【ネタバレ感想】映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』あらすじ解説!歴代ウォンカとは一味違う?
児童小説『チョコレート工場の秘密』の前日譚となる映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が、ティモシー・シャラメを主演に迎え、2023年12月8日にアメリカに先駆けて公開しました! 本記事ではネタバレあらすじや「チャーリー」とのつながり、歴代のウォンカを演じたキャストなどをまるっと紹介していきます。
タップできる目次
- 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の作品概要
- 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のあらすじ
- 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のネタバレあらすじ
- 3人の歴代ウォンカの違いを解説!
- 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の感想
- ウォンカのチョコレートは実際に買えるの?
- 「ウォンカ」と「チャーリー」の繋がり・違いを比較
- 3代目ウィリー・ウォンカ役はティモシー・シャラメ
- 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』キャスト・吹き替え声優一覧
- 「ハリー・ポッター」と『パディントン』のスタッフが集合
- 後日譚『チャーリーとチョコレート工場』のネタバレあらすじ
- 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』をネタバレあらすじ解説でさらに楽しもう
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の作品概要
公開日 | 12月8日 |
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キャスト・ 吹き替え声優 | ウィリー・ウォンカ役 / ティモシー・シャラメ(吹替:花村想太) ウンパルンパ役 / ヒュー・グラント(吹替:松平健) 警察署長役 / キーガン=マイケル・キー(吹替:長田庄平) 神父役 / ローワン・アトキンソン(吹替:松尾駿) ミセス・スクラビット役 / オリビア・コールマン(吹替:松本梨香) |
監督 | ポール・キング |
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』はロアルド・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』に登場する、チョコレート工場の経営者ウィリー・ウォンカの若き日の冒険を描くミュージカル映画。 『チョコレート工場の秘密』を原作とした映画は『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)が有名ですが、「ウォンカ」は『夢のチョコレート工場』(1971年)との類似点が多く、そちらの前日譚だと考えられます。 「チャーリー」でジョニー・デップが演じたウィリー・ウォンカをティモシー・シャラメが演じます。『パディントン』の監督と「ハリー・ポッター」のプロデューサーがタッグを組んだ、ファンタジーの世界観にも注目です。
- ストーリー:★★★★☆「夢を見るすばらしさ」というメッセージが全面に出たまっすぐなストーリー。難解な点もないので、誰が見ても楽しめます!
- 映像:★★★★★「ハリー・ポッター」を彷彿とさせるファンタジーの世界が目の前に!あなたもチョコレートの魔法にかかるかも?
- キャスト:★★★★★ウンパルンパ役のヒュー・グラントが愛嬌たっぷりでインパクト抜群!『女王陛下のお気に入り』のオリビア・コールマンをはじめ、主要キャストが全員いい味出してます。
- おすすめ度:★★★★★終わった後にチョコレートを食べたくなる、この冬見るべき作品です。親子、恋人、友人、誰と一緒でも楽しめること間違いなし!
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のあらすじ
ウィリー・ウォンカの夢は、世界一のチョコレート店を開くこと。そんな彼は、亡き母と約束したその夢を叶えるため、一流のチョコ職人が集まる町にやってきました。彼が開発した世界一おいしくて、空も飛べる「魔法のチョコレート」は、瞬く間に町の人々を虜にしていきます。 しかしそこは「夢見ることを禁じられた町」でした。そしてウォンカは、彼の才能を妬んだ「チョコレート組合3人組」に目をつけられてしまいます。 さらにウォンカのチョコを盗むオレンジ色の小さな紳士、ウンパルンパも現れ……。果たしてウォンカは無事にチョコレート店を開くことができるのでしょうか?
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のネタバレあらすじ
【起】ウィリー・ウォンカ、夢のチョコレートの町へ
「世界一のチョコレート店を開く」という夢を抱いて、1人の青年がある町にやってきます。彼の名前はウィリー・ウォンカ。早速、グルメ・ガレリアの街角で道ゆく人々に空を飛べる魔法のチョコレートを披露しますが、町を牛耳るチョコレート組合の3人に目をつけられ、警察署長からも「ここは夢見ることを禁じられた町」と言われてしまいます。 夜になり、無一文のウィリーは雪の降るなか野宿をしようとしていました。しかしある男から、ミセス・スクラビットの洗濯屋兼宿屋を紹介されます。宿泊費は後払いでいいと言われ1泊しますが、翌日彼は使用した石鹸代から階段の使用料などを合わせた高額な追加料金を請求されてしまいました。 宿泊代を働いて返すことになった彼が出会ったのは、同じようにだまされて洗濯屋で働く4人の男女。その夜ウィリーは、同じく宿屋で雑用をしている、捨て子の少女ヌードルに、自分の過去とチョコレート店を開く夢を語ります。
冒頭からウィリーが『Hat Full of Dreams』を歌いながら登場!ウィリーの優しさ、夢への希望など人柄がぎゅっとつまった演出がすばらしい。
ウィリー・ウォンカの過去が明かされる
幼少期から、ウィリーは母と2人で暮らしていました。ウィリーの母は、貧しいながらも毎週カカオ豆を買って、集めたカカオ豆で誕生日にはチョコレートをプレゼントしてくれます。 そんな母のチョコレートを「世界一」と言うウォンカに対して、母は「世界一のチョコはある町にあるグルメ・ガレリアにあるらしい」とつぶやきます。その日から、魔術師になりたかったウィリーの夢は「グルメ・ガレリアでチョコレートのお店を開くこと」に変わったのでした。 母のチョコレートを真似するべく試行錯誤するウィリーに、母は大人になったらチョコレートの秘密を教えること、みんなにチョコレートを披露する時は必ずそばにいることを約束します。しかし、約束を果たせないまま、母は病気で亡くなってしまいます。ウィリーは、母が死んでもなお、お店を開けば、彼女との約束が果たされると信じているのでした。 ウィリーとヌードルは、ほかの4人と協力して、チョコレートの移動販売を計画します。
今作のウィリーは、めちゃめちゃ純粋だなと思っていたけど、この過去を聞くと尚更彼の「ピュア」さが目立つな~。
【承】神出鬼没のチョコレート移動販売
ヌードルの提案で町に張り巡らされた配管を通って宿屋から抜け出し、チョコレートの移動販売を始めたウィリーと仲間たち。彼らが現れると、町の人々はこぞってチョコレートを買い求め、売り上げは右肩上がりに。 ウィリーのチョコが飛ぶように売れた結果、チョコレート組合3人組の業績は下がるばかり。教会の地下にある秘密基地に集まったチョコレート組合3人組は、警察署長をチョコレートで買収し、なんとしてもウィリーを捕まえるよう取引します。 そんなある夜、ウィリーの部屋にオレンジ色の小さな紳士が忍び込みます。今まで何度もチョコレートを盗まれていたウィリーは、彼を捕まえることに成功し、尋問します。 彼は、自分がウンパルンパという種族であること、ウィリーがかつて盗んだカカオ豆分のチョコレートを盗んでいるのだと語ります。カカオ豆の見張り中に居眠りをしてしまった彼は、国から追放処分を言い渡され、以来ずっとウォンカのチョコを盗んでいたのです。
最初は夢を見ることを諦めていたヌードルと一緒に、私もウィリーのチョコレートの魔法にかかっていった気がする!
【転】ついにチョコレート店オープン!しかし思わぬ妨害が……
移動販売で貯めたお金で、ウィリーはついに憧れの町でチョコレート店をオープンさせました。店内には大きなチョコレートの木がそびえ立ち、色とりどりのお菓子の花が咲き乱れています。 夢のような空間に、お店は大繁盛!しかしお菓子を食べた人々の顔や髪の毛が伸び、色が変わっていきます。混乱のなか、火事が発生、念願のお店が焼き尽くされてしまいます。実は、チョコレート組合3人組に買収された宿屋のミセス・スクラビットとブリーチャーがお菓子に毒を盛っていたのです。 折角のお店がなくなってしまったこと、信じていた母の言葉が実現しなかったことにウィリーは、落ち込みます。そんな中でやってきたチョコレート組合3人組との取引で、彼は町を出ていくことを決意。彼は、ヌードルと4人の仲間の借金を返済し、彼らをクリーニング店での労働から解放する約束を取り付けます。
お店が一日でなくなったことよりも、母の「チョコレートを披露する時はそばにいる」という言葉が果たされなかったことを悲しむウィリーの純粋さに心が打たれる。
【結末】チョコレート組合の不正の証拠をつかめ!
町を出て船に乗ったウィリーの前に、再びウンパルンパが現れました。彼と話すうち、ウィリーはあることに思い至り、急いで町へ戻ります。 ヌードルと再会した彼は、チョコレート組合の裏帳簿を見つけるため、一緒に教会の地下の秘密基地に忍び込むことに。何とか裏帳簿を探し出しますが、彼らはそこで組合の3人に見つかってしまいます。 ウィリーは、3人の隙をつくべく、ヌードルの指輪がスラグワース家のもので、彼女の父がスラグワースの兄弟であることを追求します。彼は庶民の女と結婚した兄弟を憎み、家の財産を独占しようと企んだのでした。 真実を知ったウィリーとヌードルは、教会の地下に賄賂として貯めてあったチョコレートのタンクに閉じ込められ、溺れそうになります。もうダメかと思われたとき、ウンパルンパが現れ、タンクのチョコレートを抜きました。危機一髪、2人が不正の証拠を警察に届けたことで、チョコレート組合の3人組と警察署長は逮捕されたのでした。 教会地下のタンクからチョコレートが放出されたことで、街はお祭り騒ぎに。みんなとチョコレートを分かち合う中で、ウィリーは母の姿を見つけることができました。 その後、ヌードルは死んだと思われていた母に会いに行き、再会を果たします。ウィリーは大きなチョコレート工場を開業し、ウンパルンパもそこで働くことになりました。
母のチョコレートの秘密は「誰とチョコを分かち合うか」だったのか。ウィリーはチョコと一緒にみんなと夢も分かち合っている気がする!
3人の歴代ウォンカの違いを解説!
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』でウォンカを演じたティモシー・シャラメ
本作で登場するウィリー・ウォンカは、母との約束を叶えるため、奮闘する、まさに夢見る青年という言葉がぴったりの純粋なキャラクター。しかし、その純粋さが故に、宿屋でぼったくりにあったり、相手の皮肉が理解できなかったりもします。 ほか2作品の人間不信なウォンカとは違い、ヌードルをはじめ多くの人と交流があるのも特徴。今後、その純粋さに付け込まれて傷つけられる経験を経て、『夢のチョコレート工場』や「チャーリー」に繋がっていくのかもしれません。
『夢のチョコレート工場』でウォンカを演じたジーン・ウィルダー
1971年に公開された『夢のチョコレート工場』は、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』とウンパルンパの見た目や主題歌が同じ。その為「ウォンカ」は『夢のチョコレート工場』の前日譚である可能性が高いかも? 本作のウォンカは、明るい一方で人間不信な一面もあります。また、『夢のチョコレート工場』ではウォンカの家族関係やこれまでの半生などについては明言されておらず、謎が多いことも特徴です。
『チャーリーとチョコレート工場』でウォンカを演じたジョニー・デップ
2005年に公開された『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカは、『夢のチョコレート工場』よりも奇抜な見た目と言動が印象的。 本作のウォンカは、子供のような純粋さを残したまま大人になったような性格で、純粋さという観点では、「ウォンカ」のウィリー・ウォンカと似ているかもしれません。 また、歯科医だった父親の厳しさにトラウマを持っており、家族関係で悩んでいることも明かされています。
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の感想
ティモシー・シャラメが演じるウォンカは、夢と魔法に満ちて希望を持っているのがすごく良かった。歌もすごくうまいし、ちょっと奇抜なウォンカをチャーミングに演じていて、作品の世界観とぴったりマッチ。ミュージカルシーンはどれもかわいらしい演出で、見入ってしまう。
若い頃のウォンカってこんな感じだったのかー。「チャリチョコ」で悪ガキを懲らしめて喜んでる、あのウォンカとはかなりイメージが違うのでびっくり。このあと彼に何があったのかと心配になる。ウォンカの店は「チャリチョコ」の工場と似ていて、夢があって良い。
ウォンカのチョコレートは実際に買えるの?
映画を観て、「ウォンカのチョコレートが食べたい!」と思った人は多いのではないでしょうか。実は、『チャーリーとチョコレート工場』にも登場する「ウォンカバー」は、1998年から2018年まで、ネスレが製造・販売していました。映画公開当時には、劇中のパッケージに似せたデザインのものが発売されました。しかし2018年に製造中止となり、現在では手に入れることができません。 当時販売されていたウォンカチョコは、モルトパフが練り込まれたミルクチョコレートに、キャラメルソースを挟んだ板チョコ状のものです。
現在購入することができる似たようなチョコレートとしては、Ghirardelliのダークチョコレート×シーソルトキャラメルやスニッカーズ、ゴディバマスターピースバーのミルクチョコレートキャラメルなどがあります。
「ウォンカ」と「チャーリー」の繋がり・違いを比較
【ネタバレ】ウォンカチョコやゴールデンチケットは母親のチョコが元になっている?
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』には、ウォンカが持っていた母からもらった最後のチョコレートが登場します。その中には、彼女からのメッセージカードが入っていました。 このチョコレートとカードは、『チャーリーとチョコレート工場』のウォンカチョコやゴールデンチケットとよく似ています。もしかしたら、ウィリーが母を想って似せたのかもしれませんね。 実際には、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、ロアルド・ダールの小説『チョコレート工場の秘密』と映画『チャーリーとチョコレート工場』の両方からインスパイアされたオリジナルストーリーなので、このチョコレートについては、『チャーリーとチョコレート工場』から着想を得たものだと考えられます。
【ネタバレ】ウォンカとウンパルンパには因縁があった?
ウォンカとウンパルンパの間には、ウォンカが彼らの国のカカオ豆を盗んだという因縁がありました。 本作のラストではウォンカのチョコレート工場が開業し、ウンパルンパもそこで働くことになります。一方「チャーリー」でもウンパルンパたちがウォンカの工場で働くことになった経緯が描かれており、これは重複、かつ矛盾しています。 「チャーリー」では、産業スパイにお菓子のレシピの盗まれたウォンカが、従業員を全員解雇し、工場を閉鎖した後にウンパルンパと出会っています。つまり、工場が開業した当初は人間が働いており、まだウンパルンパはいなかったのです。 本作の結末から『チャーリーとチョコレート工場』につながるとすれば、なんらかの方法で、ほかのウンパルンパたちを工場に呼び寄せたことになるでしょう。
【ネタバレ】『チャーリーとチョコレート工場』は何年後?
「チャーリー」では、ウォンカは世界的に有名なお菓子発明家となっていました。「ウォンカ」のラストシーンでの彼は、多くの人々を魅了しているものの、それは小さな町1つに過ぎません。工場を開業した彼は、これからチョコレートなどのお菓子を大量に生産し、世界にその名を知らしめることになるのでしょう。 「チャーリー」の物語のようにウォンカが世界中で人気のお菓子を次々と世に送り出すようになるまでは、まだ時間がかかりそうです。
【ネタバレ】ウォンカの父親は登場したの?
「チャーリー」のラストで、ウォンカは疎遠になっていた歯科医の父と和解しますが、「ウォンカ」には彼の父は登場しません。もともとウォンカの父親は映画『チャーリーとチョコレート工場』の映画オリジナルキャラクターで、原作にも登場しません。 また「ウォンカ」では、彼の夢をはげましつづけた母親が登場しますが、こちらも映画オリジナルのキャラクターです。
3代目ウィリー・ウォンカ役はティモシー・シャラメ
映画化1作目の『夢のチョコレート工場』(1971年)ではジーン・ワイルダーが、2作目『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)ではジョニー・デップが演じたウィリー・ウォンカ役。日本のミュージカル版では、堂本光一が同役を演じています。
ジョニー・デップが演じた役を若手スターが演じる
3代目を演じるのは、本作が初のミュージカル映画となるティモシー・シャラメです。2017年の映画『君の名前で僕を呼んで』で第90回アカデミー賞主演男優賞にノミネート。2021年の大ヒット作『DUNE/デューン 砂の惑星』でも主演を務めています。 米TIMEのインタビューに「僕では不釣り合いのように感じました」と謙虚なコメント。作品については、「暗い感情を掘り起こすものではありません。風変わりで、周囲と合わないおかしな部分があっても良いのだと祝福する作品です」と語りました。 そんなティモシー・シャラメは2019年のウディ・アレン監督作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』でも歌声を披露しており、歌もこなせるのは実証済み。楽しいミュージカル作品に仕上がっているという本作で、どんなミュージカルシーンを見せてくれるのか期待したいですね。
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』キャスト・吹き替え声優一覧
ウィリー・ウォンカ | ティモシー・シャラメ (吹替:花村想太) |
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ウンパルンパ | ヒュー・グラント (吹替:松平健) |
ヌードル | ケイラ・レーン (吹替:セントチヒロ・チッチ) |
警察署長 | キーガン=マイケル・キー (吹替:長田庄平) |
神父 | ローワン・アトキンソン (吹替:松尾駿) |
チョコレート組合3人組 | プロドノーズ役 / マット・ルーカス(吹替:関智一) フィクルグルーバー役 / マシュー・ベイトン(吹替:武内駿輔) スラグワース役 / パターソン・ジョセフ(吹替:岸祐二) |
ウォンカの仲間たち | ロッティー役 / ラキー・タクラー(吹替:早見沙織) パイパー役 / ナターシャ・ロスウェル(吹替:佐藤貴美子) アバカス役 / ジム・カーター(吹替:平林剛) ラリー役 /リッチ・フルチャー(吹替:山本高広) |
ミセス・スクラビット役 | オリビア・コールマン (吹替:松本梨香) |
ブリーチャー役 | トム・デイビス (吹替:石井康嗣) |
アファブル巡査 | コブナ・ホールドブルック=スミス (吹替:森久保祥太郎) |
ウィリー・ウォンカの母親役 | サリー・ホーキンス (吹替:本田貴子) |
幼少期のウォンカ | コリン・オブライエン (吹替:Lynn) |
コリン | フィル・ワン (吹替:増子敦貴) |
ウィリー・ウォンカ役/ティモシー・シャラメ
魔法のチョコレートを作る、純粋すぎるチョコ職人ウィリー・ウォンカは、亡き母と約束した「世界一のチョコレート店を開く」という夢を叶えるため、一流のチョコ職人が集まる町にやってきます。しかしそこは“夢見ることを禁じられた町”でした。 ウォンカを演じるのは、ハリウッドの若手俳優のなかでも実力派として知られるティモシー・シャラメです。
日本語吹き替え声優は花村想太(Da-iCE)
ウォンカの吹替を担当するのは、ダンスボーカルグループDa-iCEの花村想太です。 今回が声優初挑戦となる彼は、吹替での演技について「ずっと自分でボイスメモをとってみたりしながら練習したんですが、いざ本番を迎えるとびっくりするくらい棒読みだったんですよね(笑)」と苦笑い。 歌唱シーンについては「花村想太としてではなく“ウォンカの”歌として本番はしっかり撮っていきたいなと思います。」と意気込みを語っています。
ウンパルンパ役/ヒュー・グラント
謎のオレンジ色の小さな紳士ウンパルンパは、どうやらウォンカのチョコレートを盗もうとしているようです。『チャーリーとチョコレート工場』や原作小説では、ウォンカの工場で働いていたウンパルンパですが、それまでの経緯が本作で描かれるのでしょうか。 ウンパルンパを演じるのは、『ラブ・アクチュアリー』(2003年)など、数多くの作品に出演しているヒュー・グラントです。
日本語吹き替え声優は松平健
ウンパルンパの吹替を担当するのは、俳優としてはもちろん、「マツケンサンバⅡ」のヒットなど、常に第一線で活躍する松平健。 「吹替経験は少ないので少し不安はありました。ただ、役が可愛いくて、普通の人をやるよりもすごい変わった役だったので面白いなと思いました」と役柄に惹かれたことを明かしています。
ヌードル役/ケイラ・レーン
孤児のヌードルは、ウォンカの魔法を信じ彼と“ありそうもないパートナー関係を結ぶ”少女。町にやってきたウォンカの友達になり、彼に協力します。 ティモシー・シャラメは2人について「それはちょっと、チャーリーとウィリーの関係と似ていると言えるかもしれない」とコメントしており、本作は2人の関係性が物語の軸となるようです。 そんなヌードルを演じるのは、子役としてドラマ『This is Us』などにも出演しているケイラ・レーンです。
日本語吹き替え声優はセントチヒロ・チッチ
ヌードルの吹替を担当するのは、元BiSHのセントチヒロ・チッチです。 彼女は吹替に挑戦することについて「私も小さいときから何かになりきって声に出して絵本を読んでみたりすることが大好きだったので、声のお仕事をするのが凄く幸せです」とコメント。花村とともに多くの歌唱シーンに挑んでいるとのことで、そちらにも期待がかかります。
警察署長役/キーガン=マイケル・キー
夢見ることを禁じられた町で、ウォンカの行く手を阻むチョコが好きすぎて悪事に手を染める警察署長。 演じるのは、『トゥモローランド』(2015年)や『ザ・プレデター』(2018年)などへの出演で知られるキーガン=マイケル・キーです。声優としても『トイ・ストーリー4』(2019年)や『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年)などで活躍しています。
日本語吹き替え声優は長田庄平
警察署長の日本語吹き替えを担当するのは、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の長田庄平です。 今回初めて吹替での歌唱に挑戦する彼は、「吹替で歌うのが初めてで、口と歌をあわせるのが難しそうだなと思っています」とコメントしています。
神父役/ローワン・アトキンソン
謎に満ちたチョコレート中毒の神父。演じるのは、日本でも『Mr.ビーン』などで知られるコメディアン、ローワン・アトキンソンです。 果たして彼はウォンカの敵なのか味方なのか、注目が集まります。
日本語吹き替え声優は松尾駿
吹替を担当するのは、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の松尾駿。完全吹替版制作発表会見では、「Mr.ビーンの感じでやればいいと聞いてるので、セリフもほぼないと思います。」とコメントし、笑いを誘いました。
ミセス・スクラビット役 / オリビア・コールマン
ウォンカが訪れた町で宿屋を営んでいるミセス・スクラビット。寒い中、一文無しで困っていたウォンカを後払いの条件で宿屋に泊めてくれた優しい人、と思いきや実はいじわるでがめつい人物でした。 ミセス・スクラビットを演じるのは、オリヴィア・コールマン。『女王陛下のお気に入り』(2018年)でアカデミー賞主演女優賞を獲得した、イギリスの名優です。
日本語吹き替え声優は松本梨香
日本語版では、「ポケットモンスター」シリーズのサトシ役などで知られる松本梨香が、ミセス・スクラビットの吹替を担当します。彼女は歌手としても活躍しているので、歌唱シーンにも期待したいですね。
ブリーチャー役 / トム・デイビス
ブリーチャーはミセス・スクラビットと相棒として、宿屋とクリーニング店を営んでいます。ミセス・スクラビットと組んで悪巧みをしています。 ブリーチャーを演じるのは、『パディントン2』(2017年)などにも出演しているトム・デイヴィスです。
日本語吹き替え声優は石井康嗣
ブリーチャーの日本語吹替を担当するのは、『ONE PIECE』など、人気アニメへの出演で知られる石井康嗣です。
チョコレート組合3人組役
町を牛耳る、世界的に有名なショコラティエたち。世界一のチョコレート店を作りたいウォンカを許せず、邪魔をします。
プロドノーズ役/マット・ルーカス
チョコレート組合3人組の1人、プロドノーズを演じるのは、『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)や『パディントン』(2014年)などへの出演で知られるマット・ルーカスです。
プロドノーズの吹替を担当するのは、『ドラえもん』のスネ夫役や『鬼滅の刃』不死川実弥役、『呪術廻戦』パンダ役など、数々の人気アニメに出演する関智一です。
フィクルグルーバー役/マシュー・ベイントン
フィクルグルーバーも有名なショコラティエで、演じるのは、『One Night One Love ワンナイト、ワンラブ』(2012年)などに出演しているマシュー・ベイントンです。
日本語吹き替え版でフィクルグルーバーを演じるのは、『アナと雪の女王2』(2019年)のオラフ役などで知られる武内駿輔です。
スラグワース役/パターソン・ジョセフ
チョコレート組合のリーダーで、プロドノーズやフィクルグルーバーを率いるスラグワース。彼を演じるのは、『ザ・ビーチ』(2000年)などへの出演で知られるパターソン・ジョセフです。
日本語吹き替え版でスラグワースを演じるのは、数々のミュージカル出演の経験を持つ岸祐二です。
ウォンカの仲間たち
ウォンカの魔法のチョコレートに魅せられ、仲間になってゆきます。
ロッティー役/ラキー・タクラー
ウォンカのの仲間になっていくロッティー。演じるのは、Netflixシリーズ『セックス・エデュケーション』などにも出演している、ラキー・タクラーです。
日本語吹き替え版でロッティーを演じるのは、アニメ『ONE PIECE』ヤマト役や『SPY×FAMILY』のヨル・フォージャー役などで知られる早見沙織です。
パイパー役/ナターシャ・ロスウェル
ロッティーと同じくウォンカの仲間になるパイパー。演じるのは、『ワンダーウーマン1984』(2020年)などにも出演しているナターシャ・ロスウェルです。
パイパーの吹替を担当するのは、『ゴールデンカムイ』のソフィア役や『DEATH NOTE』のレム役などで知られる佐藤貴美子です。
アバカス役/ジム・カーター
アバカスも、ロッティーたちとともにウォンカの仲間になる人物。演じるのは、ドラマ『ダウントン・アビー』などへの出演で知られるジム・カーターです。
アバカスの吹替を担当するのは、劇団四季出身で声優としても活躍の場を広げている平林剛です。
ラリー役/リッチ・フルチャー
ウォンカのチョコレートに魅了され、彼の仲間になっていくラリーを演じるのは、『マリッジ・ストーリー』(2019年)などに出演しているリッチ・フルチャーです。
日本語吹き替え版でラリーの吹替を担当するのは、ものまねタレントやお笑い芸人として活躍する山本高広です。
ウィリー・ウォンカの母親役/サリー・ホーキンス
ウィリー・ウォンカに夢見ることの大切さを教え、彼が「世界一のチョコレート店を開く」と約束した母。すでに亡くなっていますが、ウォンカに大きな影響を与えた人物です。 そんなウォンカの母を演じるのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)などで知られるサリー・ホーキンスです。
日本語吹き替え声優は本田貴子
ウォンカの母の吹替を担当するのは、映画「バイオハザード」シリーズの主人公アリス役でもおなじみの本田貴子です。
「ハリー・ポッター」と『パディントン』のスタッフが集合
監督・脚本は『パディントン』のポール・キング
本作の監督・脚本は、「パディントン」シリーズのポール・キングが務めています。 同シリーズでかわいらしく、ユーモアあふれる世界観を作り出したキングが、若きウィリー・ウォンカの物語をどのように描いたのか、期待が高まります。
プロデューサーは「ハリー・ポッター」のデイビッド・ヘイマン
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のプロデューサーは、「ハリー・ポッター」シリーズや「ファンタスティック・ビースト」シリーズを手掛けたデイビッド・ヘイマンです。 彼は「パディントン」シリーズでもプロデューサーを務めており、監督のキングとは3度目のタッグとなりました。
後日譚『チャーリーとチョコレート工場』のネタバレあらすじ
天才お菓子発明家ウィリー・ウォンカの秘密の工場へご招待!
世界中で大人気のウォンカのチョコレート。しかしそのチョコレートを作っている天才お菓子発明家ウィリー・ウォンカは、過去にスパイにお菓子のレシピを盗まれたことをきっかけに人嫌いになり、工場を完全に閉鎖。たった1人で工場を運営していました。 しかしあるとき、彼は出荷されたチョコレートのなかに5枚だけ「ゴールデンチケット」を封入したことを発表。チケットを手に入れた子どもを工場見学に招待するといいます。 両親と4人の祖父母と暮らす貧しい少年チャーリーはなんとかチケットを手に入れ、工場見学に行くことに。しかし彼以外の4人の子どもたちは、悪ガキばかりでした。
ウォンカの過去に隠された秘密とは?
ウォンカのお菓子工場は、ミント味の砂糖でできた草むらやチョコレートの川が流れる夢のような場所でした。しかしチャーリー以外の子どもたちは、ウォンカの忠告を無視したためにひどい目にあい、次々と工場から追い出されてしまいます。 最後に残ったチャーリーに、ウォンカは工場を譲り渡すと言いますが、チャーリーは家族と一緒でないならいらないと拒否。「家族」というものを憎んでいたウォンカは、過去に歯科医の父からお菓子を食べることを禁じられ、家出したことを打ち明けます。 そこでチャーリーはウォンカに父に会いに行くことを提案。素性を隠して診察を受けるウォンカでしたが、歯医者はウォンカの歯並びを見て、彼が自分の息子であることを見抜きます。そうして再会した父と子は、ようやく和解しました。 ウォンカから工場を譲り受けたチャーリーは、住んでいたボロ屋ごと工場内に引っ越し、家族全員で仲良く暮らしました。
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』をネタバレあらすじ解説でさらに楽しもう
ティモシー・シャラメがどんなウォンカを演じるか期待の集まる映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が、2023年12月8日に公開されました! この冬にぴったりなチョコレートの魔法にあなたもかかってみてはいかが?