2017年7月6日更新

実写映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』あらすじ・キャスト・公開日【最後で原作ネタバレあり】

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黒崎くんの言いなりになんてならない

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人気少女漫画『黒崎くんの言いなりになんてならない』が実写映画化

2016年2月現在6巻まで刊行されている人気少女漫画『黒崎くんの言いなりになんてならない』が実写化されます。中島健人、小松菜奈、千葉雄大の3人をメインキャストにむかえ、2016年2月27日に公開します。

『黒崎くんの言いなりになんてならない』のあらすじを紹介!

赤羽由宇は高校デビューした女の子。由字はイケメンで優しい白河タクミが寮長を務める学園寮に入寮し、華やかな学園生活を妄想します。しかしタクミと同じ中学出身の親友でありながら、「黒悪魔」と呼ばれる黒崎晴人と衝突、ヒートアップした由字はある事件をきっかけに晴人の長い髪を切ってしまいます。その罰として由字はいきなり晴人にキスをされてしまい、それ以来、晴人は由宇に事あるごとに命令し、偉そうにふるまうのでした。 しかし、タクミに想いを寄せながらも、徐々に晴人のペースに飲まれてしまう由宇… 超ドSな晴人と優しく甘いタクミの間で由字の恋心が揺れ動くというあらすじの、「エロキュン」青春学園ラブコメディです。

『黒崎くんの言いなりになんてならない』キャスト

黒崎晴人:中島健人(Sexy Zone)

黒崎晴人は学園の不良的存在。副寮長ではあるが強引で態度が悪く、サド的資質を持つ存在です。常に周りの人間に恐れられてきましたが、反抗してきた由宇に対して心を開いたかのように思えます。 草食系男子の増加に伴って減少する肉食系男子。黒崎は肉食系どころの騒ぎではない悪魔系男子として由宇の前に立ちふさがるのです。女子は胸キュン必須です! 黒崎を演じるSexy Zoneの中島は最近連ドラや映画で多才なところを見せています。『BAD BOYS』や『銀の匙』でタイプの異なる高校生を好演してきましたが、どちらかというと「いい人」役が多かった中島健人。 今回は性格Sの掴み所の無い男の子を演じるということで、チョイ悪な雰囲気を中島がどう出していくのか、楽しみですね。

白河タクミ:千葉雄大(代表作『アオハライド』『きょうは会社休みます』

白河タクミは、学園の寮長。正統派のモテ役で王子様的存在です。副寮長の黒崎とは正に対照的な存在と言えます。実は黒崎とは幼馴染で旧知の仲。あまり友達がいなそうな黒崎と親友関係にあります。 白河タクミを演じるのは千葉雄大です。草食男子の印象が強く、ファンからは「かわいい」と評されることが多い千葉が、由宇を相手にどのような包容力を見せるのでしょうか。 千葉雄大は2016年の主な出演作として本作のほかに『殿、利息でござる!』『モヒカン故郷に帰る』と2本の映画があり注目度は増すばかりです。

赤羽由宇:小松菜奈(代表作『近キョリ恋愛』『バクマン』)

黒王子と白王子との間で揺れ動くヒロインが赤羽由宇です。中学まで地味だった彼女は化粧を覚えましたが、すっぴんには強いコンプレックスを抱えています。高校デビューした彼女は白河との甘い恋を想像しますが、黒崎の登場によりその間で揺れ動きます。 友達の策略により黒崎くんと同じお風呂に入ってしまった由宇はすっぴんを観られるどころの騒ぎじゃない事態になります…! 小松菜奈は『渇き。』でいきなり6人の共演者とキスシーンを演じる衝撃デビューを果たしました。2016年3月1日には、記念すべき初めての写真集「Trabzon」が発売されます。 今度は二人の対照的な男子との交友を通じて成長し、美しさを増してゆく設定です。大人しい、地味な女の子が美しい女子にどのように変貌を遂げるのでしょうか。

ジャニーズ戦法炸裂?キャストにジャニーズJrの姿も!

ジャニーズに所属する俳優が主演などを務めるドラマでは、セットでJrなども出演することが多くありますが、今回は岸優太という20歳のジャニーズJrが、中学の頃黒崎に助けられたことをきっかけに黒崎信者になった高校生・梶祐介を演じることになっています。 最近ドラマなどの出演などで頭角を現してきた岸優太は、今回のドラマで舎弟役を演じることになりますが、中島健人とは実際の間柄でも先輩と後輩にあたることもあり、すでにファンの間ではこのジャニーズコンビニ期待が高まっているそうです。

他のキャストも紹介!

芦川芽衣子:高月彩良(『GTO』『思い出のマーニ―』)

由宇の初めての友だちで、姉御肌の芦川芽衣子役には映画『思い出のマーニー』で主人公・杏奈の声優を務めた高月彩良が抜擢されています。高月彩良は今後注目の女優でもあり、今回の演技には期待がかかります。

服部一翔:岡山天音(『ライチ☆光クラブ』『合葬』)

梶の友達で、晴人やタクミと同じ春美寮に住んでいる服部一翔役は、岡山天音が演じます。岡山天音は2016年2月に公開された『ライチ☆光クラブ』に出演しているほか、2017年公開予定の『僕らのごはんは明日で待ってる』にも出演が決まっています。

来栖タカコ:川津明日香

由宇の友人の来栖タカコを本作で女優デビューする川津明日香が演じます。ミスセブンティーンの彼女のフレッシュな魅力に注目です。

乃木坂省吾:中村靖日(『ジョゼと虎と魚たち』『ゲゲゲの女房』)

由宇や晴人のクラス、2年D組の担任の乃木坂先生を中村靖日が演じます。中村靖日は『芋たこなんきん』、『ゲゲゲの女房』や『ごちそうさん』など3度に渡りNHK朝ドラに出演しているほか、数多くの人気ドラマや映画に出演しています。

木俣サチ:池谷のぶえ(『脳男』『ソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判』)

晴人、由宇、タクミたちが住む春美寮の寮監・木俣サチを、自らが立ち上げた劇団出身の女優、池谷のぶえが演じます。テレビや映画のメインキャストとしての出演は少ないですが、脇役で数々の作品に出演しています。

話題作を数多く手がけたスタッフ陣にも期待大!

脚本は『花咲舞が黙っていない』の松田裕子。コミカルな味付けが期待できますね!『渇き。』で陰のある少女を演じた小松菜奈が、真逆のいじられキャラを演じるところも、注目です。脚本を見た小松は「ドキドキする」と語っていますが、二人のイケメン相手にドキドキの連続の撮影が想像できますね。 原作者のマキノは映画化が決まってから、Sexy Zoneのコンサートに行くなど、各キャストに興味を持って想像力を膨らませているようですね。 監督は『みんな!エスパーだよ!』『るみちゃんの事象』など、深夜ドラマで活躍中の新鋭・月川翔が務めます。

小松菜奈は黒王子と白王子、どっちが好き?

完成披露試写会にて、キャストが大阪で舞台挨拶をした際、中島健人は司会に「大阪でデートするなら、黒崎くんはヒロインをどこにつれて行きますか?」と聞かれ
「HEP FIVEに行って(映画と同じように)観覧車に乗ります。100周した時点でチューしようかなぁ。それって(黒崎くんらしい)ドSなデートですよね」
と答えていました。 また、同様の質問に白河タクミとして答えた千葉雄大は
「アメリカ村で由宇ちゃんを全身コーディネイトして、何でも欲しいもの買ってあげて、美味しいごはんを食べます。それから万博公園で鬼ごっこをしたいですね」
とコメント。 二人のデートプランを聞いた小松菜奈は「100周は嫌ですね」と笑いながら答え、白河タクミのデートプランを選びました。

メインキャストの3人が『黒崎くんの言いなりになんてならない』での苦労を語る

舞台挨拶にてメインキャストたちが語った苦労したシーンは、シャワーシーンでした。黒崎晴人を演じた中島健人は、かなり低い位置でタオルを腰に巻き、かつ、上からのど元にかけてシャワーを浴びるという、普段しない体勢のポーズを求められ、苦労したそうです。 白河タクミを演じた千葉雄大は、監督からシャワーを「エロく浴びてください」と言われ、ボディソープのCMをイメージして撮影したんだとか。また、赤羽由宇を演じた小松菜奈は、浴場で晴人と鉢合わせしてしまい、浴槽に隠れ沈んでいるように見せるシーンでは、息を止め本当に沈んでいたので、死ぬかと思った、とコメントしています。 また、中島健人と千葉雄大は互いに「けんてぃー」、「ばーちー」と呼び合い、お互いのシャワーシーンを褒め合っていました。現場の雰囲気がいいことが伝わりますね。

出来に自信ありの出演者たちの感想をチェック

黒崎晴人役の中島健人は、以下のようにコメントしています。
「自分自身ラブストーリーをするのは初めてでしたが、自分が出ている映画にもかかわらずすごく胸キュンしちゃいました」
また赤羽由宇役の小松菜奈は、
「予告編で千葉さんと中島さんの顔が近いシーンを見て衝撃を受けました。そういう映画(ボーイズラブ)だったのかなと思いました(笑)。ビックリしましたが、男性の友情も素敵だと思いながら見させていただきました」
と別の見方をした感想を述べています。由宇をめぐってライバル同士にもなる晴人とタクミ。二人の友情にも注目です。 実写映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』は2016年2月27日(土)より全国公開です。

主題歌もドSな歌詞が散りばめられたSexy Zoneの「Make my day」

本作の主題歌は、黒王子役を務める中島健人が所属するSexy Zoneが歌う「Make my day」に決定しています。 この曲は、映画のために書き下ろされたこともあり、「オレを好きになれ」というフレーズがサビで何度も登場する、本作の黒崎くんと同じドSな仕上がりになっています。 撮影後にレコーディングを行ったという中島健人は、役の影響もあってか、スタッフから「いつもよりドスがきいてるね」と言われることもあったとか。 映画の雰囲気を盛り上げるSexy Zoneの「Make my day」。ぜひ劇場で本編と一緒に楽しんでください!

『黒崎くんの言いなりになんてならない』原作のネタバレを紹介!

1巻のネタバレ

地味な中学時代を経て、高校デビューした赤羽由宇。イケメンで優しい白王子こと白河タクミに憧れています。なのに、由宇はタクミとは別のクラスで、その代わりにタクミの親友であり、みんなに怖がられ「黒悪魔」と呼ばれる黒崎晴人と同じクラスになってしまいます。 ある日、由宇の父親の転勤が急に決まり、母親が父親と一緒に行くと言い出したため、由宇は学校の寮で暮らすことになります。タクミも寮で暮らしていることを聞き、一気にテンションが上がる由宇。しかし、その寮には副寮長として晴人も暮らしていました。 入寮の日、由宇が玄関に到着すると、あることをきっかけに晴人の髪をはさみで切ってしまいます。「今すぐここから失せろ」と言う晴人に対し、反発する由宇。そこでいったん事態は収拾しますが、晴人は「あの女、許さない」とつぶやくのでした。 次の日、長い髪を由宇に切られてしまったことで今までよく見えなかった顔が見えるようになり、「黒悪魔」から一変して「黒王子」と呼ばれるようになった晴人。 ある時、学校で男子に絡まれていた由宇を男子ごと「邪魔だ」と一掃し、「お前の髪も切ってやろうか」「土下座するなら許してやってもいい」と由宇に言い放ちます。 しかし由宇は「あんたなんか全然怖くない」「むしろ大っ嫌い」と一瞥したとたん、晴人に突然キスされてしまします。そして、「副寮長の髪を切った罰だ」「これからは絶対服従しろ」と由宇に命令するのでした。 また別の日には、白王子と黒王子と関わることの多い由宇を寮の女子生徒がやっかみ、由宇に男湯を女湯とわざと間違えて教え、晴人と鉢合わせしてしまい結果的に晴人に由宇が助けてもらったことや、球技会では運動神経が抜群で、由宇の「あんたが参加してくれてよかった」という言葉に照れる晴人のいつもと違う一面を目の当たりにし、タクミに憧れながらも、少しづつ由宇の晴人への気持ちが変化していきます。

2巻のネタバレ

球技大会も終わり、中間テストの時期になります。晴人とタクミは、学年でトップの成績の中、由宇は追試になってしまいました。その由宇のこともあり、急きょ寮で晴人とタクミが他の生徒も呼んで勉強を教える勉強会を開くことに。しかし勉強会のさなか、雷がなりだします。雷の音にびっくりした由宇は、テーブルの下で、突然タクミに手を握られ「大丈夫だよ」と囁かれます。 ドキドキしたのもつかの間、停電が起き、みんながパニックに。暗闇の中、由宇は晴人に後ろから口を押えられ、テーブルの下に引きずり込まれます。 「誰にでもシッポふりやがって」と首にキスマークを付けられた由宇は、力が入らず晴人に反抗できないのでした。 そんな中、由宇は追試をクリアしたご褒美として、タクミにデートに誘われます。憧れのタクミとのデートの途中、由宇は人にぶつかって制服にジュースをこぼされてしまいます。そんな由宇を見かねて、タクミは由宇に新しい服を買ってくれるのでした。「かわいい」と素直にほめてくれるタクミに、由宇はドキドキが止まりません。 最後に二人で行った観覧車の前で、由宇は「この頂上でキスしたカップルはずっと結ばれる」というジンクスに憧れるという話をタクミにします。 タクミが由宇にキスしようとした時、急に晴人が現れ、由宇を観覧車までつれて行ってしまいます。そして、皮肉にも由宇が憧れていたジンクス通りに、頂上で無理やりキスされてしまいました。 そして後日、由宇は晴人に「キスとかもうしないで」「全部好きな人とが夢だったのに」と言うと、晴人は「お前が一番嫌がることだからな」とはき捨てます。そんな晴人に対し、由宇は「髪を切ったことを怒っているなら、これでおあいこでしょ」と自分の髪を切ってしまいました。 別の日の体育時間、水泳の授業で由宇の友人の芽衣子がプールで足をつってしまいます。芽衣子を助けようとした由宇でしたが、なかなか引き上げられずに一緒におぼれてしまいます。 そんな二人を晴人が引き上げ、芽衣子を担いで保健室につれて行きました。助けられ芽衣子は、なんと晴人のことを好きになってしまうのでした。

3巻のネタバレ

夏休みになり、寮では他の生徒も呼んで肝試しをすることになりました。由宇は肝試しでなぜかお化け役を任され、みんながくるのを待ちます。 そんな中、突然背中に野良猫が張り付き、驚いて悲鳴をあげる由宇。それを聞いた晴人は、由宇のもとにやってきます。そこでもまた由宇は「私に関わらないで」と言いますが、「お前の意志なんか関係ねぇ」と由宇を押し倒します。 カフェでバイトを始めた由宇。バイトの帰り、タクミに電話するとなんとタクミは由宇のすぐそばにいました。「僕のことどう思ってるの?」と由宇に改めて聞くタクミ。それに対し「すき…です…」と由宇は答え、二人は晴れて付き合うことになりました。 そして二人で寮に帰る途中、芽衣子に会います。芽衣子は「二人が付き合っているならよかった。由宇は黒王子と付き合ってるんじゃないかって思ってたから」と言い、由宇に「夏休みで会えないから」と晴人の写真を撮って送ってくれるように頼みます。 しかし、夏休みで寮のみんなは実家に帰ることに。タクミまで帰ってしまい、なんと寮には由宇と晴人と寮監のおばさんだけに。その上、台風が来てしまい、それを怖がった寮監のおばさんの提案で談話室で3人で寝ることになりました。また、外にいた由宇を助けようとして晴人が腕に傷を負ってしまいます。 おばさんは寝てしまい、部屋には晴人と由宇の二人だけに。なにもしてこない晴人に、由宇が「調子くるう」というと、やはり晴人にキスされてしまいます。そして、「誰でもいいんだな」「おまえはタクミとは付き合えないよ」と言うのでした。 タクミと付き合っているにもかかわらず、晴人とキスしてしまい、罪悪感から帰ってきたタクミに別れを切り出す由宇。しかし、「そんなことで別れるわけないでしょ」とタクミは言ってくれます。 肝試しの野良猫をずっと寮で飼っていた晴人は、猫を病院につれて行ったことを、由宇は晴人が台風の時にしたケガが悪化して病院に行ったと勘違いし、自分のせいだと泣き崩れてしまいます。 「俺のことで泣いたのか」と晴人が言うと、「黒崎くんだけは嫌だから」と由宇は言い、二人で寮に帰っていくのでした。

4巻のネタバレ

夏休みの真っ最中、タクミの提案で晴人、由宇、芽衣子、クラスのみんなも一緒にタクミの別荘に行くことになりました。その別荘で由宇が大浴場の露天風呂に入っていると、なんとそこに晴人がやってきます。 由宇が「どいて」と晴人を押しのけようとすると、すべって抱きついてしまいます。しかもそこに、タクミまでやってきてしまいます。なんとか晴人がタクミを止めてくれてタクミにはバレズにすみましたが、ずっと露天風呂にいたことで由宇はのぼせてしまいました。 お風呂のあと、みんなでバーベキューをしている最中に由宇はタクミに部屋に誘われます。この旅行のために買った新しい下着をつけて、タクミの部屋に向かう途中、同じクラスメイトの梶の告白の現場に出くわしてしまいます。 そこで晴人にもばったり会ってしまい、急いで晴人を連れて影に隠れます。そこで晴人に再び肩にキスをされてしまい、反抗もできずドキドキしてしまう自分の気持ちに戸惑い、泣き崩れる由宇。 その後、由宇はタクミの部屋の前までいきますが、結局「こんな気持ちで付き合うわけにいかない」と部屋に入るのを拒みます。すると、タクミに「じゃあ別れよっか」とあっさり言われ、呆然としてしまいます。 次の日、タクミとゆっくり話すために二人でボートに乗った由宇は、突然タクミに「黒(晴人)のこと好きでしょ」と言われてしまいます。そして、「でも黒の昔のこと知ったら考え変わるんじゃないかな」と晴人の昔の事件について聞かされます。晴人との喧嘩に負け、逆恨みした不良グループが家まで押しかけ、その不良たちも晴人はボコボコにしたのでした。 「これ以上黒といると危険な目に合うよ」とタクミは言いましたが、由宇は「黒崎くんの昔のことなんてどうでもいいよ」「白河くんはなんであたしと付き合ってくれたの?」と聞きます。 すると、タクミは「由宇ちゃんとのことはゲーム」と晴人が誰かに執着するのが面白くて、と告白され由宇は自分だけ振り回されていたんだとポカンとしてしまうのでした。

5巻のネタバレ

タクミの別荘から一足先に帰ってきた由宇は、思い切って中学の同窓会に行くことに決めました。しかし由宇に話しかけてきた男子は、中学時代冴えなかった由宇をいじめていた男子でした。 高校に入りあか抜けた由宇に気づかずに声をかけてきたのです。しかし由宇だと気づくと昔のあだ名で呼び始め、みんなの前でからかってきました。由宇は昔と違うと言い返しますが、ちょうどそこに晴人とタクミがやってきます。 晴人たちは「昔々うるせえな」と由宇をいじめていた男子を一掃し、由宇をつれてその場を去ります。タクミに「黒のこと好きでしょ」と言われてから、ずっとモヤモヤしていた気持ちと向き合おうと、由宇は改めて晴人への気持ちが恋なのかどうか確かめようと誓うのでした。 時期が変わり、体育祭の季節がやってきます。由宇のクラスでは競技の他に、応援団をみんなでやろうという話になりました。由宇は晴人を応援団に誘いますが、なかなか乗ってくれません。 「言うことなんでも聞いてあげてもいいけど」という由宇の条件を飲んで晴人は参加することにしますが、父親に「目立ったことはするな」と釘を刺され、晴人は応援団には参加しないと言い出します。 由宇の説得でなんとか再び応援団に参加することを決めた晴人でしたが、当日になりまたもや事件が起こります。晴人に恨みを持つ不良グループが体育祭にきて、晴人に復讐を企んでいました。そのことを知った晴人は、タクミと入れ替わり、なんとか不良グループたちの居場所に先生を連れてくることに成功します。 一方由宇は、不良グループに協力する名目で体育祭に着ていた、由宇のバイト先の同僚で中学時代の晴人を逆恨みする、いじめられっ子の小兼井に体育館倉庫で襲われそうになっていました。そこで晴人が現れ、由宇を救い出すのでした。

6巻のネタバレ

体育祭が終わり、打ち上げをしようとみんなに声をかける由宇。しかし、クラスメイトはみんなデートや塾と忙しそうで、断られてしまい由宇はがっかりしてしまいます。 それを見ていた晴人は、突然由宇をデートに誘います。映画館や水族館に行く二人でしたが、相変わらず晴人はぶっきらぼうなまま。水族館のイルカショーで服が濡れてしまった由宇は、早く帰りたがりますが、突然悪天候のため電車が止まってしまいます。 突然歩き出す晴人。向かった先はホテルでした。勝手に部屋をとってしまう晴人と喧嘩しながらも、コインランドリーへ服を乾かしに行く由宇でしたが、部屋に帰ってくるとすでに晴人は寝ていました。 ソファで寝ようとして布団を取ろうとすると、由宇は寝ぼけた晴人に後ろから抱きしめられてしまいます。翌朝、一睡もできなかった由宇は晴人二人で寮に帰りますが、とうとう自分は本当に晴人が好きだと自覚してしまうのでした。 次の日、由宇は芽衣子に改めて晴人について恋愛相談を受けます。親友の恋を応援したい気持ちと、自分も晴人を好きだという気持ちが混ざって、自己嫌悪になってしまいます。由宇を見て晴人を好きだと気づいているタクミは、由宇に芽衣子に対して自分も晴人が好きだと言わないのかと聞かれ、黙ってしまいます。 そして、そんな由宇に対し「僕のこと好きになりなよ」と後ろから抱きしめます。そんなタクミを「そういうのは本当に好きな子にやりなよ」と由宇は引き離すのでした。 由宇の部屋に泊まりに来た芽衣子は、由宇と一緒にタクミや晴人と同じテーブルで夕飯を食べていました。晴人は突然芽衣子の顎をつかみ、キスしようとしますが「する気起きねぇ」と突き放します。 「あたしにするみたいにひどいこと芽衣子にはしないでよ」と言う由宇の対し、「おまえと以外する気しねぇ」と晴人は由宇になんとその場でキスしました。「あたしのこと嫌いなのわかるけど」「あーゆーこともうしないで」と晴人に由宇が言うと、「好きだけどな」「おまえの嫌がる顔」と言う晴人。 お風呂で芽衣子に「黒崎くんと付き合ってるの?」と聞かれ「ただの嫌がらせ」と答える由宇でしたが、本当は晴人が芽衣子にキスしようとしたときに嫉妬した自分がいました。 その後芽衣子の提案で晴人の部屋を尋ねる二人でしたが、部屋には誰もいませんでした。せっかくだからと部屋に入りますが、外から晴人とタクミと梶の声が聞こえてきます。慌てて隠れた二人でしたが、結局バレてしまいます。そんな時、外から寮監の見回りの声が聞こえてきます。 芽衣子はクローゼットに隠れ、由宇は連れられるがままタクミと布団に隠れるのでした。