1.ビッチは存在する!?
ビッチとは悪魔のようにあらゆる姿で存在します、誰もが振り向くようなキュートな女性サマー・フィンもそのビッチのひとりであることはもはや説明不要でしょう。『(500)日のサマー』の冒頭の脚本家からのお断りでも
「この映画はフィクションであり、登場する人物、団体、云々……。特に○○さんとは無関係です。クソ女め!(Bitch!)」『(500)日のサマー』冒頭
確かに「ビッチ」と明言されています。
サマーは自らトムに近づき、何もなかったかのように去っていきました。
サマーについてのトムの名言があります。
“僕らは友達じゃないだろ。コピールームでキス?イケアで手をつなぐ?シャワーセックス?”
世の中には男性の心をもて遊び、心がズタズタになる光景を楽しむビッチがはびこっているようです。サマーのように…..
2.何事も期待してはいけない!?
”未来のことで過剰な期待や予測をしないこと”
これが世の中を上手く生き抜くための大事なルールです。人生とはただ目の前の瞬間を楽しむ他ありません。
しかし、トムは自分の中で妄想が膨らみ、サマー(ビッチ)に対して期待するミスを犯しました。
サマーが勘違いをするようなシグナルを出していたため、トムを強く責めることは出来ませんが、期待をしないに越したことはありません。
3.セックス=恋人ではない!?
『(500)日のサマー』から学ぶべき一番大事なレッスンはセックスと心は別問題だということでしょう。
セックスをしたからといって、相手の気持ちまで手にできる保証など何ひとつありません。
現実、カジュアルなセックスは法律で禁じられていません。(ある地域では宗教的理由で違法)
ここで宗教的な議論をするつもりはありません。極端に言うと、セックスとは消耗品。簡単に快楽を与えることも、得ることも出来るものです。
もし誰かがあなたをセックスに誘ってきたとしても、この教訓だけは覚えておいた方がよいでしょう。
4.パンケーキは不運を招く!?
パンケーキを朝食としてチョイスするのは控えた方がよいでしょう。なぜなら、サマーとトムがカップルとして最後に頼んだメニューがパンケーキです。
パンケーキをオーダーした後、ふたりは口論を始めます。
サマー:これは普通のことよ。 トム:普通?そんなことはどうだっていいんだ。僕は幸せだ。君は幸せかい? サマー:あなたは幸せね。 トム:君は違う? サマー:いつもケンカばかり。 トム:本当に最悪だ。 サマー:全然驚くことじゃないわ。ここ数か月私たちはシドとナンシーのようなものだもの。 トム:シドはキッチンナイフでナンシーを7回も刺した。僕たちの間には見解の相違があるようだ。僕は自分がシド・ヴィシャスだとは思わない。 サマー:違うわ、私がシドよ。 トム:それなら、ぼくがナンシーってこと? パンケーキ到着!! サマー:さあ食べましょう、後でまた話しましょう。ウーン、おいしい。ふたりで食べられてうれしいわ。このパンケーキが大好き。 トムが店を出ていく。 サマー:なによ。トム行かないで。私たちはまだ親友でしょ。
まさにビッチ!
5.理想と現実!?
理想と現実とはそもそもが全く別もの。この二つは決して重なることなどありません。
6.アドバイスを求めるなら妹!?
もしもあなたに童貞の友達しかいない場合、彼らから間違った女性の知識を学ぶくらいなら、妹から女性について学んだ方がよいでしょう。(女性の場合は弟で可)
同じ女性として、的確なアドバイスをしてくれるはず、レイチェル(クロエ・グレース・モレッツ)はトムに的確なアドバイスをしていました。
7.オフィスラブは上手くいかない!?
想像してください。あなたの心をズタズタにした人と同じ職場で働く気まずさや胸の痛みを。
もしも同じプロジェクトチームになったらさらに最悪、嫌でも毎日顔を合わすことになります。
出来るだけ、社内恋愛は控えるべきです。
もしも同じ会社の人と関係を持つのなら、あなた、もしくはパートナーが会社を辞める、または、どちらも辞める覚悟が必要でしょう。
8.失恋は誰もが経験すること!?
誰もが一度くらいは失恋があるもの、長く引きずることはやめましょう。
少なくてもオフィスでは失恋したことをなるべく悟られないように振る舞うべきです。仕事中に失恋で傷つき、死んだような顔をした同僚など見たくはありません。
失恋など誰でも乗り越えられるものです。
昼間にオフィスで普段通り過ごしさえすれば、夜は泣いてもかまいません。
9.運命を信じよう!?
信じる、信じないはあなた次第ですが、ビッチが存在するように、運命も存在します。
妖精や魔法のような話をしている訳ではありません。運命とはある意味で“偶然”。
もし、トムが一歩踏み出していなかったら?もし面接に行っていなかったら?もし数分で遅れていたら?トムはオータムと出逢えていたでしょうか?
あの日、あの時、あの場所で逢わなければ、ふたりは一生他人同士だったはずです。
気になっていた、コーヒーショップに入ってみるのもよいかもしれません。予期せぬ出逢いがあるかもしれません。
10.愛とは『ウォーリーをさがせ』!?
愛とは『ウォーリーをさがせ』のようなものです。愛は予期せぬ時、予期せぬ場所に転がっているもの、だから必死に愛のかけらを探さなくては見つからないものです。
おとぎ話のように待っているだけでプリンスやプリンセスが現れるほど甘いものではありません。