エスパー魔美 星空のダンシングドール

エスパー魔美 星空のダンシングドール

1988年製作 日本 41分 1988年3月12日上映
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『エスパー魔美 星空のダンシングドール』とは

本作は藤子・F・不二雄の漫画『エスパー魔美』をアニメ映画化した作品。ひょんなことがきっかけで自分に超能力があることを知った魔美が、同級生の高畑と共に正義のエスパーを目指していく姿を描いている。のちに劇場版「クレヨンしんちゃん」シリーズで脚光を浴びる原恵一の劇場アニメ初監督作品でもある。本作は上映時間の41分の短編映画であり、『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』などと同時上映された。魔美役は『天空の城 ラピュタ』でシータ役を演じたよこざわけい子が担当している。

『エスパー魔美 星空のダンシングドール』のあらすじ

人形劇団のこけし座が、日々劇団員が抜けていっていると困り果てていることを超能力で感じ取る魔美。はじめは小さな親切心で劇団の手伝いをする魔美であったが、子供たちを心の強く引き付けることができる劇の素晴らしさや、劇団員たちの人形劇に対する想いに感動し、こけし座のことを好きになっていく。しかし、経営難や地上げ屋の嫌がらせにより、ついに座長の英樹と朋子を残して他の団員が劇団を去ってしまう。こうして心が折れてしまった秀樹も故郷に帰ることを決断し、こけし座は解散してしまうのだった。どうにかもう一度劇団を再建してほしいと願う魔美は、同級生の高畑のある言葉をヒントに秀樹のもとへ向かう。

『エスパー魔美 星空のダンシングドール』のスタッフ・キャスト

『エスパー魔美 星空のダンシングドール』の感想・評価・ネタバレ

  • Under Sandet
    Under Sandet 4 2016年9月22日

    地上げ屋に土地を無理やり奪われそうになっているところを、マミちゃんが助けるシーン。自分や仲間を殴ってしまったり、テレポーテーションやテレキネシスを使うところは、まさに魔法そのもの。 人形劇で笑って泣いて、夢中になる子供たち、その空間だけで涙を誘う。だけれど、人は夢だけでは食っていけないのもまた事実。指人形劇の劇団員が一人ずつ減っていき、アニメの中でリアルを突きつけられる。皆で夢中になって楽しめるエンターテイメント界隈の職業は、個人的な趣味趣向もあると思うが、本当にやりがいに満ち溢れていて素晴らしい。それを人々に届ける事がどれだけ尊く幸せな事なのか、死ぬほどに良く分かる。そして、それがどんなに大変な事なのかも。 だからこそ、人形劇にメッセージを込めて、母を失った子に見せるシーンでは涙が止まらなかったし、目指すべき着地点(それは経過点でもあるべきなのだけれど)を再認識した。エンターテイメントは、このためにあるんだ、と。エンタメに生きる人が絶対に観るべき映画の一つと言えるだろう。

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