漫画『つれない彼女のひとりじめ』あらすじネタバレ&感想！リア充と非リアの恋愛模様！

イケメン陽キャ男子と地味な読書好き美少女が急速に惹かれあい、愛を育んでいく恋愛漫画『つれない彼女のひとりじめ』。青春の輝きとほろ苦さをギュっと凝縮した描写が魅力で、どこか懐かしい気持ちにしてくれる作品です。 ここからは『つれない彼女のひとりじめ』のあらすじネタバレや見どころ、お得に読めるサービスを解説していきます。

ノリ良し、顔良し、女子からの評判良し、な陽キャ男子高校生の篠原成智には、この頃妙に気になる同級生がいました。その子の名前は滝沢優凛。誰と話すでもなく、いつも教室の隅で読書をしているミステリアスな女の子です。 ある日、ちょっとしたきっかけで言葉を交わしてから、篠原の頭の中は彼女でいっぱいに。そして優凛ともっと話したい一心で、彼女が読んでいた本を購入してみるのでした。 それからというもの2人の距離は急接近。「本を貸して」という名目で彼女の家を訪れた篠原は、思わず優凛をベッドに押し倒してしまい……。

主人公・篠原成智は、ノリだけの男ながらそれなりに楽しい高校生活を過ごしていました。そんな彼は、全く正反対な生活をしている一匹狼の滝沢優凛と、交わりまくる関係だったのです。 そんな関係になるきっかけは、成智が優凛が落とした本を拾ったことでした。彼女が自分の名前を知っていたことを、成智は喜び、彼女が読んでいた本に関心を持つようになります。 本屋で探し物をしていると、偶然彼女もやってくるのです。彼女から本を貸そうかと言われた成智は……。

文化祭でウェイターの服を着ていた成智。その姿を見た優凛は、彼に服を脱ぐように言ってきます。彼が来ていたウェイターの服を着た優凛は、さっきまでその服を着ていた成智の温もりを噛みしめていました。 彼女と付き合っていることは周りに秘密にしているなか、元カノの真琴がやってきます。彼女は忘れ物をしたといって、優凛が着替えている教室に入ろうとするのですが……。 教室のなかには誰も見当たらず、真琴はその場を去ります。不思議に思った優凛が教室に入ると、隠れていた優凛が姿を見せるのでした。

付き合って1か月となる来週の土曜日に、成智はバイトの休みをもらうことができました。まだデートをしたことがない2人だったので、彼は優凜をデートに誘います。初デートをすることになった2人は、それぞれ当日を楽しみにしていました。 一方で、成智は友人の健太から、彼女が出来たのではないかと疑われます。誰にも秘密にしておこうとしていた関係が、バレてしまう危機に見舞われるのでした。 2人は無事に初デートを楽しむことができるのでしょうか。

雨の降るなか、優凛と成智は彼女の家の庭でキスをしようとしていました。さらに優凛は「うちでお風呂入ってく？」と提案してきます。成智が返事に戸惑っていると、さらに彼女は「このまま泊まっていけば？」と言ってくるのでした。 成智は黙ってキスをして、両親に挨拶をしていないなか、家に泊まることはできないといって彼女の申し出を断ります。かっこつけて言ったものの、心のなかではもし泊まることになれば、明け方まで彼女を求めてしまうと考えていたのです。

成智の友人勝木は、成智のコミュニケーション能力の高さや、男女ともに人気があることに憧れを抱いていました。女子をとっかえひっかえしているのに、爽やかで好感度が高いところを手本にしたいと考えています。 そんな勝木と会った成智は、彼から「滝沢さんと付き合っているの隠してるくせに。」と言われます。隠していたはずの関係をなぜ知っているのか、成智が勝木に問いただすと、優凜から聞いたと答えるのでした。 ほかにもデートやキスを目撃したという勝木は、さらに衝撃の言葉を伝えてきて……。

成智たちはバスに乗って林間学校に向かっていました。しかし、今回はクラスの垣根をこえて班分けがされてしまったため、馴染のない人同士で座っており、全く盛り上がりを見せません。 ただ、成智は持ち前のコミュニケーションの高さから、すぐに周囲と馴染んで話すようになっていきます。 一方、別の席に座る天海は、ひとり鼻歌を歌い、楽しそうに過ごしているのでした。彼は山で食うカレーを心から楽しみにしているようです。

成智と同じバイト先で働く天海は、料理と音楽をこよなく愛する男性です。一緒に働く成智を見て、その明るいキャラクターに関心していました。 店長には、成智はモテるのに、天海には浮いた話がないのか聞いてきます。自分にはそんな話はないだろうと思っていた天海ですが、ある日、真琴を強引に連れ帰って、家に泊まらせることになったのでした。 真琴は天海の家でシャワーを借りて、この後に起こるかもしれないことに意識を向けていたのです。

本作のヒロインである優凛はいつも教室の隅で1人読書に勤しむ、いわゆる陰キャ属性の女の子。見た目もメガネにおさげといった至極地味な装いです。 ただし全く卑屈な感じはせず、むしろ高嶺の花的な魅力が滲み出ています。特に高校生らしからぬ色っぽい流し目は破壊力抜群。それでいて時折初心な乙女のような可愛らしさも見せてくれるんです！ これには男子高校生である篠原がノックアウトされてしまうのも無理はありません。ヒロイン・優凛の艶めかしさ、必見です！

ずっと軽い恋愛しかしてこなかった篠原が、優凛に出会い本気の恋に溺れていく様子も見逃せないポイントです。 作中では非常に丁寧にキャラの心理描写が描かれているため、初めての感情に戸惑い、葛藤し、のめり込んでいくまでの過程がリアルに感じられますよ！ また恋心と性欲の狭間で揺れ動く様子も、まさに「青春」といった感じで胸の奥がキュっと締め付けられます。青くて眩しくて、少しほろ苦い。そんな青春の日々にどっぷり浸かれる作品です。