『リバーサルオーケストラ』の全話あらすじネタバレを最終回の結末まで【門脇麦×田中圭】

門脇麦主演の『リバーサルオーケストラ』が日本テレビ系新水曜ドラマとして放送開始。共演は田中圭で、門脇麦は本作が民放ドラマ初主演となります。 『最愛』の清水友佳子が脚本を手がける、地方のポンコツオーケストラの立て直しを描く音楽エンターテインメントです。この記事では、本作のあらすじやキャスト、ネタバレなど最新情報をお届けします。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 ＞最終回のあらすじとネタバレ

かつては国際コンクールを総なめにし、名門オーケストラとの共演も果たした「元天才ヴァイオリニスト」の谷岡初音(たにおかはつね)。しかし10年前、ある理由で突然、表舞台から姿を消していました。 市役所職員として働き、2度と舞台には立たないと決めていた初音ですが、ある時ドイツ帰りの変人マエストロ・常葉朝陽(ときわあさひ)に正体がバレてしまいます。 朝陽の使命は、地元のポンコツオーケストラ「児玉交響楽団」(通称・玉響)の立て直し。初音は朝陽から、玉響のコンサートマスターにスカウトされますが、彼らの前途には数々の障害と強敵が立ちふさがっていたのでした……。

初音がスカウトされた「コンサートマスター」とは、オーケストラ奏者たちのまとめ役。第1ヴァイオリンの首席奏者が務める決まりで、客席から見ると指揮者の左側最前列に座っていますね！指揮者の意図を音楽に反映するリーダーなのです。

埼玉県のはずれにある西さいたま市では、市長・常葉修介(生瀬勝久)による発案でシンフォニーホールが建設されていました。 修介は音楽で地域を活性化することを目指していましたが、残念なことに地元のオーケストラ「児玉交響楽団(通称・玉響)」はポンコツ集団。演奏をたまたま耳にした市役所職員・谷岡初音(門脇麦)は、そのひどさに唖然としてしまいます。 今は市役所の広報広聴課で公務員として働く初音は、実はかつて天才と呼ばれたヴァイオリニストでした。今もヴァイオリンが大好きな彼女ですが、とある理由で10年前からずっと活動していません。 一方、修介の息子で新進気鋭の指揮者・朝陽(田中圭)は、父からの命令で無理やり玉響の立て直しを任せられることに。やがて彼は初音の存在に気付くと、「うちのオケに入ってください」としつこくスカウトしてきます。

初音は誘いをきっぱりと断りますが、騙し討ちのような形で玉響のコンサートマスター(略してコンマス)に就任させられました。団員の前で朝陽からヴァイオリンを渡され、ついつい演奏してしまった初音。その顔には楽しそうな表情が浮かんでいましたが、それでも彼女はオケに入団する話を改めて断りました。 実は初音が演奏をやめたのは、妹の奏奈(恒松祐里)が関係しています。10年前、奏奈は心臓の病気になったにもかかわらず、そのことを誰にも言わず耐えていました。そんな無理がたたったのか、奏奈はある日突然倒れてしまいます。それは偶然にも初音の大切なクリスマスコンサートの日でした。 初音は公演を放り出し、妹のもとに駆け付けます。そして奏奈が倒れたのは両親が自分に付きっきりだったせいだと思いつめ、以来人前での演奏をやめてしまったのです。 しかし奏奈は今でも初音にヴァイオリンを弾いてほしいと思っています。そんな妹の叱咤激励に背中を押され、初音は玉響に入ることを決意。朝陽もそんな彼女を笑顔で歓迎します。

晴れて玉響のコンマスとなった初音(門脇麦)。これまでソロの演奏者として活躍してきた初音にとって、コンマスという役割ははじめてのことだらけです。しかし彼女は不安と同時にワクワクも感じていました。 初音という頼もしいコンマスが現れたことで、玉響のメンバーも熱心さを見せるように。しかしフルートの蒼(坂東龍汰)は以前と変わらず遅刻ばかりで、やる気のかけらもありません。そんな中、玉響は2週間後に中学校の吹奏楽発表会で演奏を披露することになります。 蒼のやる気のなさに苛立つ朝陽(田中圭)は、初音に彼がなぜ遅刻するのかを探らせることに。言われるがまま蒼を尾行した初音は、彼がとある問題を抱えていることを知るのでした。

実は蒼は親の反対を押し切って音楽の道を選んだため、奨学金で音大に入学したという過去を持ちます。そして卒業後なんとか玉響に入団するものの、給料は1ヶ月たったの手取り15万円。とにかくお金を稼がなければならず、バイトを掛け持ちしているせいで練習不足や遅刻ぎみになってしまっていたのです。 事情を知った初音はオンラインでフルート講師として働くことを提案。そんな矢先、家業を継ぐため家に連れ返されそうになった蒼ですが、周囲の応援もあり親に本音を打ち明けるに至りました。 玉響に残ることを決意したものの、まだ金欠問題を抱える蒼は、朝陽の提案でなぜか初音の家に下宿することに……。

本番を間近に控え練習を重ねる玉響の面々ですが、ティンパニの木之崎(篠崎史門)が突然やめてしまったせいで大ピンチに陥ります。 その後初音(門脇麦)は朝陽(田中圭)に命じられ、とある場所にいる「藤谷耀司」という男性をスカウトすることに。指定されたライブハウスに行った初音は、そこでドラムを叩く藤谷に見覚えがあり、考え込むうちその正体に思い至りました。 一方、玉響を目の敵にしている市議会議員・本宮雄一(津田健次郎)の妨害も止まりません。果たして玉響はティンパニスト不在をはじめとするピンチを乗り越え、数日後の公演を無事成功させることができるのでしょうか。

藤谷はかつて交響楽団に所属していたティンパニストで、初音とも共演経験がありました。幼い頃、彼の音のおかげで緊張が解けた経験がある初音は、絶対に玉響に入ってほしいと彼を勧誘します。 はじめは話を断った藤谷ですが、初音の熱い想いに動かされてティンパニストとして加入することに。おかげで皆のやる気もいっそう燃え上がり、あっという間に本番当日がやってきます。 本宮の妨害で一時はどうなることかと思ったものの、公演は大成功！拍手喝さいのなかで輝くような笑顔を見せる朝陽に、初音はふと心ときめきます。一方、そんな彼女を見つめる蒼も複雑な想いです。 さらにその後、会場に初音の幼なじみ・三島彰一郎(永山絢斗)が姿を現し、彼女のことを突然抱きしめ……！？

初音(門脇麦)に突然ハグした三島(永山絢斗)。彼は予想外の再会に驚きを隠せない初音に対し、「とある言葉」をささやきます。2人はかつて同じヴァイオリン教室に通っていましたが、何やら複雑な事情があるようです。 発表会が成功してやる気満々の玉響団員たちは、各地に足を運んで演奏する「出張オーケストラ」を実施することにします。定期演奏会の準備と並行する必要があるため大忙しです。 定期演奏会ではチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトを演奏することになり、初音がソリストに。その曲は初音が10年前のあの「クリスマスコンサート」で弾くはずだったもの。トラウマゆえか、初音はミスを連発して絶不調になってしまいます。 一方、ヴィオラ奏者のみどり(濱田マリ)も、家庭とオケとの両立について悩みを抱えており……。

そんな中、みどりの娘・亜美(凛美)がストレス性の胃腸炎で倒れてしまいます。みどりは練習ばかりで娘の異変に気付かなかったことを悔い、オケを休団することを決意。しかし亜美は自分が理由で音楽を諦めようとする母を責めます。 その一部始終を目撃した初音は、亜美の高校で出張オケをしようと提案しました。実は亜美は進路について、好きなことを選ぶのか学歴を選ぶのか悩んでいたところ。そのせいで母にもきつく当たっていたのですが、ヴィオラを弾きながらきらきら輝く彼女を見て考えが変わります。こうして問題は解決し、みどりもオケにとどまることに。 しかし修介(生瀬勝久)が勝手に宣言したせいで、玉響は日本一の交響楽団・高階フィルを相手に、ホールのフランチャイズ契約を賭けて勝負することに。それどころか、勝負に負けたら解散するという話にまでなってしまいます。 さらにある日玉響の練習場に謎の美女(相武紗季)が現れ……！？

朝陽(田中圭)に親しげに接する雑誌編集者・かおり(相武紗季)の登場にどよめく玉響メンバーたち。高階フィルとの勝負の件もあって、練習場は一時ざわつきます。とはいっても朝陽は負ける気はないようすで、団員たちもやる気満々です。 しかしそんな中、本宮(津田健次郎)の策略により、玉響はいつもの練習場を使えなくなってしまいます。すると朝陽はなんと、自宅の「常葉酒造」を新たな練習場として提供するのでした。 朝陽の唐突な提案により、10日後に横浜で開かれるバレンタイン･ガラコンサートに参加することになった玉響。“世界一辛口”ともいわれる音楽評論家も出席しているそうで、朝陽はその評論家をうならせると宣言しますが……。

定期演奏会にバレンタインガラにこけら落とし公演……と、スケジュールが山積みで疲れをためていく朝陽。一方で初音もスランプをどうにかするため、必死で練習をします。 初音はバレンタインガラでチャイコンでなく「カルメン組曲」をやると聞き、それがソリストである自分の不調のせいなのではないかと思いつめていました。 しかし朝陽がカルメンを選んだのは、他の団員にもソロをやらせることでオケ全体をもっと良いものにするため。言い換えれば、初音にいろいろなものを背負わせ過ぎないためでした。 実は朝陽はかつて音楽を続ける自信を失っていたとき、初音のコンサートを聴いて救われた経験がありました。彼らはどちらも、音楽を諦めたときお互いの存在に救われれたのです。すべてを知った初音は、改めて彼に感謝の気持ちを抱きます。 そんな中、チェロ首席奏者の玲緒(瀧内公美)が突然バレンタインガラには出ないと言い始め……。

バレンタインガラが来週に控えているというのに、玲緒(瀧内公美)が練習に来なくなって大ピンチの玉響。玲緒はあろうことか、朝陽が初音を好きなせいでモチベーションがなくなったなどと言い出します。それに対して朝陽が返した答えとは……。 一方、本宮(津田健次郎)はバレンタインガラを妨害するため新たな策略を練っています。それどころか三島(永山絢斗)も何か良からぬことを思いついたようで、心配の種は尽きません。果たして玉響は大きな壁を乗り越え次のステップに進むことができるのでしょうか。

蓋を開けてみれば、玲緒は玉響を辞めたいわけでも公演に出たくないわけでもありませんでした。実は彼女は自分の才能の限界に気付き、それでも陰で猛練習を重ねていたのです。恋愛第一のように振る舞っていたのは、そんなストイックな姿を隠すためでした。 玲緒が帰ってきて迎えたバレンタインガラは、本宮による信じがたい妨害や三島による揺さぶりがあったものの、無事大成功！音楽評論家のバルディにも、その演奏を高階フィルより高く評価されます。 そんな中、初音にテレビ出演の依頼が入りますが、三島の指名なうえ生放送番組で……。

三島(永山絢斗)の悪意が感じられるテレビ出演のオファーに、初音(門脇麦)はどう返事するか決めかねていました。しかし修介(生瀬勝久)に猛プッシュされ断るに断れない状況に。さらに、正式に玉響の団員になってほしいという誘いを受けた矢先、ひょんなことがきっかけで初音の過去が暴露されます……。 あれこれ大変な中、初音は朝陽(田中圭)に誘われ、高階フィルのオーナーである藍子(原日出子)、三島、三島の父が同席する食事会に出ることに。いろいろといっぱいいっぱいの彼女は、あろうことか玉響メンバーに八つ当たりしてしまうのでした。

自分を追い詰めるあまり、自宅でふさぎ込むようになってしまった初音。しかしそこにやってきた朝陽の叱咤に奮い立ち、もう1度立ち上がることを決意するのでした。 そして迎えたテレビ出演本番、初音は小野田から玉響のメンバーがチャイコンを演奏する動画を見せられます。それは初音がひとりでソロの練習をするときにも使えるようにと、皆で考えて撮影したものでした。 皆の想いに支えられ、カメラの前で見事なチャイコンを披露した初音は、三島とも仲直りします。三島は初音に対する嫉妬、そして一度は逃げた彼女に対する怒りから暴走していただけで、ほんとうは彼女にちゃんと戻ってきてほしかっただけだったのです。 こうして正式に玉響の団員になった初音。いよいよ定期演奏会に向けチームワークを強める玉響ですが、そこをまた本宮(津田健次郎)が妨害してきて……。

定期演奏会を前に、オーボエ奏者の穂刈良明(平田満)が事故に遭うというトラブルが発生。不幸中の幸いというべきか足を痛める程度の怪我で済んだものの、穂刈は練習に参加できなくなってしまいます。さらに玉響のなかには、本宮(津田健次郎)に情報を漏らしているスパイがいるようで……？ そんな中、穂刈家の事情を知った蒼(坂東龍汰)は自分に何かできることはないかと一生懸命です。しかし穂刈は退団を視野に入れているようす。一方、初音の恋愛事情にもいよいよ動きが出てきます。

穂刈の妻・冴子は認知症を患っており、穂刈のこともほとんど認識できていませんでした。彼は介護のため退団を考えますが、娘の言葉もあって悩んだすえ妻を老人ホームに入れることに……。 ちょうど冴子の入居日に音楽会が開かれる予定になっており、そこで穂刈はオーボエの演奏を披露。冴子も演奏を聴いているあいだは、かつての記憶を取り戻したかのようでした。 そんな中、初音は三島(永山絢斗)と食事に行ったところを記者に撮られ、朝陽(田中圭)に誤解されるのではないかと大慌て。その結果、勢いで朝陽に想いを伝えてしまいます！ 一方、玉響内にいるスパイはセカンドヴァイオリン首席の土井だと判明。しかも本宮(津田健次郎)に言わせれば、朝陽の移籍も決定事項のようですが……。

ついに朝陽(田中圭)に想いを打ち明けてしまった初音(門脇麦)が、彼から受け取った返事とは一体……。 一方、解散を避けるため定期演奏会を満席にしなければならない玉響は、チケットを完売するためあれこれ工夫をし始めます。その甲斐あってかチケットはすべて売れたのですが、にもかかわらず客席が埋まらないという事態が発覚するのでした。 その裏にいるのはやはり本宮(津田健次郎)と、彼の手先である土井。玉響の面々は今回もピンチを乗り越え、解散を回避することができるのでしょうか。

朝陽にフラれてしまった初音ですが、諦めるどころか猛アタックを始めます。そんな彼女に朝陽は戸惑いを隠しきれません。 一方、定期演奏会の前日、一部のチケットに印字されている開演時間が正しいものより1時間も遅くなっていることが明らかに。これもまた本宮の策略です。団員たちはメールやSNS、電話などで告知や連絡をおこないますが、結局席は埋まらず開演時間を迎えました。 しかし公演自体は大盛り上がりで、それを見た議員から玉響をこのまま解散させるのは得策ではないとの声があがります。その後ホールのこけら落としに出演できることになり、大喜びの玉響メンバーたち。これで一安心と思いきや、なんと朝陽は高階藍子(原日出子)と何らかの約束を交わしたようで……！？

猛練習を重ね、演奏にどんどん磨きをかけていく玉響メンバーたち。しかしそんな中、朝陽(田中圭)が高階フィルに移籍するというウワサが流れます。はじめはそんな話など信じなかった初音(門脇麦)ですが、朝陽が高階側とコンタクトをとっていると知り、モヤモヤしてしまうのでした。 そして迎えた公演日。ポンコツオケと挫折した天才ヴァイオリニスト、そして変人マエストロは、いよいよ日本一のオーケストラと正面対決をすることになります。本宮(津田健次郎)の妨害にも負けずここまでたどり着いた彼らの行く末やいかに……。

こけら落とし公演当日、朝陽が来ないというトラブルが発生。実は彼は高階フィルから常任指揮者になるよう交渉され、その話を呑む代わりに玉響をこの公演に出演させるという条件を取りつけていました。つまり解散が撤回されたのは、朝陽の苦渋の判断によるものだったのです。 話を聞いた初音は朝陽を連れ戻すために奔走。団員たちの必死の説得もあり、彼は迷った末ステージに上がることを決断します。 その後玉響は素晴らしい演奏を披露し、高階フィルと渡り合います。結果発表では審査員票は両者引き分け、勝者を決める最後の1票・観客票が入ったのは、なんと玉響でした！ポンコツだった玉響は見事一流オケに生まれ変わり、これからも皆で音楽を続けていくことになるのでした。 すべてが終わった後、お互いへの感謝を伝えながら握手をする初音と朝陽。ふたりは握り合った手を離すことなく、そのままつないで歩き出します。

『リバーサルオーケストラ』に原作はなく、脚本家・清水友佳子さんによるオリジナルストーリーとなっています。 『彼女はキレイだった』の脚本家が本作を手がけることから、韓国版のリメイクではないかと言われているのではないでしょうか。

変人マエストロというと、確かに『のだめカンタービレ』の千秋真一を思い出させます。 しかし主人公のヴァイオリニスト・初音がのだめとは違うキャラクターなので、異なる化学反応を見せてくれそうです。

本作の主人公・谷岡初音は、西さいたま市役所・広報広聴課に勤めている市役所職員。元ヴァイオリニストで、ある理由から表舞台を去っていますが、音楽を心から愛し、呼吸するようにヴァイオリンを奏でる天才肌です。 演じるのは、本作が民放ドラマ初主演となる門脇麦。2022年は10月期ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』でヒロインの京花役を演じ、10月公開の映画『天間荘の三姉妹』にも出演しています。 本作でヴァイオリニスト役を演じるに当たり、「天才に見えるか不安ですし、ヴァイオリンの練習も大変ですが、それ以上に音楽のパワーを私自身も存分に浴び、皆さまにも明るいエネルギーをお届けできたら」と意気込みを語っていました。

初音をスカウトする常葉朝陽は、児玉交響楽団の指揮者。父親は地元の名士で、現職の西さいたま市長です。幼い頃からクラシック音楽の英才教育を受け、東京藝大音楽学部指揮科を卒業した後はドイツを中心に指揮者として活躍していましたが、父親に呼び戻されて玉響の立て直しを命じられます。 演じるのは、日本テレビ系ドラマでは『あなたの番です』でお馴染みの田中圭。主演を務めるHulu独占配信ドラマ『死神さん2』も、2022年9月から配信されています。 指揮者役を演じることについては、「指揮者というのは難易度が高すぎて現状ヒーヒーしておりますが、実際にプロの方々も撮影に参加してくださりますので、胸を借りて頑張りたい」とコメント。クラシックの楽しさを伝えたいと語っています。

国内外問わず活躍している人気ヴァイオリニストの三島彰一郎。父は世界的指揮者、母はヴァイオリニストという音楽界のサラブレッドとして育ってきましたが、誰よりも努力家でストイックな一面があります。 三島彰一郎役を演じるのは、映画『ソフトボーイ』(2010年)で主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した俳優の永山絢斗です。近年のドラマでは『俺の家の話』(2021年)や『インビジブル』(2022年)などに出演しています。

「児玉交響楽団」のチェロ首席である佐々木玲緒。音楽好きな両親に育てられたことから、音楽への情熱は誰にも負けない彼女ですが、恋多き一面も……。惚れやすく積極的な性格の人物で、現在は有名オーケストラのトロンボーン奏者と交際中のようです。 佐々木玲緒役を演じるのは、映画『グレートフルデッド』(2014年)で主演デビューを果たした瀧内公美。このほかにドラマ『凪のお暇』(2019年)や「持続可能な恋ですか？」(2022年)などに出演し、迷いのない迫力ある演技が注目されています。

「児玉交響楽団」のフルート首席である庄司蒼。入団1年目の新人にもかかわらず、遅刻魔という一面を持っています。一流の音楽家になりたいと思っていますが、お荷物オーケストラといわれる「玉響」にしか入れず、少し心が折れている様子。 庄司蒼役を演じるのは、ドラマ『セトウツミ』(2017年)で俳優デビューを果たした坂東龍汰。『パーフェクトワールド』(2018年)や『十二人の死にたい子どもたち』(2019年)などの人気作品にも出演する今注目の若手俳優です。

大学3年生の谷岡奏奈は、姉の初音と2人暮らしをしている妹。流行に敏感な今どきの若者で、社交的で明るくしっかり者な一面があります。ややミーハーな性格が目立つ様子……。 谷岡奏奈役を演じるのは、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(2021年)やドラマ『ザ・トラベルナース』(2022年)での好演が注目を集めた女優の恒松祐里です。

西さいたま市の市議会議員である本宮雄一。父であり現・さいたま市長である修介の後釜を虎視眈々と狙っています。イケメンボイスで主婦に人気がありますが、「児玉交響楽団」を潰そうとする黒い一面も……。 本宮雄一役を演じるのは、声優のかたわら『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』(2022年)や『クロサギ』(2022年)などに出演し、俳優としても活躍中の津田健次郎です。

『リバーサルオーケストラ』の脚本を担当するのは、2021年のドラマ『最愛』や『彼女はキレイだった』などで知られる清水友佳子。 2020年に手がけたNHKの朝ドラ『エール』も音楽が重要なテーマとなる作品でしたが、実は音楽科卒でピアノ講師も務めていた経歴の持ち主です。 さらに神奈川フィルハーモニー管弦楽団が児玉交響楽団として撮影に全面協力しており、本物のクラシック音楽をドラマで楽しめることは間違いなさそう！ また、清水友佳子が『最愛』で魅せた人間関係の機微を描く手腕も、本作で活かされそうな予感。訳あり主人公と変人マエストロ、ポンコツオーケストラの奏者たちがどんな人間ドラマを見せてくれるのか楽しみですね！

門脇麦が民放ドラマ初主演を飾る日本テレビ系新水曜ドラマ『リバーサルオーケストラ』。本物のクラシック音楽と人間ドラマが楽しめる、“一発逆転の”音楽エンターテインメントは、ドラマの枠を超え大盛り上がりでしたね。 本作のあらすじやキャスト、ネタバレを本記事でぜひチェックしてみてくださいね。