漫画『君と綴るうたかた』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！涙なしには読めない百合物語

繊細かつ美しい百合を描き、次にくるマンガ大賞2023では「Global特別賞英語版」を受賞した『君と綴るうたかた』。 この記事では本作の最新話までのあらすじをネタバレありで徹底解説！胸を締め付ける切ないストーリーや登場するキャラたちの関係性を紹介し、本作が持つ魅力をあますことなくお伝えしていきます。

ひとと関わることを避け、ひとり黙々と小説執筆に取り組む女子高生・星川雫。自作の小説を周囲に見せてこなかった彼女ですが、ひょんなことからクラスメイトの朝香夏織に読まれてしまうことに。 大切に書いてきた小説を酷評されてしまうのではないか……。不安にかられる雫でしたが、夏織は彼女の作品を大絶賛！しかも次回作を期待する夏織は、雫と夏織を題材にした恋愛小説の執筆を提案してきます。そしてそのために「夏休み限定で付き合おう」と言うのです。 最初は戸惑う雫でしたが、夏織と過ごす時間に少しずつ楽しみを見出していくことに。心を通わせ仲を深めていく2人。しかし夏祭りのなかで「来年も一緒に」とつぶやく雫に対し、夏織は「ごめんね」と返答。どうやら彼女は病に侵され、余命がわずかしかないようなのです……。

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お互いを名前で呼び合うようになるなど、今まで以上に仲を深める雫と夏織。そんななか雫はかつていじめに加担してしまい傷付けた相手、一ノ瀬るりに会うことを決意します。雫はるりに謝罪し、和解とまではいかないものの、2人の距離は少し縮まったように見えました。 しかしここで夏織の持病が悪化。彼女は重病を患っていると雫に明かし、恋人関係の解消を切り出します。衝撃の事実にただただ困惑する雫。思い悩む彼女でしたが、答えは決まっていました。もっと一緒にいたい。もっと自分を頼って欲しい。雫は心からの言葉を夏織に伝えました。 この一連のストーリーは本作のなかでも屈指の名エピソード。改めて関係性を深めていく彼女たちの姿に、流れる涙を止めることができません……。

台風のせいで夏織のお見舞いに行けなかった雫。プレゼントを持って会いに行く雫ですが、そのなかで夏織から「小説家を目指さないのか」と問われることに。その言葉に思案を重ね、悩み始める雫。 それと同時に彼女は小説を完成させてしまうことで、夏織との夏が終わる気がしてしまい、執筆がなかなか進められないスランプ状態に陥ってしまいます。ですが時間は待ってくれません。夏織の病状は悪化し、雫は彼女との別れを否応なしに意識することになります……。

本作は百合作品特有の切ない恋愛模様に、夏織の病気による「生と死」というテーマが加わり、全編通して胸を締め付けてくる非常に「泣ける」ストーリーになっています。しかもそれらのエピソードを繊細な心理描写で表現しているため、読んでいるあいだはハンカチが手放せない状態に……。 この作品は「生と死」、そして「恋」という普遍的なテーマを扱っているため、百合好き以外にも刺さる作品になっています。気になる方は是非本作を手に取り、その尊すぎるストーリーにひたってみてはいかがでしょうか。

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その切ないストーリーで多くのファンをとりこにする『君と綴るうたかた』。 「次にくるマンガ大賞2023」でも取り上げられるなど、その注目度はうなぎのぼり。これを機に本作をチェックし、話題の作品を楽しんでみてはいかがでしょうか！