漫画『隣の席の、五十嵐くん。』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆無料で読む方法を解説！お得に読める電子書籍サービスは？

主人公・今井椿はクラスの中でも隅っこにいるような地味で大人しい女の子。中学2年生になりクラス替えはあったものの、中の良い友人たちと再び同じクラスになれたことに安堵していました。 クラスの中にはスクールカースト上位の賑やかな男子や派手な女の子も多く、加えて学内でもクールイケメンで有名な五十嵐衛が椿の隣の席になります。これには椿も内心動揺を隠せません。 昔、カースト上位の男子に悪口を言われたことがきっかけで男子と距離を置きがちな椿。しかし、五十嵐の意外な優しさに触れた椿は少しだけ考えを改めようと思い始めます。 そんな中、椿は五十嵐と一緒に学級委員をすることになって……。

バスハイク当日、生理中で体調が悪い椿ですがそれを隠して参加していました。仲の良い友人たちとの雑談では五十嵐がモテることなどを中心に話題に花が咲きます。久しぶりに気分がよくなるのですが、歩いている内に再び体調を崩してしまう椿。 五十嵐は椿の体調不良に気づくと、彼女を気遣うように言葉をかけ荷物を持ってくれます。不器用ではあるものの、五十嵐なりの優しさや屈託のない笑顔に気づいた椿は胸が高鳴るのを感じるのでした。 普段の日常の中で、スクールカースト上位の五十嵐と地味な自分ではすむ世界が違うと椿は感じてしまいます。五十嵐へ密かな恋を抱え始めた椿でしたが、そっとその感情に蓋をしようとしていて……。

五十嵐が好きだと自覚した椿。しかし、五十嵐が椿に優しくしていたのは人として当たり前のことをしていただけで彼にとっては特別でもなんでもない行動だったのです。そのことを知った椿はショックを受け、五十嵐のことを直視できないくらい落ち込んでしまいました。 しかし、五十嵐に貸した世界史のノートに「椿」の落書きを発見して少しだけ心が弾みます。決して叶うことはないと思いながらも、日に日に五十嵐への恋心が募っていくのです。 ところが、五十嵐が人気者であるがゆえに椿は目立つ女子グループに目をつけられてしまいます。ただノートを貸しただけにも関わらず、椿を責める女子たちの言動は容易に彼女を傷つけていき……。

女子グループからの嫌がらせに加えて、仲のいい友人・圭織にまで教室内では無視されてしまう椿。傷つき益々ふさぎ込んでしまう椿ですが、五十嵐と2人で会話する時間を得て和解したことで少しだけ元気を取り戻します。連絡先を交換するとともに、椿は自分に自信をもとうと決意しました。 6月になり学内では合唱コンクールに向けた活動がスタート。指揮者はクラスの中心グループの女子・リナになりますが、伴走者が決まりません。すると、友人・乃愛の提案で椿が選ばれることに。しかし、それが気に入らなかったのか圭織は椿に嫌みを言ってきます。 友人関係に悩む椿は、もう1人の友人・沙織にそのことを相談します。さらに沙織は椿の五十嵐への想いにも気づいてくれて……。

合唱コンクールに向けて練習が始まったものの、クラスメイトは全くまとまっておらず特に男子はやる気が見られない状態が続きます。放課後、椿はピアノ伴奏の練習をしながら、どうしたらクラスの皆が真剣に取り組んでくれるか考えていました。 すると、音楽室に五十嵐がやってきて1曲演奏してほしいと頼んできたのです。水泳部の五十嵐のことを考えたのか「水の戯れ」という曲を弾く椿。五十嵐に見られながらで緊張しつつ、心を込めて演奏をした椿に対して、五十嵐は素直な感想を告げるのでした。 翌日の合唱練習中、やる気のない男子についにリナがキレて喧嘩になってしまいます。リナの矛先は伴走者の椿にも向かいまるで椿が悪者のような雰囲気になって……。

友人でありながら椿のことを無視してきた圭織。クラスメイトたちの風当たりは椿ではなく圭織に対して冷たくなっていきます。圭織を許すことができない椿もまた彼女との関係に悩んでいました。 そんな中、合唱練習中に圭織が声を出していないと責められ1人で歌わされそうになる事件が発生します。クラス中の人間が傍観する中、椿は圭織を庇うように声をあげたのです。 自分らしくない大胆な行動に戸惑う椿。助けられた圭織は今までの椿への言動を泣きながら謝罪します。全てを許すことはできないながらも椿は謝罪を受け入れるのでした。 その夜、椿の携帯に五十嵐からの着信が入ります。五十嵐は椿を心配して電話をしてきたようで……。

五十嵐との電話で心が躍る椿。自分では釣り合わない相手だと理解していながらも。椿の好きという気持ちはさらに募っていくのでした。 翌日の放課後、リナは五十嵐に告白したものの「好きな人がいる」と言われフラれてしまいます。泣いているリナからその話を聞き少なからずショックを受けた椿は、気持ちが沈んでしまうのを隠すことができません。 合唱コンクール当日。優勝こそ逃したものの、一丸となって取り組んだことでクラスの絆が深まりました。その日の放課後、椿は五十嵐と教室で2人きりになります。 椿が好きだと告白した五十嵐。自分とは住む世界が違うと思っていた想い人からの言葉が信じられない椿ですが、互いの想いを確かめ合った2人はようやくお付き合いをすることになり……。

五十嵐と付き合うことになり幸せいっぱいの椿。しかし、過去五十嵐にノートを貸しただけで責められたこともあり、クラスの女子たちからの妬みの対象になることを不安に思ってもいました。 沙織たちのアドバイスもあり暫く関係を隠しておくべきだろうかと考える椿。しかし、五十嵐は隠すことなく堂々と友人たちに交際を宣言します。自分の意思で椿と付き合っているのだから人目など気にする必要はないと言う五十嵐。その姿に嬉しくなる椿ですが、やはり不安は残っている様子。 不安は的中し、椿は陰口や嫌がらせなど女子グループの悪意に晒されてしまいます。五十嵐に心配をかけたくない椿は不安を口にすることができなくて……。

スクールカースト上位グループに呼び出された椿。椿と五十嵐では釣り合わないのだから別れるよう迫られますが、自分を好きだと言ってくれた五十嵐を信じたい一心から絶対に別れないと反論したのです。 一方、椿が連れていかれたのを見ていた圭織は慌てて水泳部の五十嵐の元へ。椿に危険が迫っていると知った五十嵐は、居場所を掴むと駆け出していきました。 椿を助け出した五十嵐は、彼女に危害を加えようとした人間たちに怒りを露わにします。事態が収束した後、教室に2人きりになった五十嵐と椿。トラブルが起きた件について話しつつお互い本音を口にし始めます。 他人に興味などなく関わろうとしなかった五十嵐ですが、椿の為に変わろうと決めたようで……。

五十嵐のことを下の名前で呼ぶ女子生徒が現れます。どうやら誉という名の少女は五十嵐の幼馴染らしく、非常に仲が良いとのこと。そんな2人の関係に椿はモヤモヤするのでした。 数日後、椿のもとにメイクアップアーティストになった年上の幼馴染・玲がやってきます。五十嵐のことで相談に乗ってもらうと、的確なアドバイスをもらうのでした。 翌日、椿のもとに誉が訪ねてきます。屋上に呼び出されると、彼女から「五十嵐のことが好き」という事実が明かされます。しかし誉は2人の恋を応援すると誓うのでした。 その後玲のアドバイスをもとに行動を起こすと、五十嵐と下の名前で呼び合うことに成功します。

付き合い始めて1ヵ月が経過した頃、五十嵐はお母さんに紹介したいという理由で、椿へ「自宅に来ないか？」と誘います。椿は初めて男の子の家を訪ねることに緊張を覚えつつも、勇気を出してお邪魔することに。 五十嵐の母親と妹・茉優に暖かく迎えられ安堵した椿でしたが、五十嵐の部屋に入った途端、再び緊張に襲われてしまいます。どうやら五十嵐も同じ気持ちだったようで、2人は緊張した様子で見つめ合い、そのまま初めてのキスをしたのでした。 こうしてカップルとして一歩前進した椿と五十嵐。その後2人は付き合ってから初めての夏休みへと突入していきます。

夏休みに入り、付き合ってから初めて2日以上会わない日が続いていた椿と五十嵐でしたが、2人の関係は順調そのもの。会えない間も電話をしたりして絆を育んでいました。 そんなある日のこと、とうとう両親に彼氏がいるということを知られてしまった椿。話の流れで両親に五十嵐を紹介することになってしまいます。 そして迎えた顔合わせ当日。五十嵐は普段のラフなスタイルとは違いカッチリとした服装でやってきました。そんな彼氏の姿に思わず見惚れる椿でしたが、当の本人は緊張でガチガチになってしまい……？

思春期特有の複雑な人間関係や中学生ながらの学校イベントなど現実感の高い日常が描かれており、共感しやすい作品となっています。 大人しい椿と人気者だけどちょっと近寄りがたい五十嵐という、一見関りのなさそうな2人。席が隣という小さなきっかけから始まる恋は、女子の僻みや嫌がらせなどリアルな問題もありながら進んでいきます。 ごく普通の中学生の日常だからこそ、鮮やかな青春とピュアな恋がより肌で感じられて楽しむことができるのです。

主人公の椿は、クラスの端っこにいるような内気な女子です。片やお相手の五十嵐は、クラス内だけではなく学校中で大人気のイケメン男子。性格もタイプも正反対の2人ですが、少しずつ一緒に過ごす時間が増えていきます。 最初は五十嵐を怖いと思っていた椿が、徐々に彼の優しさや格好良さに惹かれていく過程は非常に初々しくて愛らしいです！そして高校生らしさあふれるピュアなラブストーリーには、キュンキュンが止まりません。

五十嵐の魅力に惹かれていく椿ですが、恋路は上手くいきません。クラスの隅っこにいる地味な少女である自分と、イケメンで人気者な五十嵐では釣り合わないと考える椿。さらに他の女子生徒からの嫌がらせやいじめもあり、自らの想いに蓋をしてしまいます。 一方の五十嵐も高校生らしさが全開です。言葉足らずだったり不器用だったり、思春期がゆえに正直になれなかったり……。 一度は経験したことがあるような感情に共感するはず！

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