【ネタバレ】映画『口に関するアンケート』原作のあらすじを解説!"なぜ小さいのか”の考察も
モキュメンタリー小説の人気作家・背筋氏の『口に関するアンケート』が、2026年ついに実写映画化。主演は板垣李光人、監督は「呪怨」シリーズの清水崇という、超豪華なタッグが実現しました。 この記事では、2026年7月3日公開の映画『口に関するアンケート』の原作をネタバレありで解説!さらに、映画のあらすじやキャストも紹介します。
映画『口に関するアンケート』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
| タイトル | 口に関するアンケート |
|---|---|
| 公開日 | 2026年7月3日(金)全国公開 |
| 原作 | 背筋「口に関するアンケート」(ポプラ社刊) |
| 監督 | 清水崇 |
| 脚本 | 山浦雅大 |
| 出演 | 伊藤竜也 役/綱啓永 , 堀田 役/森愁斗(BUDDiiS) , 川瀬健 役/西山智樹(TAGRIGHT) , 杏 役/吉川愛 , 美玲 役/MOMONA(ME:I) |
| 音楽 | 大間々昂 |
| インスパイアソング | オレンジスパイニクラブ |
| 配給 | 松竹 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
映画『口に関するアンケート』は、2026年7月3日(金)より全国公開となる日本映画です。 原作は背筋の同名小説(ポプラ社刊)、監督は清水崇、脚本は山浦雅大、音楽は大間々昂が担当します。インスパイアソングはオレンジスパイニクラブが担当。昨年興行収入15.6億円を突破した映画『近畿地方のある場所について』に続くシリーズ第2弾実写映画化作品です。
映画『口に関するアンケート』あらすじ
主人公の村井翔太(板垣李光人)は、仲間を誘ってある霊園へ肝試しに向かいます。しかしその翌日、グループの一人である杏(吉川愛)が謎の失踪を遂げてしまいました。 残された手がかりは、霊園へ向かった5人の学生たちによるインタビュー記録のみ。彼らは暗闇で何を目撃したのか?そして、タイトルにある「口に関するアンケート」が意味するものとは……? 原作・背筋(『近畿地方のある場所について』)× 監督・清水崇(「呪怨」「村」シリーズ)という、新進気鋭のホラー作家とJホラーの巨匠による最強タッグが贈る、2026年注目のホラー作品です。
『口に関するアンケート』全編ネタバレ解説
録音された5人の音声データ
1人目は、大学生の村井翔太です。翔太は3人の友だちと、肝試しで霊園に向かった話を語ります。1人ずつ正門から入って「呪われた木」を通り、車まで戻る肝試しを行い、その翌日から杏という女子がいなくなったのです。そして1ヶ月後、杏はその木で首吊り自殺をしていました。 2人目は、オカルト研究部の川瀬健です。翔太のグループよりも後に同じ霊園に向かい、木の下でセミの鳴き声を発する、首の長い女性を見たと語りました。 3人目は杏の彼氏・伊藤竜也、4人目は原美玲です。2人とも翔太のグループで、竜也は先に行った翔太と2人きりで話すため、木を通らずショートカットしたと明かします。 そして美玲は、杏から「元カレの翔太が『寄りをもどしたい』というLINEを送ってきた」と相談を受けたと証言。さらに肝試し中に蝉の鳴き声を聞き、木に向かうと杏が爪から血を吹き出しながら木を登ろうとしていた、と告白しました。 最後は、2人目の健と同行した堀田颯斗です。木の下で首の長い女性を見て、警察に通報した流れを解説します。
杏と5人の大学生はどうなった?
再び、それぞれ追加の音声データが記されます。 颯斗は木について取材を行っており、その真相を明らかにしました。その昔、仏様のように扱われていた木が、ネット掲示板から「呪いたい人を念じれば叶う」=「呪いの木」になり、SNS普及時には「木自体が呪われている」=「呪われた木」、と誤った情報が拡散されたそう。 そして翔太は、杏を奪った竜也に死んでほしかったためにネットで呪いを検索し、「呪いの木」の情報を見て、肝試しを計画したと告白。木に向かって「次に通る人を殺してください」と念じ、さらにセミの死骸を見て咄嗟に「あんな風に、殺してください」と付け加えたのです。 しかし、翔太はショートカットをしたために、杏が呪われて……。そして、翔太は音声の最後に「もうみんなには聞こえてないみたいだし」「じゃあ死にますね」と残して、データが終了します。
アンケートで全容が明らかに
最後には「口に関するアンケート」が付いていました。 内容は「口は災いのもとだと思いますか?」や「他の人に伝えようと思いますか?」という口にまつわる質問から始まり、徐々に「音読中にセミの鳴き声を聞きましたか?」や「音声データは、何に記録されたと思いますか?」という具体的な内容に。 そして、最後の問7。「大学生5人が霊園の大木の下でロープを首にかけた状態で、あの日のことを語り合い、自分が話し終えて許されると、一人ずつ台を蹴って自ら命を絶った光景をイメージしましたか」という、5人の最期を示す問いが投げかけられるのです。
【考察①】「口は災いのもと」の意味とは?
美玲の2度目のインタビューで「勝手に人が意味をくっつけて、良くも悪くもしちゃう」と語っています。霊園の木も、本来お寺の有り難い木だったものが、霊園となった際に「呪いの木」と言い伝えられてしまい、SNSの普及で「呪われた木」で広まってしまった、まさに「口は災いのもと」だったのです。 そしてまた、インタビューで話す学生たちもその伝聞やインターネットの情報を鵜呑みにして、木に集っていきます。そして、スマートフォンの話した内容は読者へと引き継がれていきーー。
【考察②】5人を集めたのは杏ではなく「呪われた木」?
最後に5人が集まった理由は、作中では語られていません。 あくまで推察ですが、杏は呪われた瞬間に「なぜ私がこんな目に遭わなければいけないのか」その真実を知りたい、と願ったとも考えられます。なぜなら、元彼の翔太、喧嘩中の竜也、そして2人をもてあそんでいると感じて、杏の相談を冷たくあしらった美玲、同行者全員に呪う可能性があったからです。 その願いを聞き入れた「呪われた木」が3人に加え、死ぬ前の杏を目撃して「呪われた木」の真実を探ったオカルト部2人も集めて、真実を語った者から自死するように仕向けたのではないでしょうか。
『口に関するアンケート』主演キャストは板垣李光人
村井翔太役/板垣李光人

主人公の村井翔太は、とある霊園に肝試しに行こうと誘う大学生です。元カノの杏、杏の現在の彼氏である竜也、そして杏に誘われた美玲とともに肝試しに向かいます。 演じるのは、俳優・板垣李光人です。本作が実写映画での単独初主演となります。これまで『約束のネバーランド』(2020年)や『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(2023年)、『はたらく細胞』(2024年)など、漫画の実写化作品には数多く出演してきました。
伊藤竜也 役/綱啓永

伊藤竜也を演じるのは綱啓永です。自身はホラーが苦手と語りながらも原作を読んで「鳥肌が止まらない内容で夜は読めないくらいだった」と振り返っており、映画ならではのオリジナル要素も加わった衝撃的な展開への期待を語っています。
堀田 役/森愁斗(BUDDiiS)
堀田を演じるのは森愁斗(BUDDiiS)です。自分自身とは似ていない嫌味ったらしいキャラクターを、清水監督と多くのコミュニケーションを重ねながら背筋の世界観を大切にしつつ演じ上げました。 「自分が今まで見てきたホラー映画とひと味もふた味も違い、ゾクゾクした」と語っています。
川瀬健 役/西山智樹(TAGRIGHT)
川瀬健を演じるのは西山智樹(TAGRIGHT)です。今回が初の演技挑戦となりましたが、清水監督・スタッフ・共演者の温かいサポートのもとホラー映画撮影に臨みました。「川瀬自体も原作のキャラクター像とは少し異なる部分があり、映画ならではのオリジナル要素も加わっている」と語っています。
『口に関するアンケート』小さすぎると話題の理由は?

ポプラ社は、通常よりも小さいサイズで発売した2つの理由を明かしています。 1つは、本作が60ページの短編小説である点。小さい方が普段読書をしない層も手軽に楽しめるためです。そして、2つ目は、コミックのように貸し借りができる点。本作の「口は災いのもと」というテーマも関係しているのかもしれません。 また、当初原作はWEB連載予定だったものの、社内で「怖くて面白い」と評判を呼び、アンケート形式という設定を最大限に活かすため書籍化された経緯もありました。
監督は清水崇——『呪怨』の巨匠と背筋が再タッグで放つ証言ミステリーホラー

監督を務めるのはJホラー界の巨匠清水崇です。「呪怨」シリーズで世界的評価を確立した清水監督が、背筋原作の映像化で昨年15.6億円の大ヒットを記録した前作に続き再タッグを組みます。脚本は山浦雅大が担当し、たった60ページの原作が持つ衝撃の構造を90分の映画体験へと昇華させています。
映画『口に関するアンケート』見どころ解説
「怖すぎて人に薦めたくても薦められない」——累計32万部の原作が持つ衝撃の構造
スマホより小さい異様なサイズ感、たった60ページの物語、そして「読んだ感想を何一つ言えない」という衝撃の結末——SNSを中心に話題が拡散し累計32万部を突破した原作の最大の特徴は、「人に話せない」という結末の性質そのものです。 この構造が映画でどう昇華されるかが本作最大の見どころであり、「口にしたら最後」というキャッチコピーはその本質を突いています。
証言ミステリーという独自の構造——"アンケート"形式が生む没入感と恐怖
5人の大学生それぞれの証言をつなぎ合わせることで事件の真相が浮かび上がる「証言ミステリー」という構造が本作の独自性です。 「あの夜、何があったかお話ししますね」という語りかけから始まる各証言のズレと一致が、観客をじわじわと追い詰めていきます。映画ならではのオリジナル要素も加わり、「衝撃が衝撃を呼ぶ展開」が待ち受けています。
映画『口に関するアンケート』は2026年7月3日(金)全国公開!清水崇監督×背筋原作の最恐体験を劇場で

映画『口に関するアンケート』は、2026年7月3日(金)より全国公開となります。 清水崇監督が放つ「90分の最恐体験」、累計32万部の原作が持つ「人に話せない結末」、そして証言ミステリーという独自の構造——「この映画の結末は絶対に"口"にしないでください」。ぜひ劇場でその真相をご自身で確かめてください。

