映画『シン・ゴジラ』でのゴジラの形態変化をまとめてみた【蒲田くん】

2017年5月19日更新 47543view

映画『シン・ゴジラ』のなかで、これまでになかったゴジラの形態変化が注目されています。ここではゴジラの形態変化の画像と説明、さらに考察やトリビアも紹介します。

『エヴァ』の庵野秀明監督が仕掛けた映画『シン・ゴジラ』

『シン・ゴジラ』は、1954年から始まったゴジラ映画シリーズでは通算29作目の作品です。タイトルになっている、「シン」には複数の意味があり、「神」「新」「真」といったものがあげられています。

ゴジラ映画は、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』でシリーズ終了を発表していましたが、ハリウッドで制作された『GODZILLA(2014)』の大ヒットを機に、『シン・ゴジラ』として復活させました。

そしてこの魅力的な二次創作を手がけたのは、『新世紀エヴァンゲリオン』の生みの親である庵野秀明監督です。またキャストには、長谷川博己や石原さとみ、竹ノ内豊、大杉蓮など豪華キャストが顔を揃えています。

『シン・ゴジラ』とは

シンゴジラ

これまでのゴジラは50~100m程度の大きさでしたが、2014年のゴジラは108m、『シン・ゴジラ』はそれを上回る118.5mという巨体になっています。

今までのゴジラとは、外見も異なっており、焼け爛れたあとのゴツゴツした皮膚で、体内には高温を溜めているような赤い光が漏れて見えています。

過去作のゴジラより不気味さを増しており、尻尾は長く手は短い、太い脚部に比べ上半身は細身です。太古から生き延びていたとされる生物で、国が遺棄した放射能を含む廃棄物によって、生態が変化したとされています。

『シン・ゴジラ』の形態変化とは

『シン・ゴジラ』では、ゴジラが上陸したあとは、何度も形態を変化させていきます。登場当初は、日本人には全く馴染みのないゴジラの出現に、度肝を抜かれた方も多いのではないでしょうか。

つまりは、一般的にしられるゴジラの姿になるまでに、何度も形態を変化させるのが『シン・ゴジラ』です。これまでのゴジラとは動き方も異なり、目新しさが印象に残ります。

ここではゴジラの形態変化を、段階的にご紹介していきます。

第1形態のモデルはラブカと呼ばれる深海サメ

ゴジラの第1形態は、映像のなかでは明確な姿が確認されていませんが、オタマジャクシのような形になっている海洋生物です。

モデルとなっているのは、「ラブカ」と呼ばれる深海サメで、大きく見開いた目、首のあたりにはエラと思われるものがあり、強い印象を受ける不気味な未確認生物です。

しかし、劇中で確認されたのは、尻尾と背中の部分のみで、全体像は不明となっています。

ネット上で蒲田くんと呼ばれる第2形態

蒲田くん『シンゴジラ』

ゴジラの生態変化は、ネット上では形態によってそれぞれ名前がつけられています。第2形態は蒲田くんと呼ばれていますが、上陸した場所からつけられた名前がSNSで拡散しました。

上陸後には、陸上でも対応できるように、急速に進化したのが第2形態で、魚類だったゴジラが両生類と変化していきます。その不気味な体に脚が生えてきますが、手が未発達なので、ヘビのように地面を這って移動します。

幼体といえども、全長は120m以上あり、エラから流れ出てくる赤い体液は放射性物質が含まれており、もの凄い悪臭を放っています。そして、ある程度すると動きが止まり、今度は第3形態へと変化していくのです。

第2形態からさらに手が生えた第3形態

第2形態からさらに手が生えたものが第3形態のゴジラの幼体で、品川くんという名前がつけられています。脚もしっかり生えているので、立ち上がってみたものの、まだ足元がおぼつかない感じになっています。

両生類から爬虫類へと変化し、まだゴジラと呼ぶには相応しくない姿となっています。また、ネット上では、ギョロっとした目がキモ可愛いといわれており、幼体ゴジラのチャームポイントとなっているようです。

身長は57mとなり全長は168m以上にも及びます。ゴジラの体内で冷却機能が十分でなかったため、一度海中へと戻っていきました。

一般的にしられるゴジラの姿をした第4形態

シン・ゴジラ

ゴジラの最終形態となっているのが第4形態です。この姿は一般的にしられるゴジラの姿で、身長118m以上、体重9200トン、全長333mとなっています。

歴代ゴジラのなかで、最も大きな姿と変化したゴジラは、破壊力や熱線といった攻撃力で、人々を絶望へと追い込んでいくのです。

相模湾から鎌倉へ上陸したことで、ネット上では鎌倉さんという呼び名がつけられています。首都へと進行を始めたため、自衛隊が防衛作戦で迎え打ちますが、一向にダメージを与えることが出来ません。

第5形態ではアゴ割れで発光

実際には、第4段階が最終段階の姿ですが、人類が放った作戦でエネルギー切れで休眠体制になったとき、下あごが左右に割れ、紫色の放射線を撒き散らします。

オフィシャルでは第5段階まであると発表されていませんが、どう見ても往来のゴジラの姿から変化しているのが、5段回目で確認されています。

まさに人類への脅威となった『シン・ゴジラ』ですが、これまでのゴジラシリーズとは違い、どのように形態変化をしていくのか、映像で確認してはいかがですか?

『シン・ゴジラ』が日本を襲った目的とは

シンゴジラがなぜ日本を襲ったのか、なぜ東京を目指したのかは、劇中ではハッキリされていないので、その理由は謎に包まれています。

初代ゴジラでは、太平洋戦争で亡くなった方々の強い思いが原動力となっていましたが、今回のゴジラに関しては不明です。

今回のゴジラは、人間を原動力としているようなので、人間捕食が目的なのでしょうか。または、目的はないものの、陸上にあがってしまい本能や対応能力によって形態変化していったのでしょうか。

体内に放射能物質があるからと、核燃料を求めているわけでもありません。では、なぜシンゴジラは、東京へ向かったのでしょうか。

それはラストシーンで、ゴジラの尻尾から現れた人の姿をした影に隠されているかもしれません。

ゴジラの尻尾から現れた人影とは?

ラストシーンで、人類からの攻撃で凍結してしまったゴジラの尻尾から、人影のようなものが現れています。人類はゴジラの攻撃には太刀打ちできず、凍結させるという方法をとっています。

これは、放射能物質を持つゴジラを、人類が制御できなったという意味で、原発のことを指しているのではないかということです。庵野監督らしいパフォーマンスで、進み過ぎた現代科学への忠告とも考えられます。

現在では小康状態の原発ですが、この先何が起こるかわからないというメッセージを、作品のなかに含ませているのかもしれませんね。

ゴジラの形態変化はただの思いつきだった

庵野監督は、シンゴジラの形態変化に関して、ただの思いつきだったと語っています。その理由は、肺魚から両生類、そして見慣れた姿のゴジラへと、形態が変化していったら面白いんじゃないかと考えたようです。

しかし、東宝からは「見慣れたゴジラのイメージを壊す」といって嫌がられたようですが、監督自らが交渉したのです。

その結果、『シン・ゴジラ』を視聴した方々は、監督の思惑通り新しいゴジラの姿に度肝を抜かれた方が多かったようです。また、これまで分からなかったゴジラの進化が見えたという面でも評価されたようです。