『VIVANT』ベキは最後死んだ?生存説から若い頃の悲劇や目的まで解説
大ヒットを記録したドラマ『VIVANT』は、2026年に続編が放送されることが決定しました。 本記事ではそんな『VIVANT』における重要キャラクター・ベキについて、ストーリーのネタバレを含みつつ、詳しく解説していきます!
『VIVANT(ヴィヴァン)』ノゴーン・ベキのプロフィール
名前 | ノゴーン・ベキ |
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本名 | 乃木卓(のぎ・すぐる) |
生年月日 | 1955年8月15日 |
キャスト | 役所広司 |
テロ組織「テント」を率いるリーダーとして登場する、ノゴーン・ベキ。 かつて日本の警官だった彼は、公安業務としてバルカに派遣され、表向きには農業使節団の技術者として活動しました。その際、現地の人から「緑の魔術師」という意味であるノゴーン・ベキと呼ばれたのが名前の由来です。 テントのリーダーになってからは、ノコルをはじめ、多くのメンバーに慕われる父親的な存在となります。
【正体】ベキの過去から解説!乃木憂助との関係とは
第9話で明らかになるベキの若い頃!壮絶な過去とは
ベキの本名は乃木卓(のぎ・すぐる)。若い頃、公安だった乃木卓は、スパイ業務を命じられバルカに入国します。危険な任務につきながらも、妻・明美との間には息子も誕生し、幸せな日々を送っていました。しかし、現地の武装集団に襲われた際に公安に裏切られ、ヘリコプターに乗ることができず取り残されてしまったのです。 乃木卓たちは拘束され、息子は人身売買にかけられます。そして、明美は拷問を受けて亡くなりました。生き残った乃木卓は、幼い息子の消息を探し回りますが、見つからず……。 その後、かつて暮らしていたバルカの家に戻った乃木卓は、村の人たちに銃の使い方を教え、武装集団を一掃します。さらに用心棒など危険な仕事もしながら、孤児たちを救済するようになり、仲間と共にテントを設立したのでした。
ベキは憂助の父親だった
ベキは、DNA鑑定の結果、正真正銘、乃木憂助の父親であることが判明します。かつてベキが公安に裏切られた際に、生き別れてしまった幼い息子こそが、憂助だったのです。 憂助は飛び去って行くヘリコプターなど、幼いころに見た光景を覚えていましたが、それはベキの過去にも一致します。テントのリーダーとなったベキは、約40年ぶりに息子・憂助と再会を果たしたのでした。
ベキとノコルとは親子関係なのか
妻と息子を失い、どん底に突き落とされていたベキ。そんな時、ベキはある少年兵から、当時生まれたばかりのノコルを託されます。ノコルに息子・憂助の姿を重ねたベキは、“生きてこの子を育てるのが自分の使命だ”と感じました。 そしてベキは憂助を守れなかった無念から、ノコルを自分の子供として育てるようになったのです。
【目的】ベキ率いるテントの真実!テロや土地買い占めの理由
テントは、テロやサイバー攻撃などの犯罪行為を他から請け負い、高額の成功報酬を受け取ることで、バルカの孤児たちを養護していました。テロ活動は、テントにとって目的ではなく「仕事」にすぎなかったのです。 そしてテントは3年前の地震がきっかけで、高純度のフローライトが大量に眠る土地を発見します。半導体に欠かせない原料であるフローライトは、世界中の企業が必要としている鉱物です。 ベキは「採掘すれば世界中の企業がこぞって手を挙げる。莫大な利益が何十年と続き、利益は半永久的に、孤児たちや貧しい人々に分配されていく。」と語り、土地を買い占めるために多額の資金を集めていました。 テロ活動で報酬を得て土地を買い占めようとしていたのは、すべてバルカの孤児や貧しい人々を救済するためだったのです。
【最終回】ベキは最後誰に撃たれたのか?本当の意図を考察
テントを解体し、公安に逮捕されて日本に戻ったベキ。しかしベキはモニターの協力を得て逃亡し、内閣官房副長官である上原の家に向かいます。上原こそが、40年前にベキたちを見捨てた公安の元上官だったのです。 ベキは上原に復讐しようとしますが、そこに乃木憂助が表れます。乃木は家族として上原のことは許せないものの、別班としては上原を守らねばならず、ベキを撃ちました。 その後、乃木は上原宅を燃やし、公安はテントが無理心中を図ったとして事件を終息させます。
【考察】ベキの意図
上原への復讐を果たそうとしたベキでしたが、のちにベキの銃には弾が込められていなかったことが判明しました。復讐は次の復讐を生むと考えていたベキは、おそらく乃木が来て自分を止めてくれると予想していたのでしょう。 妻である明美に復讐を頼まれていたベキは、形として上原を襲うしかありませんでした。でも本当は上原を殺す目的ではなく、息子から撃たれることで家族を不幸にしてしまった罪滅ぼしをしたかったのかもしれません。
ベキ生存説「皇天親無く惟徳を是輔く」
息子である乃木憂助に撃たれ、燃えた上原宅で亡くなったとされているベキですが、実は生きているという説が濃厚です。 最終回のラスト、乃木はノコルと電話します。ベキは乃木に撃たれて幸せだったはず、と話したノコルは、「墓はバルカで用意したい」と乃木に言いました。しかしそこで乃木は「皇天親無く惟徳を是輔く」という漢文を口にし、「花を手向けるのは先にするよ」とノコルに告げたのです。 この漢文は「天は公平で、徳のある人を助ける」という意味があるため、“バルカの人たちのために尽力したベキは生きている”という可能性が示されたのです。 また、ベキの遺体は「すす同然」であり、はっきりと確認されていません。そのため、乃木は別班として任務を成功させたように見せ、息子として父を生かしたとも考えられます。
ベキ死亡説!モニュメント・ベキを表す「T」が倒れている?
ベキの生存説が広まる中、一方で死亡説についてもささやかれています。その発端は、赤坂にあるTBS社屋前に置かれた「VIVANT」のモニュメントです。 「VIVANT」のアルファベットはそれぞれ登場人物をイメージしていると言われています。今回2026年に続編の放送が決定したことで新たなモニュメントがお披露目されたのですが、ベキを表す「T」だけが倒れているのです。 そのため、SNSでは“「T」が倒れているのはベキが死んだからではないか”と考察する声があがっています。
【キャスト】ノゴーン・ベキを演じるのは役所広司

テントのリーダーで、乃木憂助の父親であるノゴーン・ベキを演じたのは、ベテラン俳優の役所広司です。 1979年に俳優デビューした役所広司は、時代劇や映画界で活躍し、『Shall we ダンス?』(1996年)や『失楽園』(1997年)で演技の幅の広さを見せつけます。 今回は監督の福澤克雄が手がけたドラマ『陸王』(2017年)で主演を務めた縁で、『VIVANT』への出演が決まりました。本作でも重厚感のある演技で抜群の存在感を放っています。
【キャスト】若い頃のベキ・乃木卓を演じるのは林遣都

ベキの若い頃を演じるのは、実力派俳優として地位を確立している林遣都です。中学3年生の修学旅行中にスカウトされて芸能界入りした林は、2年後の2007年、映画『バッテリー』の主演で俳優デビューを飾りました。 『VIVANT』では役所広司の若い頃を演じるプレッシャーがあったとしながらも、撮影に入ると自然に心が追いついてきたと語っています。
ベキの生死が気になる!「VIVANT」続編に期待が高まる
2026年に続編の放送が決定したドラマ『VIVANT』。主要キャラクターであるノゴーン・ベキの生死について、さまざまな考察がされており、真相が気になりますね。 ぜひベキの過去や最終回を復習し、続編放送に備えましょう!