漫画『風の留まるところ』rawを使わずに全巻無料で読む方法を調査！ネタバレや原作情報も解説！

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漫画『風の留まるところ』は、一族に続く呪いによって孤独を強いられた皇子とその監視を命じられた青年による呪われ皇子×監視役の王族BLファンタジー。 今回の記事では本作品をお得に読む方法やあらすじ・ネタバレ・原作情報を紹介していきます。ぜひ記事を読んで漫画『風の留まるところ』をお得に楽しむ参考にしてくださいね！

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“体に「凶」をもって生まれた子どもが一族の肉親をすべて殺してしまう”。 それは大昔に英雄が退治した妖怪によって刻まれた呪い。「凶」をもつ子どもを犠牲にしながら続いてきた王族だったが、長い時間をかけて子孫の数は減ってしまいます。そして、現在。唯一産まれた第一皇子にもその呪いが宿っていました。 主人公・ナラは皇子の監視役として宮に送り込まれた青年。新たな皇子が誕生すれば第一皇子は不要になるため、監視と同時に皇子の殺害も命じられているナラ。しかし、呪われた皇子・タサラとともに過ごしていくうち情を覚えてしまい…。

皇子のタサラは、体に凶を持って生まれてきてしまいました。皇室はそれでなくても人数が減っている状況。それはまさに呪いのせいだったのです。普通であれば、凶を持った子供はすぐに殺されてしまいます。しかしタサラは皇族がゆえに殺されることは免れます。 しかし幽閉され、獣同然に育てられていました。呪われたタサラを監視するために送り込まれたのがナラでした。彼は自分の病弱な妹を彷彿とさせるタサラの状況に、つい同情してしまいます。 でもタサラは、そのうち凶を持たない後継が生まれれば、あっさりと殺されてしまう運命にあるのです。普段は目隠しをされ、なおかつ手枷足枷をつけられたタサラ。しかし次第にナラがその枷を外してあげて、2人で食事をするまでになるのです。

結局、ナラはタサラを毒殺せよとの命が下ります。それでもナラにはタサラを毒殺することはできません。毒の入った食事を自分のものと入れ替えるのです。 しかし食事を摂ったタサラが、突然痛みで苦しみ始めます。なんとナラ以外にタサラを毒殺しようとしている使用人がいたのです。 それなのに2人の仲はこじれてしまい、タサラはナラが自分を裏切ったと勘違い。そのまま12歳のときに戦場へ出兵して別れてしまいます。 10年後、2人は再会しますが、時は残酷にも多くの事柄を変化させていました。戦争の英雄となったタサラ。ナラは幼少期から抱えていた罪悪感から、少しでもいまのタサラを支えたいと思い皇室に入るのですがーー。

凶を持って生まれてきたタサラですが、幼少期にナラに裏切られたと勘違いし、憎しみを持った彼のなかには、妖怪が入ってきて住み着いていました。とんでもないことに、タサラのなかに住み着いた妖怪は、夜になると彼の姿をかりて人を殺しに行くのです。 タサラは幼少期に目隠しをされていたことで、ナラの顔を見たことがありません。しかしそばに仕えているナラが、かつて自分を裏切ったあの人物だったということに気づいてしまいます。 そこからナラを責めて虐める日々が始まります……。苦しいなかでも耐えるナラ。それでも自分のもとを去らないナラに、タサラは次第に心を開いていき、2人は恋に落ちてしまうのです。 もともと復讐してやるつもりだった皇室を陥れ、タサラはナラと2人で皇室を出て行きます。

漫画『風の留まるところ』は2022年10月10日にCOMICOより連載が開始された韓国発のBL漫画作品です。現在コミックシーモアでは76話までが発売されており、連載中になっています。COMICOでは第79話で完結しています。 BLというシチュエーションを基本に、王宮ファンタジーを舞台に置いています。基本的にタテヨミ型になっており、フルカラーで描かれています。

主人公のナラは病がちな妹を守るため、命じられた監視役の仕事をこなさなければいけません。しかし、皇子と接していくうちに心に迷いがうまれ葛藤するようになってしまうのです。 最初はいつか殺さなければいけないのだからと不必要な情をもたないようにしようと自分に言い聞かせているのですが、根が善人のナラは何かと皇子の世話を焼いてしまいます。ナラと皇子が心を通わせていくごとに揺れ迷う心情が描かれ、切なさを感じずにはいられませんよ。

本作品は王族ファンタジーの雰囲気にマッチした美しい絵が全編フルカラーで描かれています。主人公や皇子も綺麗な顔立ちをしており尊さを感じさせるほどです。 物語の中で主人公と皇子の関係性が変化していくと2人の表情に宿る心情がより深く繊細になっていきます。殺さなければいけなくなるのに惹かれてしまうといった矛盾に宿る切なさなど、読者が思わず感情移入させられてしまうシーンが美しい絵柄でより魅力的になっているのです。