アクト・オブ・キリング

アクト・オブ・キリング

作品情報

原題 The Act of Killing
製作年 2012年
日本劇場公開日 2014年4月1日
製作国 デンマーク・ノルウェー・イギリス
上映時間 121分
ジャンル ドキュメンタリー>出来事

新着感想・ネタバレ

mazda620の感想・評価
60年代のインドネシア、共産主義者の大量虐殺をおこなってたギャング達が昔を思い出し、なんの悪びれもなく当時の再現ムービーを撮るというドキュメンタリー映画。ドキュメンタリーにしてはあまりに衝撃が強すぎる。映像としてはいたって普通のドキュメンタリーだけど、出てくる人間の感性が同じ人間として信じがたく、あまりに強烈すぎる。感性が違うとかいうレベルではない。この映画の捉え方はいろいろあるだろうけど、率直な感想としてかなり胸糞悪かった。
基本的に私はなんでも抵抗せず観れる方だと思うのだが終盤の、おっさんに吐き気が襲ってくるシーンらへんから見聞きしてるうちに相当気分が悪くなってきて、気付いたらイヤホンをはずしていた。
何百人を殺した重さもわからず、ニコニコしてるのも腹が立つけど、それ以上に無責任に笑っていたはずの人たちが演じていくうちにあっさり涙が出たり、その行動を体が自然と受け付けなくなっていることに異常に腹がたった。グロいとか気持ち悪いというのではなく、生理的にこの人たちを受け付けれなくて、見ればみるほどイライラして止めたくなったという感じ。(結局最後まで見たのだけれど)

今作の題材となった大量虐殺のことを私は一切知らなかったので、こんなナチスみたいな話がこの国にもあったのかっていうしょっぱなから結構唖然。インドネシアは一度行ったことがあって、ゆったりしててタイとかバングラデシュみたいに...
mongorichopの感想・評価
人間怖い
Tanaka_Hirofumiの感想・評価
彼らは、いったい、何を、なぜ殺していたのか

自分が殺すべき対象が、生身の一人の人間であり、時に知人の親であったりすることでさえ、人間は無視することができる。

彼らが共産主義者であり共同体の敵であると思い込むことによって。

人間とは、社会とは、ということをとても考えさせられる

ある条件が整えば、自分と同じ人間であるはずの相手を殺すことのできる存在

一方で家族や友人との時間を心穏やかに過ごすことを望む存在

日本では、自由、人権、平和その他を圧倒的多数の人が、一定以上、享受できているけれども、それは決して世界的に当然ではない

この映画を見るまで、インドネシアという国で何があったのか、また、いまだにあり続けているのかを微塵も知らなかった日本人の一人として、私は、我が国を覆う無知と無恥を非情に危惧する。
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