いも晴れ……。しかし恵美は、音無の蛍に対する態度にキレてしまい、「なめんじゃねーよ！」と日ごろの気持ちを爆発させたのです。 音無夫婦を見た悟郎は、蛍に「やり直さないか？」と提案。その後、伊賀本部は赤巻議員が殺害された時の映像を入手。悟郎はそこに映った人物を問われ、その人物が蛍であることに気づきます。その人物は、蛍と同じく足首を回す癖をしていたのでした……。

悟郎(鈴木伸之)は蛍(菜々緖)が甲賀忍者であると疑い、頭の中の整理中。そんな蛍は雀(山本舞香)から、姉の楓(ともさかりえ)が意識不明で病院に搬送されたと連絡が入ります。蛍は姉がいることを悟郎にごまかし、急いで病院へ。 そんな悟郎は、自宅の隠し扉にある甲賀忍法帖を見直すことに。楓は、蜂のアナフィラキシーショックで意識不明になっていました。蛍は竜兵(古田新太)に秘伝の術で楓を直してほしいと頼むも、楓は過去に使ったことがあるため効果がないとのこと。 竜兵は、「俺なんだ。お前たちの母親を殺したのは俺だ」と蛍と雀に土下座をしたのです。

蛍は、自分たちの母親が心臓発作で亡くなったことしか聞いておらず竜兵に詰め寄ります。すると竜兵は25年前、重要な任務を任されたあとに母と楓が毒を打たれてしまったと告白。その時には楓に術を使ったため、母は亡くなってしまったとのこと。竜兵は母を殺したのは伊賀の仕業であると、確信していました。 蛍は竜兵から、伊賀の末裔には郵便局員が多いことを聞きます。一方悟郎も、甲賀の末裔には薬剤師が多いことを知りました。そして悟郎も蛍もそれぞれお互いを調べ、お互いが忍者であることを確信したのです。 蛍は自宅の隠し扉も発見し、「ケリをつけるしかない」と決断。悟郎も「最後の晩餐になるか」と覚悟しました。悟郎はノンアルコールの赤ワインを購入し、玄関に隠していたナイフを手に帰宅します。蛍も包丁を背中に隠しながら、悟郎を出迎えたのでした。

蛍(菜々緖)と悟郎(鈴木伸之)は、それぞれお互いが忍者であることを確信。夜ご飯を一緒に食べ、お互いケリをつける機会を伺っていました。しかしなかなかタイミングが合わず、「明日こそは……」と決意し、眠ることに。 翌朝、悟郎は蛍に向けて棒手裏剣を発射。しかし蛍はすぐさま本でキャッチし、そこから戦いがスタートします。激闘を繰り広げる2人でしたが、なかなか決着はつかず……。すると、音無(勝地涼)夫妻が家を訪ねてきたのです。 蛍は音無から、悟郎が結婚する時に蛍のことを「運命の人」と言っていたことを聞かされます。しかし蛍と悟郎は、自分たちに子供がいなくてよかったと感じていました。 そして音無の帰宅後、再び激闘が始まったのです。

戦いの最中、悟郎は「俺は伊賀の男だ」、蛍は「私は甲賀の娘」と改めて覚悟。その頃竜兵(古田新太)は、悟郎が伊賀の忍者であるという情報を入手していました。 さらに小夜(吉谷彩子)は、祖父の城水(市村正親)に赤巻議員が殺害されたときに防犯カメラに映っていた甲賀の女について、話があると言います。小夜はその女が、蛍であることに気づいていました。悟郎のことが気になる小夜は、ついに動き出したのです。 そんな悟郎と蛍は、再び戦いへ。しかし結婚したころを思い出し、悟郎は蛍に「好きだ！」と抱きしめます。2人は戦いながら、お互いの大切さに改めて気づき始め……。蛍も悟郎を見つめ、2人はキスをしたのでした。

闘いを終えた蛍(菜々緖)と悟郎(鈴木伸之)は、これまでの時系列を整理することに。お互いが甲賀と伊賀であることは分かっていても、悟郎は蛍に結婚生活を続けたいと伝えました。 一方小夜(吉谷彩子)は、赤巻議員を殺害したのは甲賀の女、蛍ではないかと推測。そんな時、悟郎も蛍に赤巻議員を殺害した犯人を一緒に探そうと提案。まずは蛍の無実を証明することが先だと考えたのです。 雀(山本舞香)のSNSには、最近「shuriken」というアカウントから「身勝手な者には天罰が下る」などと嫌味なコメントが届くように。雀は蛍の家に避難することになりますが、蛍は雀が爆発事件のウエイターであることは悟郎に明かしませんでした。

その頃小夜は、悟郎が必死に赤巻議員の犯人を探していることを不審に思います。小夜は悟郎が蛍と離婚するつもりがないと分かり、ショックを受けました。そして小夜は爆発事件ウエイターが雀である証拠を掴み、悟郎は雀をストーカーしているshurikenは伊賀ではないかと思うように……。 宇良(藤原大祐)は雀が扮するインフルエンサー「しのびぃ」のファンであり、最近しのびぃに対する悪質コメントについて独自で調査していました。その時、雀が何者かに襲われます。襲ったのはしのびぃのファンで、雀のストーカーでした。 幸い蛍が雀にGPSをつけていたため、蛍がかけつけて雀は無事でした。この様子を見ていた小夜は音無(勝地涼)を呼び出し、蛍が甲賀忍者であることを打ち明けました。こうして小夜と音無は、「伊賀の掟を破った者には、制裁あるのみ」と悟郎の元へ。 蛍の携帯には危険を知らせる「運命」の曲が流れ、蛍が逃げようとすると小夜と音無が玄関に立っていて……。蛍と悟郎は、絶体絶命のピンチに陥ってしまったのでした。

蛍(菜々緖)と悟郎(鈴木伸之)の家に、小夜(吉谷彩子)と音無(勝地涼)がやってきます。蛍は急いで2階に隠れますが、小夜は蛍が甲賀忍者であることを悟郎に突きつけました。 悟郎は「普通の人だよ」とごまかしますが、小夜はシンクの食器などから家に蛍がいると気づき……。蛍は急いで外に逃げ出し、間一髪見つかりませんでした。 悟郎は蛍と話をすると言い、小夜と24時間後に結果を持って本部に行くと約束。小夜たちの帰宅後、悟郎は蛍の実家で初めて竜兵(古田新太)と対面します。竜兵は伊賀との結婚はありえないと、蛍と悟郎に離婚を迫りました。さらに竜兵は、このまま結婚を続けると悟郎の家族にも危険が及ぶと危惧したのです。

その頃小夜が家に帰宅すると、父の城一郎(河野達郎)が倒れているのを発見。城水(市村正親)は城一郎の病気を知っていたようで、小夜は城一郎が余命3ヶ月であると知りショックを受けます。 悟郎は伊賀の本部に、「蛍は甲賀ではない」と貫き通すことを決めます。そして蛍も、赤巻議員を殺したのが誰なのか独自で調べるように。悟郎も竜兵や蛍との話から、蛍の母親を殺した人物は伊賀にいて、誰なのか突き止めると蛍に約束しました。 蛍は赤巻の周辺を調べ、防犯カメラ映像を手に入れてすぐに確認します。するとそこに映っていたのは音無でした。蛍はすぐに悟郎に連絡し、伊賀の本部に行くのを待ってほしいと訴えます。 しかしその時、悟郎は何者かに襲われ拘束されてしまい……。そして悟郎の目の前に現れたのは、音無だったのでした。

蛍(菜々緖)は悟郎(鈴木伸之)に、音無(勝地涼)と亡くなった赤巻議員に薬物の接点があることを連絡します。すると悟郎は、音無に拘束されてしまいました。蛍は悟郎の異変を察知し、伊賀本部のビルへ。しかし蛍は、伊賀忍者に囲まれてしまったのです。 そんな蛍を救ったのは、なんと宇良(藤原大祐)でした。宇良のおかげで逃げ出すことができた蛍は、宇良が実は「伊賀忍者」であることを知ります。宇良も赤巻を殺害した犯人を追っており、蛍は宇良と手を組むことに決めます。

蛍と宇良は早速、調査を開始。まずは音無の家に向かい、恵美(筧美和子)から話を聞くも恵美は何も知らない様子で……。そこで蛍は音無の家の中を捜索します。その頃悟郎は、小夜(古谷彩子)に音無が赤巻殺害の犯人ではないかと打ち明けました。 しかし小夜は信じるはずもなく、蛍も音無家では何も発見できませんでした。そこで宇良と蛍は、赤巻の周辺から話を聞き出すことに。一方悟郎は音無に赤巻を殺したのか尋ねますが、音無は「自分は赤巻を殺害していない」と宣言しました。 宇良と蛍は赤巻の運転手から、赤巻が国会議員の豊松という人物と会っていたという情報を入手。そして小夜は悟郎に、「私と結婚すれば蛍の安全を補償する」と迫ります。その時、蛍が悟郎を助けに来て……。しかし悟郎は蛍にキスだけして、蛍の安全のために帰るよう伝えたのです。 それでも蛍は、小夜に会わせてほしいと頼みました。すると小夜は蛍に、ある伊賀の任務を請け負ってほしいと伝えます。小夜が蛍に依頼した任務とは、ある人物の殺害依頼だったのでした……。

小夜(古谷彩子)が蛍(菜々緖)に出した、悟郎(鈴木伸之)を解放する条件とは、議員の豊松(村上新悟)を殺害することでした。蛍はその条件を受け入れ、早速銃を準備し始め……。 その頃悟郎は、宇良(藤原大祐)に助けられて脱出に成功します。蛍が殺人を犯すと耳にし、急いで蛍の元へ。蛍はというと、楓(ともさかりえ)や雀(山本舞香)とともに、講演中に体調不良になった豊松を救急車で運び出し……。 実は雀が事前に豊松に薬を仕込み、豊松を殺さずに安全な場所へ連れ出す作戦を立てていたのです。

蛍は豊松に、赤巻議員との関係を問いただします。豊松は赤巻から、新しくできる大型レジャー施設の下に廃棄物を遺棄する情報を買っていたとのこと。豊松が赤巻殺害を否定した時、蛍の元に悟郎が現れます。2人は早速、赤巻殺害の犯人を調べることに。 蛍と悟郎は聞き込みから、ある民事党議員がよく大型レジャー施設建設地に来ていたと情報を得ます。その議員とは、小夜の父・城一郎(河野達郎)でした。 一方悟郎は、蛍の母を殺害した「斉藤」という人物を探すよう、宇良に頼みます。宇良の両親によると、その斉藤という人物は小夜の祖父・城水(市村正親)だと分かり……。 城一郎は病気で、あと一週間持つかどうかという状態。そして蛍と悟郎は、赤巻の自宅の地下室の書斎で、外につながる排気口を見つけました。蛍と悟郎が赤巻の家から出ようとした時、手裏剣が飛んできて……。 小夜の投げた手裏剣が、悟郎に当たってしまったのでした。

悟郎(鈴木伸之)は小夜(古谷彩子)の放った手裏剣に当たってしまいますが、数日後山小屋で目を覚まします。目の前には蛍(菜々緖)がいて、楓(ともさかりえ)が山小屋を手配してくれていました。悟郎と蛍は、全てが終わったら2人で遠くに行こうと約束します。 その頃城水(市村正親)は城一郎(河野達郎)のために、蛍のことを探していました。蛍と悟郎は山小屋を抜け出しますが、伊賀に追われることに。甲賀の仲間に助けられ、蛍と悟郎は何とか蛍の実家に戻ります。 そこで雀(山本舞香)が竜兵(古田新太)から預かった映像を見ると、赤巻殺害の重要証拠が残っていて……。

蛍と悟郎は、城水がいる別荘に向かいます。城水は蛍に、「甲賀で伝わる術を城一郎にかけてほしい」と頼みました。 城水は、風富家から総理大臣を輩出するために、城一郎の病を治したいと願っていました。さらに25年前、城水は竜兵にその夢を邪魔されたため、腹いせで蛍の母を殺害したことを認めたのでした。 蛍は「私には使えません。一度使ったらもう使えないので」と伝えます。5日前、蛍は手裏剣が刺さった悟郎を救うため、蛍はその術を使っていたのでした。蛍は竜兵から預かった映像を見せ、赤巻殺害現場の近くに小夜が映っていたことを打ち明けます。 小夜は城水から頼まれて赤巻を殺害したと訴えますが、城水は小夜が勝手に動いたと言い出します。城水は小夜に総帥の地位をちらつかせ、思い通りに使っていただけだったのです。 そして蛍と悟郎は捕らわれてしまいますが、そこに竜兵がやってきて、城水と刀を持って対峙しました。しかし竜兵は城水に、「倒す価値もない」と刀を置いてしまったのです。 竜兵は去り、蛍も悟郎に「愛してる」とキスをして去ってしまいます。後日、蛍から悟郎の元に「顔見ちゃうと別れる決意が鈍って言えなかった。伊賀甲賀の敵対関係がなくなる日が来たら、きっとまた会える」と手紙と離婚届が届いたのでした。 2年後。風富家は伊賀から排除され、宇良(藤原大祐)の母が伊賀の総帥となります。悟郎は蛍と出会う前の生活に戻り、キャンプ場へ。そこにはなんと、蛍の姿があって……。2人は顔を見合わせ、抱き合ったのでした。

最終回は第11話となる3月16日です。 また、ドラマでは、最終回で蛍と悟郎が別れてしまうと予想します。というのも、原作小説では2人が別れる結末だからです。ドラマと原作の結末が変わるとは考えにくいでしょう。

主人公の草刈蛍(くさかりほたる)は、普段は薬局で働く薬剤師。しかし裏では、甲賀忍者の末裔として特殊任務を遂行しています。超実力主義で完璧主義、負けん気が強く毒舌家で、日々の鍛錬を欠かさないストイックさと穏やかで物静かな物腰の両方を持ち合わせています。 演じるのは、フジテレビ系のゴールデン・プライム帯ドラマでは初主演となる菜々緒。これまでもフジテレビ系ドラマでは『ミス・パイロット』(2013年)や『好きな人がいること』(2016年)などに出演してきました。特に2015年の『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』での悪女役は印象的！ 『忍者に結婚は難しい』では初の忍者役に挑戦。夫役を務める鈴木伸之とは、2015年の『HEAT』以来、7年ぶりの共演です。

蛍の夫となる草刈悟郎(くさかりごろう)は、普段は郵便局に勤める配達員。しかし裏では伊賀忍者の末裔として、蛍と同じく特殊任務を遂行しています。おおらかで優しい反面、能天気で優柔不断という性格。一方で手裏剣が得意な、機敏な忍者でもあります。 演じるのは、「劇団EXILE」の鈴木伸之。「HiGH＆LOW」シリーズのヤマト役や映画「東京リベンジャーズ」の清水将貴役など、近年活躍目覚ましい若手俳優の1人です。フジテレビ系ドラマでは「ラジエーションハウス」シリーズの整形外科医・辻村役で出演しています。 菜々緒と同じく、本作で初めて忍者役を演じることに！コミカルとシリアスを演じ分けられる点でも、今回の役柄にピッタリです。

菜々緒と鈴木伸之が忍者夫婦役で共演するラブコメディ『忍者に結婚は難しい』。シリアスなサスペンス展開と忍者アクションにも注目です！ 毎回のスペシャルゲスト出演や忍者ファン向けの配信も予定されており、ドラマ本筋以外も要チェックの作品。『忍者に結婚は難しい』をぜひ視聴してみてくださいね。