2026年1月13日更新

映画『ヌーヴェルヴァーグ』あらすじ・キャスト解説!リチャード・リンクレイター新作は“新しい波”に身を投じた映画人の生き様

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映画『ヌーヴェルヴァーグ』
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『スクール・オブ・ロック』や『6歳のボクが、大人になるまで。』、「ビフォア」シリーズで知られるリチャード・リンクレイター監督の最新作『ヌーヴェルヴァーグ』は、映画史に革命をもたらした1959年のフランス映画界を舞台に、ジャン=リュック・ゴダールと『勝手にしやがれ』誕生の瞬間を描いた作品です。 ヌーヴェルヴァーグと呼ばれる“新しい波”に身を投じた若き映画人たちの情熱と青春を、リンクレイターならではの視点で鮮烈に描き出します。 この記事では本作のあらすじやキャストを紹介していきます。

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映画『ヌーヴェルヴァーグ』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

『ヌーヴェルヴァーグ』は、1959年に製作されたジャン=リュック・ゴダールの長編デビュー作『勝手にしやがれ』の舞台裏を描いた映画です。監督はリチャード・リンクレイター。学生時代にヌーヴェルヴァーグへ強い影響を受けた彼が、10年以上温めてきた企画をついに実現させました。 本作は『勝手にしやがれ』と同じアカデミー比率(1:1.37)の白黒映像で撮影され、リンクレイターにとって初挑戦となる全編ほぼフランス語作品となっています。2025年カンヌ国際映画祭に正式出品され、2026年ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門)にもノミネートされるなど、世界的な注目を集めています。

映画『ヌーヴェルヴァーグ』キャスト解説

映画『ヌーヴェルヴァーグ』リチャード・リンクレイター
©JeanLouisFernandez

ジャン=リュック・ゴダール役:ギヨーム・マルベック

当時29歳の若き映画作家ゴダールを演じるのは、写真家やモデルとして活動していたギヨーム・マルベックです。既視感のない存在感が、まだ何者でもなかった頃のゴダールの姿をリアルに浮かび上がらせています。

ジャン=ポール・ベルモンド役:オーブリー・デュラン

後にフランス映画を代表する俳優となるベルモンドを演じています。『勝手にしやがれ』撮影時の若々しいエネルギーと反骨精神を体現しています。

ジーン・セバーグ役:ゾーイ・ドゥイッチ

リンクレイター作品『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』にも出演したゾーイ・ドゥイッチが、世界的女優への道を歩み始めたジーン・セバーグを演じています。 そのほか、ラウル・クタール役のマチュー・パンシナをはじめ、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロル、エリック・ロメールら、ヌーヴェルヴァーグを支えた映画人たちも、ほぼ無名の俳優陣によって描かれています。

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監督は「ビフォア」シリーズで知られるリチャード・リンクレイター

『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』
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リチャード・リンクレイターは、時間の流れや人間の感情を丁寧に描く作風で知られる映画監督です。本作では、ヌーヴェルヴァーグという映画運動そのものに対する深い敬意と愛情を、徹底した形式美と演出で表現しています。 フランス語が話せないリンクレイターを支えたのが、ゴダールと親交があり、『ゴダールのリア王』にも出演したミシェル・アルベルシュタットです。プリプロダクションから編集まで全面的にサポートし、作品の完成度を高めました。リンクレイター自身も本作を「ヌーヴェルヴァーグの人々へのラブレター」と語っています。

映画『ヌーヴェルヴァーグ』見どころ

『ヌーヴェルヴァーグ』の見どころは、映画史に名を刻む巨匠たちが、まだ若く無名だった時代の熱気を、まるでその場に立ち会っているかのように体感できる点です。 白黒映像とアカデミー比率によって再現された1959年の空気感は、単なる再現を超え、当時の若者たちと一緒に映画を作っているかのような感覚を観客にもたらします。映画を信じ、映画に人生を賭けた若者たちの姿は、時代を超えて観る者の心を強く揺さぶります。

映画『ヌーヴェルヴァーグ』は2026年7月公開予定

『ヌーヴェルヴァーグ』は、『勝手にしやがれ』誕生の裏側を描きながら、映画そのものへの純粋な愛を映し出した作品です。リチャード・リンクレイターが長年温めてきた想いが、白黒の画面と若き映画人たちの情熱を通して結実しています。 映画が好きなすべての人にとって、原点を思い出させてくれる一本として、深い余韻を残す作品です。