おすすめ青春映画ランキング20!邦画編【主人公は中学生・高校生!】

2018年9月13日更新

中学生や高校生といえば、勉強に部活に、恋愛、友情そして喧嘩......大人になるちょっと前の時期ですよね。今回は、誰もが一度は経験する青春の輝きや苦さがいっぱい詰まったおすすめ青春映画(邦画)をランキング形式でご紹介します!

おすすめ青春映画のランキングベスト20【青春時代の輝きと切なさがいっぱい!】

君に届け スタンダード・エディション [DVD]

学生時代の思い出や恋や友情に悩む姿を描く青春映画。今まさにその時代を生きる人にはもちろん、大人になっても大きな感動と懐かしさを感じることができるものです。 今回は、青春時代を描いたおすすめ邦画のベスト20をランキング形式でご紹介します。

20位:競技かるたにかける青春!登場人物たちの恋や友情にも注目

『ちはやふる』【2016年、2018年】

競技かるたに青春の全てを掛ける主人公の千早とその仲間たちを描いた人気漫画『ちはやふる』が2016年ついに実写化!2016年には2部構成で『ちはやふる-上の句-』『ちはやふる-下の句-』、2018年には『ちはやふる-結び-』と三作品公開されています。 競技かるたというマイナーな世界を一躍世に知らしめた『ちはやふる』では、何かに打ち込めること、そしてそれを一緒にがんばれる仲間がいるということが青春なんだと気付かされます。勝負の行方だけでなく、千早たちの恋や友情からも目が離せません。

19位:不器用で武骨、でも純粋でまっすぐな少年は恋にもまっすぐ!

『俺物語!!』【2015年】

純粋で熱い心を持っている、イマドキ珍しいほどにまっすぐな心の少年・剛田の恋に悩む日々をコミカルに描いた『俺物語!!』。原作は同名漫画で、原作・河原和音、作画・アルコが手掛けています。 肉体派俳優・鈴木亮平が驚きの肉体改造を行って挑んだ今作は、2015年に公開されました。熱くまっすぐな心を持ちながらも恋には不器用な剛田を応援せずにはいられなくなってしまう作品です。 惚れた女子はことごとくイケメンの親友・誠(坂口健太郎)に惹かれてしまうという、苦い経験ばかりの剛田にもついに春が訪れます。不器用ながらも、初めての恋をスタートさせる郷田の姿に、青春時代の恋の思い出をつい重ね合わせてしまうことでしょう。

18位:絶対スカッとする!ロリータとヤンキー女が織り成す面白くて泣ける映画!

『下妻物語』【2004年】

ヤンキー少女とロリータ少女の奇妙な友情を描く『下妻物語』は、2004年に公開され瞬く間に話題を集めただけでなく、カンヌ映画祭でも上演されたほどの世界的人気作品です。 原作は、嶽本野ばらによる同名小説。茨城県の下妻を舞台にしていることや、主人公の一人・桃子を演じた深田恭子のロリータファッションで大変話題となりました。 見渡す限り田畑が広がるような田舎の下妻で、一人果敢にロリータ道を突き詰める桃子(深田恭子)。かたやバイクで暴走する毎日に全てを掛けているヤンキー少女のイチゴ(土屋アンナ)。正反対の二人でしたが、やがて心を通わせ合い、互いにかけがえのない友になっていきます。 心のそこから分かち合える、本当の友達とぶつかりながらも一緒に成長していけるのは、青春時代ならではですね。

17位:日本のドラマ史上、映画史上に残る屈指の名設定、名演出がここに!

『転校生 さよならあなた』

2007年に公開された『転校生 さよならあなた』は、1982年の映画『転校生』のリメイク版です。どちらも山中亘による小説『おれがあいつであいつがおれで』を原作としています。 思春期の少年と少女の心と体が入れ替わってしまうという斬新なストーリーと、徐々に相手を意識していく二人の気持ちの変化が切ない作品です。この、ひょんなことから登場人物の心と身体が入れ替わってしまうという設定は、後に多くのドラマや映画作品で使われることとなります。 1982年版では、主人公の斎藤一夫(尾美としのり)のクラスに転校生として、かつての幼なじみの一美(小林聡美)が転校してくることから物語が始まります。 一方、2007年版では、両親の離婚がきっかけで母の地元に引っ越した主人公の斎藤一夫(森田直幸)が、幼馴染の一美(蓮佛美沙子)と再会することにより物語が始まるのです。

16位:全校生徒6人の山の中の学校にやってきた都会の転校生と、素朴な町の少女の淡い恋

『天然コケッコー』【2007年】

くらもちふさこの同名漫画の実写化作品である『天然コケッコー』は、島根県の小さな村を舞台に、少女・そよと都会からの転校生・広海の恋を爽やかに描いた作品です。 小さな村ならではの、周りの人達との関係性や、田舎の少年少女が持つ、都会への憧れなどが優しくていねいに表現されています。 島根県に暮らす少女・そよ(夏帆)の通う学校に、東京からイケメンの転校生・広海(岡田将生)がやってきました。最初は取っつきにくく、感じの悪い少年だった広海でしたが、実はそよに好意を持っていました。 そよもまた、都会的で洗練された雰囲気の広海に憧れ、彼のようになりたい、彼に近づきたいと思うようになり、2人はいつしか恋仲となるのです。

15位:友情、恋、夢、自分自身......。青春っていろんなことに囚われているものなの?

『リバーズ・エッジ』【2018年】

2018年に公開された岡崎京子の同名漫画を原作とする映画『リバーズ・エッジ』は、高校生活を送る少年少女たちが複雑で歪んだ関係性に身をすり減らしていく様子が繊細に描かれます。 主人公のハルナ(二階堂ふみ)には観音崎という彼氏がいますが、彼は素行が悪く、クラスメイトの山田(吉沢亮)をいじめていました。ある日、手足を縛られ夜の学校に閉じ込められるというひどいいじめを受けた山田をハルナは助け出します。 自分を助けてくれたハルナに、秘密を打ち明ける山田。自分は実はゲイで、彼女のカンナとは周囲の目を欺くためだけに付き合っていると言いました。そしてお礼に自分の大切なものを見せると言い出して......。 高校時代や青春時代は、自分や周りの人間をわざと痛めつけるような行動に出てしまいがちです。そんな青春時代のもやもやと衝動がこの作品には詰まっています。

14位:女の子だってロックになれる!ガールズバンドの大奮闘

『リンダ リンダ リンダ』【2005年】

文化祭で演奏を発表することを目標として頑張ってきた高校生ガールズバンドの奮闘を描く『リンダ リンダ リンダ』。高校時代の全てをかけた文化祭の前日にメンバーのケガによりその夢が危うくなってしまった少女たち。 それでも彼女たちはあきらめませんでした。偶然通りかかった韓国人の少女をボーカルにスカウトし、新しいバンドを結成します。果たして、彼女たちは、文化祭で自分たちの演奏を全校生徒に届けることはできるのでしょうか。 高校時代に憧れていたミュージシャンや、自分のテーマソングのように聞いていたあの曲。どんな世代を生きる人にもそんな思い出はあると思います。 この作品には、彼女たちの奮闘を通して、あの頃流れていたあの曲を思い出させてくれるような、そんな懐かしさとすがすがしさがあふれています。

13位:こんなはずじゃなかった?理不尽な青春の向こうに見えるものとは

『銀の匙 Silver Spoon』【2014年】

全寮制の農業高校に通うことになった少年の奮闘を描く映画『銀の匙 Silver Spoon』は、荒川弘による大人気漫画の実写化作品です。 厳格な父親に反抗して進学校から農業高校へと進んだ主人公の勇吾は、夢と希望にあふれたクラスメイトたちにコンプレックスを抱きながらも大きく成長していきます。 厳しすぎる父との関係に耐えられず、家から出られるというだけで寮制の農業高校に入った勇吾(中島健人)。しかし、将来農業を営むことを目標にしている生徒が通うその高校は、勇吾がこれまで経験したことのない授業ばかりでした。 早すぎる起床時間や、慣れない家畜の世話でヘトヘトになり、同級生と自分を比べてはその違いに落ち込む勇吾。でも憧れの女生徒・アキ(広瀬アリス)と親しくなることもでき、徐々に農業高校での生活に希望を取り戻していきました。

12位:大人気少女マンガの実写映画!超純粋で甘酸っぱい青春映画といえばこれ

『君に届け』【2010年】

内気な性格と暗そうに見えるルックスが災いして、クラスにまったくなじめない主人公・爽子。彼女が同じクラスの少年・翔太と仲良くなったことをきっかけに大きく自分と周りの人間関係を変えていく姿が、映画『君に届け』では爽やかに描かれます。 椎名軽穂原作の漫画『君に届け』の実写化作品で、貞子とあだ名される主人公・爽子を多部未華子が、爽やかで明るい人気者・翔太を三浦春馬が演じています。 小学生の時に貞子というあだ名が付いてからというもの、爽子はクラスメイトから避けられ、友達もいない暗い学校生活を送っていました。高校生になってもそれは変わらず、クラスになじめない爽子。 しかし、新学期早々に道案内をした男子生徒・翔太だけは、積極的に爽子と関わろうとしてくれるのでした。 高校時代の純粋でまっすぐな恋を思い出して思わず胸キュンしてしまう作品。爽子が恋によって変わってクラスの女子とも打ち解ける姿には感動です。

11位:ある日、父が「父さんは、今日で父さんを辞めようと思う」と宣言し......。

『幸福な食卓』【2007年】

3年前の父の自殺未遂をきっかけに歯車が狂ってしまった家族と、転校生の少年と親しくなったことがきっかけで、家族と向き合う決心をする少女の姿を描く感動作『幸福な食卓』。瀬尾まいこの手がける小説が原作です。 中原家は、毎日朝食を一緒に食べる習慣がありましたが、母はアパートで一人暮らしをしながら家に通い食事を作っては帰る生活を続けていました。それは、3年前に父が自殺未遂をしたことがきっかけで始まりました。 自分の家族は崩壊しているのかもしれないと不安を抱きながら中学校生活を送る佐和子(北乃きい)。しかし彼女には心から打ち解けられる男友達・大輔(勝地涼)がいました。 周囲に遠慮ばかりしてしまう佐和子と違い、まっすぐに自分の思いを表現する素直で明るい大輔に救われ、いつしか家族への見方、向き合い方が変わっていくのです。 家族に関する悩みはいつでも複雑なものですが、特に思春期にはそれは自分では解決しきれない程の大きすぎる問題です。そんな悩みや問題がこの作品をみるとすっと軽くなることでしょう。

10位:あの頃の気持ちをもう一度......そう思った時に誰よりも寄り添ってくれる作品

『キッズリターン』【1996年】

高校時代の親友が互いに違う道を歩み、その世界で成功と挫折を味わい再会するまでをドラマティックに描く『キッズ・リターン』は、北野武監督の代表作です。大人の世界に足を踏み入れ戸惑いもがく二人に思わず共感してしまうことでしょう。 高校時代、悪さばかりしていたシンジ(安藤政信)とマサル(金子賢)の二人。ある日マサルは仕返しでボコボコにされたことをきっかけに、シンジを誘ってボクシングを始めました。しかし、シンジの方が才能があると分かり、すぐに辞めてしまいます。 シンジの前から姿を消し、ヤクザの道を進むマサル。一方シンジは多くの試合で良い結果を出していきました。すっかり離れてしまった二人でしたが、ある日偶然再会し......。 高校時代や青春時代の親友は大切な存在だけれど、それと同時に負けたくない存在でもあります。シンジとマサルを見ていると、その気持ちが痛いほど伝わりますし、離れてしまった昔の友達を思い出してしまいそうですね。

9位:国、家族、友情。複雑な問題に翻弄される韓国と日本の高校生の恋

『パッチギ!』【2005年】

朝鮮高校に通う少女に恋した日本人の少年の奮闘を描く『パッチギ』は、大きな話題と注目を集め、多くの映画賞を受賞した名作です。人種を超えた恋と友情に一生懸命になる登場人物に、思わず胸が熱くってしまいます。 東高校と朝鮮高校は普段から折り合いが悪く、そのため些細なトラブルが絶えませんでした。サッカーの試合で決着をつけようとした東高校は、康介(塩谷瞬)が代表して試合を申し込みに行きました。 朝鮮学校の音楽室で見かけた美しい少女・キョンジャ(沢尻エリカ)に一目惚れしてしまった康介。キョンジャは東高校を目の敵にしている番長のアンソン(高岡蒼甫)の妹でしたが、彼女への気持ちを止められない康介は、何とかして彼女と仲良くなろうと必死になるのでした。 同じ日本に住んでいるのに、人種の壁と溝を感じる主人公に共感し、2人の距離が近づいていく様子に熱い感動を覚えます。

8位:めざせ甲子園!万年補欠の親友同士がサードの座を争うライバルに

『ひゃくはち』【2008年】

学生時代の思い出の中でも部活動の思い出は、大人になってからも心に強く残るものです。高校生活の全てを野球に掛ける球児たちの青春を描いた映画『ひゃくはち』は、学生時代の辛くも楽しくもあった部活動の思い出を鮮明に蘇らせてくれる作品です。 万年補欠の仲良しコンビ・青野(斎藤嘉樹)と小林(中村蒼)は、2年生になると強化合宿のため寮に入りました。暑い季節に汗だくになりながら厳しい練習に耐え抜く2人。 3年生になると小林は、監督からマネージャーにならないかと勧められますが、どうしても選抜メンバーに入りたい小林はこれを断ります。 自分の守るファーストに優秀な1年が入ってくることを知った小林は、青野が守っていたサードに転向し、2人は選抜メンバー入りを目指し火花を散らします。徐々に険悪なムードになる2人でしたが、やがてメンバー発表の時がやって来て......。

7位:バレーボール部のエース・桐島の退部のニュースが駆けめぐり、校内の人間関係が複雑に変化していく

『桐島、部活やめるってよ』【2012年】

朝井寮の人気小説『桐島、部活やめるってよ』がついに実写化!神木隆之介を主演に迎え、2012年に公開されました。 スター選手の桐島がバレー部をやめることを知ってから、高校の同級生たちの日常は思わぬ方向に変化していきます。桐島と同じバレー部の生徒と映画部の生徒たちの微妙な関係性や、クラスの中での立ち位置などが浮き彫りになり、学校生活とそこでの人間関係がリアルに描かれています。 バレー部のキャプテン・桐島は、選抜に選ばれたというのに、なぜか部活をやめたことが同級生たちの間で噂になっていました。同時期に、映画部は映画の大会で予選を通過し、次回作に期待が高まっていましたが、前田(神木隆之介)を始め部員たちは悩んでいました。 バレー部は桐島と親しい人物にもやめた理由が話されていなかったこと、桐島の後にキャプテンを務めるのは誰なのかということで悩み揉め、前田たち映画部は、自分たちが本当に撮りたいゾンビ映画を製作することで悩んでいたのです。

6位:毎日川原で話すだけの青春!でもそれはふたりにとってかけがえのない時間

『セトウツミ』【2016年】

毎日放課後に川原で軽快なトークを繰り広げる映画『セトウツミ』。関西の男子高校生瀬戸と内海の会話劇を描いた本作は2016年公開です。此元和津也原作の同名漫画の実写化作品で、クールなメガネ少年・内海を池松壮亮が、お調子者の瀬戸を菅田将暉が演じました。 毎日進学塾に通う内海は、放課後の暇な時間を毎日同じ場所で過ごしていました。そこには同級生の瀬戸もいて、彼ら2人は毎日塾までの時間ひたすら取り留めのない話をしているのです。 川原には、大道芸人のバルーンさんや怪しげなおじさんなど個性豊かなゲストが現れ、2人の会話を盛り上げてくれます。特別なことは何も起こらないけれど、学生時代のこんな一コマが大人になれば、かけがえのない思い出になるのだな、と思うとちょっぴり切なくなってしまいます。

5位:自分と正反対の友達に対するあこがれはやがて......少女たちの切なく美しい日々

『blue』【2002年】

魚喃キリコの同名漫画を原作とする少女たちの青春を描いた今作は、高校最後の夏休みを舞台にカヤ子と雅美という2人のキャラクターが織り成す、切なく美しい関係を繊細に描いています。同性の友達だからこそ感じる憧れや焦り、嫉妬が瑞々しく描かれる傑作ガールズ青春ムービーです。 普通の女子高性のカヤ子(市川実日子)は、同じクラスの大人びた雰囲気を持つ不思議な少女・雅美(小西真奈美)に密かに憧れを持っていました。ある日些細なきっかけで仲良くなった2人は、毎日一緒にお昼を食べ、お気に入りの音楽や画集の情報を交換するようにもなります。 どんどん仲が深まっていく2人でしたが、カヤ子は憧れ以上の気持ちを雅美に抱き始めます。ある日雅美にそのことを告げてしまったカヤ子。雅美の答えは......。 自分にないものを持っている同性の友達に憧れ、いつしかそれ以上の恋にも似たような感情を持つ......。思春期の少女たちにはよくあることで、それらが繊細、かつていねいに表現されています。 高校時代の切ない思い出が蘇りそうな、そんな素敵な作品です。

4位:台風の夜、少年たちの中で何かが変わり始める......

『台風クラブ』【1985年】

台風や嵐の日などはいつもと少しだけ違った気分になることはありませんか?特に中学生や高校生などの思春期には、その傾向が強いものです。そんな台風の日の出来事を描いたのがこちらの映画『台風クラブ』です。 中学3年生の理恵(工藤夕貴)たちが暮らしている街に台風が近づいていました。台風の日の朝、寝坊してしまった理恵は、それをいいことに学校をサボることにし、東京に遊びに出かけてしまいます。 一方学校では、担任の梅宮(三浦友和)がよく確かめもせず校舎を施錠してしまったため、何人かの生徒が取り残されてしまいました。 台風の日の夜の学校でバカ騒ぎを始める理恵のクラスメイトたち。理恵は理恵で、東京でナンパされた大学生の部屋に付いて行ってしまい......。

3位:夏といえばこれ!シンクロに恋に一生懸命な男たちの青春コメディ映画。

『ウォーターボーイズ』【2001年】

廃部寸前の水泳部が男のシンクロにすることによって活気を取り戻し、文化祭で演技を披露することにもなる大人気青春映画『ウォーターボーイズ』。2001年に公開されヒットを記録し、後に連続ドラマ版も放送されました。 唯野高校の水泳部は部員が鈴木(妻夫木聡)しかいず、廃部の危機となっていましたが、顧問が美人の佐久間(真鍋かをり)になると男子生徒が殺到し危機を免れました。しかし、佐久間が目指していたのは男子のシンクロ。結局残ったのは鈴木を始め、あまり役に立ちそうにない5人の生徒でした。 文化祭で演技を発表することは決まったものの、顧問の佐久間は産休に入るわ、他の運動部からはあからさまにバカにされるわで前途多難。しかし、いつしか彼らの心は一つになり、自分たちの演技を磨くため、一生懸命になるのでした。 文化祭の出し物を皆で協力してがんばったり、部活動に一生懸命になったことは、学生時代の貴重な思い出です。大人になってからも強く心に残っている人も多いことでしょう。 この『ウォーターボーイズ』では、青春時代の定番の出来事に加えて、男子のシンクロという他にはない要素がプラスされています。 あまりポピュラーではないため、偏見や誤解が付きまといバカにされたり理解が得られなかったりして、まともに練習をするのにも苦労してしまうほどでした。新しいこと、まだ誰もやっていないことを始めるのはとても勇気と苦労がいるものなのだ、ということをこの映画は教えてくれます。 自分の信じた道を周囲からの重圧をものともせず進めていけるのは、若いからこそ。映画『ウォーターボーイズ』には、青春時代だからこそできることが、たくさん詰まっているのです。

2位:ある事件をきっかけに凶行に走る少年!青春の葛藤と苦しみが鮮烈に描かれる

『ヒミズ』【2012年】

古谷実の人気漫画『ヒミズ』の実写化作品を園子温監督が手掛け、染谷翔太と二階堂ふみの共演も話題となった今作。 父親を殺してしまった少年が、それからの自分の人生はオマケと称し、どうせなら世の中の役に立ちたいと、連日悪人を見つけ出しては殺すために、町中を徘徊するという衝撃的なストーリーの『ヒミズ』。 そんな少年を見守り更生させたいと願う少女の、献身的とも盲目的とも執着ともいえる特殊な愛情もドラマティックに描きます。 原作の漫画『ヒミズ』とは異なる、園子温監督ならではの表現がたくさん盛り込まれている点にも注目。どこか冷めたところのある少年・住田(染谷翔太)に憧れている茶沢(二階堂ふみ)は、住田の独特の感性とセンスが光る言葉を気に入り、それを書き留めたものを集めていました。 住田の鋭い言葉に浸る茶沢は、いつしか詩人・ヴィヨンの『軽口のバラード』に住田の言葉を重ね合わせ、彼もきっとこの詩を気に入ってくれるだろうと思うようになります。 今作以外にも、園監督の作品には、その物語を象徴するかのような印象的な詩が引用されるものが多いです。 自分の周りの友達も家族も世の中のことも、何でも分かった気になっていた住田。それなのに、父を殺してしまい、その後は奇怪な凶行に出るのです。そんな彼の姿は、「自分のこと以外なら何だってわかる」と繰り返されるこの詩にリンクします。 「ヒミズ」とは、モグラのような生物ですが、自分で地中を掘り進みトンネルを作ることはできません。夜になると外に出て生活しますが、日の当たる場所では行動しないという特徴があります。 まだ何物でもない少年・少女時代は、暗い地中で息をひそめて辺りを伺いながら生活している「ヒミズ」のようなものかもしれません。自分で自分の世界を切り開くことには臆病で、だからこそ分かったような顔をして、自分が外に出ることができる「その時」を待っている。 『ヒミズ』では、青春時代や思春期に誰もが持つような、説明のつかないような葛藤を鮮やかに強烈に表現しています。

1位:闘病日記がつないだ不思議な友情......タイトルに隠されたふたりの想い

『君の膵臓を食べたい』【2017年】

教職に行き詰まりを感じている主人公が、ある日ふとしたきっかけで思い出した衝撃の高校時代。大ヒットを記録した映画『君の膵臓を食べたい』は、住野よる原作の同名漫画の実写化作品です。 高校で国語を教えている主人公の「僕」(小栗旬)は、ある日母校の図書館の図書整理のために教え子と出向きました。そこで蘇る、自分の高校時代の記憶。 彼には、高校時代にいちばん大切な人を失ったという哀しく残酷で、でもかけがえのない尊い思い出があったのです。 この現在のエピソード、高校時代からは12年後のエピソードは映画オリジナルのもの。大人になった現在の主人公や、かつての同級生たちの姿が描かれるからこそ、高校時代の哀しくも美しい思い出が鮮やかに蘇るのでしょう。 高校時代、盲腸を患った「僕」は、病院の待合室で奇妙なものを拾います。それは、クラスメイトの桜良(浜辺美波)が密かにしたためていた壮絶な闘病日記でした。桜良の膵臓は、深刻な大病に冒されており、いつ大事が起きてもおかしくないような状況だったのです。 クラスの中で、桜良は明るく天真爛漫で誰からも好かれている少女でしたが、主人公の「僕」は、どこか人を寄せ付けないところがある難しい少年でした。闘病日記をきっかけに、奇妙な「共犯」となる2人。その日から友情とも恋ともちがう、不思議な関係が始まりました。 自分が思う自分、他人から見た自分、そしてこれからの人生。青春時代にはそのどれもが不確かで、言いようのない不安にとらわれたり、葛藤や焦りから、物事を斜めから見るようになってしまうこともあります。 そんな時期に、命を脅かすほどの大病を患い、その恐怖を闘病日記によって吐き出していた桜良でしたが、偶然その日記を見られてしまった、いや見つけてくれた「僕」と互いに約束をしながら奇妙な関係を築いていくのです。 クラスの中での立ち位置も、本心も全く異なる2人の関係は、自分自身の素直な感情とどうありたいかということ、それぞれが望む場所、独りではたどり着けなかったその場所に2人を導いてくれたのでした。

おすすめ青春映画ランキングでもう一度あの頃にもどろう

あなたのお気に入りの作品や気になる青春映画はランキングに入っていましたか?何年たっていたとしても、素敵な青春映画があれば、いつだってあの頃にもどれそうですね。青春時代の思い出を思い返しながら、作品の世界に浸ってみてください。