アマデウス

アマデウス

Amadeus
1984年製作 アメリカ 180分 1985年2月16日上映
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『アマデウス』とは

宮廷音楽家サリエリを通して描かれた夭折の天才音楽家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの半生の物語。監督は『カッコーの巣の上で(1975年)』でアカデミー賞を受賞したミロス・フォアマン。原作はピーター・シェイファー脚本によるブロードウェイ舞台『アマデウス』、それをシェイファー自身が映画のために書き直した。本作は第57回アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ賞、音響賞の8部門を制覇。第42回ゴールデングローブ賞でも最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞の4部門を制覇している。

『アマデウス』のあらすじ

1823年ウィーン、雪の降る夜に錯乱したかのような男の叫び声が響き渡る。その声の主は自室で己れの首を刃物で切り裂き自殺を図った老人だった。幸いすぐに発見され、一命は取り留めた。やがて回復の兆しが見えてきた老人の病室に、神父フォーグラー(リチャード・フランク)が彼の告白を聞くためにやってくる。老人はかつてオーストリア皇帝に仕えた宮廷音楽家だった。名はアントニオ・サリエリ(F・マーリー・エイブラハム)。作曲家として優れた才に恵まれ、イタリアからウィーンに渡り、ヨーゼフ2世(ジェフリー・ジョーンズ)の宮廷音楽家として誰からも尊敬されていた。順風満帆の人生、そう思っていた。天才音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(トム・ハルス)が現れるまでは……。

『アマデウス』のスタッフ・キャスト

『アマデウス』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 2018年12月10日

    精神病棟に収容された作曲家サリエリ。面会に来た神父の前で、サリエリは稀代の天才作曲家モーツアルトとの関係について口を開く。 3時間もある映画ですが、一生観ていられるなと思いました。僕は昔からクラシック音楽が好きでしょうがないのですが、じゃあモーツアルトのどこがよいのかと言われたらちょっと難しい。映画みたいに簡単な批評はできないわけです。音楽批評こそ一度プレイヤーになった人じゃないとできないんじゃないでしょうか。言語化が非常に難しい。でもこの映画ではそのモーツアルトの類稀な才能をいち早く見抜いた「凡人の頂点に立つ守り神」であるサリエリが見事にエピソードとして述べる。しかも立ち位置がモーツアルトの味方ではなく、完璧に敵対視しており、その自分の感情に反して圧倒的なまでの音楽を評価せざるをえない。めちゃくちゃラーメン嫌いな人が涙流しながら「うますぎる…」とか言ってたら食べたくなるでしょそういうこと。クラシック音楽、いやクラシック批評音楽としてこの映画は完璧です。近年サリエリ再評価の流れがあるのも面白い。よかったねサリエリ。モーツアルトよりも先の時代の人だったんだね。

  • 翔

    本当に名作。 3時間を超える尺に扱っている題材はウィーンの音楽世界。クラシックの素養教養が少しでもある人じゃないと退屈ではないかと勘繰りたくなるというものだが全然そんなことはない。堅苦しいことを省き現代的な感覚でも身近に感じられるほど軽やかに当時の人間たちが描かれている。それもこの上なく魅力的に。 主人公は二人。最高の凡人サリエリと最低の天才モーツァルト。この二人が本当に愛おしいほど魅力的でかなわん。特にモーツァルト、最低と言ったがその人間臭さと愛嬌が素晴らしい。この物語が進行するにつれ登場人物たちに善と悪の判断を下しにくくなるだろう、でもそれは間違いではないと思う。誰が善で誰が悪か、みたいな単純な話ではない。そこにあるのは才能と立場に差がある人間たちだけ。行動は必然。 レビューをいくらでも書けるほど名作だったけど、僕は好きな作品になればなるほど文字が先行する駄文になってしまう傾向があるので簡潔にここら辺で。 本当に素晴らしい。ヴォルフィ大好きである。

  • けんしろー
    けんしろー 4 2017年1月8日

    傑作中の傑作だと思う。 自分のクラシックの知識の無さで4.5しました。これは絶対大画面と音響のいい所で観るべきだ。 凡人の頂点サリエリの前に天才モーツアルトが現れ自分の人生が狂って行く。 しかしモーツアルトの欠点は才能があるが人から好かれない。人を小馬鹿にして何でも自分優先。そして何よりあの笑い方。 バットマンのジョーカー並みの笑い声 サリエリの気持ちも分かるが 自分の欠点になかなか気付かないモーツアルトが実に辛い。 カット変わりの音楽が印象的です。 そしてど頭の入りの掴みは圧巻です。

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