アイズ・ワイド・シャット

アイズ・ワイド・シャット

作品情報

原題 Eyes Wide Shut
日本劇場公開日 1999年7月31日
製作国 アメリカ

新着感想・ネタバレ

southpumpkinの感想・評価
お互いに浮気願望のある夫婦、夫で医師の男はフラフラとクリスマスイブの街を歩いているとなんだか面白そうで怪しげな会の存在を知る。時間的に映画の中央に位置するのがこの会、まるでフェリーニのローマ三部作で散々やったような会です。皆が仮装し仮面を被り、あちこちでセックスが行われている。この会に辿り着くまでの男が生きていた世界とは次元が一つ上の世界、ということです。強い浮気願望があるにも関わらずイマイチあと一歩が踏み出せずイライラしていた男は、この高次元の世界に憧れを抱きます。しかし大きなしっぺ返しをくらう。妻も妻で酷い夢(これも現実世界に対する高次元の世界)を見てショックを受ける。それらが原因で最終的に元鞘。
扉を開けた先をメインにするのではなく、あくまで扉のこちら側を描いている。ちょうどこれは『トゥモローランド』でやろうとして失敗したやつです。そうか、アレの完成形はコレか。
この次元の価値観しか携えていない僕たちは、つい男女の中に複雑な問題を抱えがちです。しかしこの映画ではこの次元に生きる僕は、そこらにいる女の子とセックスをするしかないようなちっぽけな存在なのです。『2001年』などとは比較にならないほどミニマムな映画ですが、超越的な力を持った別次元の存在を感じさせる壮大な映画のように思えます。ちょっとした悩み事なんかはこの映画の前で吹っ飛びます。主演のトム・クルーズとニコール・キッドマンは夫婦でしたが、この映画がきっかけで離婚したのだそう。二人にとっては不幸ですが、この映画のオチとしては最高です。
taichimachimaの感想・評価
キューブリックの遺作にして、当時は賛否両論を生んだ映画。
率直な感想としてはなんとも「不思議」な映画。観終わった後の気持ちをここまで形容できない映画は久しぶりです。
特に印象に残っているのは、しつこいぐらいに繰り返されるピアノの旋律。そしてニコール・キッドマンの脱ぎっぷり。
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