漫画『PAYBACK』第5巻まで全話ネタバレあらすじ＆感想！弟を殺した友人への復讐物語

漫画『PAYBACK』は、闇金に就職し脅迫や乱行をはたらいていた主人公が、自身に恨みを持つ男に弟を殺されてしまう物語です。罪悪感に苛まれた主人公の前に、弟を殺したという友人が現れて……。 この記事では、本作のネタバレを含めたあらすじの紹介や、物語の見どころ、感想などを解説します。内容が気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

とある男性が作業員に扮して、総合エンターテイメント「ドリーミングプロダクション」に忍び込みます。彼はこの会社の理事であるユン・ジェイに荷物を届けに来たのです。 しかし彼を出迎えたのは部長のパク・ソンギでした。男性は彼の名前を確認すると荷物を手渡し、その場を去ります。その後、荷物はパクの手によってユンのもとに届けられるのでした。 ユンはパクから荷物を預かると、すぐに手に取り開封します。中身は5年前のチラシでした。 仕事を終えた男性は、依頼者から労いの言葉をかけられます。さらに飲み会に誘われるのですが、彼は断りその場を後にするのでした。 一方、主人公のユハンはチンピラを引き連れて、ボスのように振る舞っていました。

ユハンはかつて闇金で働き、取り立てのために脅迫や乱行を働くろくでなしの生活を送っていました。そんなユハンは、彼に恨みを持つミンソクに裏切られ、弟を殺されてしまいます。 事務所に納めるはずの大金も奪われ、ユハンは住むところも追い出されてしまうのでした。さらに不幸は続き、彼の母親が脳死判定を受け、生命を維持するためには大金が必要となってしまいます。 事務所に呼ばれたユハンは、事務所への借金と、母親の治療費のために馬車馬のように働くことを決意するのでした。それ以来、ユハンは人も嫌がるような重労働に従事します。 そんなある日、彼は芸能界からスカウトを受け、事務所へと呼び出されるのでした。事務所の社長はユハンに人を惹きつける魅力があると評価します。

ユハンの弟を殺害したミンソクは、ユハンの名前を語って芸能界で活躍していました。事務所の後押しもあって、瞬く間に人気者に駆け上がったのですが、大金を手に入れるために事務所を裏切り、別の事務所と契約してしまいます。 その話を事務所の人間から聞いたユハンは、その人間の本当の名前がミンソクであることを伝えるのでした。実はユハンは、ミンソクのことを知るために芸能事務所に近づいたのです。 さらに社長がどのような思いで、芸能の仕事をしているのかを聞き出します。もしかしたら、彼がミンソクの手下になっているかもしれないと考えたからです。 その可能性は無いと考えたユハンは、ミンソクに復讐するために、芸能の仕事を利用しようと誓うのでした。

ユハンは夜道でとある男と会っていました。その男を見るなりユハンは、相手をしても勝てないと察します。ただ、相手の声には聞き覚えがあるようで、ユハンを「ウサギ」と呼ぶ男のことを思い出していました。 その男は、ユハンに自分の秘密を教えてやると言ってきます。その内容は冗談を言わないというものでした。さらにその男は話を続け、「あいつ」と呼ぶ男と同じように接近してきたと言い、ヨハンを警戒しているようです。 何のことかさっぱりわからないユハンは、その男に対して俳優なのか？歌手なのか？と問いただします。それを聞かれた男も、何のことを言っているのか理解できません。 互いに勘違いをしたまま、かみ合わない会話が続いて……。

ユンハに殴りかかってきたその男は、なぜか顔ばかりを狙ってきます。あまりの強さにユンハは抵抗できません。地面に座り込んでしまったユンハを見て、その男は「その目…気に入った」とつぶやきます。 さらにその男は「誰にスカウトされた？」「名前は？」と、ユンハに質問。ユンハは強がって、質問に答えようとしません。 そんなユンハを締め上げますが、その男が誰なのかユンハには心当たりはありません。しかしその男の目は、全てを見透かしているようで不気味さを感じさせます。 その時、ユンハのスマホに着信が入り、芸能事務所との契約が成立したとの話を聞かされます。その声を耳にした男は、ユンハの復讐を手伝ってもいいと声をかけてくるのでした。

本作の見どころは、魅力的な登場人物に尽きるでしょう。主人公のユハンは、かつてろくでなしの生活をしていたことで、弟を巻き込んでしまい、その罪悪感のせいで笑顔も見せないキャラクターです。 弟を殺した友人に復讐するために、芸能界に入りますが、その途中で自身を支援してくれる男に出会います。この男が、強くて心にも余裕のある大人物。さらにイケメンということもあって、目の保養になるほどです。 そんなイケメン2人の絡みが見れるのだから、BL好きにはたまらない作品ですよ。