漫画『治癒魔法の間違った使い方』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！治癒魔法で最強バトル

『治癒魔法の間違った使い方』は、異世界に召喚された主人公が、救命団として治癒魔法を使いながら洗浄を駆け回る異世界ファンタジー作品です。勇者として召喚された同級生に巻き込まれた主人公は、異世界でどのような活躍を見せるのか？ この記事では、本作の最新刊までのネタバレ感想を徹底解説していきます。また作品の配信状況や、見どころも紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。

主人公のウサトは、仲良くなったスズネとカズキと下校中に、突然異世界に転移しました。魔王軍から王国を救う為に召喚されたウサト達は、国王の願いを受け入れます。 しかしウサトだけは、転生時に鐘を音が聞こえなかったことから、勇者の召喚に巻き込まれたと判明！その後、ウサトが激レア属性の治癒魔法使いだったと分かり、救命団団長・ローズに拉致されてしまいます。 そしてウサトは、ローズの治癒魔法の間違った使い方を駆使したスパルタ訓練を受けることに…。疲労やけがを治癒魔法で直しながらの訓練は、ウサトを強靭な肉体へと鍛えていきました。 ある程度実力がついたウサトに対し、ローズは森の中でグランドグリズリーを狩れと命令します。しかしグランドグリズリーは蛇に倒されており、ウサトは成り行き上その蛇を倒すために戦いを挑みました。 善戦したウサトでしたが、絶体絶命のピンチになったところでローズがようやく助けに来ます。その後もローズの訓練を受け続けたウサトは、スズネ・カズキと共に魔王軍との戦いで前線の騎士たちを治癒するために向かうのでした。

ウサトは、スズネとカズキと共に初の戦場へ出ます。ローズとの訓練の成果もあり、ウサトは戦場で順調にけが人を治癒していきました。 そんな中、前線に立つスズネとカズキにピンチが訪れます。禍々しい鎧を身に着けた魔王軍の暗黒騎士が、無双状態でスズネとカズキを苦しめていました。 黒騎士は、どんな攻撃も攻撃も通さない鎧を纏っており、国王軍は太刀打ちできません。ウサトは、スズネとカズキの最大のピンチに黒騎士の元へと駆け付けます。 そしてウサトは、治癒魔法を練った拳を黒騎士にぶつけて兜を破壊しました。兜を破壊されて素顔が見えた黒騎士は、なんと魔族の少女・フェルムだったのです。 本来だと治癒魔法を練った拳は、殴った個所を治す効果を持っています。しかし闇魔法の鎧を纏うフェルムは、ウサトに殴られると逆にダメージを負ってしまうようでした。 そんなことは知らずに殴り続けるウサトは、見事フェルムを撃退します。黒騎士・フェルムを撃退された魔王軍は、ひとまずその場を撤退するのでした。

魔王軍との戦いを勝利で終えたウサトは、王国に帰還してスズネ・カズキと共に褒章を受章することに。褒章に感激していたウサトですが、国王のお願いで地下牢にいるフェルムに会いに行きます。 フェルムが重症であると気付いたウサトは、治癒魔法を使って人道的に対応。そしてフェルムは、なぜか救命団で預かるという流れになったのでした。 そんな中ウサトは、未來視ができる獣人・アマコと出会いました。アマコは、自分の母親を治せる治癒魔法使いを探しており、母に会ってほしいとウサトに頼みます。 迷ったウサトは、アマコのことをローズに相談し、国王に判断を委ねることに。その結果、ウサトは魔王軍を脅威を各方面に伝える書状を届ける任務を与えられました。そしてウサトは、任務の途中でアマコの母の元へ行くという流れになったのです。 新たな任務の前に、ウサトはローズから再び地獄の訓練を課せられる日々を過ごします。新たな魔法も教えられ、ウサトは旅立ちへの準備を着々と進めるのでした。

国王の命によりウサト達は、魔導都市ルクヴィスに到着しました。書状を届けるためにウサトは、魔導学園ルクヴィスへ向かいます。 そして学園を訪れたウサトは、ルクヴィスで魔法の適正による差別が頻繁にあることを目にしました。そんな中ウサトは、差別によって傷つけらえた治癒魔法使いの少年・ナックに出会います。 ナックは、治癒魔法使いという理由で壮絶なリンチを受けていたのです。リンチを止めたウサトは、激しい憤りを感じます。そこでスズネが、リンチの主犯格であるミーナにナックと魔法大会で戦うことを提案しました。 気絶していたナックは、目を覚ますとミーナと魔法大会で戦うことが決定したと告げられます。最初は嫌がっていたナックですが、ウサトの言葉に覚悟を決めて特訓を受けることを決意！ そしてウサトは、ナックにローズ直伝の「治癒魔法の間違った使い方」を駆使した地獄の訓練を行っていくのでした。

打倒ミーナに向けて、ウサトによるナックへの地獄の訓練が始まりました。魔法大会までは、5日という短い期間です。早朝から始まる特訓に、ルクヴィス学園には近隣住民がうるさいという苦情を言ってくるほど……。 ウサトは、倒れ込んだナックを治癒魔法で回復させて、限界がまだまだ先だと走らせ続けるのでした。特訓中は厳しいウサトですが、普段は優しい表情をナックに見せます。そんなウサトに対し、ナックは完全な別人格だと認識するようになりました。 そして試合当日、ウサトに鍛えられたナックは、ミーナに善戦するも徐々に追い詰められていきます。そこでウサトは、「逃げるな。戦え！」とナックを激励しました。 覚悟を決めたナックは、ミーナと互角に戦います。追い詰められたミーナは、系統強化した魔法を発動しますが、暴走してしまう始末。 助けようとしたナックは、ミーナの手を握り回復魔法をかけ続け暴走を止めたのです。しかし力を使い果たしたナックは、魔力切れでその場で倒れてしまい……。

気が付いたナックには、目の前で泣くミーナが居て状況が呑み込めません。ウサトは、ナックがミーナの暴走を止めてみんなを守ったと、優しく教えてあげます。 翌日、ウサトはルクヴィスの学園長に、今回の一連の騒動で学園の生徒たちの意識が変わったとお礼を言われました。そして魔法都市ルクヴィスは、無事ウサトたちを召喚したリングル王国との同盟を結ぶことが決まったのです。 こうして次の街に向かうウサトたちは、道中でゾンビに襲われていたネアを助けます。ネアの住むイアヴァ村は、ゾンビの襲撃で困っている様子です。そこでウサトたちは、ゾンビ襲撃の元凶であるネクロマンサーを倒すことになりました。 ウサトには、治癒魔法使いとして戦闘後のケガ人の治療を担当することになります。村人たちとネクロマンサーの屋敷を取り囲んだウサトは、アマコと2人で屋敷内を捜索することになりました。 ウサトたちが屋敷に潜入した後、残っていたアルクが突然村人に襲われてしまい……。

屋敷の外ではアルクが襲われていますが、ウサトとアマコは不気味な屋敷内を次々に捜索していきます。未来予知スキルを持つアマコは、屋敷の所々でひどく脅えた様子に……。 それ以外の場所を捜索し終えると、アマコがアルクたちの声が聞こえないことに気付きました。すぐに合流しようとしたウサトですが、ゾンビ集団の襲撃を受けます。 強引に抜け出したウサトの前に、ネアが出現。なんとネアは、ネクロマンサーと吸血鬼のハーフで、村人たちやゾンビを操る張本人なのでした。 そしてネアは、ウサトを魔法で支配するために洗脳したゾンビ・村人・アルクを使って戦いを挑んできます。ネアは、アルクの記憶からウサトが勇者召喚で異世界から来たことを知り、自分のものにしたくなったのです。 そしてなかなか支配されないウサトに対し、ネアは父の遺産である邪竜を使うため屋敷の地下へと向かいました。ネアを追うウサトは、洗脳されているアルクと対峙。ウサトは、なんとかアルクを気絶させて、洗脳を解くことに成功します。 しかし時すでに遅し……。ネアの切り札である邪竜は、すでに目を覚ましてしまったのです。

ネアによって目覚めた邪竜を目にしたウサトは、とりあえずアルクを担ぎながらアマコと逃げることを選択。しかし邪竜の吐き出す毒によって、ウサトたちは逃げ道を塞がれてしまいます。 戦う覚悟を決めたウサトは、とりあえず殴ってダメージを与えられるか確認しました。しかし邪竜の熱い鱗とアンデッドの特性により、攻撃の効果は現れません。 それでも殴り続けたウサトは、邪竜の弱点が心臓にあると認識します。邪竜の心臓を露わにするため、ウサトたちはアマコの予知能力とアルクの炎魔法を纏わせた武器を使い、最大の攻撃を与えました。 その攻撃が邪竜の心臓を露わにし、ウサトは刺さっていた勇者の刀を引き抜きます。すると邪竜は、塵となり消え去ってしまったのです。 ウサトたちが邪竜に勝利したことにより、ネアは自決を図ります。即座に自決を止めたウサトは、ネアと従魔契約を結び仲間として迎え入れたのです。 そしてウサトたちは、ネアの能力で村人から自身の記憶を全て消し、次の目的地へと向かいました。

漫画『治癒魔法の間違った使い方』結末は、おそらくウサトたちが魔王を倒し、元の世界に戻ると思われます。すでに完結している小説版でも、同様の結末が描かれていました。 そして小説版では、異世界で結んだ人間関係が経ち切れずに帰るかどうかを迷うという展開になっていきます。漫画版では、この展開をどのように描いていくかが気になる所です。 魔王を倒すまでの力をつけるウサトたちの奮闘記を、最後まで楽しく読んできましょう！

本作では、主人公・ウサトが治癒魔法を駆使して戦場を駆けまわる様子が描かれています。本来巻き込まれただけのウサトが、物語の主人公となり活躍していく設定が斬新です。そしてウサトが治癒魔法を駆使し、仲間と敵に立ち向かていく姿にワクワクさせられます。 シリアスなファンタジー作品と思わされる本作ですが、要所にギャグ要素があるのも魅力の1つです。またかわいい動物系のキャラも登場し、ほっこりとさせられるワンシーンもありますよ！