漫画『生者の行進』結末までの全話ネタバレあらすじ＆感想！最終回の展開は？生者と死者が紡ぐホラーサスペンス

幽霊を視ることができる高校生の主人公が、とある事件をきっかけに恐ろしい出来事に巻き込まれるホラーサスペンス漫画『生者の行進』。 ここからは本作の全3話のネタバレ・あらすじ、感想を紹介していきます！ ※この記事は漫画『生者の行進』の最新話までのネタバレを含みます。未読の場合は注意してください。

主人公の吉川泪は弟を交通事故で亡くしたことをきっかけに、幽霊が見えるようになりました。ある日、バイト先であるコンビニで悪霊に取りつかれた女子高生を目撃したことで、泪の人生は大きく変わることになります。 悪霊に取りつかれた女子高生が殺されたことを知った泪。泪は女子高生の死と悪霊が関係しているのではないかと恐怖に震えました。そしてその悪霊が幼なじみの高岡まどかに取りついている姿を目にし、まどかを救うため悪霊と戦う決意をするのですがーー。

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弟が亡くなったことがきっかけで、幽霊が視えるようになった高校生・吉川泪。ある日、アルバイト先のコンビニで働いているときに、客としてやってきた女子高生に今まで視たことがないほど気持ち悪い幽霊が憑いているのを目撃します。 翌日、その女子高生がメッタ刺しにされて殺された事件を知ることに。さらに女子高生に憑いていた幽霊が、幼馴染の高岡まどかに憑いていたのです。そして幽霊はまどかの死をカウントダウンしており、タイムリミットは6日だと判明。 刑事の東雲亜希と協力しますが、まどかの精神状態は危うくなります。そして泪は、強力な除霊師の神原省吾に除霊を頼むのでした。

省吾の力によって、まどかに憑いた幽霊の除霊に成功した泪。しかし省吾から告げられたのは、泪に憑いている弟の幽霊が泪自身の生霊であるということでした。 東雲の提案で、まどかは彼女と一夜を過ごすことに。しかし眠りについたとき、除霊された幽霊とは別の幽霊がまどかに襲い掛かります。 翌日、新たに女性の遺体が発見されました。被害者はまどかの兄である浩二の恋人の妹だと判明します。浩二から連絡を受けた泪は、改めてまどかを守ることを決意。そんな中、再びまどかに幽霊が襲い掛かりますが、泪が間一髪のところで救うのでした。 一方、浩二は友人の鮫島瞬を問いただし、彼が連続殺人事件の犯人だと判明します。

泪とまどかのもとに、鮫島から脅迫メッセージが届きます。呼び出された公園に到着した途端、泪は後頭部を殴られて気絶してしまい、まどかは鮫島によって連れ去られるのでした。 目を覚ました泪は、まどかを探し歩き始めます。そして弟の導きはまどかを助けるためのものだったことに気づくのでした。

泪は谷底で横転した車を見つけましたが、車内には誰もいませんでした。 鮫島に殺害された女性たちの霊の導きにより、鮫島と捕まったまどか、浩二を見つける泪。そこで殺された女性たちの名前を口にし、鮫島に幽霊を可視化させ、精神を崩壊させます。

鮫島が逮捕された2年半後、まどかは鮫島に襲われたことがトラウマとなり男性恐怖症となっていました。 その対象は泪も例外ではなく、身体に触れることもできない状態です。泪は男性恐怖症になったまどかとともに生きることを決意するのでした。

本作の主人公。弟が亡くなったことをきっかけに霊が見えるようになってしまった男子高校生です。 家族以外の人と関わらないようにしていましたが、人を死に追いやるような悪霊に取りつかれた幼なじみのまどかを救うため立ち向かう決意をします。

本作のヒロイン。泪の幼なじみである女子高生です。 まどかは幼少期に太っていたことを周囲に馬鹿にされていましたが、泪の痩せたら可愛いという一言で努力し、痩せることに成功していました。泪に昔から片思いをしています。

まどかの兄で大学生。泪をいじめていたグループのリーダーで、言葉が通じないと暴力をふるう酷い性格です。 中学生までは荒れていましたが、高校でラグビー部に入部したことで更生。家族であるまどかのことは大切に思っています。

泪の隣の高校に通っている男子高校生。徐霊師で、亡くなった人の顔と名前が分かれば霊に呼びかけることができ、指定した場所まで誘導することが可能。 まどかを守ろうとする泪から20万円受け取っており、何かと泪に協力しています。

まどかの兄、浩二の高校時代からの友人。高校でラグビー部に所属していました。 イケメンと評判だったが、家庭環境は最悪でした。両親は幼少期に他界していますが、父親は援助交際をしており、母親は薬物中毒という環境で育っています。

本作の見どころといえば、やはりホラー要素とサスペンス要素が見事に合わさったストーリーでしょう！ 幽霊に憑りつかれていた女子高生が殺されたことで、不可解な事件に巻き込まれる泪。最初のうちは幽霊による仕業だと考えますが、中盤からは人間のエゴや闇が事件に関係していることが明らかに。 実は犯人は思い描いていた人物ではなかった、という裏切りがある点も魅力的。「生きてる人間の怖さ」と「死んでる人間の怖さ」が同時に描かれる作品です！

『生者の行進』の続編として、同作者のみつちよ丸が描いた『生者の行進 Revenge』。『生者の行進』の9年後が舞台となっており、前作でメインキャラクターだった神原省吾が主人公となっています。さらに泪などの前作キャラクターも登場するので、ファン必見の作品です！ 本作は、高校で壮絶なイジメを受けている女子高生・玉木理華視点でもストーリーが展開。そんな理華がいるクラスに赴任してきたのが省吾です。 イジメによって追い詰められた理華は、ついに屋上から飛び降り自殺を図ります。そこへ省吾がやってきて彼女の自殺を止めますが、本当の目的は理華が持つお守りを回収すること。そのお守りには、持ち主の負の感情を餌にして成長する化け物が住み着いていたのです。 しかしすでに手遅れとなり、イジメっ子の1人が幽霊によって殺されます。幽霊による事件を解決しようとする省吾の姿を描いたサスペンスホラーです。

本記事では、ホラーサスペンス漫画『生者の行進』の全3巻のあらすじをネタバレありで紹介しました。 そして本作は、クーポン利用で作品をお得に購入できるコミックシーモアで読めるので、ぜひ活用してみてください！