漫画『離縁は致しかねます！』最新話まで全話ネタバレあらすじを紹介！結末はどうなる？全巻無料で読む方法も調査

大正時代を舞台とする漫画『離縁は致しかねます！』。とある夫婦がさまざまな困難をともに乗り越え、絆を深めていく姿が描かれます。 本記事ではそんな『離縁は致しかねます！』のあらすじをネタバレありで最終回まで紹介していきます。詳しいストーリーを知りたい人はぜひチェックしてみてください！

舞台は大正時代。背中に生まれつき痣があるせいで行き遅れていた地主の娘・千春は、父の借金のカタとして商人の寛志に嫁ぐことになります。 はじめは印象が最悪だった寛志でしたが、少しずつ交流を重ねていくうちに千春は寛志の優しさに触れ心惹かれていきます。寛志もまた、千春の真っ直ぐな心根に魅了されていくのでした。 しかし、2人の間には様々な障害が立ちふさがります。ライバルの登場、すれ違い、そして寛志の相続問題……。困難を乗り越える2人の姿を描いた作品です。

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ときは大正時代。地主の家に生まれた吉川千春は美しく一本筋の通った女性ですが、背中に生まれつき目立つ痣があるせいで、28歳になっても嫁ぎ先がありませんでした。 そんな中千春はパーティーで瀬田寛志という男と最悪の出会いを果たします。しかし彼のほうは千春を気に入ったようで、吉川家が事業の失敗でつくってしまった借金を肩代わりし、その対価として彼女を嫁にもらいたいと言い始めます。 はじめは一刻も早く離縁することを望んでいた千春ですが、次第に寛志がみせるやさしさに惹かれていくのでした。

寛志に拒絶されることを恐れ、背中の痣について打ち明けることができずにいた千春。しかしいざ背中を見せてみると、彼は「“こんなこと”で俺がひるむと思われてたなんて」とまったく動じませんでした。この出来事をきっかけに、千春と寛志の仲はいっそう深まっていきます。 そんな中、千春の幼なじみでかつての想い人・巽が登場。ライバル出現かと思いきや千春の心はすでに寛志のものとなっており、彼の出る幕はありませんでした……。しかしその後千春は、客間のソファで寛志が半裸の女性にのしかかられているところを目撃してしまいます。

浮気現場(？)を目撃しショックを受けた千春は、勢いで家を飛び出してしまいます。その後迎えに来た寛志は彼女に心からの謝罪をし、「あんなことは2度と起こらないようにする」と約束。例の女性も無理やり押しかけてきただけですが、変に言い訳をしないところが信頼できます。 これで仲直りかと思いきや、千春は巽から寛志にまつわる黒い噂を聞いて不信感を抱いてしまいます。寛志はうっかり話に乗せられただけで、その相手とはすでにスッパリ縁を切っているのですが、千春としては知ったことではないですよね……。

再び寛志のもとを飛び出し実家に戻った千春ですが、心のどこかでは彼のことを待っています。巽はそんな彼女に寄り添おうとしますが、かわいそうなくらい相手にされていません。一方で寛志も、意地を張ってはいるものの千春の帰りを待っています。 その後ふたりを心配する瀬田家の奉公人・梅さんの尽力もあって、彼らはすっかり仲直り。巽も千春のようすを見て自分の入る隙はないと痛感したのか、寛志に「お2人の幸せを願っています」と殊勝なことを言ってみせます。

いろいろあったせいか、よりいっそう夫婦として絆を深めていく千春と寛志。社交の場で寛志について当てこすられ、「謝って下さい」と強気な態度を見せる千春がかっこよかったです。 かと思えば、千春が仲良くなった女性・史子と寛志が旧知の仲――それも男女の関係にあったと匂わせるような描写も。一難去ってまた一難とはまさにこのことですね……。 嫉妬の気持ちを隠せない千春とそれにうんざりする寛志は、また喧嘩してしまうことに。しかし巽のファインプレーもあり、千春は寛志を信じたいと改めて思い直すのでした。

千春は寛志から史子との過去について打ち明けられ、そのうえで彼のすべてを受け入れました。ここでようやくふたりは身体を重ねることになり、いよいよ本格的なイチャラブモードに突入した感が……！ その後瀬田家は引っ越しをすることになり、これまで以上に豪華な屋敷へと移り住みました。そんなある日、千春は寛志を探しているという謎の色男に出会います。 はじめは相手を怪しんだ千春ですが、その正体は寛志の旧友・渡邉功。彼は千春が長らく憧れていた画家・三芳斉亭でもあって……。

憧れの画家に出会えて大はしゃぎの千春を見て、寛志は少々ご機嫌斜めのようすです。さらにそんな中、功が住むところを追い出されたといって、瀬田家に居候することになってしまいました。 しかし寛志が嫉妬のあまり暴走したり、千春が寛志に嫉妬されてちょっと嬉しそうだったりと、あらゆることがイチャイチャの燃料にされているのでもはや見ていて安心感があります(？)。 ただラストで怪しげな動きもあり、また夫婦の関係が脅かされるのではないかと少し心配に。まあこのふたりならどんなことでも乗り越えられそうではありますが……。

ある日、寛志の母の生家から遣わされてきたという男性が屋敷を訪ねて来ました。実は寛志の母が華族出身であり、血縁順でいくと寛志が次期当主となる立場だというのです。 現在寛志の商いは負債を抱えているため、大きな家を継ぐことになれば負債を返せるのではと悩む寛志。そう打ち明けられた千春は家族のためにすることでしょうと寛志の背中を押すのでした。 実家の申し入れを受け入れた寛志は千春と共に現当主である祖父の家へと向かいます。そこで祖父から金銭的援助の代わりに今の妻、つまり千春と離縁してもらうと言われてしまいます。 祖父に言われたことを千春に告げる寛志。千春は悩みに悩んだ結果、自分が身を引くことで家族を守れるのならと離縁を決意するのですがーー。

自分が身を引くことで家族を守れるならと離縁を決意した千春は、妾にでもしてくれればと寛志に申し入れます。寛志は最後まで完璧な妻だったなと言い残しその場を去ってしまいました。 自分と離縁した後に寛志と結婚する女性が良い人であることを願う千春。それでも、お茶会にて新しく妻となる女性を見せつけられ、人知れず涙を流します。 しかし、そこに現れたのは寛志でした。本当に離縁したいのかと寛志は訴えかけます。自分が犠牲になればいいと思っていた千春でしたが、そこで始めて離縁したくない気持ちを吐露するのです。 2人は気持ちを確かめ合い、愛を深めたのでした。 そして、話は寛志の母親の過去編に入り……。

千春と寛志が夫婦となり長い年月が経ち、2人の娘である志穂は15歳になりました。年頃になった志穂が関心を向けているのは恋愛について。しかも寛志の秘書である芹澤に恋をしているようでした。 寛志は親子ほどに年の離れた芹澤にベタベタとする志穂に気が気ではない様子。もちろん芹澤にとっても志穂は娘のような存在で、可愛らしいアプローチにも冷静に対応します。 一方の志穂はいたって本気らしく、とうとう「もう子どもじゃない」と言って芹澤にキスしようとしました。しかし芹澤から不道徳だと叱られ落ち込んでしまいます。 そんな志穂の姿を見守っていた寛志は、複雑な感情を抱きつつも娘の成長を喜びます。そして同じように優しい眼差しで志穂を見守る千春とともに、これからもこの幸せを守っていこうと誓うのでした。

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