
『ペレ』とは
19世紀、生活のためにスウェーデンからデンマークへと渡った父ラッセと少年ペレ親子。19世紀末の北欧の貧困、階級社会を背景に、過酷な状況にある少年の成長を丁寧に描いたヒューマンドラマである。マーティン・アナセン・ネクセ執筆の小説『勝利者ペレ』を原作とし、『子供たちの城』『ツイスト&シャウト』のビレ・アウグストが監督を務めた。アカデミー賞外国語映画賞、カンヌ国際映画祭パルム・ドール、ゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞している。
『ペレ』のあらすじ
妻を亡くした老人ラッセは息子ペレと共に故郷スウェーデンを離れ、移民船に乗りデンマーク・ボーンホルム島にやってきた。ラッセはペレにデンマークで待つ素晴らしい生活について夢を語っていたのだが、仕事を求めても次々と断られ「石の農園」の牛小屋係としてようやく拾われる。寝場所はニワトリ小屋だった。慣れない生活の中、ペレは調教師に目をつけられて下半身の衣服を剥かれ鞭で追い回される。騒ぎを聞いたラッセは笑われる息子を見ているだけで、動くことができない。そんな中ペレをかばってくれるエリックは、ペレにアメリカへ行く夢を語り、外の世界について教えてくれるのだが……。
『ペレ』のスタッフ・キャスト
『ペレ』の感想・評価・ネタバレ
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