キューティー&ボクサー

キューティー&ボクサー

作品情報

原題 Cutie and the Boxer
日本劇場公開日 2013年12月21日
製作国 アメリカ

新着感想・ネタバレ

mazda620の感想・評価
ニューヨークで活動する日本人アーティスト夫婦、80歳のおじいちゃん篠原うしおと60歳の篠原のりこのドキュメンタリー。
彼は絵を描いたり彫刻をつくったりいろんなことをやっているし、その物のインパクトはすごいけど、ちょっとずつ誰かしらに影響をうけて作られたようなどこかでみたことがあるような作品が多くて真新しさがあるわけじゃない。
ボクシングペイントとかは完全にジャクソンポロックじゃんって感じの作風で、他人に「ポロックとはまたちょっと違うよね」とフォローを入れられるシーンがあるけど、結局「ポロックとちょっと違う」ってことは少なからずどこかでポロックみたいな要素を感じちゃったからでてきた言葉なわけで完全に認めてもらうまでの道のりの遠さがすごく伝わる。
誰だって誰かに影響されてはじまるし、真似事から生まれるものだけど、それをまだ噛み砕けていない感じがどこかにある。一見能天気で考えてなさそうな風貌の人だけどたまに見せる表情や作品を語る言葉選びなどから、彼自身「自分の作品らしさ」みたいのを意外とまだ迷走しているようにみえた。
キャプションにこだわらずに作る芸術家はいっぱいいるけど、説明しなくたって物には意味が絶対あるしそれを求めたいと私は思う派。奥さんの絵にはそれを作った意図が感じられるのに対して彼は見た目のインパクト以上に何かがあるわけではなかった。それがまさに自身の感覚の表現の模索途中にみえ...
Yuka_Onoの感想・評価
『キューティー&ボクサー』鑑賞。 アメリカ在住の芸術家、篠原有司男と妻で絵描きの篠原乃り子のドキュメンタリー映画。 作品が売れないジレンマを抱えるも芸術への情熱を捨てない夫婦。悪態をついていても妻の夫に対する尊敬が見える。素敵な関係。
s_p_n_minacoの感想・評価
破天荒で自由で困った人と、それを支える同志であり恋女房。あたかもフィクションに出てくる前衛芸術家、それを地でいく二人。これもまたThat's marriageなドキュメンタリーだった。彼女にとって夫は、自分のスタイルや自尊心を根こそぎ奪っていく鬼なんだと思う。やがて結婚生活は鬼退治に辿り着き、でもまだまだ闘いは始まったばかり。それもまた典型的芸術家カップルの典型的呪縛に思えるのだが…。長年NY暮らしでも日本の生活様式って意外と変わらないんだなあ。息子が気がかり。
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