【堤幸彦監督】映画『hinata』あらすじ・キャスト解説!20名の弔辞から浮かび上がる「沖村ひなた」の正体
映画『hinata』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
| タイトル | hinata |
|---|---|
| 公開日 | 2026年6月12日 |
| 監督・原案 | 堤幸彦 |
| 脚本 | 守口悠介 |
| 出演 | 和多田夏希 役/あべまみ , 白石香澄 役/今泉マヤ , 尾野佳彦 役/大泉翔 , 福崎絢名 役/大部恵理子 , 杉山秋幸 役/奥村秀人 , 赤井優莉 役/小澤真利奈 , 中川原友規 役/きたむらいつき , 星野裕斗 役/黒川大聖 , 池田玲美 役/深海理央 , 松橋航 役/伸哉 , 横内麻子 役/地沙まいな , 大沢倫太郎 役/津波竜斗 , 吉澤紫乃 役/つる , 玉井良平 役/富田黎 , 片岡季里 役/那須野恵 , 碓井杏奈 役/新家佳果 , 高嶋順也 役/萩尾鉄丸 , 平比呂美 役/大和叶和 , 篠塚栞 役/吉平海遙 , 長倉萌花 役/若木しょうこ , 司会 役/広山詞葉 |
| 製作総指揮 | かまだともゆき |
| プロデューサー | 江口和久 |
| 撮影/照明/録音 | 稲生拓也/角俊平/川村大介 |
| 音楽プロデューサー | 茂木英興 |
| 挿入歌 | 「ナイアガラ・ムーンがまた輝けば」(大滝詠一/1975年) |
| 企画/制作/製作 | コセイ/カミングスーン/KOSEI STUDIO |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
映画『hinata』は、キャスティング会社・株式会社コセイの映画製作部KOSEI STUDIOが企画・製作する、堤幸彦監督の最新作です。堤監督と俳優の座談会をきっかけに「座談会参加者と共に映画を作りたい」というオファーから始まり、座談会後のオーディションで選抜された20名の俳優と、長期にわたる演技ワークショップを重ねるなかで台本が編まれていったという異色の制作プロセスを経て完成した一本。 「何者にも慣れていない俳優」を「俳優として何者かにする」という俳優育成の側面も併せ持ち、業界の俳優起用のあり方そのものに一石を投じる試みとして注目を集めています。 脚本は『キャスター』『ブラックペアン2』『左ききのエレン』などで知られる気鋭の脚本家・守口悠介が担当。堤監督ならではの大胆な構成と、20名分の弔辞で構築される群像ミステリーが、銀幕にどのような形で立ち上がるのかにご注目を。
映画『hinata』あらすじ
ある日、『故・沖村ひなた』の葬儀に集まった20名の男女。司会者から、故人の意向により『20名全員が弔辞を読み上げる事』が伝えられ、戸惑いながらも順番にマイクの前へと立つことになります。 ところが、彼らがそれぞれ読み上げる弔辞のなかで明らかになっていくのは、「沖村ひなた」という人物像がひとりひとりの記憶のなかでまったく異なっているという奇妙な事実でした。 ある人は無二の友人として、ある人は熱狂的な追っかけのファンとして、またある人はアイドルグループの同期として——20名がそれぞれ違う「沖村ひなた」との関係性を語っていきます。 さらには、ひなたの性別が男性なのか女性なのかさえもばらばら。20名分の弔辞が積み重なっていくその先に浮かび上がる『沖村ひなた』の正体とは——。
映画『hinata』キャスト解説!20名の俳優が"沖村ひなた"をめぐる群像劇に挑む
和多田夏希 役/あべまみ
岩手県遠野市出身の俳優・あべまみが、富豪・和多田夏希役を担当します。 映像作品を中心にシリアスからコミカルまで幅広い役柄を演じ分け、ナレーションなど声の仕事にも取り組むなど、舞台・映像の両分野で表現の幅を広げてきた実力派。ひなたとの関係性に隠された秘密を、富豪ならではの余裕と陰影で描き出していく芝居に注目です。
白石香澄 役/今泉マヤ
15歳の時に地元・福岡でスカウトされ、モデル業からキャリアをスタートさせた今泉マヤが、ひなたの地元の後輩・白石香澄役を演じます。 テレビ西日本で気象キャスターを務めたのち、2015年に上京し、NHK大河ドラマ『真田丸』で俳優デビューを果たした経歴の持ち主。地元視点ならではの素朴さが、ひなた像の意外な一面を浮かび上がらせていくはずです。
尾野佳彦 役/大泉翔
2003年生まれ、福島県出身の大泉翔が、ナンパ師・尾野佳彦役で参戦します。 「自分も作品の中で生きてみたい」と俳優を志し、バドミントンとボクシングを特技に持つアスリートタイプ。主な出演作には『私立デュオリンゴ学園』レン役、レトロリロンMV『UNITY』などがあり、本作ではひなたへの軽やかなアプローチの裏にある感情の機微にも注目したいところ。
福崎絢名 役/大部恵理子
ミス・ユニバース・ジャパン2016審査員特別賞を受賞し、その後はNHK『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』などに出演してきた大部恵理子が、バーの常連客・福崎絢名を演じます。 俳優業と並行して、スーツブランド「OF ALL」のクリエイティブディレクターやインテリアスタイリストとしても活動するマルチな顔の持ち主で、夜の街で出会うひなたをその独特の佇まいで描き出していきそうです。
杉山秋幸 役/奥村秀人
東京都出身、20代でカナダ・バンクーバーへ留学した経験を持つ奥村秀人が、整体師・杉山秋幸役を担当。 日本テレビ『学校のカイダン』、Netflix『グラスハート』など話題作への出演と、Google Pixel 10をはじめとする幅広い企業広告のCMでも顔が知られる俳優です。身体に触れる仕事ならではの距離感から見えてくる、ひなた像の輪郭にもぜひ注目を。
赤井優莉 役/小澤真利奈
愛知県出身の小澤真利奈が、ひなたの同期の契約社員・赤井優莉を演じます。舞台『ガールズタイム』(演出:宮本亜門)でデビュー後、ゲーム『ファイナルファンタジーXII』ではヒロインのパンネロ役を担当。 主演映画『コロナになりました。』では各国の映画祭にて計11もの主演女優賞を受賞してきた実力派でもあり、会社という空間で隣に座っていたひなたの顔を、繊細な視点から立ち上げてくれそうです。
中川原友規 役/きたむらいつき
1999年生まれ、岐阜県出身のきたむらいつきが、ひなたと旅行サークルで知り合った中川原友規役を担当します。 2020年に第33回ジュノンスーパーボーイコンテストを受賞してから、つかこうへい作品『飛龍伝』(2022)で紀伊國屋ホールでの舞台デビューを果たすなど、モデルと俳優の二軸で活動を展開する若手。旅先で見せたひなたの素顔を、爽やかな空気感とともに語ってくれそうな存在です。
星野裕斗 役/黒川大聖
2020年公開の映画『タイムカプセル』(渡邉将監督)で主演デビューを果たした黒川大聖が、ひなたの同級生・星野裕斗を演じます。 松本壮史監督による東京電力TEPCOのCM『フウカとハヤトの物語』ハヤト役でも話題を集め、映画・ドラマ・CMと幅広く活躍中の若手俳優。同じ教室で過ごした時間の記憶から、ひなたの少年期にどんな光が当てられるのかが見どころです。
池田玲美 役/深海理央
2006年に劇団俳優座へ入団し、退団後は映像作品とCMで多数の作品に出演してきたベテラン深海理央が、バンドの追っかけ・池田玲美役を担当します。 ドラマ『刑事の証明』シリーズ、『DOCTORS〜最強の名医〜』、映画『VOID』、劇団ノーミーツ『むこうのくに』など、ジャンルを越えた出演歴の持ち主。音楽現場で出会ったひなたの輝きを、追っかけならではのまっすぐな熱量で描き出してくれそうです。
松橋航 役/伸哉
20歳から22歳までの約1年半をカナダ・トロントで過ごし、帰国後はIT企業に就職した経歴を持つ伸哉が、ひなたを詮索する謎の男・松橋航役を担当します。 2021年公開の映画『東京リベンジャーズ』で俳優デビューを果たして以来、映像作品で着実にキャリアを重ねてきた俳優。得体の知れない動機でひなたに近づく男という難役を、独特の佇まいでどう立ち上げるのかが見どころです。
横内麻子 役/地沙まいな
4歳より芸能活動を開始し、2000年映画『モナリザの微笑み』でヒロインの幼少役としてデビューを果たした地沙まいなが、教師・横内麻子役を演じます。 舞台やドラマなど様々なジャンルに出演したのち、数年のブランクを挟んで2022年に活動再開を果たし、現在は映像作品を中心に活動中。生徒だった頃のひなたを見守ってきた大人の視点から、新たな人物像が紡がれていきそうです。
大沢倫太郎 役/津波竜斗
1994年生まれ、沖縄県読谷村出身の津波竜斗が、バンドマン・大沢倫太郎役を担当します。 2018年RBC、JNN九州沖縄共同企画『アンマー』でドラマデビューを果たし、映画『STEP OUT〜にーにーのニライカナイ』『木の上の軍隊』などに出演してきた俳優。ステージで出会ったひなたを、音楽家ならではの感受性で語ってくれる存在となりそうです。
吉澤紫乃 役/つる
広島県呉市出身、2020年から映像中心に活動を始めたつるが、ライドシェアドライバー・吉澤紫乃役を演じます。 『アディクトを待ちながら』鈴木和江役(ナカムラサヤカ監督)、『エターナルラブが蔓延した日』ケイコ役(長谷川千紗監督)など、独立系映画での印象的な仕事で評価を高めてきた俳優。車内という閉じた空間で交わされた数分間の会話から見えてくるひなたの顔にも、ぜひ注目したいところ。
玉井良平 役/富田黎
2003年生まれ、京都府出身、特技は尺八と箏(こと)の演奏という富田黎が、ひなたを想う男・玉井良平役で参戦します。 2025年MBS/TBSドラマイズム『レッドブルー』でデビューを果たし、テレビ朝日『相棒23』17話、NTV『ギブミーキャッチコピーVol.2』、縦型ドラマにも出演する期待の若手。片想いという形でひなたを愛してきた感情を、瑞々しさと痛みの両面から立ち上げる芝居に注目です。
片岡季里 役/那須野恵
東京都出身、北区つかこうへい劇団13期生として入団した那須野恵が、ひなたの読書仲間・片岡季里役を演じます。 確かな演技力と身体性を武器に、映像作品では大森研一監督『恐怖新聞』などに出演し、舞台では渡辺えり、小泉今日子らの作品に参加するほか、一人芝居の上演など精力的に活動を続ける俳優。本というツールを介して交わした言葉が、ひなた像にどんな深みを与えてくれるのかにも期待が膨らみます。
碓井杏奈 役/新家佳果
2歳から日本舞踊を習い、将来は表現する仕事に就くと決意していた新家佳果は、30代半ばでモデル事務所に所属し、CM・WEB広告・アパレル撮影で活動をスタート。 俳優の夢も諦めずに歩み続け、本作で念願の俳優デビューを飾ります。同じマンションでひなたとすれ違っていた住人という、近すぎるあまり却って見えにくい関係から浮かぶ人物像にもぜひご注目を。
高嶋順也 役/萩尾鉄丸
2001年生まれ、熊本県出身の萩尾鉄丸は、2022年に俳優養成所へ入所、2024年に卒業した新鋭。 CMのスタンドインやエキストラを経て、今回の映画が初めての映像作品出演となります。野球部で汗を流してきた仲間ならではの視点から語られるひなたが、観客に意外な少年時代の輪郭を伝えてくれるはずです。
平比呂美 役/大和叶和
1989年生まれ、沖縄県出身の大和叶和は、劇団俳優座で10年間活動した後、映画『バイプレイヤーズ〜もしも名脇役が映画を作ったら〜』などに出演。 2025年には自主制作映画『がんじゅーさしよー』を企画・監督するなど活動の幅を広げており、本作では妊婦・平比呂美役を演じます。新しい命を待ちながら綴られる弔辞が、本作の温度に独特の奥行きを与えてくれそうです。
篠塚栞 役/吉平海遙
埼玉県出身、近年は舞台を中心に活動しながら、時には脚本や演出も手がける吉平海遙が、SNSのフォロワー・篠塚栞役で本作に参加します。 ジャンルにとらわれずに活動を広げていく姿勢が印象的で、本作が長編映画初出演となる注目株。画面越しにフォローしていたひなたという、現代的な距離感の関係を、どのような言葉で弔辞に編んでくれるのかが見どころです。
長倉萌花 役/若木しょうこ
1994年生まれ、東京都出身、2019年に俳優デビューを果たした若木しょうこが、地下アイドル・長倉萌花役を担当します。 主な出演作には映画『父と僕の終わらない歌』、BS-TBSドラマ23『夫婦の秘密』、CX『教場』、NHK『半径5メートル』などがあり、幅広いジャンルでキャリアを重ねてきた俳優。同じステージに立った"アイドルとしてのひなた"の輝きと闇に、ぜひ耳を澄ませてみてください。
司会 役/広山詞葉
葬儀の司会者を演じるのは、本作のアソシエイトプロデューサーも兼ねる広山詞葉。 ドラマ「最後から二番目の恋」シリーズなどに女優として出演を重ねながら、2017年からはインディーズ映画のプロデュース活動も本格化させ、大阪・アメ村にミニシアター「シアターエミュ」を立ち上げるなど、映画文化の発信にも力を注いできた人物。 本作では20名の弔辞を取り仕切る軸として、物語の温度を慎重にコントロールする重要な役どころとなりそうです。
監督は堤幸彦、脚本は守口悠介——「トリック」『20世紀少年』の名匠と気鋭の脚本家がKOSEI STUDIOで組んだ異色作

監督・原案を務めるのは、『トリック劇場版』シリーズ、『明日の記憶』、『20世紀少年 三部作』、『劇場版SPECシリーズ』など、ジャンルを越えて60本もの映画を手がけてきた堤幸彦。 2015年には『イニシエーション・ラブ』『天空の蜂』で第40回記念報知映画賞・監督賞を受賞し、近年もインディーズ映画『truth〜姦しき弔いの果て〜』(2022)で国際映画祭9冠、『THE KILLER GOLDFISH』(2025)で世界11箇所の海外映画祭招待上映と精力的に活動を続け、2026年9月から開催される「第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)」開閉会式の総監督も務めます。 脚本を担う守口悠介は、日曜劇場『キャスター』『ブラックペアン2』、『左ききのエレン』『LOVED ONE』など、緻密な構成と人間の心の機微を捉えた鋭いセリフ回しで評価される気鋭の脚本家。 音楽プロデューサーには茂木英興を迎え、挿入歌には大滝詠一『ナイアガラ・ムーンがまた輝けば』(1975)を堤監督自身が切望して採用——俳優育成と業界への問いかけを同時に走らせる、KOSEI STUDIO発の意欲作が立ち上がってきます。
映画『hinata』見どころ解説

堤幸彦監督×守口悠介脚本——名匠と気鋭の脚本家が組んだ群像ミステリー

60本もの映画を手がけてきた堤幸彦監督と、緻密な構成で評価を集める気鋭の脚本家守口悠介が、ワークショップを重ねながら立ち上げた台本で挑む20名の弔辞による群像ミステリー。 「真実は語る人の数だけある」というテーマが、堤監督らしい大胆な構造のなかでどう立ち上がっていくのかが、本作最大の見どころとなりそうです。記憶と人物像の食い違いを笑いと驚きへと変えていく語り口にも、ぜひ期待を寄せてみてください。
20名の俳優によるアンサンブル——20種類の「沖村ひなた」が立ち上がる

ある人にとっては友人、ある人にとっては憧れのアイドル、ある人にとってはひそかに想いを寄せていた相手——20名それぞれの語る「沖村ひなた」が、ひとりひとり輪郭を変えながらスクリーンに浮かび上がっていきます。 20名分の弔辞が積み重なる先にだけ見える人物像という構造そのものが、本作最大の仕掛けと言えるでしょう。性別すらもばらばらに語られる謎めいた主人公の正体に、終盤までずっと目が離せなくなる体験が待っています。
映画『hinata』は2026年6月12日公開!堤幸彦×守口悠介と20名の俳優が紡ぐ群像ミステリーに注目

映画『hinata』は、キャスティング会社・株式会社コセイの映画製作部KOSEI STUDIO発の意欲作。監督・原案は『トリック』『20世紀少年』の堤幸彦、脚本は『キャスター』『ブラックペアン2』の守口悠介。20名の俳優が"沖村ひなた"の葬儀で読み上げる弔辞から、20通りの人物像が立ち上がる群像ミステリーをぜひ劇場でチェックしてみてください。