2017年7月6日更新

映画『グリーン・ランタン』についてあなたが知らない10の事実【DCコミック】

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『グリーンランタン』ってどんな映画?

主人公がスーパーヒーロー・グリーン・ランタンとして宇宙警察の一員となり、宇宙一の力を持つとされるパワーリングを使い、悪と戦う物語です。出版社のDCコミックスは、マーベル・コミックと並ぶアメリカの2大アメコミ出版社で、『スーパーマン』や『バットマン』を世に送り出しています。 そんなコミックスが、今をときめくライアン・レイノルズを主人公に向かえ2011年に映画化され、世界中のファンを賑わせました。 今回はそんな長年のファンが多い映画の、ちょっとしたトリビアをご紹介します!

1:サザエさんより古い!戦前の1940年から続くコミックシリーズ!

最初にDCコミックスで『グリーンランタン』がこの世に出たのはなんと1940年のことでした。主人公が代替わりを続けながら、2011年から始まった5度目の連載は2016年まで続きました。 日本の長寿人気漫画・アニメ『サザエさん』が最初に新聞連載の四コマ漫画として登場したのがは1946年、『ドラえもん』が最初に小学館の学年誌『よいこ』に登場したのは1969年、ということを考えると、『グリーン・ランタン』はかなり年季の入った作品だと言うことがうかがえます。

2:最初はコメディ路線だった『グリーンランタン』

制作会社のワーナー・ブラザーズは最初の企画で、コメディを想定し、2006年6月にめぼしい脚本家に依頼。主人公も決定、脚本も完成していました。 しかし当時すでにネットの反応が重用視されていた時代。ファンの反応がいまいちだったため、制作サイドはコメディ路線を断念せざるを得なくなりました。 もしもそのままコメディ要素満点の脚本で話が進んでいたら、どのような映画になっていたのでしょうか。

3:主人公はもしかしたら、ジャスティン・ティンバーレイクだった?!

映画化するにあたり、監督、脚本を誰に任せるのか、二転三転を繰り返した『グリーンランタン』。その主人公、ハル・ジョーダンのキャスティングも実は最後までもめたようです。 そしてスクリーンテストの際には、『アメリカン・スナイパー』で主人公を演じアカデミー賞主演男優賞に3回連続でノミネートされたブラッドリー・クーパー、アカデミー賞助演男優賞受賞のジャレッド・レトなど錚々たる候補者がいました。 そして、なんとシンガーソングライターのジャスティン・ティンバーレイクもいたのだとか。かつてブリトニー・スピアーズとの熱愛で騒がれ、派手なプライベートばかり思い浮かぶ彼ですが、6つのグラミー賞、2つのエミー賞を受賞する等、その音楽活動はアメリカで高く評価されています。 また近年では俳優業にも意欲的に取り組んでおり、2012年公開の『TIME/タイム』では主人公に抜擢。もし彼が『グリーンランタン』のスーパーヒーローに選ばれていたとしても、しっくりきていたかもしれませんね。

4:恋人役の二人、その後本当に結婚しちゃった!

主人公のハル・ジョーダンを演じたのは、ハリウッド随一と噂される美貌を誇るスカーレット・ヨハンソンとの離婚歴のある、色男のライアン・レイノルズ。 一方、その恋人役キャロル・フェリスを演じたのは、レオナルド・ディカプリオとも交際歴のある若手人気女優のブレイク・ライブリーでした。 映画でも仲の良い恋人ですが、実は撮影が終わって映画が公開された後の2011年秋から、実際に交際が始まり、その約1年後にめでたく結婚、2017年現在までに二人の子どもを設けています。

5:撮影中に肩を脱臼!痛みに襲われたライアン・レイノルズ

派手なアクションシーンも多いこの映画、必然的に主人公役のライアンも危ないシーンに挑戦する場面が増えていきます。 撮影当時33歳の彼は、アクションもこなす肉体派俳優としてすでに知られており、アメリカの雑誌で彼の肉体が取り上げられることも頻繁にありました。危険なシーンも、スタントなしで自らこなしていたようです。 そんな中、撮影中の2010年7月、肩を脱臼。痛みに苦しみ、氷で冷やしながらなんとか耐えたそうです。日頃からトレーニングを積んでいたライアンでさえ、怪我には勝てませんでした。俳優業は、決して楽な仕事ではありませんね。

6:その年の興行収入ランキング堂々24位!なのに夏の大作映画ワースト11位も同時ランクイン!

アメリカでは『グリーン・ランタン』が公開された2011年、『カーズ2』、『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』、『ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル』など各名作が公開されました。 ちなみに1位は『ハリーポッターと死の秘宝PART2』でした。そんな競合がひしめく中、『グリーンランタン』は第24位にランクイン。興行的にはまずまずの成功と言っていいのではないでしょうか? しかし、米タイムズ紙の「夏の大作映画ワースト20」で、『スピード2』を僅差で破り、これまた堂々の11位という不名誉な記録も残してしまいました。 このランキングは興行収入に関係なくその内容によって判断され、さらに公開1986年から2011年までを対象としています。この11位が約30年間の作品から選ばれたものだと考えると、どれだけ不名誉なことかお分かりいただけるかと思います。

7:サントラを作曲したのは『バットマン』シリーズと同じ作曲家!

映画に良い音楽は欠かせません。雰囲気も盛り上げもし、または音楽によっては盛り下げることもあるでしょう。ラブシーンや戦闘シーンなど、そこにぴたりと合う音楽が無いと始まりません。 世界的に大成功を収めたクリストファー・ノーラン監督作品の「ダークナイト トリロジー」。2005年公開の第一弾『バットマン ビギンズ』や2008年公開の第二弾『ダークナイト』で音楽を担当したジェームズ・ニュートン・ハワードが、同じくDCコミックが原作の『グリーンランタン』の音楽も手掛けました。 ジェームズ・ニュートン・ハワードは、1990年公開のラブコメディー『プリティ・ウーマン』や、2014年公開の犯罪スリラー『ナイトクローラー』など他にも様々なジャンルの映画音楽を手掛けています。

8:ハル・ジョーダン、コミックブックヒーローBEST100で第7位!

アメリカIGNが選んだ、「コミックブックヒーロBEST100」で堂々の7位になった本作の主人公のハル・ジョーダン!自分の死を顧みず、最後まで諦めず、恐れず、地球を守るため戦う姿が共感と感動を呼び、この順位になりました。 またDCコミックスのヒーローらしからぬ、「我が道を行く」タイプではない点が、多くの票を集めたとしています。 ちなみに1位スーパーマン、2位バットマン、と、1位2位はDCコミックスのヒーローが独占しました。3位スパイダーマンと、それぞれ納得の順位ですね。

9:プロモーションも兼ねて公開10日前にアニメーション版映画も公開されていた!

2011年6月17日に本編『グリーンランタン』はアメリカで公開されましたが、そのわずか10日前の6月7日に実は、アニメーション版も公開されていました。 一旦イメージが合わないとして製作中止になりましたが、プロデューサーのブルース・ティムが、アニメ版は実写版と良い相乗効果を生み出すとして製作続行を希望。最終的にアニメーション『グリーン・ランタン エメラルド・ナイツ(原題)』と題して公開しました。 DCコミックス11本目のアニメーション映画となった本作は賛否両論の評価を受けましたが、ワシントン・タイムズは映画全体のデザインが良く、また戦闘シーンは今まで見たどんな映画の場面にも勝ると賛辞を送りました。

10:『グリーンランタン』続編は取りやめ?!続行?!

映画製作当初、続編製作に意欲的だったワーナー・ブラザーズでしたが、公開後の興行収入の結果や定評価のレビューを受けて狼狽し、2011年9月、正式に続編の計画取り消しを発表しました。 しかし2013年6月、一旦立ち消えになった計画が再び持ち上がり、計画が練られることとなりました。DCコミックスが次世代へ残すヒーロー漫画として、『グリーン・ランタン』も含まれたのです。 そして2015年7月、ついに2020年7月11日に向けて、『グリーン・ランタン』を冠した映画を制作すると公表されました。 2017年1月20日、主人公の候補者リストの中には、トム・クルーズ、ブラッドリー・クーパー、ジェイク・ギレンホールなどの超ビッグネームが名を連ねていることを発表しました。誰になっても申し分ない顔ぶれですね。 一体、どんな映画になるのでしょうか?今から楽しみです!