漫画『悪い男～軒の雨の誘惑～』全話ネタバレあらすじ＆感想！恋することに臆病になったヒロインの溺愛ラブストーリー

「もう恋なんてしない」と仕事に邁進するヒロインと、彼女を取り巻く過去と現在の恋を描いた切ないラブストーリー『悪い男～軒の雨の誘惑～』。 この記事では、最新話までのネタバレを読むことができますが、やはり本編で読んだ方がしっかり理解できますよね。記事内ではお得に読む方法も一緒に紹介していくので、この作品が気になったら本編も読んでみてくださいね！

過去の恋愛で痛手を負ってから仕事に邁進している千夏は、たとえ相手が本社の人間であろうと一歩も引かない剛腕社員。 この日も本社と電話でやりあっていると、そこに本社から出向でやって来た芹沢がやってきます。彼の面倒を見ることになった千夏は、色めき立つ女子社員たちと芹沢の両方に釘を刺すことに。 その時「ちなっちゃんはどーなの」と自分のことをどう思うかと芹沢に尋ねられた彼女でしたが、昔不倫関係にあった上司の富丘への想いを引きずっている千夏は「タイプじゃない」とだけ答えます。 しかし、その後一線を越えてしまった2人。千夏は「俺と結婚してくれ」と芹沢からプロポーズされるのですが、やはり富丘のことが忘れられず……。

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富丘の夢を見たこともあってか、千夏の心は彼と芹沢の間で激しく揺れ動きます。しかしけがをした自分のもとにわざわざ休みを取って駆け付けてきてくれた芹沢に、彼女はひどく安心するのでした。 その翌日、彼女は富丘が折に触れて自分の様子を見に来てくれていたことを知ります。彼女がトラブルに巻き込まれた時も彼が裏で活躍していたことが分かり、きちんと礼を言わなければと思う千夏。 しかし芹沢に想いを寄せる女子社員と千夏がトラブルになったことで、千夏は「部長付補佐主任」として働くことになります。その一方で、富丘は「女性関係をきれいにしておけ」と芹沢に命じるのでした。覚悟を決めた芹沢は千夏に婚姻届を送り、彼女もまた特別な想いを持って婚姻届に署名するのですが……。

結婚届を記入していた千夏でしたが、“証人”の文字を見て手が止まってしまいます。芹沢は「近しい身内に書いて貰えばいい」と言いますが、千夏の身内は7年前に喧嘩別れした姉しかいません。 両親が亡くなって以来自分を育ててくれた姉のことについて考え始めた彼女は、富丘との忘れたくても忘れられない恋を思い出すのでした。 妻子がいた富丘に「抱いてほしい」と泣いて頼み、初めてを彼に捧げた千夏。最初で最後にしようと約束した2人は、二度と過ちを犯すことはありませんでした。 しかし姉に富丘との関係がばれてしまい、まだ彼と一緒にいたいと思っていた千夏は姉と縁を切ってしまいます。その後、富丘のためを思って泣く泣く身を引いた千夏。 やはり姉には頼めないと悩む千夏でしたが、「やっぱ不倫なんかしてた女はダメだな」という芹沢の言葉にカチンときてしまい……。

千夏が芹沢からのひどい言葉に思わず涙ぐんでいると、そこに富丘が現れて「もっと相手は慎重に見極めろ」と諭します。さらに「自分たちの関係をばらしてしまおうか」と冗談ぽく言われ、心が揺れる千夏。 その後千夏は芹沢に連絡を取ろうとしますが応答しないため、姉の千歳に電話を掛けます。留守電には「お姉ちゃんが許してくれるなら、結婚予定の彼と一緒に実家に行きます」と吹き込むのでした。 その後何とか証人を確保した芹沢は千夏と久しぶりに電話をし、仲直り。千歳からも早く会いに来るよう連絡があったので、2人はそろって千夏の実家へ向かいます。 結婚のあいさつを無事に終え、帰宅の途に就く千夏と芹沢。帰宅時に「誇り高く」という言葉を姉にもらった千夏は、晴れて名字が“芹沢”に変わります。一方、会社では富丘が不倫がらみのトラブルに追われていました。

突然富丘とパーティーに参加することになったにも関わらず、列席していた社長たちに物怖じすることなくあいさつを交わす千夏。そんな彼女を見た富丘は、彼女が自分と別れた後の苦労の一端を見た気がしました。 すると会場に千歳が社長として登場し、思わず「お姉ちゃん！」と駆け寄る千夏。千夏と富丘の様子を見て2人の関係を察した彼女は、急遽部下に富丘のことを調べるよう言いつけるのでした。 千歳は富丘がかつての不倫相手だと知るやいなや、「私の会社に入りなおしなさい！」と千夏を自分のもとに呼び寄せようとします。しかし千夏が彼女なりにけじめをつけていることを察した千歳は、また実家に遊びに来るようにと伝えるのでした。 その頃、何やら勘違いしている様子で芹沢に介抱されていたカンナ。同じころ、千夏はワインがこぼれた富丘のシャツをきれいにするために彼と客室に入っていました。

芹沢が目を覚ますと、隣にはなぜかカンナが眠っていました。驚くものの、「絶対にやましいことは無い」と確信した彼は千夏に連絡を取り、ありのままを説明します。 すると千夏も富丘と一緒にいることを正直に話し、2人はその場で芹沢の実家にあいさつに行くことを決めるのでした。 実家で「子供が欲しい」と言い出した芹沢でしたが、今の状態では無理！と千夏に断られてしまいます。しかし、千夏の本心を見抜いた彼が言った「絶対に何とかする。千夏との子供が欲しいんだ」という言葉は彼女の心をぐっと掴むのでした。 それからテレビの出演オファーが舞い込むようになった芹沢ですが、何度目かの出演で結婚していることをぽろっと明かしてしまいます。 その頃マネージャーとして同行するようになっていた千夏は、「彼女の身に何かあってからでは遅い」とマネージャーを降ろされてしまうのですが……。

本作に登場する2人の男性はそれぞれタイプが違う魅力があり、ヒロインと一緒にドキドキしながら見守る恋の行方に注目です。 ヒロインが以前交際していた富丘はまさに大人の男で、ヒロインが惚れてしまうのも無理はないなと思わせてくれる包容力と余裕が魅力的。 一方の芹沢はとにかく真っすぐで思ったことはすぐ口にしてしまうタイプです。それでもちゃんと包容力があり、ヒロインを導いてくれる明るさが魅力ですね。 どちらもいところがあって迷ってしまいますが、ヒロインがどんな選択をするのかをぜひ見届けてほしいです！

ヒロインがどうやって過去と折り合いをつけていくのか、そしてどちらを選ぶのか。まだまだ見逃せない展開が続く『悪い男～軒の雨の誘惑～』をネタバレ解説しました。続きが気になったら、ぜひコミックシーモアでお得に楽しんでくださいね！