2017年7月6日更新

グリーンアロー、弓使いのDCヒーローを徹底紹介!【ARROW/アロー】

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グリーンアローン

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グリーンアロー基本情報

グリーンアローはDCコミックヒーローで最も長い歴史を持つキャラクターの1人。彼はジャスティス・リーグにも参加しているヒーローです。その人気はコミックだけにとどまることなく、ドラマ『ARROW/アロー』ではスティーヴン・アメルが演じ、活躍しています。 グリーンアローは弓の名人であり、その他にも格闘技の経験も積んでいる常人ヒーロー。今回は彼の基本情報からトリビアまで大紹介します。

グリーンアローはバットマンの代役として誕生した!?

オリバー・クイーン(=初代グリーンアローの本名)は1940年に誕生しました。このキャラクターが誕生した理由は、当時の出版社がバットマンとスーパーマンにコミックスの売り上げを頼りすぎていて打開策を探っていたからです。 出版社は読者を冒険に導いてくれるバットマンのようなキャラクター、且つダークナイトからスポットライトを少し離れさせたようなキャラクターを求めました。 それ故にグリーンアローは大富豪である、アロー・ファミリーという自身のグループを持つなどバットマンとの類似点を持っているのです。

グリーンアローはたくさんのハイテク道具を持っている

グリーンアローという名のとおり、彼の武器は弓矢です。しかし多くの方が知らないのは、バットマンのようにハイテク道具を使用するという事実です。そしてそれらの道具は自身とアロー・ファミリー(バットマン・ファミリーのようなもの)を窮地から何度も救いました。 グリーンアローは弓矢の先端に様々な仕掛けを加えていることで有名です。他にもアロー・カー(弓矢車)、アロー・プレイン(弓矢飛行機)なども使用して戦います。

息子もグリーンアロー!?

ヒーロー・グリーンアローとして活躍してきたオリバー・ジョナス・クイーン。彼はメトロポリスを救うために自分を犠牲にするという究極の選択をすることになります。 そしてオリバーの死後、彼の息子のコナー・ホークは父親の遺志を継ぎ、全世界の人々を救うために二代目を名乗ることに。 グリーンアローとしてのコナー・ホークを印象づけたのは父親との態度の違いにあります。父親のオリバーは感情をあらわにする男だったのに対し、コナー・ホークはより思慮深い男でした。またコーナーは仏教徒として育てられました。そのため彼はビジョンを見る能力もあります。その能力で死んだと思っていた父オリバーが生きていることを知るのです。

オリバーはジャスティス・リーグに加入したかったわけではない!?

ジャスティス・リーグとはスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンを中心とした、DCコミックの名門チームです。ヒーローなら誰もが憧れるであろうこのチームにオリバーは1960年代から参加しています。 しかしオリバーは渋々チームに合流して、彼がいるべき場所はジャスティス・リーグではないと信じていたのです。何故なら彼はジャスティス・リーグが立ち向かっている脅威は大きなものだけで、日常レベルの小さな悪事を見落としているように感じていたからでした。 オリバーの加入に当たっては多くのヒーローたちが彼を説得したのです。遂にオリバーがジャスティス・リーグに加入した時、彼はバットマンが最も信頼できるヒーローになっていました。

オリバーはただ普通の人間ではない!?

弓矢を扱うとなると、オリバーよりも優れた人間はいません。彼ほど素早く弓矢を撃てる人物、ターゲットに正確に弓矢を撃てる人物はいないのです。オリバーは自身でも撃ち損じたことはないと述べています。彼はジャスティス・リーグのメンバー達を何年間も感服させ、ヒーローたちはオリバーはただの人間ではないと疑い始めるのです。 オリバーはバットマンと同じように常人です。彼は何年にも渡る厳しいトレーニングの結果、素晴らしい能力を手に入れたのですが、他のヒーローに彼は常人ではないと思わせるあるエピソードがあります。彼は弓矢の腕前を比べるある対決を行ったのです。オリバーは1分間に39本の矢をターゲットにヒットさせたのです。しかもターゲットは動いていて、中には水滴ほど小さなものもあったとか。

オリバーがグリーンアローになったのは計画の内だった!?

オリバーは元々大富豪でした。ある日ビジネスパートナーの裏切りで彼は海の上を漂流して孤島にたどり着いたのです。そこで麻薬の密売組織と戦ったことでオリバーは変わったのです。町に戻った彼は自警団員として活動します。 月日が経ちオリバーは密売組織と戦った孤島に再び行くのです。そこで彼は初めて孤島に漂流した時に彼を痛めつけたマスクの男と出会います。そしてその男はオリバーの父ロバート・クイーンだと判明するのです。 ロバート・クイーンはオリバーをグリーンアローとするために全てを計画していたのでした。ロバートは孤島でオリバーと再会した際に彼を殺すつもりで戦います。結果的に父の企ては成功し、オリバーはグリーンアローと名乗るのです。

グリーンアローは左翼

バットマンを代表とする脅威をやっつけたらそこで仕事は終了という姿勢を取る保守的なヒーロたちと対照的に、グリーンアローは左翼として描かれています。彼はただ犯罪を止めるだけではなく、根本的な問題をも解決しようとするのでした。グリーンアローはよく犯罪が起きる理由を尋ね、犯罪が起きる構造的な問題を解決しようと努めました。 彼はグリーンランタン(2代目スピーディースピーディー)とチームを組み、アメリカの犯罪と戦う旅に出ます。彼は問題解決をするために取り組む活動家の一面もあるのです。対照的にバットマンは自分が所属する街だけを守り、アメリカ合衆国全体を守ろうとする一面は見られません。

オリバー・ジョナス・グリーンはDC1家族思いの男

前述したとおりオリバーは感情をあらわにする男です。そして彼ほど家族に献身的で愛情を注ぐヒーローはいないでしょう。彼は家族のためなら敵を殺すこともあります。 また愛する者のために敵を殺すだけではなく、オリバーは言葉でも愛情を表現します。彼はロイ・ハーパー(初代スピーディ)にドラッグを止めるように言い、娘の殺人に関わった人々を殺すのを止めるように必死に説得をします。それだけではなく彼が公の場所で息子コナー・ホークを愛していると何度も言う姿も目撃することができます。

オリバーはブルーカラーの億万長者

グリーンアローの最も素晴らしい点は、自分を守ることができない弱き人々を守るところです。億万長者でもあるに関わらず、人々を苦しめる社会システムとも戦うのです。そして彼はスターシティの市長になります。 ヒーローの中には敵しか見えずに、何故悪者と戦うのかを見失っているものもいます。グリーンアローはそんなヒーローたちに市民のために戦っていることを思い出させるのです。

グリーンアローは敵を殺すこともある

グリーンアローは感情を豊かに表現する情熱的な熱い男です。そのことを考えると彼が時に悪者を殺してしまう理由にも納得できます。例えば悪者プロメテウスがスター・トレックの市民をたくさん虐殺し、テレポートの力で町を他の世界に移してしまうという事件が起きました。町が他の世界に移る時の爆発でロイ・ハーパー(現在のレッドアロー)の娘が死んでしまいました。 腕と娘を失ったロイ・ハーパーのために、グリーンアローはプロメテウスを追跡し、眉間の間に矢を放つのです。プロメテウスが人々に起こした痛みと苦しみをプロメテウスに与えるためでした。

グリーンアローの声優はニール・マクドノーだった!?

2010年に短編アニメ『グリーンアロー』が放送されました。その時にの声を担当したのは大物俳優ニール・マクドノーだったのです。さらに驚くことにニール・マクドノーはドラマ『ARROW/アロー』シーズン4でダミアン・ダークを演じました。 ニール・マクドノーの主な出演作には映画『マイノリティ・リポート』でのフレッチャー役、ドラマ『デスパレートな妻たち』シーズン5での、デーブ・ウィリアム役があります。

スーパーボーイの影響でグリーンアローは弓矢の道へ進んだ!?

オリバーが若かったころ、彼の隣人はオリバーに弓を与えたのです。そしてこの隣人こそが後のスーパーボーイでした。 スーパーボーイは漫画『スーパーマン』などに登場する登場人物なのです。DCコミックは多次元宇宙を描き、さらに各時代や可能性としての未来にもスーパーボーイは存在するため、スーパーボーイは、クラーク・ケント、コナー・ケントなど複数存在します。

グリーンアローの制作者はあの有名なキャラクターの生みの親でもあった

グリーンアローを制作したのはモート・ウェイシンガーとジョージ・パップです。モート・ウェイシンガーは何とアクアマンとジョニー・クイックの制作者でもありました。 アクアマンはアトランティスの王として知られるDCコミックのスーパーヒーローです。2018年にはこのアクアマンを主役とした映画の公開も控えています。