リンダ・カーデリーニのプロフィール
リンダ・カーデリーニは1975年6月25日、カリフォルニア州レッドウッドシティー生まれ。4人きょうだいの末っ子としてサンフランシスコのベイエリアで育ちました。
10歳の時に学校のクリスマス劇に参加してから、演技に興味を持つようになります。その後、学校や地域の劇団で活動し始めました。1993年に地元の高校を卒業した後、舞台の演劇をするためニューヨークに行くか、テレビや映画の仕事を得るためロサンゼルスに行くかの選択を迫られます。リンダ・カーデリーニにとってそれは大きな選択でした。
ロサンゼルスに移ることを決意し、女優として成功をおさめました。2000年にロヨラ・メリーマウント大学のシアター・アーツ科を卒業、2007年には優秀な卒業生として大学側から承認されています。
リンダ・カーデリーニの出演作
テレビシリーズ『ボーン・チラーズ(原題)』(1996)
エドガー・アラン・ポー高校を舞台としたティーン向けホラー・コメディ。リンダ・カーデリーニは黒髪の少女、サラ役でデビューしました。
映画『グッド・バーガー(原題)』(1997)
おバカな10代の青年2人が、ファストフード店を倒産から守るために奮闘する
。リンダ・カーデリーニは、主人公エドに想いを寄せる変わった女性ヘザーを演じています。
映画『デッドマン・オン・キャンパス(原題)』(1998)
遊びすぎて単位を落としかけている大学生2人が、「ルームメイトが死ねばAがもらえる」と聞いて、それぞれ他のルームメイトを探すコメディ映画です。ケリーという女子大生をリンダ・カーデリーニが演じています。
テレビシリーズ『ボーイ・ミーツ・ワールド』(1993〜2000)
少年コーリーの日常を中心に、家族や友人との関係を描いたシットコム。日本では2000年〜2003年にNHK教育で放送されました。リンダ・カーデリーニは1998〜1999年にかけて、ローレンという役で出演していました。
テレビシリーズ『フリークス学園』(1999〜2000)
ミシガン州の高校を舞台に、不良グループ”フリークス”とオタクグループ”ギークス”の日常を描いた学園コメディ。著名なミュージシャンの楽曲が効果的に使われており、アメリカでは現在もカルト的な人気を誇っています。
製作総指揮は『俺たちニュースキャスター』や『40歳の童貞男』などのジャド・アパトー。共演はジェームズ・フランコ、セス・ローゲン、ジェイソン・シーゲルなど以後ブレイクした俳優ばかりです。リンダ自身もこの作品でブレイクを果たしました。
映画『キューティ・ブロンド』(2001)
主演のリーガル・コメディ映画。頭が悪いことを理由に彼氏に振られたエル(ウィザースプーン)は、彼を見返すためにハーバード大学のロースクールに入学します。実際の頭の良さや、それまで夢中になっていたファッションや美容の知識を活かして裁判を戦うコメディです。リンダ・カーデリーニは殺人事件の証人となる、被害者の娘を演じています。
映画『アンディ・ガルシア 沈黙の行方』(2001)
アンディ・ガルシア主演映画ですが、日本では劇場未公開・DVDリリースのみとなっています。アンディ・ガルシア演じる精神科医は、一見なんの問題もない青年によって、ある患者の恐ろしい過去を知ってしまうというサスペンス・スリラー。リンダ・カーデリーニは主人公マイケル・ハンターの娘、シェリーを演じています。
映画『スクービー・ドゥー』(2002)
アメリカの人気アニメの実写映画化。激しい口論の末に解散したミステリー社の面々は、それぞれ別々に奇妙な事件の起こるリゾートに連れて行かれます。そこで再び力を合わせて、ミステリーを解決します。リンダ・カーデリーニはミステリー社のメンバー、頭脳明晰なヴェルマを演じています。
テレビシリーズ『ER緊急救命室』(1994〜2009)
90年代に人気を博した医療ドラマ。シカゴの病院にある緊急救命室で働く医師たちの仕事や日常を描いた長寿作品です。リンダ・カーデリーニには2003年〜2009年にシングルマザーの看護師、サマンサ・タガード役で出演しました。
映画『スクービー・ドゥー2 モンスターパニック』(2004)
2002年公開の映画『スクービー・ドゥー』の続編。テレビアニメ版で以前に倒したモンスターたちが復活し、それを再び倒すストーリーです。
リンダ・カーデリーニは前作に引き続き、ヴェルマ役で出演しています。
映画『突撃芸能レポーター ジミニー・グリック!』(2004)
スターへのインタビューをしたことがないローカルテレビ局の芸能レポーター、ジミニーグリッグがトロント映画祭に紛れ込み、騒動を巻き起こすコメディ映画。豪華スターたちのカメオ出演が話題を呼びました。リンダ・カーデリーニも本人役で出演しています。
映画『ブロークバック・マウンテン』(2005)
ヒース・レジャー、
主演映画。第79回アカデミー賞では、作品賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞など6部門にノミネートされ、そのうち監督賞・脚色賞・オリジナル音楽賞を受賞しました。リンダ・カーデリーニの役どころは、ジャック(ジェイク・ギレンホール)との関係が妻に知られ、離婚したイニス(ヒース・レジャー)の再婚相手キャシーです。
映画『L project』(2008)
ポール・ウォーカー主演のサスペンス映画。死刑になったはずの男が、気がつくと精神病院の管理人になっていたという謎の物語です。
リンダ・カーデリーニは、幻覚や幻聴に悩まされる主人公に対応するカウンセラー、ジュリーの役で出演しています。
映画『キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男』(2011)
実在したアイルランド系ギャング、ダニー・グリーンの伝記映画。湾岸労働者からイタリアン・マフィアに気に入られ、労働組合組長になり、裏社会でのビジネスで暗躍するダニーの妻・ジョーンをリンダ・カーデリーニが演じています。
テレビシリーズ『マッドメン』(2013)
1960年代のアメリカ広告業界を描いた大ヒットドラマ『マッドメン』。リンダ・カーデリーニはジョン・ハム演じる主人公、ドン・ドレイパーの愛人シルヴィアとして8エピソードに登場しました。
テレビシリーズ『New Girl/ダサかわ女子と三銃士』(2014)
演じる主人公、ジェスの姉アビー役で計3話に出演しました。
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
演じるホークアイの妻、ローラ・バートン役で出演しています。
『ブラッドライン』でのリンダ・カーデリーニ
で配信されているドラマ『
』でのリンダ・カーデリーニの役どころは、地元の名士であるレイバーン家の末娘、メグ。職業は検事で、家族の平安を保つ存在となっています。
リンダ・カーデリーニのプライベート
ジェイソン・シーゲルとの交際
2000年に『フリークス学園』が終了した後、共演者であったジェイソン・シーゲルと数年交際していました。
私生活では1児の母
2012年に、交際相手のスティーヴン・ロドリゲスとの間に女児を出産しました。その後、2013年にロドリゲスと婚約しています。
リンダ・カーデリーニの今後
テレビシリーズ『ブラッドライン』(2015〜)
ネットフリックスの人気シリーズ『ブラッドライン』は、現時点でシーズン7までの製作が決定しています。リンダ・カーデリーニも引き続きメグ役で出演する予定です。
映画『ロスト・イン・オースティン(原題)』(2015)
退屈な日常にうんざりした女性が、一時的にでも有名人になろうと元ボーイフレンドに息子の誘拐を持ちかけるコメディ・ドラマ。リンダ・カーデリーニは息子の誘拐を計画する主人公の女性を演じています。
映画『ダディーズ・ホーム(原題)』(2015)
再婚相手の子供たちとうまくいき始めた継父。しかし子供たちの実の父親がもどって来たため、主人公は四苦八苦し始めるコメディ映画です。主人公の妻で、子供たちの母親をリンダ・カーデリーニが演じているようです。
映画『ザ・ファウンダー(原題)』(2016)
マクドナルドの創始者レイ・クロックの伝記映画。リンダ・カーデリーニは後にクロックの妻となる、既婚女性の役で出演予定です。
2016年まで出演予定が決まっている
リンダ・カーデリーニ。今後の活躍に注目していきたいと思います。