漫画「傷モノの花嫁」最新話までネタバレ！結末や小説版は？

幼少期に従姉妹に騙されて「傷モノ」にされた少女が、陰陽五家中でも序列1位の爵位持ち当主の妻になるファンタジーロマンス作品『傷モノの花嫁』。 そんな本作は、ヒロインが幸せになる和風シンデレラストーリーが見どころの作品です。 ここからは本作の最新話までのネタバレや、感想を紹介していきます！また漫画『傷モノの花嫁』をお得に読む方法もお届け。

陰陽五家の序列4位・白蓮寺家で雑用係として働いている菜々緒。どこに行くにしても猿の面を被っており、同じ使用人や近所の者たちからは「傷モノ」と忌み嫌われています。 その原因を作ったのは従姉妹の暁美。白蓮寺家の次期当主・白蓮寺麗人の許嫁だった菜々緒が、彼からもらった簪を探しに暁美と共に森に探しにいった際に、暁美は菜々緒を罠にはめ、超えてはならない結界を越えさせてしまいます。 ひとり結界を越えてしまった菜々緒は、猿の姿をしたあやかしに連れ去られ、あやかしの所有物である証拠として妖印を刻まれてしまったのでした。 菜々緒の妖印を目にした麗人は、それまでの態度から一変。菜々緒に対して「猿臭い」と告げ、婚約破棄を宣言。結果、菜々緒は周囲から疎まれるようになってしまいました。その一方で、菜々緒を罠にはめた暁美は麗人の妻の座を得て、菜々緒に暴力・暴言を振るうようになり……。 そんなある日、麗人と暁美の子が妖蟲に襲われます。菜々緒は身を挺して守りますが、麗人と暁美は彼女が子供を襲っていると勘違い。麗人に顔を殴られ、誰にも信じてもらえない菜々緒の許に、五家の序列1位である紅椿家当主がやってきて……。

紅椿家の当主・夜行は突然、菜々緒を嫁にすると言い出します。さらに夜行はすぐさま紅椿家へと菜々緒を連れていき、傷の治療を施すのでした。 菜々緒は当初、高貴なる紅椿家に嫁入りすることを拒みます。ただ、妖印が刻まれただけでは菜々緒は穢されていないという夜行の考えと、傷の治療などを手配する優しさに、菜々緒は少しずつ心を開いていくのでした。 その頃白蓮寺家では、菜々緒の今後を決める会合が開かれていました。「傷モノを手放せるのであれば手放した方が良い」という意見が多数。しかし、麗人は霊力の強い菜々緒を渡してしまえば紅椿家の力が強くなってしまうと反対します。 しかし最終的には、話し合いの結果菜々緒の引き渡しが決まります。そして、引き渡しの儀が行われ、白蓮寺家を後にする際、菜々緒は白蓮寺家の一族から陰口を叩かれ、暁美からはものすごい形相でにらまれてしまいます。 いたたまれなくなった菜々緒は、連れ出して欲しいと口にし、それに応えるように夜行は彼女を抱きかかえその場から連れ出すのでした。

夜行の嫁として正式に紅椿家の1人となった菜々緒。屋敷には多くのあやかしがおり、全員が夜行に忠誠を誓っていました。菜々緒は傷モノで汚れている自分がここにいても良いのかと心配になります。 そんな菜々緒に向けて、夜行は紅椿家のことを話し始めるのでした。五家が治める大和皇國は、長い間反乱分子のあやかしと戦っています。あやかしは無差別に人々を襲うため、優れた能力を持つ菜々緒に手を貸してほしいとのこと。 手を貸してもらう代わりに、「宝物のようにお前を大切にすると誓う」と夜行から言われた菜々緒でしたが、白蓮寺家でのトラウマが蘇り夜行を本当に信用していいものか、不安に駆られます。 不安を抱える菜々緒でしたが、夜行の優しさに触れ、少しずつ彼を信用するようになり……。

紅椿家では、菜々緒がやってきたことが大きな話題になっていました。多くの者が祝福しますが、夜行の親友である翠天宮幸臣から「白蓮寺家の花嫁には気を付けろ」と囁かれる菜々緒。幸臣は何かを知っているようで……。 後日、菜々緒は夜行の朝食を作ります。しかし夜行の体調が悪いらしく、声を掛けても返事が返ってきません。何としても力になりたい菜々緒でしたが、そんな彼女に夜行は菜々緒を妻に迎えた理由を話します。 なんと夜行は椿鬼と呼ばれる特異な存在で、血を吸わなければ霊力が安定せず生きることができないとのこと。強い霊力の持ち主である菜々緒の血は、そんな彼にとって丁度良かったのです。 しかも、白蓮寺家で傷モノとして虐げられていた菜々緒は、夜行にとって好都合。嫌われ者の菜々緒を利用するために、紅椿家へ連れてきたのです。しかし菜々緒は、自分を必要としてくれる夜行を受け入れ……。

椿鬼である夜行のために、毎日血を捧げる役割を果たすことになった菜々緒。夜行に血を吸われる行為は、彼女の肉体に負担をかけました。しかし、行為が終わった後で夜行が菜々緒を抱き締めてくれるため、彼の役に立てることへの喜びがありました。 ある日、菜々緒は夜行と皇都の病院に行くことになります。そこで夜行の友人・翠天宮幸臣の父親である英世を紹介されました。菜々緒の額の傷を診察した英世は、額の傷は猩々の爪痕だが、妖印が血を穢すというのは迷信だと説明します。 病院の帰りに2人はカフェに寄り、菜々緒は初めて食べるプリンに感動していました。夜行との会話の最中、夜行が「1つだけ妖印を消す方法がある」と告げて……。

紅椿家にやってきてから菜々緒は穏やかに過ごしているように見えました。ただ心の傷は癒えていないようで、猿面をつけさせられ虐げられていた過去を思い出してうなされてしまうことも。 ある日、彼女は夜行に皇都へと連れていかれます。2人が皇都を訪れると妖獣が現れ、夜行がその妖獣を退治するのです。妖獣と戦っている夜行の姿は、まるで鬼神のようでした。 夜行の活躍もあり妖獣騒ぎは収まりましたが、騒ぎを聞きつけた陸軍の綾小路家と遭遇します。妖獣が現れたことから彼は結界が機能しなくなっているかもしれないと夜行に警告。それでも夜行は気にせず、菜々緒を病院に連れて行くのでした。 連れていかれた菜々緒が院内を散歩していると、彼女の前にとある女性が現れて……。

菜々緒が病院内を散歩している際に出会ったのは、かつて自分を虐げていた暁美でした。麗人の妻である彼女は菜々緒を見かけるなり、かつてのように暴言を連発させます。さらに菜々緒が手にしていた傘を見て、意味不明な逆恨みをぶつけてくるのでした。 しばらくすると後方から麗人が現れ、それに気づいた暁美は口数を減らします。彼らの娘である琴美は妖魔によって傷つけられており、その治療のために病院に来ていたのです。 暁美を琴美の部屋に行かせた麗人は、紅椿家に嫁いだ菜々緒に対して心配するそぶりをみせます。彼女が夜行から吸血されているのではと気にしていたとのこと。妙に優しい麗人に違和感を持った菜々緒はその場を去ろうとしますが体が動かず……。

かつて菜々緒を虐げていた白蓮寺家の人間と再会してから、菜々緒と夜行の間に不穏な空気が流れます。さらに妖魔退治に出かけてから、夜行が帰って来ておらず……。菜々緒は麗人からもらった簪を自分が肌身離さず持っていたことが、夜行をモヤモヤさせてしまったと考えていました。 そんな中、菜々緒は使用人たちが「夜行と菜々緒の結婚式が中止になった」と話している姿を見かけます。白蓮寺家に送り返されると考えた菜々緒は思わず涙ぐんでしまうのでした。 するとそこに夜行が帰ってきます。彼は菜々緒に対して麗人のことを話そうとしますが、そんな彼の発言を遮って菜々緒は声を張り上げます。簪は自害するときのために持っていただけで、白蓮寺家には戻らないと話し……。

菜々緒が不幸のどん底に落ちるきっかけを作っていた暁美でしたが、遂に天罰が下されます。彼女は白蓮寺麗人から離縁を言い渡されます。彼女は菜々緒がやったことを自分がやったことにして、手柄を横取りしていただけではなく、自分の子どもの面倒を乳母に見せさせて、母親としての役割を果たしていませんでした。 さらに、彼女は女中をいびっていたようで、嫁として相応しくないと判断されてしまったようです。 また、菜々緒が普段からつけていたお面には、麗人が彼女に対して嫌悪感を抱くような呪いがかけられていました。 一方、夜行との関係を修復した菜々緒は、彼と口づけを交わし吸血され、幸せな気分のまま眠りについていました。そんな彼女と添い寝をする夜行。朝になって彼がそばにいることを知った菜々緒は、顔を赤らめ恥ずかしがるのでした。

暁美と離縁を果たした白蓮寺麗人は、他家に嫁いだ女性たちを使って、何かを企んでいるようです。 一方、紅椿家では麗人に離縁された暁美が、菜々緒をだまして転がり込んできました。椿鬼に嫁ぐ嫁には2種類あり、正妻のほかに血を捧げる側室「血袋の花嫁」がいると聞いていた暁美は、菜々緒を側室扱いして、罵ってきます。 夜行が帰宅すると、暁美は早速彼を口説こうと近づき、持ち前の美貌を使って取り入って、正妻の座を掴もうと画策するのでした。麗人から離縁された暁美には、その道しかなかったのでしょう。 しかし菜々緒を愛している夜行には通用せず、まったく相手にされませんでした。夜行が菜々緒を溺愛する姿を見せられ暁美は激高。菜々緒がなぜ傷モノになり、仮面を被るようになったのかを、過去の出来事を語りだし……。

菜々緒が傷モノになった理由は、暁美によるものだったのです。夜行に相手にされずに暴走した彼女は、自分が罠にはめて菜々緒を傷モノにした過去を告白したのでした。 その告白を聞いた夜行は激怒し、暁美の悪行を断罪します。それでも暁美は反省せず、逆切れして菜々緒に襲い掛かろうとするのでした。さすがに夜行の前での凶行だったので、暁美は取り押さえられ処刑を言い渡されます。 暁美の処刑が行われようとした際に、夜行の父・紅椿夜一郎が現れ、処刑を取りやめさせるのでした。ただ、彼女は許されたわけではありません。人間を結界の外に追い出した罪で捕まるのでした。 一方、菜々緒は夜一郎から、紅椿家の嫁としての心得を伝えられます。過去の花嫁の苦悩や、夜行の悲しい運命を聞かされた彼女でしたが、全て受け入れる覚悟を示すのでした。

夜一郎によって、菜々緒を結界の外に追い出した罪で捕まえられた暁美は、独房に捉えられていました。そこで彼女は正式に白蓮寺家から離縁されたことを知るのです。 一方で、菜々緒はそのころ麗人によって捉えられていました。麗人は自分がしてきたことは棚に上げて、全ての罪を暁美になすりつけます。そのうえで、菜々緒を後妻に迎え入れようと迫ってくるのでした。 拒否する菜々緒に対して、麗人は記憶を消す呪術を使おうとしてきます。菜々緒は簪を手に取り、彼に抵抗するのですが……。 2人がもみ合っているなか、夜行がそこに現れます。夜行から菜々緒が簪を持ち続けていた理由を告げられ、麗人は呆然。かれも独房に入れられることになるのでした。 これにて一件落着と思われたのですが、菜々緒の前には別の試練が訪れます。紅椿家のなかで何やら不穏な動きが……。

菜々緒を襲ったことで、白蓮寺家は公私ともに大きな罰を与えられることになりました。白蓮寺家の家格は降格となり、麗人は幽閉。そして暁美は白蓮寺家から追放されます。必死で抵抗する暁美でしたが、「命があるだけましだと思え」と白蓮寺家の人々は冷酷に暁美を突き放すのでした。 幸臣から白蓮寺家の行く末を聞いた菜々緒は、故郷や家族が大変な目に遭っていることを冷静に受け入れている自分に困惑します。もはや菜々緒は暁美たちに対してなんの情も感じなくなっていたのです。自分の薄情さに罪悪感を抱く菜々緒を、幸臣は励ましてくれました。 一方、紅椿家でも新たな問題が勃発します。夜行と菜々緒の結婚を認めていない夜行の母が、夜行の兄・鷹夜を連れて菜々緒の元へとやってきました。そこで菜々緒は、鷹夜の妻が夜行の元婚約者・斎園寺しのぶであることを知るのです。

菜々緒と夜行の元にやってきた鷹夜とその母親・朱鷺子。そこで菜々緒は、「側室として振舞うべき」「結婚は認めていない」と告げられ、傷モノであることを馬鹿にされます。 夜行が割って入り、菜々緒を貶す2人を非難しますが、突如として朱鷺子の様子が一変。菜々緒だけではなく夜行までも罵倒し始め、手を上げようとします。 しかし菜々緒が夜行を守って、代わりに負傷。紅椿家当主の妻として立ち振る舞い、朱鷺子と鷹夜を追い返すのでした。 事を片づけた菜々緒でしたが、突然目の前で夜行が苦しみ始めます。その後、夜行が巨大なあやかしに襲われたことが隊員から明かされるのでした。 さらに夜一郎からは、朱鷺子と夜行の過去を告げられます。どうやら優しくて明るかった朱鷺子は、椿鬼である夜行を産んでから性格が歪んでしまい……。

夜勤の影響で倒れてしまった夜行は、幼い頃の夢を見ていました。母親である朱鷺子に愛情を注いでもらいたかった夜行。しかし事あるごとに罵倒され、鷹夜にも追い返されてしまいます。 そんな彼を支えていたのが、武術の師でもあり父親でもある夜一郎や2人の妹、そして隊員たちでした。「だから大丈夫」と自分に言い聞かせていた夜行でしたが、母親からの言葉に苦しみ続けることに。 一方、菜々緒はうなされていた夜行を目覚めさせます。そして涙を流しながら、これ以上傷つかないでほしいとお願いするのでした。 後日、菜々緒のおかげで仕事に復帰した夜行。早速隊員たちと会議を開き、先日皇都に現れた強大なあやかしのことを議題に挙げます。そんな中、夜行は今晩開かれる夜会に護衛として参加することに。 案の定会場に現れたあやかしを退治すると、そこにはしのぶの姿もあり……。

あやかしに襲われたところを夜行に助けられたしのぶ。この出来事がきっかけで、鷹夜との婚約を破棄することを決め、夜行との結婚を決めます。 翌日、夜勤を終えた夜行を出迎えた菜々緒でしたが、すぐに彼は会議に出発してしまうのでした。朝餉を食べずに出掛けた夜行を心配し、追加で料理を作った菜々緒。 そして昼頃、隊員たちの分も持参して夜行のもとを訪ねるのでした。菜々緒の手料理に盛り上がる夜行たち。そこへ突然しのぶがやってきて、手料理を振舞おうとします。 さらに夜行の手を握って愛を囁き、菜々緒の手料理を馬鹿にする始末。激怒した夜行は、無礼な態度をとる彼女に対して冷たく接し、菜々緒と部屋を後にします。 幸せな時間を過ごした後、夜行を見送った菜々緒。そこへしのぶがやってきて……。

しのぶと改めて対面した菜々緒。そこで彼女から、過去に夜行から血を求められて吸血行為をしたことが明かされます。 しかし実際は、しのぶの身勝手な行動で、夜行は吸血せざるを得ない状況に追い込まれていただけ。さらに吸血の痛みを知ったしのぶは、自ら婚約破棄を申し出たのです。 誇張した表現をして菜々緒の動揺を誘うしのぶは、追い打ちをかけるように鷹夜と婚約破棄することを明かします。しかしそこへ鷹夜と朱鷺子が現れ、言い争いを始めるのでした。 夜行としのぶの過去を聞いて、複雑な気持ちになる菜々緒。うつむき加減で帰宅する中、道で転んでいた伯爵家の華族である綾小路家の伯爵夫人・香代と出会います。そして彼女を助けたことで仲良くなるのでした。 無事に家に着いた菜々緒は、夜行にモヤモヤをぶつけることに。そして無事に誤解が解け、いつもの関係に戻るのでした。

斎園寺家へ戻ったしのぶは、夜行との恋路を邪魔する菜々緒や鷹夜の対処を考えていました。そんな彼女のもとに従者がやってきて、謎の笛を渡します。次の瞬間、あやかしが現れて、しのぶや従者に襲い掛かるのでした。 しかし間一髪のところで夜行が到着。あやかしが退治されると、しのぶは新聞社に嘘の情報を流します。翌朝の記事に掲載されていたのは、しのぶと夜行が婚約者になるという話でした。 新聞を読んだ菜々緒は悲しい気持ちになりますが、夜行を信じることを改めて決意。そこへ突然鷹夜がやってきて、朱鷺子との関係が明かされます。 どうやら鷹夜は、朱鷺子が紅椿家から追い出されないようにしており、ずっと傍で行動を注視していたとのこと。さらに菜々緒の力を認めており、身を守る術を教えるのでした。 一方、しのぶの護衛の任に就いていた夜行は、彼女に振り回され……。

しのぶの護衛をしていた夜行でしたが、彼女に迫られて手を握ってしまいます。そこへタイミング悪く菜々緒がやってきて勘違いされるのでした。すぐに誤解は解けますが、しのぶの邪魔が入って、場は荒れに荒れてしまいます。 そして我慢の限界を迎えた夜行は、しのぶの目の前で菜々緒の血を吸い、「邪魔をするな」と告げるのでした。その結果、屈辱感を味わったしのぶは、部屋を逃げるように後にします。 後日、夜行のことが諦めきれず、他の令嬢が集まる茶会で菜々緒の悪い噂を流すしのぶ。そこへ菜々緒の話を聞いて、しのぶの悪行を知った香代が現れるのでした。 香代を味方だと思い込んでいるしのぶは、そのまま話を続けます。しかし菜々緒の人柄に惚れた香代に糾弾され、追い込まれることに。それでも菜々緒を「傷モノ」と馬鹿にし続けていると、香代が茶会をお開きにして……。

香代の登場で、一瞬にして社交界での信用を失ったしのぶ。斎園寺家を抜け出した後、馬車の中から菜々緒を見つけるのでした。 一方、夜行や隊員たちのもとに、しのぶの従兄弟である綾小路真澄がやってきます。彼から明かされたのは、しのぶのせいで令嬢たちに菜々緒が傷モノだとバレてしまったことでした。 すぐさましのぶに謝罪を要求しようと考える夜行。そこへ突然大量のあやかしが襲い掛かってくるのでした。 その頃、皇都の中でしのぶと遭遇した菜々緒。敵意を剥き出しにしたしのぶが笛を吹いた瞬間、あやかしが現れます。しかしあやかしは霊力の高いしのぶに襲い掛かるのでした。 彼女に助けを求められた菜々緒は、すぐさま鷹夜からもらった籠目玉を使って小結界を展開。ところがしのぶに結界の外へ押し出され……。

第13話までの内容から『傷モノの花嫁』の最終回の予想をしてみます。 ここまでの内容から最終回に描かれるポイントは大きく2つあると考えます。1つ目はあやかしとの戦いです。高い霊力を持つ菜々緒を妻に迎えた夜行は、今まで以上に、激しくあやかしと戦うのではないでしょうか。 また妻として夜行を支える菜々緒は、自らの高い霊力を夜行のためだけに使うのではなく、自身もあやかしとの戦いに身を投じる可能性もあるでしょう。もしかしたら夫婦であやかしと対抗する場面も描かれるかもしれません。 もう1つは麗人と暁美との決着です。菜々緒と夜行に対して嫉妬や恨みような感情を抱いている麗人と暁美が、このまま菜々緒と夜行を放置するとは考えられません。場合によっては、あやかしと協力して菜々緒と夜行に危害を加えようとするかもしれません。 そのような展開になったとき、菜々緒は麗人と暁美に復讐するのか、許して共存するのかどちらになるのでしょうか……。 以上、『傷モノの花嫁』の最終回の予想をしてみました。これからの展開次第では、全く違った内容になるかもしれません。

白蓮寺家では忌み嫌われ、人として扱われてこなかった菜々緒。しかし夜行に救われ、紅椿家へやってきたことで少しずつ自分の居場所を見つけていきます。 夜行の思惑と正体を知った菜々緒でしたが、彼のすべてを受け入れることを決意していました。菜々緒にとって夜行は、傷モノとしての自分を初めて受け入れてくれたヒーローのような存在だったのです。 読んでいると自然と菜々緒のことを応援してしまうはずです！そして夜行との関係がどのように発展するのか期待ですね。

『傷モノの花嫁』の作画は、人物だけでなく虫やあやかしまで美しく描かれています。作者特有の細部にまでこだわった美しい作画が、菜々緒と夜行の存在をより引き立てています。 菜々緒が置かれている環境に対して、苛立ちを感じてしまう場面もありますが、作画の美しさがそんな苛立ちを和らげてくれるほどです。

『傷モノの花嫁』は漫画が原作です。2024年10月現在、本作品の原作者・友麻碧先生による書き下ろし小説が1巻まで発売されています。 漫画先行で、小説が後から発売される珍しいパターンですね。SNSなどでは、小説が原作でなろうでも読めると噂になっていますが、その噂は間違いです。 小説版を読みたい方は、初回無料登録でもらえる70%オフクーポンでお得に読めるコミックシーモアを利用するといいでしょう。

『傷モノの花嫁』は作者の友麻碧・藤丸豆ノ介コンビが描いた作品です。原作者の友麻碧は、あやかしと人間の交流や恋愛をテーマにした作風が人気の小説家。代表作の『かくりよの宿飯』は、アニメ化や舞台化もされている人気作です。 漫画を担当している藤丸豆ノ介は、コミカライズや小説のイラストで活躍している漫画家です。透明感のある美しい絵柄が読者を魅了しています。 また、両作者による代表作に『浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。』があります。本作は、平安時代の鬼夫婦「茨木童子」と「酒呑童子」の記憶を持つ女子高生と幼馴染が巻き起こす、あやかし奇譚を描いた作品です。現代に転生した夫婦の絆が美麗な絵で描かれています。

残念ながら『傷モノの花嫁』を全話無料配信している漫画アプリはありませんでした。 本作をすぐに読みたい人は、めちゃコミックがおすすめです。