漫画『魔法使いの嫁』(まほ嫁)最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！種族を超えた純粋すぎる恋愛ファンタジー

魔法使いに見初められた少女の運命を描くダークファンタジー『魔法使いの嫁』。 この記事では本作の最新話までのあらすじをネタバレありで徹底解説！アニメでも大人気を博した秀逸なストーリーや個性的なキャラクターはもちろん、気になる新作アニメの情報も紹介し、本作の魅力をあますことなくお伝えしていきます。

魔法使いとしての強大な素質を秘める「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」と呼ばれる存在のチセ。人ならざる者を引き寄せるその能力により家族にさえ疎まれたチセは、なんと「人身売買オークション」にかけられることに。 そこで大金を払い彼女を引き取ったのはエリアスという異形の魔法使い。チセは彼の住む森の一軒家に招かれ、弟子として魔法を学び始めます。初めてのやさしさにふれ、少しずつ心を許していくチセ。 しかしここでエリアスが衝撃の告白。なんと彼はチセを「自身の嫁」にするつもりだと言うのです。謎の魔法使いと不思議な力を持つ少女。ここから2人の奇妙な共同生活がスタートします。

漫画『魔法使いの嫁』をお得に読みたい人にはコミックシーモアがおすすめ。 コミックシーモアでは無料会員登録で70％オフのクーポンをゲットできるので、かなりお得に読むことが出来ます。この機会に是非コミックシーモアで『魔法使いの嫁』を一気読みしてくださいね！

チセの前に現れた魔術師のレンフレッド。彼の話によるとチセはその体質から過剰に魔力を吸収・生産してしまい、やがて死んでしまうとのこと。レンフレッドはその事実を隠していたエリアスのもとを去るべきだと告げますが、チセはそれを拒否し自らの意思でエリアスのもとに残ります。 そんななかエリアスは魔法使いの協会から、闇オークションでチセを買った罰則を受けることに。そのペナルティとはある墓を守る「黒い犬」の調査。そこで出会った墓守の犬ルツは自身の飼い主の面影をチセに見出し、チセと使い魔の契約を結びます。 仲間も増え少しずつ成長するチセ。彼女はエリアスと旧知の仲だという、リンデルという魔法使いに声をかけられます。そこで語られるエリアス出生の秘密。なんとエリアスは精霊や妖精に近い存在ながらも「少量の人間」が混ざっている、非常に不可解な存在だと言うのです……。

自らの体質により少しずつ命が削られていくチセ。彼女はこれまでの苦しい境遇から自分自身を粗末に扱う面がありましたが、エリアスと過ごしながら「生きたい」という感情を取り戻していきます。 そんななか、チセとエリアスの仲にも進展が。エリアスは新たに出来た友人と楽しそうに過ごすチセを見て、思わず嫉妬してしまうのです。エリアスは自分自身の感情を理解できず戸惑い、チセとの距離はだんだんと離れていくことに。 しかしチセがエリアスの感情を「嫉妬」だと諭したことで、エリアスはその感情を受け入れていきます。彼に優しく声をかけ続けるチセ。2人はパートナーとして少しずつその仲を深めていくのでした。

自身の体質や竜から受けた呪いにより余命がどんどんと削られ、「次の春までもたない」とまで言われるチセ。エリアスは彼女を救いたいと考え奔走しますが、それが思わぬ結果を招くことになります。 なんとチセは自分本位に動くエリアスのもとを離れることを決意。謎多き魔術師であるカルタフィルスとともに、彼のもとを去ってしまったのです。カルタフィルスはチセ同様、呪いを抱える存在。彼は自身のものと性質が異なるチセの呪いを取り込むことで、呪いを中和しようと考えていました。 しかしチセを追ってきたエリアスらに妨害されその企みは失敗。何とか窮地を脱したチセですが、今度は魔術師たちの組織である学院から勧誘を受けることに。これをきっかけにチセは学院への入学を決めるのですが、なんとエリアスも教師として赴任することを決めてしまい……。

学院に入学し、様々なひとと関わっていくことになるチセ。エリアスの師であるラハブをはじめ、彼女は新しい出会いを通して大きく成長していきます。 そんななかチセの家に行きたいと申し出た魔術師のアリス。彼女はかつてチセをエリアスのもとから引き離そうとした魔術師、レンフレッドの弟子でした。最初は警戒したチセですが、話をしていくなかでアリスのことを少しずつ信頼していきます。 学院で平穏に暮らしながら成長していくチセ。しかし彼女の呪いは未だ残ったまま。チセは学院でおこなわれたキャンプのなかで謎の声に支配され、自身に危害を加えた怪物ナックラビーを殺してしまいます。彼女は自身のなかに眠る謎の存在に、大きな不安を覚えるのでした。

何者かの手により魔力を奪われ、命の危機に瀕してしまったチセの友人ルーシー。チセは彼女を助けるために奔走しますが、なかなか事態は解決しません。すると学院長のライザは学院を封鎖し、犯人を炙り出そうと画策。 封鎖された学院のなかでチセたちはいつもと違う学園生活を送ることになりますが、そのなかでルーシー以外にも体調を崩す生徒が続出してしまいます。どうやら生徒の体調不良はルーシー同様、何者かに魔力を奪われているのが原因とのこと。 チセは自身が持つ無尽蔵の魔力を魔石に込め、体調を崩した生徒たちに渡していきます。そしてそんななか、ついに犯人が判明。魔力を奪っていたのはチセのクラスメイトでもあるフィロメラ。しかし彼女の背後には、この事件を首謀した真犯人が隠れているようでした。

禁書「カルナマゴスの遺言」を使い魔力を奪い続けるフィロメラ。彼女はライザと対峙し、学院の封鎖を解くよう要求します。その要求を飲み封鎖が解かれた瞬間、フィロメラは学外へと逃亡。どうやら彼女は祖母リズベスの命令により魔力を奪い続けていたようなのです。 禁書と同化してゆくフィロメラを利用し、自身の息子であるアダムを生き返らせようとするリズベス。しかし追いかけて来たチセたちの手により、フィロメラは救われることに。ですが禁書はリズベスを飲み込み、「なりそこないの神」と呼ばれる謎の存在を顕現させてしまいます。 一転して窮地に追い込まれるチセたちですが、フィロメラの協力もあり何とか禁書を奪還することに成功。学院を襲った一連の騒動はついに終わりを迎え、魔力を奪われていた生徒たちを救うことができたのでした。

本作は「呪い」や「死」など、ダークなテーマがふんだんに描かれています。しかしそれゆえに、チセやエリアスをはじめとした登場人物たちの絆はどんどんと強固なものに成長。 繊細な心理描写を用いて描かれる彼らの信頼関係はとても美しく、読んでいると思わず涙してしまう場面も……。単なるファンタジー漫画ではなく、そこで繰り広げられるヒューマンドラマも楽しみたい！そんな方には特にオススメしたい作品です。

2017年にアニメのSEASON1が放送され、2023年10月からはSEASON2第2クール放送がスタートする『魔法使いの嫁』。 オフィシャルティザーではダークかつシリアスな映像が展開されており、漫画の雰囲気がしっかりと再現されていることが伝わります。今クールで描かれるのは原作でも人気の「学院編」。このアニメ放送により、本作のファンはより一層増えていくことになりそうです。