2026年10月1日更新

映画『流浪の月』は本当にやってる?ラブシーン・エロシーンを濡れ場時間とともに紹介

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流浪の月
(c)2022「流浪の月」製作委員会

映画『流浪の月』は、2022年の公開後に「本当にやってるのでは?」という声が上がった作品です。 結論から言うと、ラブシーンは俳優の演技として撮影されたもので、映画は映倫区分G(年齢制限なし)で公開されています。濡れ場が描かれるのは主に更紗(広瀬すず)と婚約者・亮(横浜流星)の場面で、主人公の文(松坂桃李)と更紗の間に性的な関係は描かれません。 原作は2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうの同名小説。李相日監督が手がけ、広瀬すずと松坂桃李が“名前のつけられない関係”を演じました。 この記事では、ラブシーンの物語上の位置づけと撮影の裏側を中心に紹介します。あらすじと結末、ラストの意味は『流浪の月』ネタバレ解説記事で詳しく解説しています。

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映画『流浪の月』のあらすじ

公開年 2022年
濡れ場を演じたキャスト 広瀬すず , 横浜流星
上映時間 150分
レイティング G

誘拐と再会、その間にある「言葉にできないもの」

雨の日の公園。 伯母の家に帰りたくない10歳の少女・更紗(白鳥玉季)に傘を差しかけたのは、大学生の文(松坂桃李)でした。更紗は文の部屋に身を寄せ、ふたりは2カ月の共同生活を送りますが、世間では“誘拐事件”として大騒ぎに。 文は逮捕され、更紗は「被害女児」として生きることになります。 ――そして15年後。 婚約者の亮(横浜流星)と暮らす更紗(広瀬すず)は、偶然、文と再会します。過去を語らないまま同じ時間を重ねていくふたりの間には、社会が定義できない“絆”と、ふたりだけが理解できる“痛み”があります。

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ラブシーン・濡れ場の真相:本当に「やってる」のか?

公開当時は「本当にやってるのでは?」と検索されるほど、ラブシーンの生々しさが話題になりました。もちろん撮影は演技によるもので、本作は映倫区分G(年齢制限なし)で公開されています。 作中のラブシーンは、主に更紗(広瀬すず)と婚約者・亮(横浜流星)の間で描かれます。ここからは印象的な3つの場面を、物語上の意味とともに紹介します。見出しの時間は本編のおおよその目安です。

シーン① 婚約者・亮との夜 ― “愛してる”の言葉が空回りする【10:00分~】

物語の序盤、更紗が婚約者の亮(横浜流星)と暮らす部屋で、ふたりがベッドをともにする場面があります。亮は更紗を大切にしているつもりでいますが、更紗の表情はどこか上の空です。 体は寄り添っていても心は通っていないことが、台詞に頼らず表情と間で示されます。15年前の事件以来、「可哀想な被害者」として周囲の善意に合わせて生きてきた更紗の空虚さが、最初に観客へ伝わる場面です。 単なる性的な描写ではなく、“心が通っていない関係”を映すラブシーンとして、静かな衝撃を残します。

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シーン② 更紗と亮のすれ違い ― 優しさの裏の暴力性【45:50分~】

婚約者として更紗を気遣う一方で、亮は彼女の行動を把握しようとし、思いどおりにならないと感情をぶつけるようになっていきます。更紗が文の営むカフェ「calico」に通っていると知ってからは、その傾向がいっそう強まっていきました。 このパートのラブシーンは、愛情表現というより亮の独占欲と、更紗の「拒みきれなさ」を映す場面として置かれています。暗めの照明と俳優の息づかいが、ふたりの関係の息苦しさを際立たせます。

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シーン③ 嫉妬、暴走、そして再会 ― “濡れ場”の先にあるもの【1:09:30分~】

文の過去を知った亮は、SNSで文の素性を暴き、それを責めた更紗にけがを負わせてしまいます。ここで亮と更紗の関係は決定的に壊れ、更紗は文のもとへ逃げ込みました。 関係が崩れていく過程では、亮が更紗にキスをしたあと、更紗が「感謝してほしいなんて、私もひどかったね」と返す場面もあります。横浜流星は2022年5月24日の大ヒット御礼舞台挨拶でこの場面に触れ、何の反応もないままこの言葉を告げられたことを「すごく残酷だな」と亮の立場から振り返りました。広瀬すずも「私だって辛かったです」と応じています。 この一連の流れは“濡れ場”というより「崩壊の瞬間」。更紗にとって本当の居場所はどこなのかを、観客に突きつける場面です。

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文と更紗の間にラブシーンはある?

「本当にやってる?」と気になる人が多い一方で、主人公の文と更紗の間に性的な関係は描かれません。15年ぶりに再会したふたりは隣同士の部屋で暮らし始めますが、その関係は恋愛とも家族とも違うものとして描かれます。 文には恋人の谷あゆみ(多部未華子)がいますが、谷は文が自分と大人の関係を持とうとしなかった理由を問い詰めます。その答えは、終盤で文自身の口から明かされます。文が服を脱いで自分の体の秘密を打ち明ける場面は、ラブシーンではなく、文が初めて自分をさらけ出す告白の場面です。 文の秘密や結末の意味については、以下の記事で詳しく解説しています。

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ラブシーンを演じた広瀬すず・横浜流星と撮影の裏側

亮を演じた横浜流星は、それまでの爽やかなイメージを覆す執着と暴力性を見せ、公開時には「激変」と話題になりました。本作で第46回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞を受賞し、更紗役の広瀬すずも優秀主演女優賞に選ばれています。 広瀬と横浜は撮影に入る前、李相日監督の提案で、リハーサル室でおよそ30分ふたりきりで膝枕をして過ごしたそうです。広瀬は2022年4月13日の完成披露試写会でこのエピソードを明かし、体が少し触れ合うだけで距離感や心の開き方が大きく変わったと振り返りました。 李監督はラブシーンや暴力シーンについて、映画にする以上そこから逃げることはできないとしたうえで、撮影前にキャスト・スタッフとプロセスを入念に確認し合うと語っています。俳優が感情に集中できる環境を整えて撮られた場面だからこそ、観客に「本当にやってるのでは」と思わせるほどの生々しさが生まれたといえるでしょう。 その後、横浜流星は2025年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で主演を務め、同年公開の李監督作『国宝』にも出演しました。

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なぜ配信サービスで改めて見るべきか?

劇場では一度きりの体験だったこの映画。 配信なら、表情の変化や沈黙の間を、巻き戻しながら確かめられます。150分という長尺の作品なので、自分のペースで観られるのも利点です。 2026年9月時点では、U-NEXT・Amazon プライム・ビデオ・Netflix で見放題配信されています(ワンスクリーン調べ)。配信状況は変わることがあるため、最新の情報は各サービスで確認してください。

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まとめ:「観ることでしか分からない痛みと優しさ」

『流浪の月』のラブシーンは、刺激的であると同時に、とても静かな映画的体験です。 “やってるかどうか”を確認するために観るよりも、“なぜそうなったのか”を知るために観る作品。 広瀬すずと松坂桃李、ふたりの呼吸の間にある「愛とも違うつながり」は、文章では伝わりません。 観ることでしか分からない感情を、ぜひ配信で確かめてください。