「青のエクソシスト」奥村雪男の正体は？兄と違いサタンの能力は使えない？

2024年には新作アニメの放送も予定されている人気漫画『青の祓魔師(エクソシスト)』。 この記事では主人公・燐の弟である奥村雪男について徹底解説！その基本的なプロフィールなどはもちろん、気になる兄との違いなどについてもしっかりご紹介。作中でも屈指の人気キャラである雪男の魅力に深く迫っていきます。 ※この記事は『青の祓魔師』の重要なネタバレを含みます。

主人公・燐の双子の弟にあたる奥村雪男。両親はおらず、彼は燐とともに修道院で育てられてきました。黒髪と眼鏡がトレードマークとなっており、左目の下や口元にあるほくろも特徴となっています。 その見た目通り、性格は非常に真面目で冷静沈着。その振る舞いと優秀な成績から、周囲の厚い信頼を獲得しています。荒々しい性格で周囲から疎まれていた燐とは正反対の存在に見えますが、実は怒ると荒っぽい口調が出るなど似ている部分も存在しているようです。

雪男はなんと13歳で祓魔師の資格を手にし、資格取得の歴代最年少記録を樹立した天才祓魔師です。竜騎士と医工騎士という2つの称号を手にしており、戦闘時には2丁拳銃を自在に操り戦います。 そして祓魔師としてだけでなく、祓魔塾においては対・悪魔薬学の講師としても活躍。ちなみに燐はこの塾に通うことになるため、雪男の教え子という立場になってしまいます。また雪男は学校での成績も非常に優秀。将来は医師を志すなど、彼は非の打ち所がないとにかく優秀な人物のようです。

真面目かつ落ち着いた性格をしている雪男。その穏やかで優しい雰囲気は女子からも大人気で、冷静な態度により優等生としての信頼も獲得しています。そしてそんな元来の性格からか、双子の兄である燐に対しても保護者のような感覚で接することが多いようです。 しかし彼のことを心配しながら見守ると同時に、自分には出来ないことをやってのける燐を尊敬している部分もある様子。心の奥底では未だに「燐には敵わない」という想いが眠っているようです。

雪男と燐は魔神・サタンが人間に産ませた子ども。つまり雪男たちは悪魔と人間の混血児なのです。雪男は幼い頃に育ての親である藤本獅郎にその事実を知らされ、祓魔師になることを勧められます。 実は兄の燐はサタンの力を色濃く受け継いでおり、燐の方には悪魔との混血児という事実が伏せられていました。雪男は「異端の力を持ってしまった燐を守る」という決意のもと、7歳から祓魔師の訓練を開始。その腕をしっかりと磨いていき、見事祓魔師としての才能を開花させていきます。

「青い炎」をはじめ、サタンの力を色濃く受け継いだ燐。その一方で雪男は未熟児ゆえの身体の弱さから、その炎をはじめとした悪魔の力を受け継ぐことができませんでした。ただ母親の胎内で燐とともに過ごしていた影響は強く出ており、雪男は悪魔を視認できる特殊能力を獲得。 また彼は青い炎に対する強い耐性を持っていることも明らかになっています。兄ほどではありませんが、雪男もまたサタンの影響を強く受けていると言えそうです。

サタンの力を受け継いでいないとされていた雪男ですが、実はあるエピソードでサタンの力が覚醒したと思われるシーンが登場。彼は悪魔落ちした祓魔師・藤堂との戦闘中に目が青色に変化しており、この場面は「雪男に青い炎が宿ったことを示唆しているのでは」と噂されています。 もしこれが事実であれば、雪男も燐同様サタンの力を受け継いでいた可能性が浮上。祓魔師として心身を鍛えぬいてきた雪男の身体に、サタンの力が順応し始めたのかもしれません。

雪男はその真面目過ぎる性格ゆえ「悪魔落ちしやすいタイプ」と称されています。実際に悪魔落ちした藤堂から誘いを受けたり、さらにサタンに干渉されるシーンもあるなど、かなり危うい場面も存在。 また思い詰めすぎて自殺を試みようとしたこともあるなど、作中でもかなり「死に近い」キャラであることは確か。そういった点から雪男には「死亡説」も囁かれていますが、現時点ではしっかりと生存。周囲の仲間に助けられながら、現在も悪魔たちと戦い続けています。

アニメ版『青の祓魔師』で雪男の声を担当しているのは、人気声優の福山潤です。1997年から声優活動を開始し、2007年には第1回声優アワードで主演男優賞を受賞するなど、アニメ界を引っ張る存在に成長。 「コードギアス」シリーズのルルーシュや『キングダム』の嬴政など数々の人気キャラを担当しており、昨今では主人公クラフトの声を担当する『狼と香辛料』の新作アニメ制作が発表され大きな話題となりました。

主人公・燐の弟として物語の重要なキーマンとなっている雪男。 新作アニメはもちろん、原作漫画でもその活躍が目立っていきそうな予感。これを機に本作をチェックし、雪男のこれからの活躍に備えてみてはいかがでしょうか！