2021年2月5日更新

映画『花束みたいな恋をした』を結末までネタバレ解説!小説や音楽が意味するものは?【あらすじ・キャスト】

『花束みたいな恋をした』
©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

有村架純と菅田将暉がW主演で贈るラブストーリー『花束みたいな恋をした』。2015年から5年間にかけての恋愛を描いた本作は、共感必至の作品として注目を集めています。この記事ではそんな本作のあらすじからタイトルの意味、登場したサブカルチャーまでネタバレ解説!

映画『花束みたいな恋をした』が共感の嵐!2人が迎えた結末まで徹底解説

菅田将暉×有村架純のW主演で、公開前から注目を集めていた映画『花束みたいな恋をした』。大学生の頃に出会った1組のカップルが、フリーターを経て就職し、社会人として成長していく中で紡いだ恋を描いています。 主人公・麦と絹の2人が一緒に過ごしたのは、2015年から2020年の5年間。その時代に20代前半だった人には共感必至の作品となっており、サブカルチャー好きの2人が体験した作品の数々が劇中にふんだんに盛り込まれていることも話題となっています。 この記事では、本作のあらすじをネタバレありで結末まで徹底解説。さらに本作が共感を読んでいる理由やタイトルの意味、登場したサブカルチャーについても詳しく紹介していきます。

【菅田将暉×有村架純】『花束みたいな恋をした』のあらすじ

1990年代に、恋愛ドラマの代名詞となった『東京ラブストーリー』。『花束みたいな恋をした』はその脚本を担当した坂元裕二が、現在の「東京」を舞台に2000年代を生きる若者に贈るラブストーリーです。 本作は有村と菅田演じる1組の男女が、井の頭線・明大前駅で終電を逃して偶然に出会うところから始まる物語。時代、時間、場所、すべての偶然が運命のようにシンクロしていく恋の5年間の行方と、子どもでも大人でもない時期を迷いながら歩んでいく2人のリアルな姿を描きます。 主人公は21歳の大学生、山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)。サブカルチャーをこよなく愛する2人は、互いの共通点の多さに驚きつつも、急速に距離を縮めていきます。そうして、自然に付き合い始めた麦と絹。 イラストレーターを目指す麦は就活せず、圧迫面接を受け傷ついた絹を見て、一緒に住むことを決意します。大学卒業後もフリーターで気ままに過ごしていた2人ですが、生活のために2人とも就職。仕事に忙殺される麦と趣味を維持したい絹の間に、すれ違いが生じ始め……。

【ネタバレ】2人がたどった5年間を紐解いて解説!結末はどうなる?

麦と絹の出会い

2015年の冬。東京の調布市に住む大学生の山音麦(やまね むぎ)と八谷絹(はちや きぬ)は、その日うっかり終電を逃し、明大前駅で偶然出会います。 その場に居合わせた4人でカフェに入った麦と絹。そこで押井守と遭遇したことがきっかけで、別れ際に絹が麦に声をかけ、もう1軒ハシゴすることに。 同じ靴を履き、同じような小説家を好み、映画チケットを本の栞代わりに使っていた2人。あまりにも共通の話題がありすぎて、カラオケまで行っても足りず、ついに麦の部屋まで辿り着きます。 その後も何度か一緒に出かけていたものの、このままでは友だちのまま終わってしまうと互いに思っていた2人。ある晩、ファミレスでついに麦が絹に付き合おうと告白しました。

気ままな同棲生活がスタート

春と夏にかけ、あちこちデートに行って楽しんでいた麦と絹。しかし絹が就職活動で辛い目に遭っていると知り、麦は一緒に住むことを提案します。多摩川沿いのマンションを借り、拾った猫にバロンと名付け、駅から徒歩30分の距離を楽しむ余裕に満ち足りた生活を送っていました。 大学卒業後もフリーターとして過ごし、共通の趣味を楽しんでいた2人。しかしイラストレーターではまだ稼げないと感じた麦は、この生活を続けるために就活を決意します。絹も一緒に就活を始め、簿記の国家資格に合格して先に就職を決めました。 焦っていた麦も物流会社の営業職に就き、ずっと2人でいられると安心したのも束の間、麦は仕事に忙殺されて絹と一緒に趣味を楽しむ余裕をなくしてしまいます。すれ違う2人の心の距離は、遠くなるばかりでした。

すれ違い、そして最後のハグ

絹は麦に言わずに転職を決意し、そのことでケンカに。遊びを仕事にしたい絹と、仕事は遊びではないと批判する麦。その場で麦は思いがけず、最悪な形で絹にプロポーズしてしまいます。 そして2019年、出会いから4年が経った冬。友人の結婚式にそれぞれ別れる決意を胸に参加した2人は、その晩に出会ったファミレスで別れ話を始めます。別れた後のことを淡々と話す絹に対して、やはり別れなくない、結婚しようと言う麦。 その時、学生らしき若い男女が2人の席の近くに座り、互いの趣味を初々しくも熱く語っているのに耳にします。それはまるで、あの日の麦と絹のよう。2人は悟ったように涙を流し、店の外でハグをして別れたのでした。

イヤホンのLとR

2020年、互いに新しい恋人を連れてカフェに偶然居合わせた麦と絹は、あるカップルがイヤホンの左右を分けて一緒に音楽を聴く姿を、同じように批判していました。そのカップルの姿も、以前の2人そのものだったのです。 カフェから出た2人は言葉も交わさずに、後ろ向きで手を触り合いながら違う道を歩いていきました。 その後ふと、以前よく絹と一緒に行ったパン屋が気になり、Googleストリートビューを見ていた麦は、そこにある「奇跡」を発見します。それは、多摩川沿いを歩く1番輝いていたかつての自分たちの姿でした。

『花束みたいな恋をした』はここが素晴らしい!共感を呼んだ3つの理由

恋愛におけるささやかな幸せを描く

『花束みたいな恋をした』菅田将暉、有村架純
©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

同じ白い靴を履く麦と絹は、色違いのJAXAのトートバッグを持って初デートに行き、イヤホンをシェアして音楽を聴いていました。 恋愛は「同一化」することで相手とより近くなろうとする行為。麦と絹が重なっていく過程が丁寧に描かれているため、多くの共感を呼んでいるのかもしれません。 焼きそばパンを川辺を歩きながら分けあって食べる姿は、そんなささやかな幸せの象徴。その姿がストリートビューに保存されていたことこそが、本作のテーマ「花束みたいな恋」を象徴しているのではないでしょうか。

まるで自分ごとのように思えるリアルさ

主演の菅田将暉と有村架純は、若手俳優のなかでもキャリア・人気ともに抜群のいわばスター的存在。そんな2人なのに、劇中ではどこにでもいそうな等身大の男女のカップルを演じており、彼らから醸し出される生活感もリアルでした。 2015年から2020年のあいだの出来事もそれとなく劇中に忍ばせてあり、その期間を過ごした誰もが記憶をたどって共感することができるストーリーでもあります。まさに、まるで自分が経験したことのような感覚になってしまうのです。

2人のあいだに漂う空気感

『花束みたいな恋をした』
©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会 

菅田将暉が演じる麦と、有村架純が演じる絹の2人のあいだに漂う空気感はごく自然で、本当に同じ時間を過ごしてきたカップルにしか見えません。SNSでも2人のカップルらしいリアルな空気感に対して、絶賛する声が多いようです。 この空気感を出せるのは、俳優同士の信頼に基づいているのかもしれません。またリアルで自然な麦と絹という人物像をいちから作り出した、脚本家・坂元裕二の手腕によるところも大きいでしょう。

タイトル『花束みたいな恋をした』に込められた意味を考察!

『花束みたいな恋をした』
©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

麦と絹の物語は、同じ趣味嗜好を持つ相手と出会い、お互いを「分身」のように感じていた1組のカップルの恋を追ったもの。 そんな「同一化」しやすかった2人でも、些細ではあっても確かな価値観の違いや厳しい現実が確かに目の前にありました。それを受け入れることで生じてしまう、2人の変化が丁寧に描かれています。 どんなに分身のように感じていても、実際は個別の人間。それは冒頭のシーンで、イヤホンをシェアするのは邪道と説く麦と絹が「1人に1つずつ」と割り切り、社会と折り合いを付けたことを意味するものでもありました。 脚本を手がけた坂元裕二によれば、今回はアウトサイダーではなく、社会の中で生きようとした“美しい”人たちを書いたのだとか。麦と絹の恋は終わってしまいますが、その5年間で2人が成長したことは間違いありませんね。

タイトル『花束みたいな恋をした』の意味

麦と絹の紡いだ物語は、長く付き合ってきたカップルによくありそうな話ではあります。しかし2人にとっては、この上なく綺麗な思い出のままで終われた唯一の恋です。 いつまでも忘れられない5年間として一生残り続ける大恋愛であったことは間違いなく、その点が共感の嵐を呼んでいるのかもしれません。 タイトルには、この恋愛が1番美しい瞬間を切り取った「花束」なのだという意味が込められていると考えられます。その時はキラキラと輝いて美しいものでも、次第に枯れていくものでもあるというメタファーなのでしょう。 もちろん、ラストで麦によって見つけられたストリートビューの2人もその象徴なのです。

サブカルチャーを掘り下げてみる!作中の小説や音楽が表すものとは?

麦と絹の仲を結んだサブカルチャーについて触れてみましょう。 2人の出会いのきっかけは、サブカル界きっての著名人・押井守をカフェで「発見」したこと。押井守は「機動警察パトレイバー」や「攻殻機動隊」シリーズで世界的知名度を誇るアニメ映画監督です。しかも劇中に登場するのは、押井守本人!麦や絹でなくても震えます……! ほかにも劇中では、行きつけの名画座「早稲田松竹」や阿佐ヶ谷のカフェバー「Roji」が会話の中で言及され、絹曰く「うちとほぼ同じ」という麦の蔵書も登場。 さらに舞台やお笑いライブなど幅広いジャンルに興味を持っており、これらのサブカルチャーが2人の恋の行方にも反映されているのです。 では、2人の時間の流れを示す重要なアイテムとして登場した作品を解説していきます。

天竺鼠の単独ライブ

終電を逃してしまったものの、押井守を発見したことから話が盛り上がって、居酒屋へ入った麦と絹。そこでお互いどうでもいいことで行きそびれた、お笑い芸人「天竺鼠」のルミネ単独ライブのチケットを見せ合います。あまりの偶然に絶句する2人。 ここで離れがたい気持ちが沸き、麦はちょっと気になる大学の女子と鉢合わせて席に誘われてもそれを断って、先に帰った絹を追いかけます。すでにここで、運命のようなものを感じていたのでしょう。

きのこ帝国の「クロノスタシス」

居酒屋を出た後、カラオケに向かった2人が歌ったのは、きのこ帝国の「クロノスタシス」。その後、缶ビール片手に夜の甲州街道を歩く2人の会話にも、この曲の歌詞の話題が出てきます。 「クロノスタシス」とは時計が止まって見える現象のこと。今まさに出会い、急接近して時が止まっているかのような2人にぴったりな曲です。2人の恋が終わった2019年にきのこ帝国も活動休止しており、そのことも劇中で絹が触れています。

今村夏子の『ピクニック』

今村夏子「こちらあみ子」

麦と絹が敬愛する小説家として、『むらさきのスカートの女』で芥川賞を受賞した今村夏子が登場します。話題に上がるのは、『こちらあみ子』のなかに掲載されている『ピクニック』。 2人が大好きだと語る小説『ピクニック』が大事な場面で言及され、「偉いのかもしれないけど、きっとその人は今村夏子さんの『ピクニック』を読んでも何も感じない人だと思うよ」というセリフが2度出てくるのです。 1度目は圧迫面接で傷ついた絹に麦が、2度目はクライアントにパワハラを受けていると告白した麦に絹が言います。しかし2度目の時、麦は「俺も何も感じないかも」と呟き、ここで2人のあいだに溝ができてしまったことがはっきりするのです。

野田サトルの『ゴールデンカムイ』

ゴールデンカムイ

野田サトルの漫画『ゴールデンカムイ』は、2人の時間の経過を示すのに一役買っています。まず1巻に登場するアイヌ料理の話題で意気投合した麦と絹は、2人の新居にも蔵書をそろえていきました。しかし8巻が出ても麦の就職は決まらず、7巻で止まったまま。 13巻を読む絹に、もう好きな漫画を追いかけて読む気力すらないという麦。この温度差が、すれ違ってしまった2人の心を端的に表しています。

ドラマ『カルテット』の坂元裕二×土井裕泰コンビが再び手を組む!

『花束みたいな恋をした』
©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

坂元裕二

本作の脚本を手掛ける坂元裕二は、『東京ラブストーリー』(1991年)や『最高の離婚』(2013年)、『カルテット』(2017年)、『anone』(2018年)など、各時代で連続ドラマの金字塔を打ち立ててきました。 そんな坂元が映画でラブストーリーの脚本を手掛けるのは、2004年の『世界の中心で、愛をさけぶ』以来であり、オリジナル脚本は初めてとなります。 坂元は本作について、憧れでもなく懐かしむのでもなく、今を生きる人のための、今のラブストーリーを作りたいという思いでいると語り、「22歳で出会った2人の恋の5年間に嘘が混ざらないようにと、ただただ真っ直ぐに映し出しました」と作品を紹介しています。

土井裕泰

本作でメガホンを取るのは、『罪の声』(2020年)で第44回日本アカデミー賞で優秀監督賞を受賞した土井裕泰。 『いま、会いにゆきます』(2004年)や『映画 ビリギャル』(2015年)など大ヒット作を数多く手掛けてきた土井は、坂元とはドラマ『カルテット』以来2度目、映画では初のタッグとなります。

優しい空気感と人生のほろ苦さ……!演出が素晴らしかった

麦と絹の自然な優しい空気感を生み出したのは、『涙そうそう』(2006年)や『ハナミズキ』(2010年)など数々の恋愛映画を手掛けてきた土井裕泰監督の演出はもちろん、ドラマ『カルテット』でタッグを組んだ坂元裕二の脚本によるところも大きいはず。 坂元裕二のこれまでの作品には、有村架純が主演した2016年のドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』のような、その当時の社会を反映しつつも1組のカップルの恋愛に重点を置いた、本作に通じる作風のものもあります。 今回、麦と絹の人物像を創作する際に、ある一般の1人に焦点を定めて深堀りしていったといいます。サブカルチャーにしても自分の趣味を脚本に反映することはないそうで、そのアプローチの仕方が麦と絹のリアルさを生んだようです。

「理想のデートはミイラ展」八谷絹を演じたのは、有村架純

有村架純
©️2020『花束みたいな恋をした』製作委員会 ©ヤン・ブース(whiteSTOUT)

本作の主演を務める有村架純は、『映画 ビリギャル』(2015年)や『フォルトゥナの瞳』(2019年)など多くのヒット作で主人公やヒロインを演じてきました。 有村は本作への出演について、「濃い日々になりすぎて胸焼けすることを期待して、皆さんと同じ方向を目指して頑張ります」とコメントしていました。 演じた八谷絹は、小説・漫画・映画・音楽など日本のサブカルチャーを愛する大学生です。ラーメンブログ「麺と女子大生」を書いており、好きな言葉は「替え玉無料」。そしてなんと理想のデートコースはミイラ展! 特に将来の夢は持っておらず楽しく生きたいと考えているタイプですが、簿記の国家資格に合格して医療事務の職に就きます。

イラストレーター志望・山音麦を演じたのは、菅田将暉

菅田将暉
©️2020『花束みたいな恋をした』製作委員会 ©ヤン・ブース(whiteSTOUT)

もう1人の主人公・山音麦を演じた菅田将暉も、『溺れるナイフ』(2016年)や『帝一の國』(2017年)、『アルキメデスの大戦』(2019年)など、大作から個性的な話題作まで幅広く主演を務めてきた実力派。 菅田は以前、坂元にラブストーリーをやりたいと訴えたことを振り返り、本作は「待って、待って、待ち焦がれた」作品だったそう。本作の撮影が開始された際には、「今はただ楽しみです。浮かれず一つ一つ丁寧に作っていけたらと思います」と意気込みを語りました。 演じた山音麦は、イラストを描くのが趣味のサブカル好きな大学生。1人暮らしをしています。 「劇場版 ガスタンク」を自ら監督・撮影・編集するほどのガスタンク好きで、ちょっとした自慢はGoogleストリートビューに映り込んだこと。将来の夢はイラストレーターで、卒業後はワンカット千円でイラスト修行を続けています。

麦と絹を取り巻くそのほかのキャラクター/キャストを紹介

羽田凜/清原果耶

羽田凛役で出演しているのは、2021年のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で主演を務める清原果耶。彼女は、麦と絹が別れ話をしにきたファミレスに入ってくる学生です。一緒に入ってきた亘と、ニッチな音楽の話題で大いに盛り上がります。

水埜亘/細田佳央太

水埜亘役で出演しているのは、2018年に『町田くんの世界』で映画初主演を果たした細田佳央太。亘は凛と一緒にファミレスに入ってきた学生で、彼女に好意を抱いている模様。凛も同じ想いのようで、2人を見た麦と絹が涙するシーンは印象的です。

加持航平/オダギリジョー

絹が再就職するイベント会社の社長・加持航平を演じたのは、2019年に『ある船頭の話』で監督業にも進出した俳優のオダギリジョー。麦との溝に悩む絹に「恋愛は生もの」と何気ないアドバイスを送る、絹にとっての人生の先輩的存在です。

八谷早智子/戸田恵子

絹の母親・八谷早智子を演じたのは、『ステキな金縛り』(2011年)や『清須会議』(2013年)など三谷幸喜監督作の常連として知られる女優・戸田恵子。同棲してフリーターを続ける2人のマンションにやってきて同じ小言を言い続ける、絹にとっては厄介な母です。

八谷芳明/岩松了

絹の父親・八谷芳明を演じたのは、劇作家や演出家としても知られる俳優・岩松了。2021年は映画『ヤクザと家族 The Family』に出演し、『シン・ウルトラマン』の公開も控えています。芳明は広告代理店に勤めるサラリーマンで、早智子とともに2人の住むマンションに押しかけます。

山音広太郎/小林薫

麦の父親・山音広太郎を演じたのは、映画・ドラマのほか舞台でも活躍する俳優・小林薫。主演の代表作に「深夜食堂」シリーズがあります。田舎から出てきて、やはり2人のマンションに様子を見にきますが、地元の花火大会を応援することしか頭にない様子。

インスパイア楽曲はAwesome City Clubによる「勿忘」

『花束みたいな恋をした』のインスパイア曲として発表されたのが、Awesome City Club(オーサム・シティ・クラブ)による「勿忘 (わすれな)」。予告編で流れていた、爽やかなメロディーラインが印象的な楽曲です。 Awesome City Clubは男女混成のツインボーカルグループで、2015年にファーストアルバムをリリースしており、麦と絹の5年間とバンドの成長がぴったり重なっています。 劇中では「Lesson」や「アウトサイダー」などの楽曲も使用されており、実は女性ボーカルを務めるPORINもファミレスの店員役で出演しているのです。しかもAwesome City Club本人役として、その後も何度も登場。 PORINの髪色が変わっていくことも、時代の変遷を示すのに取り入れられています。

映画『花束みたいな恋をした』は誰しもが共感する傑作ラブストーリー

「#はな恋みたいな恋をした」という公式タグで、SNS上でも多くの共感を呼んでいる「はな恋」。 これまで珠玉のラブストーリーを生み出してきた監督・土井裕泰×脚本家・坂元裕二が手がけ、スター俳優の2人がごく普通の等身大のカップルの恋を繊細に表現した本作は、どの世代にも自分の恋の記憶を呼び起こす力を持っています。 やっぱり恋って素晴らしいなと思える『花束みたいな恋をした』。麦と絹が歩んだ5年間の軌跡を、ぜひ劇場で一緒に体験してみませんか?