2017年7月6日更新

濱田マリ、ナレーションもこなす個性派女優の魅力に迫る8のこと

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濱田マリ

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濱田マリのプロフィール

濱田マリは、兵庫県神戸市の出身で1968年12月27日生まれです。関西在住のころにバンド「砂場」を結成、ギター・ボーカルとして活動し、音楽番組『三宅裕司のいかすバンド天国』にも出演しています。その後『モダンチョキチョキズ』のボーカリストとしてメジャーデビューし、奇抜な衣装とユニークなパフォーマンスで話題となります。 テレビ番組『あしたまにあ〜な』のナレーションでも知られてる濱田。テレビドラマや映画では女優として個性的な役柄で多数の話題作に出演するなど、幅広いジャンルにわたり活動をしています。

1:歌手として芸能界へ

濱田マリの芸能活動のスタートはバンド「モダンチョキチョキズ」でした。1992年にメジャー・デビューし『ジャングル日和』や『自転車に乗って』などのヒット曲を発表。メンバーが不定であり、多い時には数百人いたというほどの大所帯のバンドで、メンバー自身も正式な人数を把握していなほどです。 コントのようなコミカルなパフォーマンスやユーモラスな歌詞にポップなメロディが魅力で、濱田マリのハイトーンボイスとツインテールのヘアスタイルが特徴的でした。 『邦子・徹のあんたが主役』の主題歌である『エケセテネ』や『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』のエンディングテーマ『素敵なマーナ』など多数タイアップ曲として起用されましたが、「モダンチョキチョキズ」は1997年をもって活動を休止しています。

2:人気コメディドラマに出演した若手時代

『恋のバカンス』(1997年)

1997年に放送されたされたドラマ『恋のバカンス』で、濱田マリは主演である明石家さんまに二股をかけられるスチュワーデス政宗ちはる役を好演しています。ドタバタラブコメディである今作で、濱田は自身のキャラクターともかぶる明るくコミカルな役どころでストーリーに色を添えています。 明石家さんま演じる黛勘九郎は、自他ともに認めるプレイボーイ。スチュワーデスのちはる、教師の智子と付き合っていながら、他にも女性を口説いています。偶然知り合った女性、晶のことも気になり始めたものの、噂が先行して何故だか婚約騒動にまで発展してしまうという波乱の展開のドタバタラブコメディです。 勘九郎に二股をかけられている教師の末次知子に奥貫薫、勘九郎と婚約騒動にまで発展してしまう晶に鈴木杏樹、勘九郎の幼馴染であり同僚でもあるトラブルメーカーの小野寺太一を生瀬勝久が演じています。

『お熱いのがお好き?』(1998年)

ドラマ『お熱いのがお好き?』は、銭湯「夢湯」を舞台にしたコメでコメディで、濱田は銭湯の住み込み従業員である京極詩子役を演じました。 原宿にある銭湯「ゆめゆ」を経営している野々村家は、父秀平が行方不明になってしま一家っているという訳あり一家。いきなり父の妻を名乗る謎の若い女性も現れて、「ゆめゆ」は大混乱になってしまいます。 『お熱いのがお好き?』は、主人公野々山圭一郎に椎名桔平、謎の女性小林貴奈子に田中美里、次男の野々山裕次郎に生瀬勝久 、三男野々山旭を恵俊彰が演じています。

3:明石家さんまの大ファン!

濱田マリは明石家さんまの熱狂的なファンであることを公言しています。彼女は、1996年に結婚し長女を出産していますが、もし結婚できるのなら、当時の旦那と離婚をしてもいいと思うくらいファンであることを公言しています。明石家さんまとは前述の1997年放送のドラマ『恋のバカンス』で共演を果たしました。 明石家さんまは最初は落語家を目指して笑福亭松之助の弟子となりますが、その後はお笑いタレントとして活動を開始。1981年から放送されたお笑い番組『オレたちひょうきん族』のレギュラー出演がきっかけで人気と知名度を得ます。その後は、バラエティ番組のメイン司会を多数務め、役者としても多数のドラマ作品に主演として出演するなど、幅広い分野で活躍し続けています。

4:『アンフェア』シリーズでは冷酷な女を演じる

篠原涼子演じる型破りな女刑事雪平夏見の活躍を描いた大人気ドラマ『アンフェア』では、濱田マリは雪平のパートナーでありながら凶悪事件を引き起こしている犯人、蓮見杏奈を演じました。雪平の友人である蓮見ですが、実は内心では金にしか興味がなく、誰のことも信用しようとしない冷酷な女というキャラクター。 2006年から放送が開始された『アンフェア』は、その後も何度も続編が放送され、映画も3作公開されるなど大人気シリーズとなりました。バツイチ子持ちの女刑事、雪平夏見役に篠原涼子、雪平の相棒安藤一之に瑛太、雪平の天敵、小久保祐二には阿部サダヲ、雪平の上司である山路哲夫に寺島進、雪平の元夫、佐藤和夫を香川照之が演じています。

5:『血と骨』では北野武の愛人・後妻役に

濱田マリは、映画でもその個性的で独特の存在感のある魅力を発揮しています。モダンチョキチョキズ時代から彼女に注目していた北野武と夫婦役で共演した2004年公開の映画『血と骨』は大変話題となりました。 『血と骨』は梁石日が父親をモデルとして書いた小説の映画化作品で、主人公金俊平の成功と転落、激動の人生を描いています。北野武演じる自己中心的で凶暴な性格の金俊平を破滅へと向かわせる愛人であり、後に妻となる島谷定子を濱田マリは熱演しています。 金の妻李英姫役に鈴木京香、金の子供である、金正男と花子に新井浩文と田畑智子、そして金の隠し子である朴武にはオダギリジョーが出演しています。

6:バラエティ番組のナレーションも多数務める

バラエティ番組でのナレーションも数多くこなしています。特徴的な甲高い声がクセになる彼女のナレーションは、高評価を得ており、1997年から放送開始されたバラエティ番組『あしたまにあーな』で2004年までの長い間ナレーターを務めました。 またナレーションだけでなく声優としても活動している濱田マリは、2002年にはジブリ作品であるアニメ『猫の恩返し』でナトル役を務めています。

7:ボルダリングで鍛えた筋肉が凄すぎる!

濱田マリは趣味が筋トレとボルダリングであるらしく、鍛え上げられた見事な筋肉をしています。ゲスト出演したバラエティ番組などでその素晴らしい筋肉を披露することがあり、共演者からは驚きの声が挙がっていました。 道具を使わず自分の体だけでできるスポーツが大好きという濱田マリだけあって、体一つで登っていくボルダリングには特別な魅力を感じているのでしょう。 最近では筋肉がつきすぎてしまい、役柄のイメージに合わないため腕の出る衣装を禁止されたり、事務所スタッフを悩ませる出来事が度々あるようです。

8:濃いキャラが似合う濱田マリ

出演キャストの怪演が話題に(2010年)

2010年に公開された映画『LAIR GAME ザ・ファイナルステージ』で濱田マリは強烈なキャラクターである坂巻マイを演じました。鈴木浩介演じる福永ユウジや、荒川良々が務めた西田二郎など曲者ぞろいのメンバーの中でリーダーシップを発揮して場を取り仕切るインパクトの強い役どころでした。 『LAIR GAME ザ・ファイナルステージ』は、優勝賞金50億円をかけて行われる嘘つきゲームの決勝戦、『エデンの園ゲーム』の模様を描いた作品。3色のりんごのうち、全員が赤いりんごを選ぶことができれば1億円を獲得できるというルールのエデンの園ゲーム、人を信じる物が勝つのか、嘘つきが勝つのか、ハラハラドキドキの展開から目が離せない心理サスペンスです。

こちらも出演キャストが個性的で豪華!(2006年)

生徒の起こした事件をかばったことがきっかけで教師をクビにされてしまい、その後転落していく一人の女性の壮絶な人生を描いた作品『嫌われ松子の一生』にも出演。 中谷美紀演じる川尻松子を憎んでいる弟川尻紀夫の妻である、川尻悦子を濱田マリは好演しています。 『嫌われ松子の一生』は、教師である川尻松子の壮絶な転落人生を、切なくそしてちょっぴりコミカルに描いたミュージカル風の映画です。川尻松子の元教え子であり運命の相手でもある龍洋一に伊勢谷友介、松子の甥の川尻笙に瑛太、松子の弟川尻紀夫に香川照之、松子の父川尻恒造を柄本明が演じています。

濱田マリの2016年以降の活躍映画

印象的な声と個性的なキャラで存在感のある演技が光る濱田マリ。2016年以降もドラマ・映画と活躍しています。

『14の夜』

足立紳監督の初作品。昭和の真っただ中1980年代、とある田舎町のレンタルビデオ店を舞台に14歳の男子中学生4人が織りなす甘酸っぱい青春映画。AV女優のサイン会に参加すべくタカシとその友人4人がレンタルビデオ店を目指すが… この作品で濱田は主人公・大山タカシの母親役で出演しています。 『14の夜』は2016年12月24日公開です。

『愚行録』

原作は第136回直木賞候補の貫井徳郎の小説「愚行録」です。 1年前に起こった一家全員が惨殺された凶悪事件の謎を追う記者の田中(妻夫木聡)を主人公に描いたミステリー作品。 濱田はこの映画に小出恵介、平田満ら実力派俳優と共に出演しています。「3度の衝撃」と銘打ったこの『愚行録』。直木賞候補とあって早くも話題の映画として知られていますが、そんな作品の中で濱田がどの様な演技を見せるのか待ち遠しいですね。 『愚行録』は2017年2月18日公開です。